私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ホシムクドリが増加中とか。ネタ切れでヒバリ。

2005年9月29日(木)青葉区吉成

2005年09月29日 | 観察図鑑
■2005/9/28(木)6:00-6:07【天気】晴れ
【場所】吉成
【種名】キジバト
【備考】4時30分に起きて締め切り直前の教育工学の論文を書いていると,キジバトがやってきたので,撮影した。
【写真】
  
■橙色の朝,キジバトが1羽電線にやってきた。そこへまた1羽1mほど距離を置いてやってきた。「デデッポッポー」という声が隣からしたので,レンズを最初に来た1羽に向けると方向転換をして・・・・鳴きながら距離を縮めている。

■その喉を膨らませ,「デデッポッポー」と鳴きながら何となくすさまじい形相で求愛を迫る♂(たぶん)に対し,♀(たぶん)は飛んで行ってしまった。♂も当然ながら後を追い,住宅地の屋根屋根の上を飛んでいった。後には何もいない黒い被覆のある電線と,少し明るくなった静かな朝が残った。スズメの声と遠くに最近来ているオナガの群れの声が聞こえたが・・・。

2005年9月25日(日)蕪栗沼

2005年09月25日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2005/9/25(日)10:00-10:30【天気】豪雨
【場所】蕪栗沼周辺
【種名】ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガン13,カルガモ,コガモ,マガモ,オナガガモ,ヒドリガモ,ハシビロガモ,トビ,トウネン4,ツルシギ10,アオアシシギ3,コアオアシシギ2,オオハシシギ1,キジバト,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(8科21種)
【備考】蕪栗東側田圃で,今シーズン初めてマガンの群れを見た。雨が激しく降る中,コンバインで刈った後の温かそうな藁がある田圃で採餌,休息していた。用水池では,雨はいっそう激しさをましたが,シギチがかなりいた。蕪栗沼に行く途中のこの用水池は昔からタナゴの産地だったが,今はどうだろうか。雨で沼まで歩く気がしなかったので,これはラッキーだったかもしれない。


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2005年9月25日(日)伊豆沼・内沼

2005年09月25日 | 伊豆沼・内沼
■2005/9/25(日)8:30-9:30【天気】雨
【場所】伊豆沼・内沼
【種名】カイツブリ,ゴイサギ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,コハクチョウ(残),オオハクチョウ(残),コブハクチョウ若鳥1,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,トビ,タシギ2,キジバト,モズ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(10科20種)
【備考】朝からひどい雨だが,マガンが来ているというので行ってみた。結局1時間沼周辺を探したが,1羽のマガンも見つけられなかった。内沼にコブハクチョウが1羽雨に濡れそぼって採餌していた。


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2005年9月24日(土)蒲生海岸

2005年09月24日 | 蒲生海岸
■2005/9/24(土)8:00-8:30【天気】曇り
【場所】蒲生干潟,七北田川河口
【種名】カイツブリ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ミサゴ,トビ,セグロカモメ第4回冬羽移行中,オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(11科21種)
【備考】導流堤北側干潟にセグロカモメがいたが,結論から言うと,セグロカモメの第3回夏羽から第4回冬羽へ換羽中の個体ではないかということだ(U氏よりアドバイスいただきました)。
 嘴を見るとすでに赤ポチが下嘴にあるが,上の嘴にはまだ黒ポチがある。これも変だと最初に思った。ところが初列風切りはまるで第2回冬羽だが,よく見ると,黒い初列に白斑がある羽も見える。もともと他の初列があまりはっきり変わっていなかったのに加えて,色が褪せて,茶褐色になった可能性が高いと言うことだった。カモメは本当におもしろい。


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2005年9月18(日)19日(月)石巻

2005年09月24日 | 石巻雲雀地区
■2005/9/18(日)7:30-9:40,9/19(月)9:15-11:50【天気】晴れ・曇り シギチ総数1400+
【場所】石巻
【種名】カイツブリ4,ウミウ2,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,シマアジ,スズガモ,トビ,ハヤブサ若鳥1,チョウゲンボウ♂1,ハジロコチドリ成鳥夏羽から冬羽換羽中,コチドリ幼羽1,メダイチドリ幼羽++,オオメダイチドリ幼羽1,ムナグロ幼羽4+,ダイゼン幼羽6+,トウネン幼羽++,ヒバリシギ幼羽2,ハマシギ成鳥・幼鳥+,オバシギ幼羽2,ミユビシギ幼羽+,エリマキシギ幼羽18,キリアイ幼羽1,アカアシシギ幼羽1,アオアシシギ幼羽2,イソシギ幼羽1,ソリハシシギ幼羽1,オグロシギ幼羽5,オオソリハシシギ幼羽1,ジシギ1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ(9科34種)
【備考】石巻にシギチがたくさん飛来しているという情報で,さっそく行ってみた。1日いたかったが,その日は川崎養鱒場に家族で釣りに行くことになっていたので,9:40過ぎには帰った。Yさんが先に来ていたので一緒に見た。すぐ,ハジロコチドリとヒバリシギを見つけた。ヒバリシギは頭が小さい分,トウネンより小さく見えた。ハジロコチドリは一瞬夏羽と思ったのだが,よく見ると,冬羽に換羽中で,嘴も黄色と黒のコントラストはなかったのが残念だった。戻る途中,これから見に行く知り合いのみなさんにたくさんお会いした。翌日はカウント目的で行ったが,3回数えてだいたい1400+とした。ほとんどがトウネンとメダイチドリで,トウネンの方が個体数が多い。ヘラシギ,オジロトウネン,ウズラシギ,アメリカウズラシギ,サルハマシギ夏羽なども1週間前からいたらしいが,結局,これらの肝心のシギチははずしてしまった。オジロトウネンとサルハマの夏羽だけは見たかったのだが,そのうちまたチャンスがあると思う。いずれにしてもこんなにシギチがいたのは,最盛期である1975年前後の蒲生,鳥の海でもなかったことなので,その数の多さには感動してしまった。
【写真】
  
■アカアシシギ幼羽,メダイチドリとダイゼン。
  
■ハジロコチドリ冬羽に換羽中の個体。胸の黒帯はコチドリより広い。足を見ただけでもかなり橙色がかった黄色でコチドリとは異なる。飛ぶと風切りに明瞭な白帯が出る。よく見ると尾もなかなかきれいだ。
  
■ランディング体勢に入ったハマシギとトウネンの群れ。干潟をせわしく飛び回っていたムナグロ幼羽の群れ。
  
■2羽のヒバリシギ幼羽。トウネンとヒバリシギ。やはり,トウネンよりヒバリシギの方がスマートで小さく見える。
  
■シギチの群れを襲うハヤブサ若鳥だが,1羽にねらいをつけ,海上を追っていたが,何とスピードで負けていた。ハマシギとトウネンの群れ。約200羽いる。トウネン,ミユビシギ,オグロシギが採餌している。
  
■メダイチドリ,ミユビシギ,コチドリ,トウネンの4種。
  
■オグロシギ,オバシギ,オオソリハシシギ。全て幼羽。


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2005年9月14日(水)鳥の海・長谷釜

2005年09月22日 | 鳥の海
■2005/9/14(水)10:40-14:15【天気】晴れ
【場所】鳥の海,長谷釜
【種名】カイツブリ,カワウ,ヨシゴイ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,ミサゴ1,トビ,チョウゲンボウ♂2♀2,バン,シロチドリ幼羽1,コチドリ幼羽2,トウネン幼羽25,アオアシシギ幼羽3,タカブシギ幼羽6,イソシギ幼羽5,ソリハシシギ幼羽1,エリマキシギ♀幼羽2,タシギ3,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科39種)
【備考】鳥の海は例によってさっぱりだったが,長谷釜周辺はシギチが比較的多く出た。トウネンが一応群れといえる25羽で,休耕田ではそこそこにシギがいた。休耕田のミズアオイの花がまだ咲いていて,シラサギの白と映え,また花の青色と葉の緑色,水面に映る水色の空,それにタシギやイソシギの地味だが,それらが点描となってとても美しい風景が見られた。
【写真】
  
■コガモのエクリプス,エレガントなエリマキシギ♀幼羽,トウネンとタカブシギ幼羽。
  
■ミズアオイとイソシギ。
  
■アオアシシギ幼羽とイソシギ(前景はタシギ)。
  
  
■同じタシギでも肩羽根の羽縁の白の並び方が違う。成幼の区別は図鑑を見てもよくわからない。これらの個体は成鳥だと思うのだが,図鑑にあるような幼鳥個体はまだ見たことがないので何とも言えない。
 
■■トウネンの同じ幼羽だが,羽衣に差異が見られる。


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2005年9月14日(水)大沼・赤沼

2005年09月20日 | 大沼・赤沼
■2005/9/14(水)9:50-10:15【天気】晴れ 
【場所】大沼,赤沼
【種名】カイツブリ,ゴイサギ,ヨシゴイ,コサギ,チュウサギ,アマサギ,(チュウ)ダイサギ,アオサギ,コハクチョウ(越夏),オオハクチョウ(越夏),カルガモ,コガモ,オナガガモ,トビ,チョウゲンボウ♂1♀2,バン,オグロシギ幼羽1,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科25種)
【備考】赤沼は水は落ちていたが,フェンスを乗り越えて,いつもシギがいるところに釣り人が2,3人いて,ここもシギどころではなかった。大沼は比較的釣り人は少なく(何といっても平日),干潟にたくさんのシラサギとバン,幼鳥,雛がいた。オグロシギがシラサギの中にいた。
【写真】

■チュウダイサギとコサギ。こんなに大きさに違いがある。亜種チュウダイサギは足が黒い。
  
■オグロシギ幼羽とチュウサギ,コサギ,アマサギ。


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2005年9月14日(水)蒲生海岸

2005年09月20日 | 蒲生海岸
■2005/9/14(水)9:00-9:30【天気】晴れ
【場所】蒲生干潟,海岸,七北田川河口 マガモ3
【種名】カイツブリ24,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,マガモ3,コガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ミサゴ8,トビ,シロチドリ1,キアシシギ幼羽2,オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ,キジバト,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科27種)
【備考】今週特休2日をすべて消化ということで蒲生に来た。しかし・・平日なのにサーファーの数は土日とあまり変わらない。みんな特休なのか???駐車場はサーファーの車でいっぱいだ。もちろん,平日に鳥を見に来ている人間がいるわけなのだから,サーファーの若者たちがいっぱいでも数あるうちだから,そういうことなのかもしれない。もちろん釣り人もいっぱいいる。ということは,蒲生のシギチにとっては土日休日はもちろん,平日も気が休まる場所ではないということか。以前のように干潟が奥まで出てもシギチがいっぱいという光景は見られなくなった。餌自体がないのだろう。後日,石巻で以前の蒲生のような光景を見た。ちなみに私が大学の1975年前後,蒲生を守る会の月例センサスでは,春秋の渡りで,シギチ個体総数平均300羽前後,平均種類数は12種前後だった。ちなみに蒲生を守る会の「蒲生海岸鳥類生息調査結果1971~2003」を見ると,私が大学に入学した1975年前後が,蒲生におけるシギチの種類数・個体数のピークで,その後激減,現在に至っている。気を取り直して書くと今日はミサゴが8羽もいた。最近では最大羽数である。もちろん成鳥の他,毛並みの整わない幼鳥もいた。8月だったか,東京の谷津干潟をメインフィールドにしている若いペアのバードウォッチャーにお会いした。いい場所ですね。海が開けていて砂浜がある。それはそうだ。
【写真】オオセグロカモメ幼鳥。毛並みのいい立派なカモメ。
 


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2005年9月10日(土)蒲生海岸

2005年09月11日 | 蒲生海岸
■2005/9/10(土)6:00-7:00【天気】晴れ オナガガモ,コガモ飛来
【場所】蒲生干潟,海岸,七北田川河口,サギのコロニー
【種名】カイツブリ18(成鳥が中心),ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,ミサゴ2,トビ,シロチドリ4,トウネン幼羽4,アオアシシギ幼羽1,キアシシギ幼羽2+,イソシギ幼羽1,ソリハシシギ幼羽1,オオソリハシシギ幼羽1,ホウロクシギ幼羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ1,キジバト,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科27種)
【備考】サギのコロニーはほとんど巣立っている状態だった。干潟は満潮に向かっていて到着時は奥まで干潟が出ていたが7時頃には見えなくなった。シギチは種類数はまあまあだが個体数となると群れが全くない状態で,これは今年の傾向のような気がする。海岸を松林まで歩いて戻るところでIさんにお会いした。それから河口近くまで来たときに葦原の方からホウロクシギが飛んできた。以前蕪栗沼でホウロクシギが何度も旋回しながらピピピピと鳴きながら飛んでいたが,これも同じ鳴き声だった。腰は比較的白く見えたが,ダイシャクのようなはっきりした白さではない。カモ類はコガモとオナガガモが観察できた。


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2005年9月7日(水)鳥の海・長谷釜

2005年09月11日 | 鳥の海
■2005/9/7(水)15:15-16:30【天気】台風
【場所】鳥の海,周辺田圃,長谷釜
【種名】ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,コチドリ幼羽2,トウネン幼羽22,キリアイ幼羽3,クサシギ幼羽3,タカブシギ幼羽9,イソシギ幼羽6,ソリハシシギ幼羽4,タシギ成鳥62+,オオセグロカモメ,ウミネコ(6科17種)
【備考】台風の影響で鳥の海内は大波だった。カモメ類もほとんど飛んでおらず,オオセグロカモメの若鳥がかろうじて2羽ほど飛んでいた。海岸で正体不明の大型の黒茶色の鳥が飛んでいたが,結局写真も撮れなかったので不明のままだった。長谷釜と空港近くの休耕田に複数の種類のシギがいた。タシギだがこれが,長谷釜と空港の中間地点の田圃に大量にいた。ちょうどミズアオイその他の水草をはらって,草が乾燥している場所で,最初は遠くから見てムクドリがたくさんいると思い,車で畦道を通り過ぎようとしたら,一斉に飛び立った。それがムクドリではなくタシギで,東上空を旋回しているときまずカウントし,それからぐるっと回って西からこちらへ近づいてきた。双眼鏡でカウントしながら見ていたのがぐんぐん大きくなってきて,目の前を「ぐわーっ」という感じで通り過ぎていく。まるで回転木馬ならぬ回転タシギという隊形で,肉眼でかなりよく見えた。こういうときに限ってレンズを車の中においているのだが,十分な見応えがあった。9月の初旬ではあるが,田圃はまだまだシギチがいるようだった。


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フォトギャラリー 青葉城趾長沼のオシドリ♂エクリプス

2005年09月09日 | 観察図鑑
【フォトギャラリー】青葉城趾長沼のオシドリ♂エクリプス 2005年9月8日(木)7:20-7:40
  
  


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2005年9月7日(水)蒲生海岸

2005年09月09日 | 蒲生海岸
■2005/9/7(水)13:45-14:30【天気】台風 
【場所】蒲生干潟,海岸,七北田川河口,サギのコロニー
【種名】ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,キアシシギ2,オオソリハシシギ幼羽1,ホウロクシギ幼羽4,オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ4,ツバメ,スズメ(7科16種)
【備考】台風がいろんな雲を引き連れて去っていく,その空の下,強風が吹き付ける蒲生海岸にやってきた。大沼を回ったがカルガモくらいしかしなかった。蒲生に着くと鳥の海から回ってきたKさんがいて,一緒に海岸の方に行きながら観察した。強風にさらされながら七北田川の浅い河床にキアシとホウロクシギ,オオソリハシシギがいた。しかし後でわかったが合計4羽いたのは全部ホウロクで,最初にオオソリの近くにいたシギは大きさからいってチュウシャクではないと知れたが,後からやってきた残りは嘴が短かったため,何だチュウシャクかと思って適当に写真を撮っていたら,これがホウロクの幼羽だった。やはり嘴は最初から長いものではなく,次第に伸びるのだとわかった。
【写真】
  
■オオソリハシシギ幼羽とホウロクシギ幼羽。ホウロクシギは並ぶとかなり大きさが違う。
  
■オオソリハシシギとホウロクシギ。ホウロクシギは嘴は短いが体型がチュウシャクシギとは異なる。
  
■キアシシギ幼羽。キアシシギは蒲生に通い始めた30年前から,蒲生では渡りの季節に回数も個体数も多く見られる種類だ。
  
■釣り針が足の付け根に刺さり,釣り糸が足に絡んだオオセグロカモメ幼羽?。ユリカモメ第1回夏羽。


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2005年9月2日(金)鳥の海

2005年09月06日 | 鳥の海
■2005/9/2(金)10:10-12:00【天気】晴れ
【場所】鳥の海,周辺田圃,長谷釜
【種名】カイツブリ,カワウ,ヨシゴイ1,ゴイサギ,ササゴイ3,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,スズガモ♂(越夏),ミサゴ1,トビ,オオタカ幼鳥1,ハヤブサ成鳥♀1,チョウゲンボウ♂1♀2,キジ♀1幼鳥3,バン成鳥♂3♀4ヒナ12,コチドリ幼羽6,トウネン幼羽3,オバシギ幼羽1(標識),クサシギ幼羽2,タカブシギ幼羽3,イソシギ幼羽2,ソリハシシギ幼羽6,タシギ成鳥3,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,カッコウ,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ♀,セッカ,シジュウカラ,ホオジロ,ホオアカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(26科45種)
【備考】鳥の海のシギチは,ソリハシシギ2,オバシギ1,クサシギ1だけで,残りは長谷釜の休耕田1カ所の記録である。長谷釜のジシギは一応タシギということになったが,もう少し粘って,オオジシギ等出してみたい。それにしてもハマシギ,オオソリなどまだ全然見ていないのだがどうなっているのだろうか。自分で見ていない分も含めると一通りパラパラと出てはいるようだが,今年の秋の渡りは「勢い」がないのだった。
【写真】
 
■ヒバリとキジ♀。キジは逆光だったにもかかわらず愛機のEOS20DとEF100-400は,かなり見た目に近いように撮してくれた。
  
■干潟のソリハシシギ幼羽と防波堤下の岩に飛び乗る標識オバシギ。
  
■長谷釜休耕田のコチドリ幼羽とトウネン幼羽
  
■長谷釜休耕田のタシギ。合計3羽いた。写真は同一個体。タシギに比べるとミズアオイが非常に大きく見える。
  
■チュウサギの白と周りの緑,青のコントラストがきれいで写真をだいぶ撮影した。
  
■タシギとチュウサギ。やはり周囲との色の取り合わせがなかなかきれいだった。チュウサギとミズアオイの写真はやや傾いてしまって残念だった。



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2005年9月2日(金)磯浜・釣師浜

2005年09月06日 | 磯浜漁港
■2005/9/2(金)8:25-9:15【天気】晴れ
【場所】磯浜,釣師浜,水神沼
【種名】ウミウ,ゴイサギ,ダイサギ,チュウサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,チョウゲンボウ♀,シロチドリ成鳥♂夏羽2♀夏羽3幼羽52,メダイチドリ幼羽2,トウネン幼羽2,ミユビシギ3(夏→冬2,かなり夏羽1),オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ♀,イソヒヨドリ♂♀,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科23種)
【備考】磯浜から釣師浜にかけて計64羽のシギチ混群を観察した。圧倒的にシロチの幼鳥が多かった。釣師浜のカモメ類は,まだウミネコが多く,オオセグロカモメは少なかった。水神沼は何もいなかった。松川浦まで行く予定だったが時間の関係で新地漁港で引き返した。
【写真】
 
■釣師浜のシロチドリを中心とした群れ。他にミユビシギ,トウネン,メダイチドリが混じっていた。


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2005年8月27日(土)蒲生海岸

2005年09月06日 | 蒲生海岸
■2005/8/27(土)10:30-11:30【天気】晴れ 
【場所】蒲生干潟,海岸,七北田川河口
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ1,トビ,シロチドリ3,トウネン幼羽2,オバシギ幼羽2,ソリハシシギ幼羽3,オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ1,キジバト,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科27種)
【備考】海岸の波打ち際にトウネンが2羽,導流堤にソリハシシギ3羽,導流堤北側干潟にいつものオバシギ2羽がいただけだった。それにしてもこのオバシギ2羽は,8月10日あたりからずっといる。これだけ蒲生に通ってもお目当てのカラシラサギにあえないので,今年はもう来ないのかもしれない。
【写真】
  
■トウネン幼羽。後ろの個体は波打ち際に一直線。次は採餌しているトウネン。続いて可愛い仕草で上空をちらっと見るトウネン。目の位置が両側なので,見上げるときはこんなポーズになるが,右利き左利きというのはあるのだろうか。
 
■波打ち際が得意なトウネンも後ろから不意に来た波にはびっくりしたようだ。戻る砂の勢いに静かに足を折って,身体を低くし,足にかかる砂の負担を軽くしているように思えたのだがどうだろうか。砂の流れが止まると足を抜いて,また餌を探しに渚を行ったり来たりするのだった。
 
■8月中旬からいるオバシギ幼羽。いつまで蒲生にいるか楽しみである。渡りにとって干潟がいかに重要かオバシギ一つとってもわかるのである。


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