私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2022年7月26日(火)立山室堂平周辺

2022年07月26日 | 県外・国外・その他

■2022年7月26日(火)7:15-12:05:【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR5+RF16STM
【場所】立山室堂平周辺
【種名】イワツバメ、メボソムシクイ、カヤクグリ(3科3種)※ライチョウは見られず(悲)。
【メモ】毎日新聞社の毎日旅行のアルペン号に乗って、最低限の旅程でライチョウを見ようと計画を立てた。月曜日の夜、毎日新聞本社前を10時30分に出発し、翌火曜日7時に立山ホテルに到着。7時15分から探鳥を始めた。結局、鳥はイワツバメ、メボソムシクイ、カヤクグリのみで、ライチョウは、目撃情報を多くの方から聴いたが、帰りのバスが12:30に出るまで見ることはできなかった。
昨日の情報として、室堂山頂(♀ヒナ)、一の越山荘手前(♂♀ヒナ)、雄山山頂神社(♂)、ミクリガ池遊歩道(♀ヒナ)、閻魔台周辺(♀ヒナ)で、今日はというと、ミクリガ池遊歩道を横切った♀ヒナのみ。朝、ヒナがキツネにやられたという情報もあったが、これは疑わしい。ネイチャーセンターにも電話したが、いい返事はなかった。結局、撮影できた鳥はカヤクグリだけで、これだったら蔵王や広瀬川でだって撮れる。まあ、美しい大自然を満喫できたからいいかというわけ(負け惜しみ)。
12:00にターミナルに戻る前に、お聞きした目撃情報をもとに、どの山に登るか悩み、一の越を選んだが出なかった。室堂山に最初からいけばよかったが、何しろ、小学生の団体が大勢登ろうとしていたし、すごい人の数。霧が出ているような日はよく出るが、今日のような晴れて暑い日はだめということだった。9月はワイバードのツアーで乗鞍岳畳平のライチョウウォッチングに参加するので、再チャレンジ。長年野鳥やってるのに、日本を代表する鳥種であるライチョウ、ヤンバルクイナ、カンムリワシをこの歳まで見ていないというのは・・・。立山は2泊3日くらいで、ゆっくり雄山と室堂山に登れば、確実に見られるということで、ちょっと行ってすぐに帰ってくるようではだめだったというお話。とにかく、人が多すぎるのには驚いた。
※風景を撮影するのに、偏光フィルターを持っていくのを忘れていた。羅臼では500mmを使えなかったし、完全にぼけないうちに見る鳥は外国を含め、見に行くつもりだ。
【写真】
  
室堂平の遊歩道とミクリガ池から雄山
  
ミクリガ池   一の越への登山道からの眺望  
  
ミドリガ池から  閻魔台から地獄谷 雄大な山容
  
望遠で雄山    地獄谷     チングルマとイワカガミ 
  
蔵王はすでに花は終わっているが、室堂平はまだ花は残っていた
  
カヤクグリは3か所ほどにいてしきりに囀っていた。メボソムシクイの声もたくさん聞こえたが姿は見えなかった。


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月21日(木)羅臼~尾岱沼~風連湖・春国岱~納沙布岬~落石漁港

2022年07月21日 | 北海道

■2022年7月21日(木)4:24-12:29【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】羅臼~尾岱沼~風連湖・春国岱~納沙布岬~落石漁港  ※キーワード:地盤沈下
【種名】マガモ,カルガモ,キンクロハジロ,シノリガモ,カワアイサ(繁殖),アオサギ,タンチョウ成鳥5幼鳥1(※ペア+子1),キジバト,アマツバメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,トビ,オジロワシ成鳥4若鳥1,シマフクロウ1,カワセミ,ハシブトガラス,コヨシキリ,エゾセンニュウ,ノビタキ,ハクセキレイ,カワラヒワ,オオジュリン(14科22種)
【メモ】朝3時40分頃起きると,明るい中にシマフクロウがいた。前日,朝食は食べないで早く出ると言っておいたので,荷物をまとめて,鷲の宿に別れを告げた。サシルイ川にかかる橋から国後島を見る。羅臼漁港に寄るが,ウミネコとオオセグロ以外はいない。街中を抜けてトンネルを抜けると,昨日とは打って変わって青い空にたくさんのアマツバメが飛んでいた。E-POWERの一世代前のノートも快適。これからはやっぱり電気自動車の時代か。が,カーブでスピードを出して急ブレーキをかけてみると,かなりいまいちのフィールリングと音。それはさておき,あっという間に野付半島との分岐点に来たが,堤防付近にオジロワシはいなかった。尾岱沼は冬とは全然違う風景,北海道らしい風景が続く。海に注ぐ川が原野を蛇行している。オジロワシがいい感じで止まっていたりする。風蓮湖は走古丹に行ってみたい誘惑もあったが,引き返すと時間がなくなるのでカットしてヤウシュベツ湿原にかかる橋で止まって,オジロワシやカワセミ,カワアイサ,マガモなど見ていた。そこからしばらく走って,納沙布岬方面に行くT字路を左折して大好きな春国岱方面へ向かったのだが,ここで,大型トラックの時速120Km以上の軍団に追われる。これはいくら何でもとすぐ道の脇に寄ってカットしてもらった。すごいスピード。根室市に行くのか。道の駅で少し休憩を取り,いよいよ,春国岱。まさに風光明媚で,タンチョウの親子や,2羽のペア,1羽だけとか,ずっと向こうにいる白いのは単にオオセグロカモメだったりする。ここで,オジロワシが現れ,あっという間に飛んで行ってしまったが,何となくここは来そうだなという場所があったので,そこで車を停めて待っていると,やって来ました。対岸方面から輪をえがきながら,こっちにどんどん近づいてくる。浅瀬で魚を獲る餌場になっているのか。合計3回ほど目の前でダイビングしてくれたが,魚は獲れず。動画は撮影し、アップ済み。若鳥がいないなあ,と思っていたら,そこから2kmほど行った漁港の町のラーメン屋さんのところで,若鳥がダイブするところを見たが,ちょうど陰になっていて魚を捕るところは見えなかった。
さてここから,納沙布岬に向かう。昔、ただ単に車が道を走り続けるだけのゲームがあり、大好きだったのだが、あのゲームのように、高低差があまりない一本道を、途中途中の岬沿いにけっこう走って,何とか納沙布岬に着いた。見覚えのあるタワーや灯台や資料館があるので、確かにここ。しかし、岬と言われるところに歩いて行って驚く。「え,ここ,本当にあの納沙布岬?」地盤沈下してるの?というくらい,何の変哲もない場所に変わっていた。いやあ,絶対地盤沈下しているな,昔はもっと高かったはずだ!とがっかりする。2007年2月22日に来たとき、ウミウとチシマウガラスがたくさんいた突端は,中間部が崩れ落ちていた。当然場所もおそらく波浪で小さくなっているはずだ。しかも,とても低い海面にシノリガモが1羽浮かんでいるだけ。もう,お土産屋さんで,Tシャツや何かグッズを買うほかはないと,店に入り,エトピリカのTシャツ(デザインがとてもいい)とコースターを買った。野付半島と納沙布岬は超がっくりだった。一番驚いたのは海面までの崖というよりただの土手という感じだったこと。あの雄大な納沙布岬はどこに?というところ。気を取り直して,花咲漁港には寄らず,直接落石岬に行った。と言えばいかにも岬に行ったように書いているが,岬に行くのには30分以上途中で車を停めて歩かなければならないので,やめて,おとなしく漁港の事務所(エトピリ館)を確認し,近くの食堂で,昼食を済ませた。漁港には,エゾシカのオスだけの群れと,子連れのメスの群れがいた。いよいよ,チャーターしたクルーズに期待がかかる。

※参考文献:「北海道東部地域の地盤変動特性と沿岸地域への影響」山下俊彦・前原向一、土木学会論文集Vol8 No.2 2012年
【写真】
  
鷲の宿を5時前に出る/国後島/左端大きさの違うオオセグロカモメ♀型
  
キタキツネ/ノビタキ幼鳥?/尾岱沼春別川河口のオジロワシ
  
尾岱沼キンクロハジロ/ノビタキ幼鳥?/コヨシキリ?
  
風蓮湖沿いの道の農地にたくさん咲いていた/原野のエゾシカファミリー/ヤウシュベツ川河口から少し上流のカワアイサ成鳥と幼鳥の群れ
  
カワアイサ成鳥/マガモ/オジロワシ
  
道産子の上に乗ったハシボトガラス/春国岱タンチョウ、親子
  
タンチョウの親子/風連湖/ウミネコの群れ 
  
ミサゴと同じパターンのオジロワシ。ホバリングはしません。
  
何回か挑戦したが、獲物はなし。目の前で水に飛び込むミサゴに同じ。
  
漁港のオジロワシ若鳥/納沙布岬シノリガモ/完全に景観が変わってしまった納沙布岬。おそらくここもなくなるはず(悲)。

落石漁港のエゾシカの群れ。この後チャータークルーズ出港。


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月21日(木)落石ネイチャークルーズ(2)

2022年07月21日 | 北海道

■2022年7月21日(木)13:44-15:09【天気】曇り【機材】EOSR5RF100-500
【場所】ユルリ島・モユルリ島~落石港
【種名】フルマカモメ暗色型1、ヒメウ、チシマウガラス、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、トウゾクカモメS1、ケイマフリ++、ウトウ+++、エトピリカS2、オジロワシad2(6科11種)ラッコ4、ゼニガタアザラシ
【メモ】さて、エトピリカ成鳥がまだ出ていないので、少し焦る。という間に左舷にフルマカモメ。ずっと飛翔を撮影していると、13:43ガイドさんが「エトピリカ」の声がイヤフォンを通して聞こえる。最初は見えなかったが、少し船が移動すると1羽、浮かんでいるのが見えた。天気は曇りがちになってきたが、船を寄せると確かに成鳥!やった、来たかいがあった。石垣島や西表島に行ってカンムリワシを見ないで帰るようなもの。立山でライチョウを見なかった前歴があるので、よかった!納沙布岬の土産物屋でエトピリカのTシャツとコースターを買ったかいがあったというものだ。第1回夏羽とは全く違って、本当に美しい。学生時代からの憧れの鳥だった。65歳で初めてエトピリカを見た。エトピリカはもう1回見ることができたが、位置的にはかなり離れているので、別個体かもしれないし、同一個体の可能性もある。2回目のはあまり寄せてはくれず、すぐ潜ったり、遠くに浮上したりするので、明らかに船が寄るのを嫌がっている。「さっき見たからいいです。」と言って次に行ってもらった。ラッコの親子がいるポイントに行く前に、トウゾクカモメを発見した。オジロワシもいたが、これがヒメウのヒナを食べるとかで、大沼のカンムリカイツブリや蒲生のコアジサシ同様、どんどんヒナが少なくなってしまうということだった。ラッコは親がおなかの上に子どもを乗せていた。モユルリ島を一周した内海方向の岩礁のポイントにも2匹いた。最後はウミウ、ヒメウ、チシマウガラスが繁殖している小さな島を見て帰港した。実は予備バッテリーを車に忘れてきて、ユルリ島を周った時点で、ほぼなくなってきていて、チシマウガラスを撮影した時点で、ほぼなし。最後の決定的な海鳥が出た場合に備えて、撮影をやめていた。そして、最後にまたしても、港に近くなって1羽ケイマフリということで撮影したら、バッテリー切れとなった。
今日は、金華山沖でも、十数年に1回あるかないかの、大凪で、船がほぼ揺れなかったのがよかった。波の合間に鳥が隠れたり出たりということもなく見つけやすかった。それにしても、ガイドさんと船長さんのおかげで、とてもよい体験となった。感謝申し上げたい。次はウミバトを見に2月に必ず行く。
【写真】
  
フルマカモメ暗色型
  
モユルリ島    エトピリカ成鳥
  
エトピリカ成鳥       ※第1回夏羽と比較
  
トウゾクカモメ夏羽/ユルリ島
  
オジロワシ成鳥/ケイマフリの群れ
  
ケイマフリ夏羽/2回目のエトピリカ成鳥/ラッコ親子
  
ラッコ
  
チシマウガラス/ほぼウミウで下の方にチシマウガラス

行きも最初はケイマフリだったが、帰りも。

※落石クルーズで観察した鳥種

フルマカモメ1、ヒメウ++、ウミウ+++、チシマウガラス+、ウミネコ++、オオセグロカモメ++、トウゾクカモメ1、ウミガラスSP1、ケイマフリ++、カンムリウミスズメ3、ウミスズメ3、ウトウ+++、エトピリカ4、オジロワシ2(6科14種)出なかった鳥:アホウドリ類、ミズナギドリ類、ツノメドリ


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月21日(木)春国岱

2022年07月21日 | 北海道

■2022年7月21日(木)7:53【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】春国岱
【種名】オジロワシ成鳥(1科1種)
【メモ】前日の雨から一転晴れの天気に。春国岱はいつものことながら美しかった。オジロワシが目の前の浅瀬で何度かダイブしたが、魚は捕れず。これまで伊豆沼ではダイブに写真がきちんと撮れなかったので、今回はどういうふうに水に入るのかよくわかる動画が撮れた。ずっと以前に見たハイイロペリカンの集団ダイブをまた見たいなと思った。
【動画】
 
2度ダイブしたが魚は獲れなかった。


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2022年7月21日(木)落石ネイチャークルーズ(1)

2022年07月21日 | 北海道

■2022年7月21日(木)12:55-13:43【天気】晴れ曇り、波ほぼなしの凪【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】落石港~ユルリ島
【種名】ヒメウ、チシマウガラス、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ケイマフリ、ウミスズメ成鳥2幼鳥1の親子、カンムリウミスズメ成鳥3、ウトウ+++、エトピリカ1S2(3科10種)
【メモ】いよいよ、チャーター船で出港。撮影機材はEOSR5+RF100-500とipad mini2021バージョン。ipadminiは海で動画を撮るために購入。金華山沖アホウドリ調査で金華山観光の方が、iPhone proMAXで、揺れる船の上で楽々クロアシアホウドリを撮影していたのを見て、そうか、ipadminiだ!ということ購入したもの。
閑話休題。さて、ネイチャーガイドさんが船の舳先に陣取り出港。心強い。出航して6分後に早くもケイマフリ。そのあとどこでも切れ目なく出たのがウトウ。金華山沖では、こんなに近くでは撮影できないし、今日は海は完全な凪。船が上下左右に揺れることが全くないほどのベストコンディション。金華山沖ではますありえない海況。ウトウがやたら浮いていたり飛んでいるので、一応、見えるものは全部撮影していたが、だんだん飽きてきた。船は、沖の方に向かい、ユルリ島からけっこう離れる。するとガイドさんがエトピリカ!とイヤホンから声がする。言われた方向を見ると、黒い物体が浮かんでいて、船頭さんが船を近くまで寄せてくれる。何だこれ(写真)!と思わず叫んでしまう。とりあえず、第1回夏羽だが、とりあえずエトピリカを見た。その後、カンムリウミスズメ3羽が浮いているのを発見し、船を寄せる。カンムリウミスズメは初見。とてもかわいい。両サイド2本の飾り羽を立てていた。そのあとすぐにおそらく別個体のエトピリカ第1回夏羽2個体目。次はガイドさんも熱心に写真を撮影していたウミスズメ。なぜかというと、親2羽の後ろに、まだ産毛の幼鳥がいたからだ。親は素早く潜るのだが、お子様の方は、潜るというより「ちょっと浅く潜ってみる」練習のようだった。それに潜るまで時間がかかるが、一生懸命親の真似をしているのがかわいい。嘴もちっちゃい。産毛なのに大海にでるとはさすが海鳥と感心した。島に近づいてからは岩の上にチシマウガラスやヒメウ、ウミウがとりついているのが見える。しかし、まだ、エトピリカ成鳥を見ていない。ちょっと焦る。(2)に続く。
【写真】
  
平らなユルリ島  ケイマフリ   ユルリ島先端 
  
ウトウ成鳥夏羽。金華山沖では、さすがにここまでは撮れない
  
ウミウ     ウトウの群れ   エトピリカ第1回夏羽
  
ユルリ島     ウトウ     カンムリウミスズメ
  
カンムリウミスズメ
  
カンムリウミスズメ
  
2個体目のエトピリカ第1回夏羽   ケイマフリ
  
断崖にチシマウガラスもいる    ウトウ
  
てっぺんにオオセグロカモメ ウミスズメの親子
  
ウミスズメ成鳥と幼鳥
  
幼鳥は潜る練習  沈降して残ったのか? ヒメウ


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月20日(水)野付半島・羅臼鷲の宿

2022年07月20日 | 北海道

■2022年7月20日(水)14:17-21:59【天気】小雨(中標津)~豪雨(野付半島)~曇り(羅臼)【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】野付半島・羅臼鷲の宿
【種名】アオサギ,キジバト,アマツバメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,トビ,オジロワシ成鳥4,シマフクロウ♂♀,ハシボソガラス,エゾセンニュウ,ノビタキ,ハクセキレイ,カワラヒワ,オオジュリン(12科14種)
【メモ】当初,落石クルーズを午前午後予定していたが,午前中はワイバードのチャーターが入っていて乗れないということだった。午後はどうかと聞いたら,今のところ申し込んでいる人がいないというので,それでは船をチャーターしたいというとOKだった。船のチャーターは金華山沖アホウドリ調査で当たり前に行っているので,一人だろうが違和感はない。ということで,根室市にあるホテルの宿泊をキャンセルして,鷲の宿に変更した。電話してみると,別館なら1人空いているということだったので,お願いした。
さて,9時30分のANA札幌千歳行きに乗り,同じくANAで根室中標津空港には13:05に到着。そこからオリックスレンタカーに行くと,日産ノートe-POWER現行一つ前の型が用意されていた。エンジンで動く電気自動車は初めてだったが,とても快適だった。結果的には2日間で400km近く走って,ガソリン代が4200円だった。さて,中標津から羅臼と野付半島に行く分岐点までの草地には,ノビタキやトッピンカケタカのエゾセンニュウ,オオジュリンなどがいた。多かったのは意外にもキジバト。どこにでもいた。雨がかなり降っていたので,小鳥を見る余裕もなかったが声は聞こえたし,途中,停車して牧草地に入ってみると,道路と牧草地の間の灌木や草原に小鳥たちの姿が見えた。ただし,かなり雨が降っているので,撮影はしなかった。分岐点を根室方面に行き,野付半島の分岐点少し前の防波堤の上に,オジロワシの成鳥が止まっているのを見つけ,撮影した。そのうち飛んでいったと思ったら,その後をもう一羽飛んでいった。オオセグロカモメやウミネコが集まっている貝殻を山のように積んでいる工場付近に2羽飛んでいって,驚いたカモメたちが多数,飛び立っているのが見えた。
最初の探鳥地の野付半島だが,雨が激しく降っているのもあったが,鳥と言えばアオサギくらいしかいなかった。ナラワラにタンチョウの姿は見えなかった。さらにネイチャーセンターのあるトドワラに行ったが,あれ,トドワラがない!という風景。店の人に聞いたら,数年前の爆弾低気圧で,すっかり様子が変わってしまったという。鳥は,今朝キアシシギの群れがいたということだった。野付半島は低いところにたくさんの建物が建っているが,3.11のような大津波が来たらひとたまりもないと思った。アオサギしかいなかった野付半島だが,先ほどオジロワシがいたところに行ってみると,やはりオジロワシがいて,最初はカラスと思ったが,よく見るとハイイロミズナギドリのようだった。ちなみに翌日の朝はいなかった。
羅臼に向かう途中で2回オジロワシを見た。鷲の宿には17時までチェックインするようにとの指示だったので,17時少し前に宿に着いた。いつも入口が分からず,オッカパケ川を過ぎてトンネルの手前で引き返し,ナビでサシルイ川の橋の手前で右折すると,いつもの風景があった。観察舎に行くと旅館の方がいて,何と道民割引で半額,しかもこのへんで使える商品券2千円が付いた。3000円で泊まれて,シマフクロウ!感動した。もう食事をしてもいいというので,早々に食事を済ませ,明日は5時に出るので,朝食なしと言うことで,コンビニに食料を買いに行った。それから戻ると別館ではなく本館でいいということになり,二階の前回と同じ部屋だった。生け簀がよく見えるので撮影はここからでもいいが,やはり観察小屋の方が近い。シマフクロウが岩魚をつかんで,ヒナに運ぶためにサシルイ川を上流に飛んでいくのを正面から撮るなら,バスの中からということになる!というのが分かったのは,翌朝のことだった。
さて、7時近くなり観察小屋にスタンバイしたが、その前に部屋で準備していたら何と、EF500mmを持ってきたのに、黒いマウントアダプターを持ってきていなかった。これには大ショック。F4が使えないということはズームレンズF4.5の100mmからF7.1の500mmでの撮影となる。ということで、結果はF4であればISO1600か3200で撮影できたがF7.1ではISO6400にしないといけない。最初は3200で撮影していたが。ということで、シマフクロウについては動画の説明を参照。ちなみに夜明けの朝4時少し前に起き、窓を開けて下を見たら、シマフクロウのどちらかはわからなかったが、生け簀のところでのんびり羽繕いをしていた。あののんびりぶりはきっと♂かもしれない。急いでレンズを出したが、すでにいなかった。3:47だった。明るいところにもシマフクロウが出るようになったということだった。とりあえず、動画が撮影できたのでよしとした。次回は飛んでいくのを正面から撮影したい。
【写真】
  
オジロワシ成鳥  アオサギ    ナラワラのアオサギの群れ
  
帰りに寄ったら、ほぼ同じところで灰色ミズナギドリ(死骸?)を食べていた。
  
ハイイロミズナギドリを掴んで飛んでいくオジロワシ/羅臼のオオセグロカモメ4Sと3S
  
♀、生け簀とサシルイ川/生け簀に入る♂、イワナを咥える。足環がある方が♂でない方が♀だそう。
  
生け簀にやってきたキタキツネ/生け簀に入る♀/♂、♀


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月20日(水)羅臼鷲の宿

2022年07月20日 | 北海道

■2022年7月20日(水)19:52【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】羅臼鷲の宿
【種名】シマフクロウ♀(1科1種)
【メモ】19時少し前からスタンバイした。鳴き声はずっとしていた。19:48に1回目♀、2,3回目♂、4回目♂♀、10:00 5回目♂が生け簀に現れる。昨夜はもっと頻繁だったそうで、途中、キタキツネが生け簀に入り、魚を捕ろうとしたが、宿の方が追い払った。ウーウーボーボーとひっきりなしに鳴いているのに、なかなか姿を現さないなと思ったら、やはり、キツネのせいということだった。冬に来たときはテンがいた。今回、EFレンズ+RF変換アダプターを家に置いてきてしまったという大失態で、せっかく持ってきた愛用のF4EF500mmが使えず、RF100-500mmだったが、まあ、ワンパターンだが、F7.1にしては、撮れた分だと諦めるしかない。F4だと1/80のISO3200で十分明るく撮れたはず。F4とF7.1の差は大きい。自分としては画質が荒れるのがいやなので、せめて1600で撮影したかった。ちなみに、朝3:30に起きて窓の外を見ると、かなり明るい中に、♀か♂かはっきりしなかったが、生け簀の縁で羽繕いをしていた。明るくなってからも出るようになったそうだ。ちなみに、ヒナに餌をやるためにサシルイ川を上流に飛んでいくが、正面から撮りたいと思っていたら、やっとそれがわかったが、帰るところだった。元気にヒナを育ててほしいものだ。と言っても、一つの沢(川)に一番いだそうで、せっかく大人になっても放浪し、年老いた別の個体と入れ替わったりして、世代をつないでいくのだろう。
【動画】
 
シマフクロウ♀の採餌。1匹つかまえて食べ、2匹目をヒナに運ぶ。

♀のシマフクロウが♂に、早く捕って子どもたちに食べさせてよね。ほら、こういう風に。ドボン。あれ捕れなかった。あなた、さっさとやってよ。おれ、生け簀に入るのどうも苦手でさ。何やってるの。私が先に捕るから、あとからすぐに持ってきてよ。ドボン。シュワッチと去っていく♀。うーん、俺どうすればいいんだ。などという会話をしていたのかもしれません。


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2022年7月18日(月)伊豆沼・内沼

2022年07月18日 | 伊豆沼・内沼

■2022年7月18日(月)6:54-8:04【天気】曇り【機材】EOSR5+EF500Ⅱ
【場所】伊豆沼、内沼
【種名】キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、オオバン、ミサゴ、トビ、ノスリ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ(16科20種)
【メモ】大雨が続き、河川堤防の決壊で大きな被害が出た。実家の田んぼが気になったので、伊豆沼・内沼、蕪栗沼を経由して行ってみることにした。築館インターを降り、いつものように獅子鼻に向かう途中、内沼方面へ向かう道路は通行止めになっていた。獅子鼻に着くと、堤防はそのまま通れるが、西側の田んぼ一帯は、内沼へ向かう道路まで冠水していた。ミサゴが1羽何となく茫然として枯れ木に止まっていた。堤防では釣人が3人いた。Uターンし、2工区に向かう。サンクチュアリーセンター付近は岸沿いまで冠水。2工区への分岐点を堤防沿いに走っていくと、伊豆沼の水位の上昇で、岸に生えているネムノキは上の方しか見えず、花が咲いているが水面からちょっと顔を出している感じで異様な感じがした。蓮田を過ぎて1工区へ向かう最初の分岐点を曲がると、コーナーに6羽ほどのオオヨシキリが1か所に集まって鳴いていた。もちろん囀りではない。成鳥と若鳥たちで、行き場がないのだ。1工区はずっと先まで冠水していて、湖面のようだった。土手を走っていくと、キジ♂がいたり、アオサギがカエルを咥えていたりする。2工区は完全に無事で、ノスリが1羽杭に止まっていた。さらに進んで、伊豆沼中へ行く道は、民家の近くまで冠水していて、その先がどのようになっているのか容易に想像がつく。3工区も全面冠水の広い湖面となっていた。結局、沼周辺で無事だったのは2工区ということになる。内沼はここまで水位が上がったのを見たのは初めてで、道路付近まで水が来ていた。実際は水が多少は引いていた後だったので、道路まで水が上がっていたことだろう。ちなみに蕪栗沼も南側の田んぼを除いて、冠水し、特に西と東は湖面状態で、また当然ながら蕪栗沼と白鳥地区の境はなかった。実家に着くと、田んぼは大丈夫だったよということだった。
【写真】
  
獅子鼻ミサゴ   ゴイサギ成鳥  オオヨシキリ若
  
オオヨシキリ若  オオヨシキリ成鳥 アオサギ
  
アオサギ     キジ      ノスリ成鳥
  
ツバメ成鳥    3工区の様子


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月16日(土)・17日(日)赤沼・大沼

2022年07月17日 | 大沼・赤沼

■2022年7月16日(土)17日(日)【天気】豪雨・霧【機材】EOSR5+EF500Ⅱ
【場所】赤沼・大沼、周辺田圃
【種名】カルガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、バン、オオバン、コチドリ成鳥2ヒナ3、オオセグロカモメ4S、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ(14科21種)*コブハクチョウ
【メモ】
<16日(土)>
豪雨・強風だったが、赤沼のカンムリカイツブリの営巣が気になって行ってみた。コブハクチョウの若い個体が1羽、これは2日間見たが、以前からいたらしい。
さて、カンムリカイツブリは♂が一生懸命巣材を運んでいる最中だった。そのうち、浮巣に上がり、交尾するのかと思ったら、立ったり、座ったりの繰り返しで、結局強風、豪雨で、気が乗らなかったのかわからないが、巣から降りてしまった。♀は抱卵状態。大沼に移動すると3か所に親子がいて、最初の橋付近のエリアの親子は親が給餌の真っ最中だった。次は、いつもカワウが休んでいる岸辺あたりにいるペアで、1羽ずつ背中にヒナを乗せていた。次は、そこから南東側にいるペアで、ヒナは1羽だった。結局、大沼で抱卵中、赤沼で3つがい。ヒナは3+2+1で6羽。
<17日(日)>
翌日は、雨は降ってはいなかったが霧が立ち込めていた。赤沼の浮巣は少し東側に移動していた。たぶん♂が離れたところでまったりしていて、♀が抱卵中だった。赤沼に行く途中、砂利道を走っていると、コチドリの声がした。もしかしたらヒナがいるかもと思い、車を止めて双眼鏡で前から始まって20mくらい向こうを探していると、♀らしい親鳥とヒナ3羽を見つけた。ハクセキレイがちょっかいをかけており、♂らしきコチドリがそれに対峙して、2羽で飛び回っていた。そのうち、向こうから散歩のお年寄り(自分も年寄りだが)がやってきて、コチドリは挟み撃ち状態になった。しかし、ヒナたちは道路わきにじっとしていて、親は守ろうとするが、結局自分たちもハクセキレイも逃げて行った。何、撮ってるの?と聞かれたが、いやーとか言ってごまかした(笑い)。散歩の人が行き過ぎると、親鳥がすぐ戻ってきて、写真のように、親のところまでヒナが走って行っておなかに潜り込む。親はいったん保護するが、ほぼすぐに立ち上がって、移動する。すると、ヒナが追いかけて、また保護。この繰り返しで敵から距離を取る作戦のようだった。どうしようもない時は、ヒナは道端に座り込んでじっと危機が通り過ぎるのを待つ。よほど目がよくないと、またヒナを見るという目的がないと見つけられない。コチドリの親の苦労が身に染みてわかった。大沼では、橋の親子は、親がおらず、ヒナ3羽のうち、1羽が隣のヒナの顔をくちばしで突っつき甘えるようなしぐさをしていた。やられる方は迷惑顔。こうして嘴でヒナがヒナを突っつく行動は広瀬川のハヤブサでも見られる。コミュニケーションの一種のように見え、まあ、「お父さん、お母さん、来ないね、何してんのかな。おなかが空いたよ。」とでも言っている感じ。ちなみに親たちは橋の水路で餌を獲っては食べていた。他の2つがいは昨日と同じ。
昨日見たオオセグロカモメが今日もいた。ここでオオセグロカモメを見るのは珍しい、というか今まで見たことがない。嘴にやや黒い部分がうっすら残っているのと、風切りが少し茶色い部分があったので4Sとした。先ほどのハクセキレイだが、蒲生のコアジサシのヒナにもハクセキレイがちょっかいをかけようとして、親鳥が防衛しているのを見ている。ハクセキレイはタカ、ハヤブサを含め、他の比較的大きな猛禽にも気が強いというか、そういうところがあるようだ。
【写真】
<16日07;06-07:26 豪雨・強風>
  
コブハクチョウ若鳥/巣材を運ぶ♂/交尾をしようと巣に上がる
  
交尾の態勢をとるが、♂は座り込んだり、また立ったり。
  
結局交尾をしないで巣から降りた/大沼、橋付近の3羽のヒナに給餌
  
目の前のヒナが餌をとるのかと思ったら・・・/カワウの岸付近の親子/さらに南側の親子
<17日07:21-8:28>
  
昨日の豪雨で巣の場所が少し東の方に移動していた。/コチドリ♀(おそらく)とヒナ3羽/
  
ヒナが走ってきて母親のおなかに潜り込もうとする。この時は3羽のうち2羽
  
いったん、♀はヒナを抱卵するように保護するが、すぐに立ち上がって移動。取り残されたヒナ
  
別の場所に移動した♀のもとに行くヒナ/しかし、また♀は立ち上がって移動、この繰り返し/敵はハクセキレイの若だった。
  
道路わきでじっと動かないヒナ/大沼、橋付近のヒナ3羽
  
オオヨシキリ/大沼ではあまり見ないオオセグロカモメ4S/ハスの花


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2022年7月10日(日)自宅庭、周辺公園

2022年07月10日 | 庭に来る鳥

■2022年7月10日(日)17:30-19:30:【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】自宅庭、周辺公園
【種名】カルガモ1(上空通過)、キジバト3、カワウ1(上空通過)、トビ4、モズ♂1、ハシボソガラス1、ツバメ1、ヒヨドリ2、コムクドリ400+、スズメ3、イソヒヨドリ♂1幼鳥1(11科11種)
【メモ】山形から関山峠経由で帰宅したあと、庭仕事をしていて、ふと目を上げると、庭前の電線に止まっている小鳥がいた。そのうち、10数羽の群れが南西の方角から飛んできて通過していった。あれ、コムクドリだ!と思い、書斎に戻ってカメラを持ってきて、コムクドリを探すと、道路沿いの電線に、いっぱい止まっている。甘えん坊のイソヒヨドリ幼鳥も一緒にいる。撮影しているうち、また群れが来て、電線から一斉に飛び立つと公園方向に飛んで行った。公園は地区の清掃作業をする場所なので、歩いてもいいが、車に乗って急いで行った。すると、公園のマツにたくさんのコムクドリが止まっている。ここは親子連れの遊び場、老人たちの散歩コースになっているので、けっこう人が通るが、そんなことはお構いなしに、枝で羽繕いをしている。もっと上から見たいと、鉄塔まで歩いて行くと、そこにもたくさんのコムクドリ。撮り放題ではないか。そのうち、何かがきっかけで、下の方にいた大群が一斉に群れをつくって飛び出した。その数、あとからPC画面でカウントすると400羽以上いた。おそらく、ここから6時30分頃になると、飛び立って塒入りするということになるのだろう。
【写真】

  
電線のコムクドリとイソヒヨドリ幼鳥/コムクドリはほぼ垂直にふわっと上がってまた降りる行動をする。 
  
一斉に飛び出した群れ。旋回してまた公園に戻ってきた。
  
そのアップ/国見生協から見ていると、この風景から飛んでくる。

  
パークタウンの新造成地と七ツ森/すぐ近くにいたコムクドリ
 
かわいい/今宵の月


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月10日(日)蔵王馬の背

2022年07月10日 | 宮城蔵王

■2022年7月10日(日)7:27-9:00【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】蔵王馬の背
【種名】カッコウ1、アマツバメ2、ヒバリ1、ウグイス+、イワヒバリ1、ビンズイ4、ウソ♂♀(7科7種)
【メモ】2階の書斎の窓から蔵王がくっきり見えたので、イワヒバリの幼鳥を見に蔵王に行った。7時30分前にハイラインのゲートに着くと、係の方が7時30分前だから、無料だよと言ってくれたので通過した。まだ、名物の焼きトウモロコシの車が到着していない駐車場に車を止め、最初にリフト乗り場に向かった。ここにはウソもホシガラスも、カヤクグリもいなかったが景色は抜群にきれいで、月山をはじめ、山並みがきれいに見えた。そこから、御釜に行くために馬の背を歩き、ロープが切れたところから御釜に向かった。御釜が見える柵沿いに歩くとビンズイが鳴いていて、ちょっと行ったり来たりした。そこから5分も行かないうちに、ふと柵の下を見ると、イワヒバリが1羽、餌を探していた。距離的には2mはない。柵が切れるちょっと手前まで、イワヒバリが採餌するのを見ていた。この間、つかまえたのは甲虫2匹という少なさ。柵が切れるあたりで飛んで行ってしまったので、少し上に行くことにして、ちょっと歩き、休憩で最近購入したカメラ代わりの途中からiPad miniを取り出して写真を撮り、動画も撮影した。360°カメラとかで撮るより、自分でiPadを水平に構えてぐるっと一周する方がよほどきれいだ。途中お会いしたAさんからポイントには全然いないというお話を聞いたので、ちょっとだけ歩くことにして、10mくらい登ると、またすぐ近くにおそらく先ほどの個体がやってきて採餌を始めた。ずっと雨続きだったためか、餌になる虫が全然 いないようだった。餌をくわえていれば、幼鳥の居場がわかるが、今日はだめということで、下山した。駐車場で、Aさんにウソがいるのを教えられ、撮影できたのはよかった。時間が早かったので、チゴハヤを見に行ったがいなかった。途中、猿倉で食べたジンギスカン丼がやたらおいしかった。
【写真】
  
天気がよく山並みもきれい/ビンズイ
  
必死で囀っていた/御釜/別のビンズイ
  
ふと柵の下を見るとイワヒバリ成鳥が歩いていた。
  
餌を一生懸命探しているが見つからない。しかし、何とか1匹。
  
100mmだとこんな感じ/2匹目の甲虫をくわえたが落とす。
  
どこかな-と探している/見つけてくわえた。
  
アップ/一瞬に飲み込む/また探しに行く。
  
ハクサンチドリは花の盛りを過ぎたがきれい/また、探しに行く。
  
アップ/甲虫からするとイワヒバリは巨大だが、周りの植物より小さい/シラネニンジン。
  
前回同様、ヒバリがいた/また探す/ここで一休み
  
ビデオでは頭掻きを撮影した/構図を考えているうちにビンズイに飛ばれた。
  
眼下の市街地と遠い山並み/ウソの♂♀がいた。これは♂。ウソ♂はハイラインを登る途中にもいて、かなりいい感じだったが、車を降りて、レンズを構えたら飛ばれてしまった。

カッコウ


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月4日(月)大沼・赤沼

2022年07月04日 | 大沼・赤沼

■2022年7月4日(月)9:39-10:49【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+EF500Ⅱ
【場所】大沼、赤沼
【種名】カルガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ヨシゴイ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、ミサゴ、トビ、ヒバリ、オオヨシキリ、スズメ(10科15種)
【メモ】電話をしてどこにも行くところがないので、大沼で待ち合わせることにした。赤沼には前回同様カンムリカイツブリのペアがいた。昨シーズンのように営巣するか今後の推移を見守っていきたい。大沼に来て、水面を見るとやはりいつもの大沼だが、前回は鳥友が帰った後で、クロハラアジサシが出たが、今回は、自分が到着する前に2羽出たということだった。最初に前回1羽だけいたカンムリカイツブリの幼鳥だが、今日は成鳥1羽が盛んに魚を与えていた。前回と同じポイントなので同一個体かもしれない。さて、車を引き返すためにヨシゴイポイントをいったん通り過ぎ、広い道路でUターンすると、沼で幼鳥1羽を背中に乗せたペアがいた。しかし、♂かどうかわからないが、子どもを背中に乗せている♀?が必死で子どもをあやしているのに、この♂?は羽繕いばかりして一向に餌を獲らず、よくやることだが、自分の羽毛を抜いて、子どもに与えていた。
【写真】
  
沼の北東側の親子/同じく南東側のあまり働かない♂
  
羽繕いをしている♂/ヒナは1羽
  
自分の羽毛を抜いてヒナに食べさせていた/ハスの花
  
ハスの花/ヨシゴイ♂/第1回夏羽のゴイサギ

 


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年7月3日(日)山形県内

2022年07月04日 | 県外・国外・その他

■2022年7月3日(日)7:12-8:03【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】山形県内
【種名】キジバト、トビ、チゴハヤブサ♂♀、ハシボソガラス、ツバメ、ムクドリ(6科6種)
【メモ】例年、8月中旬に成鳥と幼鳥を見に行くことにしているが、昨年はポイントで観察できなかったこともあり、今シーズンは最初に繁殖していると思われるポイント情報をいただいて、行ってみた。現地に到着するとすぐに成鳥が獲物を持って木に止まった。見るとツバメを掴んでいた。高い木の上で羽をむしっているので、細かい羽根が上からたくさん降ってきた。この羽むしりは♀で、そのうち♂もやってきたが、ハシボソガラスがやってきて、2羽で激しく迎撃し、ハシボソガラスは逃げて行ったが、その辺にはいるようだった。巣のヒナを狙っていたのだろう。
【写真】
  
獲物のツバメの羽根をむしる成鳥♀。赤茶色のすね毛に細く黒い縦斑が混じる。
  
♂が止まり木にやってきて、♀が飛び出した。/♂
  
♂の背面飛行/ハシボソガラスを2羽で撃退。足キックが強烈。
  
3枚とも♂。♂のすね毛には黒い縦斑がない。飛びながら頭掻きをしていた。


7月にしてはフレッシュな尾羽


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.