■2007/2/23(金)12:40-14:30【天気】曇り,雪
【場所】阿寒国際鶴センター
【種名】オオハクチョウ,トビ,オジロワシ,タンチョウ,スズメ,ハシボソガラス(4科6種),キタキツネ
【備考】早朝,羅臼町松法漁港へ行った。流氷の状態が思わしくなく,流氷クルーズは中止で,流氷ならぬ岸壁に魚をまき,ワシたちを呼び寄せるという。行ってみたら,まだたくさんのオオワシ・オジロワシがいた。カウントしたところ300+だった。オオワシが多い。天気も悪く,早々に羅臼を出発し,鶴居村サンクチュアリーセンターに移動した。10時過ぎには着いたが,何しろガスがかかっていて,ほとんど見えない状態。サンクチュアリーセンターでいろいろお話を聞いた後,阿寒町の阿寒国際鶴センターへ移動した。鶴居村も阿寒も学生時代に一度行っているが,阿寒は今回も入場料を払うのを忘れて,後でお支払いした。2時に餌をまくというのでそれまで,食堂でカレーとラーメンを食べながら待っていた。キタキツネがスタンバイし,遠くの木にはオジロワシが止まっている。オオハクチョウがなぜかいっぱいいる。2時になり,いよいよ餌の魚をまきはじめる。オジロワシがどんどんやってくる。天気が悪くよい写真は撮れなかった。できれば晴天でゆっくりいつまでも撮影していたかったが,2時30分に終了した。
翌日は晴天だったが,時間の関係で阿寒までは行けず,鶴居村サンクチュアリと鶴見台を見て帰路についた。ちなみに,帰りに立ち寄った野生生物保護センターはかなり良いところでした。センターで保護中のシマフクロウのライブ映像も見せてもらいました。
今回の道東と30年前の学生時代のそれを比べての相違点の第一は,「寒さ」だろう。ほぼ同じ時期に行ったにもかかわらず,今回は寒いと感じた場所はどこもなかった。納沙布岬に流氷はなく(もちろん羅臼にないのだから),凍港もなかった。あれだけいたビロードキンクロ,コオリガモは,ほとんどいなかったし,クロガモも群れはいたが数が以前とは全く違う。納沙布岬から水平線まで続くあの流氷原は二度と見られないのかもしれない。1990年刊の斜里町立博物館編『しれとこライブラリ1 知床の鳥類』北海道新聞社を釧路の書店で購入した。それぞれの専門家が執筆を担当した優れた本だ。この本を読み,実際にオオワシやオジロワシの姿を見て,シマフクロウや,タンチョウも含めて,もはや人との関わりなしには彼らの多くは生きていけないのではないかと実感した。それを言えば,地元宮城のガン類やハクチョウ類だって,同じようなものだと思うが。
まあ,それにしても温根沼と風蓮湖,それに1日目の羅臼はもう満足の一語に尽きる。あれほど飽きるくらいあこがれのオオワシやオジロワシを見られたのは学生時代にはなかったことである。
【写真】
■タンチョウの餌付け用魚がまかれるとそれを狙ってやってくる-オジロワシ成鳥
■オジロワシ成鳥/トビとオジロワシ若鳥/オジロワシ若鳥
■オジロワシ成鳥
■ハシボソガラスに追われるオジロワシ成鳥/鶴居サンクチュアリーセンターのタンチョウ/阿寒丹頂国際センターのタンチョウ
■求愛行動中のタンチョウ/タンチョウの離陸(走ってふわっと浮かぶ)
Copyright(C)2007 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】阿寒国際鶴センター
【種名】オオハクチョウ,トビ,オジロワシ,タンチョウ,スズメ,ハシボソガラス(4科6種),キタキツネ
【備考】早朝,羅臼町松法漁港へ行った。流氷の状態が思わしくなく,流氷クルーズは中止で,流氷ならぬ岸壁に魚をまき,ワシたちを呼び寄せるという。行ってみたら,まだたくさんのオオワシ・オジロワシがいた。カウントしたところ300+だった。オオワシが多い。天気も悪く,早々に羅臼を出発し,鶴居村サンクチュアリーセンターに移動した。10時過ぎには着いたが,何しろガスがかかっていて,ほとんど見えない状態。サンクチュアリーセンターでいろいろお話を聞いた後,阿寒町の阿寒国際鶴センターへ移動した。鶴居村も阿寒も学生時代に一度行っているが,阿寒は今回も入場料を払うのを忘れて,後でお支払いした。2時に餌をまくというのでそれまで,食堂でカレーとラーメンを食べながら待っていた。キタキツネがスタンバイし,遠くの木にはオジロワシが止まっている。オオハクチョウがなぜかいっぱいいる。2時になり,いよいよ餌の魚をまきはじめる。オジロワシがどんどんやってくる。天気が悪くよい写真は撮れなかった。できれば晴天でゆっくりいつまでも撮影していたかったが,2時30分に終了した。
翌日は晴天だったが,時間の関係で阿寒までは行けず,鶴居村サンクチュアリと鶴見台を見て帰路についた。ちなみに,帰りに立ち寄った野生生物保護センターはかなり良いところでした。センターで保護中のシマフクロウのライブ映像も見せてもらいました。
今回の道東と30年前の学生時代のそれを比べての相違点の第一は,「寒さ」だろう。ほぼ同じ時期に行ったにもかかわらず,今回は寒いと感じた場所はどこもなかった。納沙布岬に流氷はなく(もちろん羅臼にないのだから),凍港もなかった。あれだけいたビロードキンクロ,コオリガモは,ほとんどいなかったし,クロガモも群れはいたが数が以前とは全く違う。納沙布岬から水平線まで続くあの流氷原は二度と見られないのかもしれない。1990年刊の斜里町立博物館編『しれとこライブラリ1 知床の鳥類』北海道新聞社を釧路の書店で購入した。それぞれの専門家が執筆を担当した優れた本だ。この本を読み,実際にオオワシやオジロワシの姿を見て,シマフクロウや,タンチョウも含めて,もはや人との関わりなしには彼らの多くは生きていけないのではないかと実感した。それを言えば,地元宮城のガン類やハクチョウ類だって,同じようなものだと思うが。
まあ,それにしても温根沼と風蓮湖,それに1日目の羅臼はもう満足の一語に尽きる。あれほど飽きるくらいあこがれのオオワシやオジロワシを見られたのは学生時代にはなかったことである。
【写真】
■タンチョウの餌付け用魚がまかれるとそれを狙ってやってくる-オジロワシ成鳥
■オジロワシ成鳥/トビとオジロワシ若鳥/オジロワシ若鳥
■オジロワシ成鳥
■ハシボソガラスに追われるオジロワシ成鳥/鶴居サンクチュアリーセンターのタンチョウ/阿寒丹頂国際センターのタンチョウ
■求愛行動中のタンチョウ/タンチョウの離陸(走ってふわっと浮かぶ)
Copyright(C)2007 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.