私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2005年8月21日(日)蒲生海岸

2005年08月30日 | 蒲生海岸
■2005/8/21(日)12:30-13:50【天気】晴れ 
【場所】蒲生海岸,サギのコロニー
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ2,トビ,シロチドリ幼羽3,メダイチドリ幼羽3,オオメダイチドリ幼羽1,トウネン幼羽4,オバシギ幼羽2,アオアシシギ幼羽1,キアシシギ16,ソリハシシギ3,ミユビシギ夏羽から冬羽移行中1,オオセグロカモメ2,ウミネコ,ユリカモメ夏羽1,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(18科36種)
【備考】天気がよく,蒲生は干潟,導流堤,七北田川,海岸は人がいっぱい。この時間帯,特に七北田川河口は中州が出て,カモメ類が集まっていた。水深もかなり浅く,歩いて南蒲生に渡れる。中州にはカモメの他,チドリ類がいて採餌していたが,釣り人が近づいたため,河口西側の干潟に飛んでいった。そちらの方へ移動して,双眼鏡で見ると,1羽ちょっと違うのがいる。全体的に白っぽい感じ。メダイのように頭でっかちのおちょぼ口ではない。おお!メダイだとか思って,写真を他のメダイと共に撮るが,何しろ家族連れでいっぱいなので,あっちに飛びこっちに飛びという感じで,接近戦は出来なかった。なお,いた場所がゴカイ中心なので,オオメダイもメダイ,シロチ同様,ゴカイを食べていた。本当はカニが好きなのだが・・・・。また,最初はシロチとの大きさの比較から識別で最初からミユビシギを捨てていた妙な衣を羽織ったミユビシギがいた。確かに後趾がなかった。
【写真】
  
■コサギ幼鳥がとまっていた枝に,チュウサギの幼鳥が飛び乗ろうとした。その瞬間,コサギの激しい威嚇が始まった。頭の産毛を逆立てるコサギ。しばらく両者にらみ合いが続いたが,チュウサギが最後は引いた。チュウサギとコサギはかなり体長に違いがある。さらにダイサギが横に並び,一番端にアマサギが並んだらおもしろいだろう。サギのコロニーの幼鳥たちは,巣の周りを飛んだり,地面に降りたりして,やがて巣立っていく。
  
■干潟にやってきたコサギの幼鳥。嘴の下部が薄く,足はこの時期の成鳥コサギと違って黄色みを帯びた濁った色をしている。七北田川河口で小魚を捕まえたコサギのこれも幼鳥。
■コロニーのチュウサギの幼鳥。ここまで大きくなればもうすぐ巣立ちだろう。成鳥と違って飾り羽根がない。
  
■ミユビシギの夏羽から冬羽へ換羽中の個体。ぱっと見るとなんだこのシギはと思う正体不明の模様。この時期,そう言えば以前こういう個体を見て,他の珍しいシギを期待したこともあった。
  
■典型的なメダイチドリ幼羽の2個体と,オオメダイチドリ幼羽。足の長さはオオメダイの方が長いが,メダイも立つと長く見える。嘴は圧倒的にオオメダイの方が長いが,角度によってメダイも長く見えることがある。頭でっかちで嘴が小さいのがメダイ。何となくバランスの取れているのがオオメダイである。羽の模様は一目瞭然で異なる。

■シロチドリは2個体,メダイは3個体,オオメダイは1個体である。比較のために並べてみた。
 
■夕方,人がいなくなった頃を見計らってもう一度行ってみたが,チドリ類は姿が見えなかったので,仲のいいオバシギを撮影し,帰宅した。このオバシギはいつまで滞在するのだろう。長逗留の割には,脂肪がいまいちついていないような木がするが。


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年8月17日(水)大沼・赤沼

2005年08月29日 | 大沼・赤沼
■2005/8/17(水)14:30-15:00【天気】晴れ 
【場所】大沼,赤沼
【種名】カイツブリ,チュウサギ,アマサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,チョウゲンボウ♀1,クサシギ1,ハジロクロハラアジサシ幼羽1,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,セッカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科18種)
【備考】大沼は特にいなかったが,赤沼は水が落ちているのを期待していったが,まだ満水状態だった。

沼中央をクサシギがヒシの葉の上に降りようと何度も回っていて,そのうち諦めて沼から出て行ったと思ったその瞬間,別の白い小型の鳥が沼の中央から飛び立って旋回を始めた。餌を求めて飛ぶその姿は沼アジサシそのもので,急いで双眼鏡で確認した。最終的には,帰宅してから確認したが,クロハラかハジロの幼羽に違いないと思って写真を撮り続けた。降りたのを双眼鏡で見て,各所の特徴をメモした。ハジロクロハラアジサシは成鳥を蒲生,東北本線JR東日本松山駅前の池でかつて見たことがある。幼羽は初めてだったので,うれしかった。
【写真】
  


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年8月17日(水)蒲生海岸

2005年08月29日 | 蒲生海岸
■2005/8/17(水)13:30-14:30【天気】晴れ 
【場所】蒲生干潟,海岸,七北田川河口,サギのコロニー
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,スズガモ♂2♀1,ミサゴ2,トビ,ハヤブサ若鳥1,シロチドリ2,トウネン幼羽4,キリアイ幼羽1,オバシギ幼羽2,アオアシシギ幼羽1,キアシシギ23,ソリハシシギ3,ジシギSP2,オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ夏羽1,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科37種)
【備考】鳥の海から蒲生に来た。最初にサギのコロニーに寄ってサギの成長の様子を観察した。アマサギの幼鳥がいて,嘴の色が変わっている個体を見ることができた。他の種類の幼鳥たちもだいぶ地面に降りていた。少しずつコロニーから巣立っていくのだろう。今年は9月の何日までいるか楽しみである。蒲生干潟に来るといつものシギチのメンバーがいる。毎日入れ替わってはいるのだろうが,アオアシシギ,ソリハシシギ,オバシギ,キアシあたりは変わっていない。今日は日和山の上から見ていたらジシギが2羽飛んでいったが,おそらくオオジシギかタシギだったろうが,確認できなかった。キリアイの幼羽が1羽いた。今日はキアシの数がだいぶ多かった。全部数えたら23羽いた。
【写真】

■アマサギ幼羽。ヒナの時黒かった嘴が,付け根と先端から橙黄色になっていくのがわかる。これくらい大きくなればもう少しで巣立ちが出来るだろう。
  
■シャコを捕まえたコサギ幼鳥。茹でたシャコとは違う活きの良さ。この日はキアシシギも小さなシャコを捕まえて食べていた。となりはウミネコ(第3回夏羽から冬羽に移行中)がシャコを捕まえたところ。何となく殻だけのような感じもするが。
  
■アオアシシギ幼羽とオバシギ幼羽。足はどちらも同じような濁った黄緑色。
 
■オバシギ幼羽2羽。この2羽のオバシギはあまり人を恐れることもなくしばらく蒲生に滞在している。
■日和山の向かいの干潟の葦原にコサギとカルガモが休息している。そこへ採餌しながらちょこまかやってきたのはキアシシギとキリアイ幼羽である。


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年8月17日(水)鳥の海

2005年08月28日 | 鳥の海
■2005/8/17(水)12:00-13:00【天気】晴れ,猛暑
【場所】鳥の海,周辺田圃
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ1,トビ,チョウゲンボウ♀3♂1,コチドリ幼羽2,キアシシギ2,クサシギ1,タカブシギ4,ジシギSP1,ウミネコ,オオセグロカモメ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,セッカ,ホオジロ,カワラヒワ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(18科31種)
【備考】今回も前回と同じように鳥の海はほとんど鳥がいない。キアシ1羽。周辺田圃でのシギチは前回より減少。あまりに暑いせいか。コチドリは田圃の畦の日陰にいた。クサシギ,タカブシギも稲の葉陰。トウネンは姿が見えず。ジシギは1羽用水路のコンクリートの橋の上にいたが,すぐ飛んで行ってしまい,確認できず。チョウゲンボウはいつもの狩り場で3羽。電線に止まっていた。今日は天気がよかったが暑すぎて,鳥の数はかえって少なかった。
【写真】

■コチドリ幼羽。前回と同じ休耕田にいた。今日は2羽しかいなかった。猛烈に暑い日差しで,動きも心なしか鈍かった。

■タカブシギ幼羽。幼羽は全体的に成鳥夏羽と比べると褐色がかっていて,眉斑が夏羽と比べると後部までとどいている。下の2羽はどちらも幼羽だが,羽色や上面のパターン,顔の感じが若干異なる。



Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年8月15日(月)鳥の海

2005年08月24日 | 鳥の海
■2005/8/15(月)11:30-13:30【天気】曇り,小雨  シギチ:イソシギ1羽のみ(鳥の海)
【場所】鳥の海,周辺田圃
【種名】カイツブリ,カワウ,ヨシゴイ,ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,スズガモ♂,ミサゴ,トビ,チョウゲンボウ♀3♂1,バン,コチドリ幼羽3,トウネン幼羽1,オバシギ幼羽2,クサシギ1,タカブシギ4,イソシギ1,ジシギSP3,ウミネコ,オオセグロカモメ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,セッカ,ホオジロ,カワラヒワ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科38種)
【備考】鳥の海はほとんど鳥がいない状態で,イソシギ1羽だけ。周辺田圃でシギチが多少出た。チョウゲンボウのいつもの狩り場では,4羽がホバーリングをして獲物を狙っていた。ほとんどチョウゲンボウの斜め下に行ってもそこから動かずホバーリングを繰り返していたところを見ると,そのへんに確実に獲物がいたのだろう。結局獲れずじまいだったが。天気が悪く逆光で,コントラストが悪いので,かなりアップだったのによい写真は撮れなかった。
【写真】

■ホバリングしてヤチネズミ等の獲物を狙うチョウゲンボウ成鳥♀。一帯の田圃はチョウゲンボウの狩り場となっているようで,例年8月初旬から冬季にかけて,3,4羽のチョウゲンボウが見られる。

■休耕田で採餌するトウネン幼羽。トウネン幼羽は渡りの途中は内陸部の田圃や海岸の両方で見られる。

■休耕田で採餌するコチドリ幼羽。7月下旬頃,田圃の畦道の真ん中に,まだ完全に羽が生えないヒナが2,3羽立っているのを見ることがある。車で走るときは要注意だ。

■田圃の畦道で休息するチュウサギとアマサギ。手前のチュウサギは幼鳥か成鳥冬羽かはっきりしない。ただ頭部の羽毛がややまとまっていない感じが,幼鳥のようにも見える(蒲生のコロニーでのチュウサギ幼鳥の感じ)。アマサギ3羽のうち,1羽は冬羽ではなく,幼鳥である。アマサギはヒナの時は嘴が黒いが,たんだん黒い部分少なくなっていって,乳橙黄色と薄い黒が混じった感じになる。写真では嘴の付け根と嘴の先がやや黒いが,これが最後には橙黄色になる。アマサギは成鳥夏羽から冬羽への換羽の過程は色が色だけに非常に分かりやすい。橙黄色の羽というより毛と言った方がいい羽が,少しずつ抜けていってまばらになっていく。背の長い飾り羽も抜けていく。人間には冬毛とか夏毛とかはたぶんないので,自分で染めるのだろう。白髪というのはまた複雑な意味があるのだが。


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年8月10日(水)蒲生海岸

2005年08月20日 | 蒲生海岸
■2005/8/10(水)12:30-13:30【天気】晴れ 
【場所】ビール工場,蒲生海岸
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ2,トビ,ハヤブサ若鳥1,シロチドリ5,ムナグロ夏羽1,トウネン幼羽2,オバシギ幼羽1,アオアシシギ幼羽1,キアシシギ8,イソシギ2,ソリハシシギ2,ウミネコ,ユリカモメ夏羽1,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科36種)
【備考】振休で平日に蒲生に行った。会ったのはゴカイ採りの男性1,サーフィンに来た外人の親子2だけというすばらしさで,じっくりシギチを見ることができた。少しずつシギチの個体数,種類が増えてきてはいるが,昨年よりは少ない。鳥の海の方はもっと少ないだろう。導流堤近くにコサギの幼鳥がいた。嘴,足指の色が成鳥とは異なるので,ちょっと見ると別のサギに見えたりするが,コサギはコサギである。ちなみに成鳥1羽と一緒に行動していた。オバシギ幼羽は導流堤北側の干潟で一心不乱に採餌していた。砂の中に嘴を突っ込んで小さな巻き貝を捕食していた。松林でオナガが数羽いてけたたましく騒ぎ立てていると思ったら,ハヤブサを追い払っていたようだった。
【写真】

■オバシギ幼羽 ■オバシギ幼羽 ■オバシギ幼羽

■オバシギ幼羽 ■コサギ幼鳥と成鳥 ■コサギ幼鳥


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年7月31日(日)栗駒山麓

2005年08月20日 | 花山湯ノ倉温泉
■2005/7/31(日)10:30-12:00【天気】晴れ
【場所】栗駒山麓
【種名】シノリガモ成鳥2幼鳥4(留守),ヒヨドリ2,シジュウカラ1(3科3種)
【備考】実際に聞いたり見たりした鳥はヒヨドリとシジュウカラの2種という日だった。シノリガモは5月初旬に繁殖地にやってきて中旬頃にはペアリングをする。ペアリング成功する場合もあるし,なかなかうまくいかない場合もある。例え抱卵しても雨が多い年には巣が流されたり,天敵に襲われたりして,今回の繁殖成功は実に7年ぶりということだった。6月末にヒナを連れた♀の姿が見られるようになるが,♂はもう用なしというか,♀から相手にされず,孤独な?生活をするらしい。7月下旬に以前観察したときには,幼鳥も親鳥くらい大きくなっていたのを見たことがある。写真は,前回アカショウビンが捕食していたニホントカゲである。陽当たりのいい石や岩の隙間からちょろちょろでてくる。そこを狙われるわけである。人の足元をちょろちょろしているくらいだから,遠くから見ているアカショウビンには気づくはずもない。おそらく。
【写真】ニホントカゲ(左から幼体,幼体,成体になりかけ?胴体が黒地で,尾が美しい金属光沢のあるブルー)
  


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年7月21日(木)~24(日)石巻・函館航路

2005年08月20日 | 仙台-苫小牧航路
■2005/7/21(木)~24(日) 
【場所】石巻漁港~三陸沖~津軽海峡~函館ドック往復
【種名】海域毎出現順

7/21 16:00~18:30 金華山沖~大島沖~大船渡沖
ウミネコ,オオセグロカモメ,ウミウ,ヒメウ,ウトウ,オオミズナギドリ,クロアシアホウドリ,ハシボソミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ
※特に17:30頃から大島沖でハシボソミズナギドリとオオミズナギドリの大群,群れの中を船がかき分けて進んでいく形になった。これほどの大群を至近距離で見るのは初めてだった。潜って逃げるものあり,慌てて滑走するものあり,平然と見送るものありといろいろだったが,たいていは船の進行方向にばさばさ(ばちゃばちゃ)と逃げていった。数にして軽く万単位だろう。食事をする演習室や個室のベッドの窓が喫水より少し上で,そこからもよく見えるし,甲板にあがれば思わず手が届くような距離を飛んでいる。ただ薄暗いので写真はいまいちだった。

7/22 4:00~8:30 八戸沖~むつ小川原沖~尻屋岬沖~津軽海峡
ハイイロヒレアシシギ♂夏羽2♀2,フルマカモメ+,アカエリヒレアシシギ♂夏羽2,ウミネコ,オオセグロカモメ,ハイイロミズナギドリ+,ハシボソミズナギドリ++,オオミズナギドリ++
※期待していた八戸沖は鳥影なし。尻屋岬沖から出現。ハイイロヒレアシシギとアカエリヒレアシシギは,船の進行方向と同じ西北西へ飛んでいった。ミズナギドリ類3種は多い。フルマカモメが次々に現れた。

7/23 16:30~18:30 函館沖~津軽海峡
ウトウ++,オオミズナギドリ++,ハイイロミズナギドリ+,ウミネコ,オオセグロカモメ,ウミガラス2
※夕陽を背に函館ドックを出航。夕闇の津軽海峡を船と反対方向にウトウの群れが塒(北海道)へ帰って行く。嘴に魚を何匹か咥え,30羽以上の大きな群れから1,2羽まで次々に通り過ぎていく。

7/24 5:00~12:00 釜石沖~金華山沖~網地島沖
クロアシアホウドリ2,ハシボソミズナギドリ++,オオミズナギドリ++,ウミネコ++,オオセグロカモメ
※帰りは潮の流れに乗って,予定より1時間以上早く12:00には石巻漁港に到着。甲板ボランティア清掃後,江島・足島・金華山・網地島・田代島をみんなで見る。ミズナギドリ類の群れは金華山沖から網地島沖まで大群となる。

【備考】仙台港から太平洋フェリーで苫小牧往復するのと違い,今回はフェリーよりずっと近海を陸に沿って函館まで航海した。フェリーではいろいろ出現する八戸沖の海域が,航路が陸に近かったせいかさっぱりだった。他は,フェリーでの出現パターンとほぼ同じだった。フェリーでは金華山から宮古沖が夜間のため,ほとんど観察できないが,今回は夕方ではあったが,ミズナギドリ類の大群を見た。同じ海域は,フェリーでは仙台港へ帰る早朝4:00頃から観察できる。金華山沖から網地島沖の海域では,航路がほぼ同じこともあり,オオミズナギドリの群れを観察した。クロアシアホウドリやハシボソミズナギドリが釜石沖~気仙沼大島沖で観察できるのもフェリーと同じである。今回の一番大きなルートの違いは,八戸沖から尻屋岬を回り,マグロで有名な大間崎沖から最短で函館に向かう航路だった。この航路では,行きはヒレアシシギと多くのフルマカモメが出た。フルマカモメはフェリーでは八戸沖から多数観察できるので,同じ棲息海域に入るのかもしれない。函館港からの帰りは,夕闇の中,家路?につくウトウの群れに何となくあわれを感じた。
【写真】

■ハイイロヒレアシシギ ■ハイイロミズナギドリ ■ハシボソミズナギドリ

■ハシボソミズナギドリ ■ハシボソの群れ ■ハシボソミズナギドリ

■ハシボソミズナギドリ ■フルマカモメ暗色型 ■フルマカモメ暗色型

■クロアシアホウドリ ■オオミズナギドリ ■オオミズナギドリ

■オオミズナギドリ ■オオミズナギドリ ■オオセグロカモメ

■オオミズナギドリの群れ


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年7月17日(日)栗駒山麓

2005年08月18日 | 花山湯ノ倉温泉
■2005/7/17(日)9:30-11:00【天気】晴れ
【場所】栗駒山麓
【種名】カルガモ4,シノリガモ成鳥2幼鳥4(留守),トビ3,ハチクマ1,キジバト1,アオバト1,アカショウビン1,コゲラ1,ツバメ,イワツバメ,キセキレイ,ヒヨドリ,モズ,カワガラス,ウグイス,センダイムシクイ,キビタキ,オオルリ,シジュウカラ,ホオジロ,ノジコ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(18科26種)
【備考】今シーズン3回目の探鳥。前回の6月26日にはアカショウビンをブナの林の中で見たが,今回は渓流を挟んで向かいの木に止まり,対岸のニホンカナヘビやニホントカゲを狙っている写真を撮影することが出来た。対岸から見張っていて,獲物を見つけるや,一直線にさーっとやってきてちょっと格闘して,飛び去る。どうやらヒナに餌を運んでいるらしい。3回ほど時間をおいて同様の行動を繰り返していた。シノリガモは今シーズン7年ぶりに繁殖に成功したそうで,幼鳥4羽ということだった。たまたま自分が行ったときにはいなかったが,次回に期待ということにした。帰る途中アオバトやハチクマも見た。いい1日だった。
【写真】右サイド下リンク参照


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年7月16日(土)鳥の海

2005年08月18日 | 鳥の海
■2005/7/16(土)14:30-15:00【天気】晴れ  シギチ:トウネン夏羽1のみ
【場所】鳥の海
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,スズガモ,ミサゴ,トビ,トウネン夏羽1,ウミネコ,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科24種)
【備考】シギチはトウネン夏羽1羽のみという状況だった。カモ類も広い水面ほとんど全部探してもどういうわけか,きれいなスズガモの♂1羽だけ。こういうときもある。渡りのシーズンが本格化する8月中旬からはトウネンの幼羽がほとんどなので,トウネンの成鳥夏羽が見られるのは渡りの始まりの頃である。
【写真】

■スズガモ♂


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2005年7月16日(土)蒲生海岸

2005年08月17日 | 蒲生海岸
■2005/7/16(土)12:50-13:30【天気】晴れ 
【場所】ビール工場,蒲生干潟・海岸
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ1,トビ,シロチドリ4,キアシシギ3,ユリカモメ1,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科28種)
【備考】最初にビール工場のサギのコロニーに行った。アマサギやチュウサギ,それにゴイサギのヒナが多く目についた。蒲生干潟,海岸では特に変わったものはいなかった。カラシラサギもまだいない。
【写真】

■アマサギ成鳥夏羽 ■チュウサギのヒナ ■コサギ成鳥とアマサギ成鳥

■ゴイサギのヒナ ■アマサギのヒナ


Copyright(C)2005 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.