私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

今日も明日も日中、2,3℃。これは寒い。早く暖かくなってほしいですね。写真は1月11日の伊豆沼。

2024年12月16日(月)東よか干潟

2024年12月29日 | 県外・国外・その他

■2024年12月16日(月)6:52-:11:05【天気】晴れ【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500
【場所】東よか干潟、周辺耕地
【種名】ツクシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、カワウ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、オオバン、ダイゼン、シロチドリ、ソリハシセイタカシギ、ダイシャクシギ、ツルシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、ハマシギ、ユリカモメ、ズグロカモメ、セグロカモメ、ホイグリンカモメ、タイミルセグロカモメ、トビ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツリスガラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、オオジュリン(21科44種)※見ないでしまった鳥:カササギとコクマルガラス淡色型 タイミルセグロカモメは亜種不明
【メモ】今回の遠征鳥見の第一目標が東よか干潟の前回吹雪再チャレンジだった。前回は2022年12月23日(金)だったが、年休を1日もらって、今回は12月16日(月)の満潮時5.3mの日にした。前日、諫早干拓の帰りに東よか干潟に寄ってみた。まだ、日没まで時間があり、潮が遠くまで引いていて、その先に海苔網を支える支柱が見える。その干潟に、カモやカモメ、シギチ、クロツラヘラサギがいて採餌しているのがはるか遠くに見えた。堤防に備え付けの望遠鏡で見ると、ハマシギが蟻のように動き回っているのが見えた。なるほど、これでは干潮の時は無理ということがよくわかる。このあたりが宮城県の常識とは、全く違うところだ。潮が引くレベルが違うし、干潟の面積は比較にならない。塩釜とか松島でいえば、奥松島まで全部引いても全然足りない。googlemapで縮尺5Kmで比較すれば、そのスケール感がよくわかる。何しろ湾ではなく”有明海”だから。
 さて、早朝、真っ暗な5時30分に起床して、現地には月を見ながら6:40頃到着。まだ、朝日が昇っていない。ビジターセンターに着くと、隣接する水を張った田んぼに、おなじみのナベヅルの作り物があって、すぐわきには本物のアオサギが寒いのか身を縮めていた。堤防に上がりしばらく見ていると、海は金色に染まりとても美しかった。前日、ビジターセンターの方から、あまり潮は引かないという話をされ、明日もほぼ同じ潮位なので、干潟の白く光っているところまで、潮が満ちる地点という話だった。2022年の時はすぐ近くまで満潮だったはずだがと思ったが、あまり近くないなと思い、でっかく撮るより、風景を入れて環境写真っぽく撮ることに決めた。こういう時は、R5とRF100-500は本当にいい。7時53分にオオタカ若鳥が堤防を越えて、ダイシャクシギの群れに襲いかかった。夜明けからずっと見ていると、けっこう、潮が満ちてくるのに合わせて鳥の動きが多かったが、これは猛禽による移動ということになる。
 それから、満潮は10時過ぎなので、しばらくあるということで、周辺を見ることにした。潮が満ちて来ていつの間にかクロツラヘラサギの群れがいなくなっているのに気づき、たぶん、耕地に行っているだろうと思って、堤防沿いに車を走らせていると、いました。けっこうな数のクロツラヘラサギとヘラサギの群れが、アオサギの群れと一緒にいた。ついでに見ている水路の草むらからツリスガラが2羽やってきたが、すぐに飛んで行ってしまって、全く写真には撮れなかったのは残念。ずっと昔に谷津干潟で見て以来だったが。それから、時間になったので、干潟に戻ると、やはり前回、柵の前までいたのが、ちょっと遠かったが、景色が素晴らしかった。シギチも前回同様の種類と個体数だったような感じがしたが、あえて言えば、ダイゼンの群れが少なかったように思った。
しばらく見て、最後にまた猛禽が出たのか、ソリハシセイタカシギとダイシャクシギの群れが一斉に飛び立つシーンを見て、終了とした。来てみて本当によかった。
【写真】
  
コールドムーン/ビジターセンター近く/堤防からの眺め
  
干潟前面/クロツラヘラサギがいるが、よく見ると溝の中にもいる。潮が満ちれば移動する
  
オオタカ若鳥の襲来/飛び立ちダイシャクシギ/ハマシギ他、今回ここで見られたシギチの種類が全部写っている
  
柵前の泥地。ここはまだいいが、もっと行くとはまってしまう。/シチメンソウ/ダイシャクシギ。後ろにアオアシシギとコアオアシシギ
  
ミヤマガラス成鳥と幼鳥/クロツラヘラサギとヘラサギの群れ。目の下が黄色い生殖羽のクロツラもいる。
  
溝が好きなのか/水を張った耕地にズグロカモメ1W/ツクシガモ
  
ツクシガモとダイシャクシギ/ズグロカモメ1W。耕地の乾いた土の上にけっこうな数がいて、それがほぼ1W。
  
ツクシガモ他/シロチとハマシギ/セグロ、タイミル、ホイグリン
  
手前からセグロ、タイミル、ホイグリン/ホイグリン、タイミル
  
ズグロカモメadWの群れ/ツルシギとツクシガモ/ツクシガモ。遠くに海苔養殖網と支柱が見える。/ツクシガモとダイゼン
  
手前がタイミル、左がホイグリン2羽、右がセグロカモメ/飛び立つハマシギ
  
セグロカモメ4W/ダイゼンの群れ/ソリハシセイタカシギ
  
飛び立つダイシャクシギとソリハシセイタカシギ/
  
ツクシガモ/メジロ
  
証拠写真のフロントガラス越しコクマルガラス/ズグロカモメ1W


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2024年12月15日(日)諫早干拓

2024年12月28日 | 県外・国外・その他

■2024年12月15日(日)11:23-13:36【天気】曇り、小雨【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500
【場所】諫早干拓(小江干拓、中央干拓、森山干拓)※吾妻干拓へは時間がなく行かずじまい。
【種名】マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キジバト、マナヅル、ナベヅル、オオバン、タゲリ、セグロカモメ、トビ、ハイイロチュウヒ♂♀、ノスリ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ホシムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、アトリ(16科26種)
【メモ】千々石海岸でカモメを見て、道を引き返し、まずは中央干拓に行ってみた。各干拓地は、水路と堤防で区切られていて、ここまでは〇〇干拓エリアとわかりやすい。とりあえず、ツルとクロツラヘラサギを見ればOKということで、あまり細かく鳥は見なかったが、ツルは、大好きなマナヅルがたくさんいて、うれしかった。そして何よりも、マナヅルの群れが採餌する風景が素晴らしかった。次に森山干拓に行くと、あちこちにナベヅルとマナヅルがいた。農道のすぐわきで採餌していて、車を停めても特に何とも思わないようで、親子で採餌を続けていた。吾妻干拓にも行けばよかったが、調整池に行きたかったので、戻って小江干拓に行ったのはいいが、調整池といってもやたら面積が広く、どこにいるか聞ける人もいなかった。雨もますます降ってきた。今日は、東よか干潟の夕暮れ時と干潮の様子も見たかったので、狩りをしていたハイチュウを間近に見て終了となった。諫早干拓はもったいなかった。どこも、もっといたかった。
【写真】
  
諫早干拓北部排水門/海側、遠くに雲仙岳/中央干拓の一面のキャベツ畑
  
伊豆沼や蕪栗沼の田んぼの水路のようなところや耕地に、ガンではなくツルがいた。
  
耕地にはたくさんのハウスが立ち並んでいた/耕地のマナヅルの群れ
  
マナヅルの幼鳥というと頭のあたりが茶色っぽいが、これは黒基調だった。2,3年目くらいなのか。/ナベヅルの親子/マナヅルの両親
  
マナヅル親子/アトリ/ホシムクドリ
  
タゲリ/ハイイロチュウヒ♂。蕪栗沼だと、塒を旋回するのをみんなで見ているが、こちらでは、中央干拓や小江干拓の農地が狩場のようだった。


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2024年12月15日(日)千々石海岸

2024年12月26日 | 県外・国外・その他

■2024年12月15日(日)10:10-10:47【天気】曇り、小雨【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500
【場所】千々石海岸
【種名】ウミネコ、セグロカモメ、モンゴルセグロカモメ、ホイグリンカモメ、タイミルセグロカモメ(1科4種+亜種不明1)※タイミルセグロカモメは多く見られるが、現時点では亜種不明。
【メモ】※カモメの識別はあとで訂正の可能性あり
<はじめに>
 2022年12月、ツアーで東よか干潟を訪れ、宮城県にはない広大な干潟に感動した。あいにく吹雪の日で、近いうちにじっくり見てみたいと思った。また、諫早干拓にはまだ行ったことがなかったので、この2か所を鳥見のメインにした。また、諫早干拓の近くに千々石海岸というカモメの名所があるということで、ここにも行ってみることにした。仙台空港を14日(土)午後の福岡空港行きのANA(IBEX)に乗り、2時間ほどで福岡空港に到着。そこから電車を乗り継いで、特急かささぎで、佐賀駅に到着、ホテルへは18時少し過ぎた頃。翌16日(日)朝、8時にレンタカーを借りて、有明沿岸道路~多良岳オレンジロード~諫早湾干拓堤防道路を通って、雲仙多良シーライン展望所へ。そこから、吾妻干拓や森山干拓を眼下に、山越えで千々石海岸に到着。10時30分ちょうど。ここまで84.5Km、途中、明日の東よか干潟用長靴を購入した。車は現フィットのハイブリッド。レンタカーなのでUSB端子がなく、店でアダプターも購入。スマホ2台持ちなのでこれもOK。
<千々石海岸の大型カモメ>
 さて、事前にGoogleMapで見た千々石海岸のちょうど真ん中あたりの海岸脇の道路に出て見渡すと、海岸の両方の端にカモメの若干の群れがいた。そこで、まずは順光側に行くことにした。というのも背の濃さ薄さは光線の角度でかなり変わるので、いろいろ方向を向いてもらわないと分からない。全部で15羽いて、一番手前に1羽、薄灰色の羽で足が薄ピンクのカモメ。海岸一番奥に足ピンクのセグロカモメと足の黄色いカモメ。真ん中に残り12羽がいて、1羽はウミネコ。足の黄色と背の黒さが比較できる。12羽の中で、明らかに背がウミネコレベル=ホイグリンカモメがいるが、近くに行ってみないと分からない。後は亜種不明のタイミルセグロカモメとあたりをつけた。結果的として、千々石海岸で見たのは、セグロカモメ、モンゴルセグロカモメ、ホイグリンカモメ、タイミルセグロカモメ、ウミネコの5種で、妥当なところ。
 千々石海岸の大型カモメは、足が黄色いのが多く、背も薄いのがたくさんいた。宮城県では、足の黄色と橙黄色がいれば、だいたいタイミルなので、いたいたという感じ。時間があればいつまでも見ていたかったが、12時を過ぎ、諫早干拓の時間が無くなり、さらに夕方の東よか干潟も予定しているので、千々石海岸をあとにした。ちなみに、海岸の反対端にいたカモメは行ってみたら1羽もいなくなっていた。景観のいい観光地で、1年くらい毎日いたいところだった。この記事を出すのに11日もかかってしまった。カモメは難しいがおもしろい。
【動画】大型カモメ類
【写真】
  
モンゴルセグロカモメadWと飛翔。
  
モンゴルセグロカモメadWの飛翔。/ウミネコadWとホイグリンかと思ったら、
  
横を向いたら、翼が薄いタイミルadWだった。/この手前のadWが迷ったが、
  
こういう足の色のタイミルもいるのでタイミルadWにした/セグロカモメadW
  
全部タイミルadW
  
セグロカモメadW、後ろはタイミル/セグロカモメadW/セグロカモメadW
  
タイミルadW/セグロカモメadW/セグロカモメadW
  
かわいい♀型セグロカモメadW
  
セグロカモメadWと飛翔
  
セグロカモメadW飛翔/タイミルadW飛翔
  
セグロカモメadW飛翔/タイミル4W/セグロカモメadWか4W
  
セグロカモメadW
  
タイミル4W
  
タイミル4W/セグロカモメ4W/タイミル4W
  
セグロカモメ4W/セグロカモメadW♀型/タイミル4W
  
セグロカモメ4W飛翔/セグロカモメ4W
  
セグロカモメ4W/ホイグリンカモメ4W/セグロカモメ4W
  
セグロカモメ4W/タイミルadW/これは明らかにホイグリンカモメadW
  
モンゴルセグロカモメadW
 
ウミネコadW/全体の様子


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2024年7月4日(木)宮古島(5)パナリ干瀬

2024年07月04日 | 県外・国外・その他

■2024年7月4日(木)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】博愛漁港~パナリ干瀬
【種名】クロアジサシ+++、マミジロアジサシ+++、ベニアジサシ1、(1科3亜種・種)
【メモ】昨年船を出してもらったのは8月だったが、今回は営巣時期で、岩礁にはたくさんのクロアジサシと、それよりは数が少ないマミジロアジサシが営巣していた。昨日、保良漁港から午後の時間だが、パナリ干瀬の漁港から見て右の方の海域で、エリグロアジサシとベニアジサシがダイビングしていた。今日は、クロとマミジロの採餌を期待していたが、そのシーンには会えなかった。そのため、写真は飛んでいるところだけということになっている。セグロアジサシもヒメクロアジサシもどうやらいなかったようで、来年は、別の島に行ってみたい。
とは言え、3日間いたので、エリグロとベニ、マミジロとクロの2種類2組がそれぞれ、棲み分けているのを観察することができた。

【写真】
  
マミジロアジサシ/クロアジサシ/岩礁で繁殖しているクロアジサシとマミジロアジサシ
  
マミジロアジサシ/クロアジサシJ/マミジロアジサシ
  
クロアジサシ/マミジロアジサシ/クロアジサシ


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2024年7月2日(火)~4日(木)宮古島(1)風景編

2024年07月04日 | 県外・国外・その他

■2024年7月2日(火)~4日(木)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR5+RF16
【場所】宮古島
【種名】リュウキュウカラスバト2、リュウキュウキジバト+++、キンバト3、チュウダイズアカアオバト12+、ズグロミゾゴイJ1、ゴイサギAd1・J1、アマサギ12、ムラサキサギAd1、クロサギ1、シロハラクイナAd1・J1、ミフウズラ♂1♀1+、ツバメチドリAd・J50+、クロアジサシ+++、マミジロアジサシ+++、ベニアジサシ+++、エリグロアジサシ+++、リュウキュウコノハズク2+、リュウキュウアオバズク2+、リュウキュウアカショウビン2+、リュウキュウハシブトガラス++、リュウキュウツバメ++、シロガシラ1、リュウキュウヒヨドリ+++、イソヒヨドリ+++、セッカ1、スズメ+++(13科25亜種・種)
【メモ】昨年は8月下旬に1泊2日で、一昨年の石垣島でよく見れなかったアジサシ類とキンバトを見に行った。しかし、セグロアジサシとヒメクロアジサシを見ることができなかったので、今回はアジサシ類がまだ子育てをしている期間に、仕事を2日間休み、行ってみた。(1)風景では、探鳥したコースについて記述する。
7月2日(火)仙台空港7時35分発~中部国際空港8:45着11:30発宮古空港13:55着のANA。ニッポンレンタカーで14:30頃、探鳥に出発。東平安名崎の保良漁港が今日の探鳥地。距離23.3km約30分で到着。ここで、ノッチ岩上のアジサシ類を探す。17:00には、昨年同様、3日目のアジサシクルーズ出港漁港の博愛漁港(2つある)近くのシーブリーズコーラルにチェックインする。疲れるので星は見なかった。イオンに買い物と夕食。鳥友から情報をいただく。
7月3日(水)ホテルから早朝熱帯植物園のある大野山林へ。そこから大野越排水溝の橋を通って、マングローブ林。さらに池間大橋を渡って島内一周し、今度は昨年時間がなくて渡らなかった伊良部大橋を渡り、もう一度保良漁港に戻り、探鳥。16:00にホテルに戻り、来間大橋にサンセットを見に行く。ちなみに、この日は水曜日で、入りたいお店は休みのところが多く、がっかり。
7月4日(木)博愛漁港7:00出港でパナリ干瀬へ。12時ころ帰着。14:35の宮古島発中部国際空港、さらに仙台空港帰着。
 天気は、3日間晴れで、34℃。保良漁港の堤防に熱くて座っていられない。漁港脇のビーチは海水浴客、シュノーケルの人たち。膝まで入ったが、温いというか少し熱かった。温泉プールに入っている感じ。魚やカニがいっぱいいた。遠浅で波なしのいいところ。ここを、シロエリアジサシとベニアジサシが飛び回っている。時々、スコールみたいな雨が2回降って、たまたま、そこに着く前や店にいたりした時だったので、雨が降ったのは分からなかったが、レンズカメラは一瞬に曇り、パニックに。シロハラクイナは白く写っていた。曇りとの闘いだった。

【写真】
  
保良漁港のノッチ/東平安名崎と平安名灯台/宿泊先シーブリーズコーラル駐車場から夕暮れ
  
大野林の夜明け/池間大橋/池間大橋から伊良部大橋を望む
  
伊良部大橋/保良漁港周辺
  
保良漁港周辺/来間のサトウキビ畑
  
シギラリゾート/来間島/来間大橋のサンセット


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2024年7月3日(水)宮古島(3)早朝~午後

2024年07月03日 | 県外・国外・その他

■2024年7月3日(水)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR5+RF16
【場所】大野山林~マングローブ林~池間大橋・池間島~伊良部大橋・伊良部島~熱帯植物園~保良漁港
【種名】リュウキュウカラスバト2、リュウキュウキジバト+++、キンバト3、チュウダイズアカアオバト12+、ズグロミゾゴイJ1、ゴイサギAd1・J1、アマサギ12、クロサギ1、シロハラクイナAd1・J1、ベニアジサシ+++、エリグロアジサシ+++、リュウキュウアカショウビン2+、リュウキュウハシブトガラス++、リュウキュウツバメ++、シロガシラ1、リュウキュウヒヨドリ+++、イソヒヨドリ+++、セッカ1、スズメ+++(13科25亜種・種)
【メモ】
早朝、と言っても南の島なので、夜明けがとても遅い。仙台なら3時30分頃には今の季節明るくなっているが、熱帯植物園近くの展望台で大野山林の夜明けは5時59分だった。日が昇っても、まだまだ暗い。遠くで、リュウキュウアカショウビンの声が聞こえる。一応、下に降りて、水場巡りした。ゴイサギの成鳥と幼鳥がいたが、長居せず出てきた。駐車場の近くの樹上では、キンバトやヨナグチカラスバトが鳴いている。車の近くで上を見上げたら、キンバト♂が止まっていてぷうぷう鳴いていた。キンバトは前回もここで6羽くらい見たので、そう言えば鳴き声を録音していないと思い、動画で録った。それから、大野越排水溝に行ったが、リュウキュウアカショウビンとシロハラクイナ、ズグロミゾゴイがいて、チュウダイズアカアオバトが電線にけっこうたくさん止まっていたり、スズメがやたらいた。それから、島一周ということで、マングローブ林から池間島、伊良部島に行って、結局、保良漁港にまた行くことにした。今日は浜から遠浅の海を膝までじゃぶじゃぶ歩きながら、アジサシ類を見て回った。海水浴客やシュノーケリングの方たちが結構いた。とにかく、素晴らしくきれいなところだった。
帰ろうとしたら、保良漁港内のすぐ近くの岩礁でもエリグロアジサシが営巣していると教えられ、行ってみたら本当に近かった。カニはいろんな種類がいたが、岩陰のアジサシ類を見に行くときに、途中の岩で、巨大なカニがいて、まるで、大きなクモのようにささそそと横走りに岩陰に隠れたのには、思わずぞわっとした。サンゴの浅瀬には、いろんな種類の魚がたくさん泳いでいるのが見えた。遠くから見ると、漁港の防波堤脇の岩にクロサギがいて、そのあたりをなぜか、飛び回っていた。一日いても飽きない美しい場所だ。

【動画】
キンバトの鳴き声
エリグロアジサシとベニアジサシの飛翔
【写真】
  
キンバト♂/リュウキュウキジバト/チュウダイズアカアオバト
  
シロハラクイナ成鳥/アマサギ/イソヒヨドリ幼羽
  
セッカ/リュウキュウツバメ/平良港クルーズ船ターミナル停泊中の客船
  
保良漁港の浜はサンゴの浜。あちこちでエリグロアジサシの求愛行動が見られた。
  
2羽で求愛行動をしていると、そこにもう1羽現れ、さらに1羽。
  
渚で待ってるエリグロアジサシ/あちこち飛び回っているエリグロアジサシ
  
ちっとも来ないなと待っている/営巣地/ベニアジサシとエリグロアジサシの群れ
  
大きな岩陰にベニアジサシとエリグロアジサシがいて、飛んでは戻るを繰り返していた。/カニと魚
  
さすがに暑いのか、岩陰にいて、しきりに何かしゃべっている/近くにベニアジサシの巣があったのか、1羽急降下。
  
ベニアジサシ/カニの一種/エリグロアジサシ
  
エリグロアジサシ営巣中/エリグロアジサシ/漁港内の岩礁で抱卵
  
抱卵のアップ/♂か♀がやってきた。
 
抱卵するペア/エリグロアジサシとベニアジサシ


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2024年7月3日(水)・4日(木)宮古島(4)夕方・早朝

2024年07月03日 | 県外・国外・その他

■2024年7月3日(水)・4日(木)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】宮古島
【種名】ミフウズラ♂1♀1+、ツバメチドリAd・J50+、リュウキュウコノハズク2+、リュウキュウアオバズク2+、エリグロアジサシ+、リュウキュウツバメ+、リュウキュウヒヨドリ+、イソヒヨドリ+、スズメ++(8科9亜種・種)
【メモ】ホテルについて軽食を摂り、昨年同様、来間大橋にサンセットを見に行った。来間大橋に行く途中に、広いサトウキビ畑があり、刈り取られた広い場所に、たくさんのツバメチドリがいた。成鳥、幼鳥、合わせて50+いて、盛んに飛び回っていた。ケリと同じ感じで、幼鳥も成鳥も道路のすぐ近くにいるが、車が近づくと、たくさんやってきて、警戒の鳴き声を発している。ほぼケリのような鳴き声と行動。にも拘わらず、目の前の成鳥、幼鳥は、特に逃げるわけでもないところが不思議なところ。ここで、時間を取ってしまい、急いで来間大橋を渡り、畑の方に行ったところ、道の途中で、のんびり歩いているミフウズラのペアがいた。島の道路や畑の細道を走っていると、走って逃げていくのはシロハラクイナとミフウズラ、それにズグロミゾゴイなどだが、目の前のミフウズラのペアは意外とのんびりしていた。チャンスとばかり、ウインドウ越しに撮影しているところに、携帯に着信。たぶん、明日のクルーズの連絡と思ったが、ミフウズラの撮影の方が優先で、あとからショートメールで確認した。それから、急いで、来間大橋まで戻ったが、すでに太陽は沈んでいた。一応、撮影して、ホテルに戻る途中、体育館前を通った時に、道路の反対側はゴルフ場になっているが、その上空を、コウモリの大群のようにツバメチドリが飛んでおり、本物のヤエヤマオオコウモリが、駐車していた付近の灌木に、向かいの公園からバサバサと(音はしない)6羽ほど飛んできて止まった。ヤエヤマオオコウモリは大好きなので、当然ストロボはないので、ISO6400にしたら、F7.1でもピントが合う時があった。動画も撮影したが、頭や首を後足で気持ちよさそうに掻いていた。どうやら公園一帯の灌木にいるらしく、電線には、2羽リュウキュウアオバズクが止まり、公園の中の灌木では、リュウキュウコノハズクが2,3鳴いていた。夜は、見に行かないつもりだったが、ホテルに帰る途中、日が暮れたおかげで、観察することができた。
朝、クルーズ前に少し時間があったので、昨日、ミフウズラがいた場所まで往復した。途中、入江湾に架かる橋から、エリグロアジサシが飛ぶ、朝の美しい風景を見た。帰りの畑に寄って、また、ツバメチドリの群れを撮影して、博愛漁港に出港10分前に到着した。

【動画】
ヤエヤマオオコウモリ:逆さになってぶら下がっている片方の足で掻き掻きしている。前足でぶら下がる時は、おしっこやうんちをする時らしい。見たことはないが。EOSR5Ⅱをヨドバシに注文したが、このカメラなら、もっとよく撮れたろうにと思う。
【写真
  
夕暮れ時、ツバメチドリの成鳥・幼鳥がいる畑を見つけた。
  
50羽以上はいたようだ。
  
ミフウズラのペア/夕暮れにコウモリのように飛ぶツバメチドリ
  
来間大橋のサンセット/電線のリュウキュウアオバズク2羽/ツバメチドリ
  
ヤエヤマオオコウモリISO6400、F7.1、1/2秒/朝のエリグロアジサシ/朝のツバメチドリ
  
昨日と同じ場所に群れがいた。


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2024年7月2日(火)宮古島(2)宮古空港~保良漁港

2024年07月02日 | 県外・国外・その他

■2024年7月2日(火)14:30-16:52【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR5+RF16
【場所】宮古島 【探鳥コース】宮古空港~東平安名岬~保良漁港(メイン)~保良川ビーチ~シギラ温泉周辺・ホテル
【種名】リュウキュウキジバト++、ムラサキサギAd1、クロアジサシAd1・J1、マミジロアジサシAd1、ベニアジサシ++、エリグロアジサシ++、リュウキュウハシブトガラス++、リュウキュウツバメ++、リュウキュウヒヨドリ+、イソヒヨドリ++、スズメ++(8科11亜種・種)
【メモ】中部国際空港では往復とも3時間ほど乗り継ぎまで時間がある。仙台-中部国際は1時間ほどなので、仙台-新千歳と同じくらいで、離陸したと思うと車輪を降ろしましたというアナウンスになる。しかし、中部国際~宮古空港までは2時間以上かかる。13:55に宮古空港に到着、ニッポンレンタカーに移動し、そこから、現フィットのガソリン車に乗ってスタート。最初に見た鳥は、サトウキビ畑の上を飛ぶムラサキサギ。宮城県でも見られるので、特に車を停めて、写真も撮らず、さらにキンバトの熱帯植物園にも寄らず、一路東平安名岬へ。岬に着く少し前にスコールがあったらしく、道路から湯気が出ていた。ちょうど、パナリ干瀬が見えるところに車を寄せられるので、車を降りた。イソヒヨドリがいる。と、カメラとレンズを見て驚いた。完璧に曇っている。エアコンをガンガンかけた車内から、雨上がりの熱い湿気がかなりある外に出たので、ファインダーはもちろん、レンズの中まで曇っている。これはかなりショックで、風景写真どころではなくなった。とりあえず、布でレンズフィルターを拭いて曇りを取るが、中は曇ったまま。車に乗って、窓を開け、そのまま、岬到着、それから、保良漁港への下り坂。漁港に着いて、車を停めると、漁港に隣接するサンゴの浜辺では、海水浴やシュノーケリングをしている人たちがいる。昨年、セグロアジサシが営巣していると教えられたノッチを双眼鏡で見る。しかし、エリグロとベニは、少数営巣しているが、肝心のセグロアジサシが営巣していない。ガーン!何のために来たんだと、しばし落胆するが、気を取り直して、防波堤に行くと、アジサシ4種をとりあえず確認して撮影する。保良漁港内の岩礁でエリグロアジサシペアが求愛行動をしているのがとても風景的にも美しく、その写真をメインに撮っていた。ふと、漁港内を見るとアオウミガメが泳いでいた。あとで教えられたが、近年は個体数が増えているそうで、漁師の網にかかるので、言葉尻からは厄介者という印象だった。翌日は、島内を一通り周ることにしてして、薄暮の漁港を後にした。
その後、昨年も宿泊した博愛漁港に近くお手頃価格のシギラグループのホテルの部屋に荷物を置いて、昨年も行った吉野家イオンタウン宮古南店で、牛麦とろ丼と沖縄そばのセットを食べた。マックスバリュで、お土産を一通り見て、2泊3日なので、食料や飲み物を買って、ホテルに戻った。ホテルのすぐ近くは、シギラグループのいろいろなお店があり、お土産屋さんも昨年同様見たが、シーサー関連は、値段が超高かった。一番高いのは、まさにそういう値段というシーサーが36万だったような気がする。

【写真】
  
保良漁港防波堤前の岩礁上のベニアジサシ、エリグロアジサシ、クロアジサシ成・幼/保良漁港内を泳いでいたアオウミガメ
  
パナリ干瀬/マミジロアジサシ/漁港内岩礁のエリグロアジサシペア
  
魚を何度かあげて、受け取ってもらえていた/クロアジサシ成・幼/エリグロペア
  
エリグロアジサシの飛翔。初列風切り前縁は黒い。背は薄灰色。/少し遠くの岩礁で魚をくわえているペア
  
ベニアジサシ/エリグロペア/薄暮のエリグロペア


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2024年6月3日(月)・4日(火)立山室堂平(2)

2024年06月04日 | 県外・国外・その他

■2024年6月3日(月)8:30-13:30 6月4日(火)5:30-9:30
【天気】晴れ時々曇り【機材】EOSR5+RF100-500mmL、 EOSR5+RF16mmSTM、ISO100
【場所】立山室堂平
【種名】ライチョウ、アマツバメ、ハシブトガラス、イワツバメ、ウグイス、メボソムシクイ、イワヒバリ、カヤクグリ(7科8種)
【メモ】ホテル立山に隣接する立山自然保護センターの3Fでライチョウマップに情報を提供したところ、マップを見せられると室堂一帯をエリアで区切っていた。最終的に2日間で観察したのは、①1日目のみくりが池温泉に行く途中♂1♀1、♀はハイマツにすぐ入ってしまったので、写真は♂のみ。計♂1♀1。②みくりが池のベンチ下の雪渓付近で縄張り争いを繰り広げていた足環のない♂と足環のある♂計♂2。③みくりが池温泉のベンチ脇にいた足環付き♂1。計1。④2日目エンマ台の足環のある♀と足環のない♂ペア計♂1♀1。合計すると、♂5♀2計7個体をみくりが池周辺・エンマ台で観察した。特に2日間とも出まくっていたのは、みくりが池の雪渓で縄張り争いをしていた♂2。よく2羽で何度もみくりが池上空を飛んでいた。ペアは2となる。
ちなみに、昨年度7月に行った時に、保護センターの方から、6月初旬は100%探さなくても見られるとアドバイスを受けたがその通りだった。縄張り争いからペアのマウントまで、ライチョウの生態が観察できた。
【動画】
エンマ台のライチョウペア(1)
エンマ台のライチョウペア(2)
みくりが池遊歩道周辺ライチョウ別個体採餌
みくりが池斜面で、縄張り争いの♂の鳴き声
【写真】
  
最初に見たペアの♂/縄張り争い足環なしの♂
  
みくりが池温泉ベンチ脇の足環♂/縄張り争い足環なし♂/雪渓の縄張り争いの♂2羽
  
縄張り争い足環♂/これはどこのか忘れてしまった/みくりが池温泉ベンチ下♂
  
翌日エンマ台ペア。♀は足環、♂はなし
  
全景♂/山景/♀。餌を採っている時は、赤い肉冠は見えない。
  
♀/♂/マウントしようとする♂。♀の肉冠が見える。
  
うーむ、♀には気がないようだった。
  
♀はまた、餌探し。そこにカヤクグリが飛んできて、前にいたライチョウペアからカヤクグリにフォーカス。ところが、はっと気が付くと、いつの間にかマウントしている。
  
交尾したかどうかは不明。見ていなかったので。その後、遊歩道を♀を先頭に堂々と横断し、餌を食べながらハイマツの中に入って行った。
  
こちら、みくりが池雪渓での縄張り争い♂足環あり。
  
一方は足環あり、一方は足環なし。2日目も派手に争い。2羽でみくりが池上空を飛んで、向こうのハイマツ帯に降りたり、雪渓に降りたりしていた。鳴き声はカエルのような感じ。顔もよく見るとカエルに似ている。

【参考】室堂平往復日程 ※鳥友から、どの時間帯に行けば混まないのかという話。 電鉄富山駅~立山駅~室堂平の往復切符は、立山黒部アルペンルートのサイトで、購入するのが便利。9800円くらいだったか。早く室堂平に到着したかったので、立山駅の始発7:00を時刻指定。実際には石川県で地震があった影響で、ケーブルカーの点検が入り、7:20が始発になった。人数が決まっているため、美女平からのバスの乗り継ぎもスムーズだった。
6/2(日)13:31仙台 はやぶさ22号-14:29大宮(乗り換え)15:17大宮 かがやき533号-17:02富山 JR富山駅・電鉄富山駅近くビジネスホテル宿泊
6/3(月)5:18電鉄富山駅 富山地方鉄道特急立山1号-6:09立山駅(乗り換え)7:20ケーブルカー7:27美女平駅(乗り換え)連絡バス-8:33室堂ターミナル(ホテル立山)
     ここから歩いてライチョウを見ながらみくりが池温泉。共同部屋で12000円。なかなかいい夕食、朝食付き。最高な温泉は何度でも入れる。
6/4(火)朝食前に探鳥、この時点でほぼライチョウは十分見終わる。朝食後、9:30にチェックアウトし、途中、また、ライチョウを見ながら、ホテル立山へ。お土産、荷物は宅配便で翌日自宅着。
    12:00室堂ターミナル連絡バス-12:50美女平13:00-13:07ケーブルカー立山駅 電鉄富山各駅停車-富山駅-新幹線大宮・仙台 17:00頃仙台着
この時間帯は全然混まないようです。


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2024年6月3日(月)・4日(火)立山室堂平(1)概要と風景写真

2024年06月04日 | 県外・国外・その他

■2024年6月3日(月)8:30-13:30 6月4日(火)5:30-9:30
【天気】晴れ時々曇り【機材】EOSR5+RF100-500mmL、 EOSR5+RF16mmSTM、ISO100
【場所】立山室堂平
【種名】ライチョウ、アマツバメ、ハシブトガラス、イワツバメ、ウグイス、メボソムシクイ、イワヒバリ、カヤクグリ(7科8種)
【メモ】2022年、2023年は、新宿から夜行バスに乗り、翌朝7時着で、日帰り、1泊の探鳥を行ったが、今回はバスもこの時期はないので、通常のルートで行った。2日(日)仙台-大宮-富山を新幹線で行き、JR富山駅・富山電鉄駅前に前泊。3日(月)は、5時の始発で電鉄富山駅-立山駅。そこからこれも7:00始発のケーブルカーに乗る予定だったが、待合室にいる時、石川県で震度5。立山駅ではそれほど揺れなかったが、ケーブルカーの点検作業が入り、7:20発となる。急傾斜を登り、美女平に到着。ここからはバスで、室堂ターミナルに着いたのは8時過ぎ。夜行バスよりちょっと遅いが、新幹線で東京まで行って、そこから夜行バスよりはずっと疲れないで済む。
標高2450mの室堂ターミナルから、外に出るとほぼ雪だらけで、サングラスを持っていかなかったので、やたら眩しい。体調も5月中旬の寒暖の差から、例年副鼻腔炎がひどくなり、行きつけの耳鼻科で薬を2週間分もらってきたが、何しろ咳が止まらない状況。室堂広場から少し先まで行って、標高3015mの雪の雄山の写真を撮影する。16mm+偏光フィルターのセットが、必須の風景。そこから戻って、とにかく荷物を宿泊先のみくりが池温泉まで運ばなければならないので、辺り一面雪の道をとぼとぼ歩く。途中、一度坂になり、降りるのに滑るので、みんな苦労していた。下に降りたところで、雪のみくりが池が見え、道の両側が雪解けでハイマツが見える状態。そこで、1羽目♂。降りたあたりから石段を少し登り、今度は下りとなる。みくりが池斜面で、ライチョウ♂2羽が、雪の上で、縄張り争いをしているのがおもしろかった。二度ほど、2羽で飛び回っていた。この辺りは両側は雪がなくなっている。というか、雪がないのは、みくりが池の周遊路あたりだけだった。急な下りから、みくりが池の岸近くに降り、また登って宿泊地の温泉に到着。荷物を頼んで、げほげほ咳をしながら(と言っても熱があるわけではない)、また、来た道を戻って、室堂ターミナルのホテル立山へ。早速、サングラスを買い、娘・孫たちにお土産を買って、宅配便で送ってもらい、食事をして、一息ついて初めに、ホテル続きの立山自然保護センターに行った。ライチョウマップに情報を提供し、シールをもらって、早速、鏡胴に貼った。そこから、また、みくりが池温泉を目指し、サングラスをかけ、ライチョウ探すより人を探せという状況で、宿に戻ったのは、13:30過ぎ。宿では温泉にゆっくり入り、部屋で休んで、17:30の夕食。部屋に戻って、くつろぎ、また温泉に入って、その日は寝たが、咳がひどくて大変だった。星は曇りで、出ているか出ていないかわからない状態だったので、撮影は、最初からしないことにしていた。
朝は、5時に起床し、温泉入浴。それから、昨日も行ったが、みどりが池付近まで遊歩道を歩き、イワヒバリやカヤクグリがいるのを見ながら、室堂山荘まではまた、雪上を歩かなければならないのでやめ、エンマ台にペアがいるというので、そこでしばらく時間を過ごした。ライチョウは遊歩道のあちこちにいて、とにかく登山客や観光客に囲まれているので、見つけるのには苦労しなかった。これだけ見れば十分なので、宿に戻って、また温泉に入り、チェックアウトし、来た道をとぼとぼ歩いて、室堂ターミナルに着き、ザックなど荷物の大半を宅配便で送ってもらい、カメラとミニザックだけの身軽になって、室堂平を後にした。まだ、ヒナとか、幼鳥とかは時期が違うので見ていないが、今回は、これで十分だった。13時頃の新幹線に乗り、自宅に着いたのは17時頃だった。電鉄富山から室堂ターミナル往復web切符が9800円くらいだったが、これは切符1枚なので、よかった。電車にもしばらくぶりに乗った。下山は午前中であれば、全然待つことがないので、いい感じだった。
【写真】
<16mm>1日目
  
雄山と浄土山。すばらしい景色だった。/振り向いてホテル立山
  
みくりが池と雄山、浄土山
  
エンマ台への遊歩道/みくりが池温泉下の地獄谷/みくりが池と雄山
<100-500mm>
  
雄山/浄土山
  
早朝の雄山/みくりが池
  
みくりが池/地獄谷/雄山と山崎カール。こちらのルートはかなり厳しい感じだった。本格的登山も当然冬山はやらないので分からないが。


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2024年6月3日(月)みくりが池周辺

2024年06月03日 | 県外・国外・その他

■2024年6月3日(月)9:00-11:00 【天気】晴れ曇り【機材】Xperia1

■場所 みくりが池遊歩道

■種名(出現順)ハシボソガラス1、アマツバメSP、ツバメSP、ライチョウ♂12(のべ)、イワヒバリ1、カヤクグリ4(5科6種)

【メモ】ターミナル付近は写真のように雪景色だが、みくりが池遊歩道は下り付近からハイマツ帯がけっこう雪解けで、ライチョウ♂が3箇所で縄張り争いをしていた。ライチョウ探すより、人だかりを探せば1~3mの距離にいる。ブーブーブヒブヒ鳴いて、縄張りに来た他の♂を追い払う。みくりが池の上を2羽で飛ぶ姿も3回見た。驚いたのは、人々が去って、ベンチに腰かけていたら、先ほどの標識♂が隣のベンチに立っている。はいはい、わかりました。今行きます(笑)。イワヒバリとカヤクグリは、遊歩道の雪解けのきわにいて採餌していた。明日は早朝から9:00までは晴れるので、何とか♀を見たいが難しいらしい。

【写真】

晴れていた


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2024年5月14日(火)角田市

2024年05月14日 | 県外・国外・その他

■2024年5月14日(火)10:00-11:00【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】角田市内町湖
【種名】キジ、カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、コウノトリ、カワウ、アオサギ、チュウダイサギ、バン、トビ、ノスリ、アカハラツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ(14科17亜種・種)
【メモ】民放、河北新報等で報道され、ブログにも掲載されている角田市のコウノトリを見に行った。コウノトリもさることながら、どんな環境に来ているのか興味があった。工事中で水が抜いてあり、一部干潟のようになっていた。沼シギがいてもおかしくない環境だった。東屋のような場所があり、多くの方がコウノトリを見に来ていた。以前、いろいろ情報をいただいた方にも久しぶりにお会いし、一周するといいと教えていただき、歩いて一周したところ、「みやぎ蔵王三十六景」の一つということもあり、コウノトリが採餌する背景に南蔵王がきれいに見えた。民家を少し過ぎた電線に、ツバメが1羽だけ止まっていた。何しろここは県南なので、コシアカツバメかもしれないと、近寄って写真を撮った。残念ながら、コシアカツバメではなかったが、下部が白でなかったので、あとで図鑑で確認することにした。コウノトリは、足環は付けていたが、発信機は背負っていなかった。体が大きいので、サギの中では体が大きい方のアオサギが、近寄って来るコウノトリに少し、緊張している感じの行動を見せていた。以前、大沼に来たクロツラヘラサギ2羽は、魚を食い尽くすほどの勢いで採餌していたが、こちらは、それほどではないにせよ、かなりのペースで餌を探していた。体が大きい分、餌もたくさん食べないといけないのかもしれない。それに、嘴の大きさと言ったら、サギはとてもかなわない。野生のコウノトリは、学生時代に内沼・獅子鼻で見たことがある。最近では数年前に鹿島台の田んぼに来た発信機付きだが、ぜひ、今度はトキにも長く逗留してほしいものだ。
 それから、やや赤みのあるツバメだが、♀で、下部が全部赤い羽毛でおおわれているわけではなかった。燕尾の先は丸く、喉の黒い部分は太いが、参考に載せた実家で以前撮影したツバメ♂も下部は白い羽毛だが、喉の黒い部分は太い感じがする。とりあえず、ツバメの亜種アカハラツバメもしくはハイブリットの可能性がある。
【動画】
コウノトリの採餌
【写真】
  
コウノトリと内町湖の風景
  
採餌するコウノトリ
  
採餌するコウノトリ
  
コウノトリ/亜種アカハラツバメ?
  
キジ♂/カワウとアオサギ/キンクロハジロ
【参考】亜種ツバメ
  
鶴巣PAで営巣のツバメ/実家で営巣のツバメ


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2024年5月11日(土)県外

2024年05月11日 | 県外・国外・その他

■2024年5月11日(土)8:25-8:37【天気】晴れ【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】県外
【種名】フクロウ(1科1種)
【メモ】見頃ということで片道1時間で行ってきた。一番子はすでに樹上の高いところの葉陰でよく見えず、二番子はやや高い木の梢、三番子はまだ営巣木に止まっていた。眠そうだった。人がたくさんいるのでカラスに襲われることもなく、親としては安心と言う地元の方の見解だった。やっと土日祝日高速が割引になった。7時25分に出て、10時には帰宅。
【動画】フクロウヒナの産毛が風に揺れる

【写真】

  
二番子
  
三番子


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2023年8月25日(木)・26日(金)宮古島探鳥記(4)

2023年09月11日 | 県外・国外・その他

■2023年8月25日(木)・26日(金)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR5+RF16mm
【場所】宮古島
【種名】リュウキュウキジバト++、カラスバト5+(S)、キンバト6+(大野山林)、ダイサギ1(島尻マングローブ 林)、ズグロミゾゴイ成鳥1(大野山林外周路)、セイタカシギ成鳥♂1(博愛漁港)、イソシギ2(島尻マングローブ林)、コアジサシ2+(池間大橋)、ベニアジサシ++(池間大橋下)、エリグロアジサシ++(池間大橋下)、マミジロアジサシ+(パナリ干瀬)、クロアジサシ++(パナリ干瀬)、オサハシブトガラス+、リュウキュウツバメ+++、リュウキュウヒヨドリ+++、リュウキュウメジロ1(島尻マングローブ林付近)、イソヒヨドリ++、スズメ+++(11科18種)ヤエヤマオオコウモリ6(大野山林4、マックスバリュー宮古島南店街路樹2)
【メモ】2日目日が昇るのが遅い宮古島の朝、大野山林に行って、林の中ではなく、駐車場近くの路上にいたキンバトをかろうじて見ることができ、急いで、ホテルに戻り、チェックアウトして、近くの博愛漁港に行った。船に乗る直前、セイタカシギの成鳥♂が飛んできて驚いたが、ピントは合わなかった。船は出港し、うえのドイツ文化村の建物を背に、パナリ干瀬に向かう。アジサシ類が餌となるトビウオを捕る海域を周るため、船は岸からけっこう離れて航行した。時期的に遅かったこともあり、トビウオも少なく、アジサシ類の飛来はほぼ見られなかった。そこで、パナリ干瀬に向かうと、クロアジサシやマミジロアジサシが飛んでくる。金華山沖で揺れる船と前進する船からの撮影には慣れているはずだが、よく考えれば、相手はアジサシ類で、ミズナギドリよりはスピードがやや速い。ただ、8時出航なので、明るさは十分だったが、やはりピントが合わない、ぶれる、被写体がファインダーからすぐ消えるという船ならではの問題があった。パナリ干瀬は、宮古島側は浅瀬がずっと続いていて、船を寄せることができず、反対側は、岩礁から深くなっているというので、寄ってもらったが、ふと海底を見ると、まだ岩礁までけっこうあるのに、浅くなっている。もう、いいです!と船長に言って離れてもらった。岩礁にはたくさんのクロアジサシとマミジロアジサシがいる。ヒメクロは海面に浮かんで群れでいるそうだが、今日は見ることができなかった。やはり来年7月初旬に勤め先の重要会議が終わってからの週に夏季休暇3日使って来るのがよさそうだ。結局、セグロアジサシは別のところにいて、そちらの方にもう1日あれば車で行けたのだが、来年にお預けだ。宮古島は、一周するのもそれほど時間がかからず、何と言っても美しいのは、島にかかる3つの橋とその風景だ。今回は、時間がなくて伊良部大橋には行けなかった。こちらにもアジサシ類がいるらしい。セグロアジサシは漁港近くのノッチで繁殖しているということ。何とか、アジサシ類がダイビングして魚を捕るところを見せようとがんばっていただいた船長さんに感謝したい。
【写真】
  
うえのドイツ文化村/シギラリゾートの建物。近くに航空自衛隊のレーダーサイトも見えた。
  
パナリ干瀬
  
クロアジサシ/虹彩がとてもきれいだった。
  
実は海に漂う大きな発泡スチロールの箱にちゃっかり乗っていた。/マミジロアジサシ/岩礁の上のクロアジサシとマミジロアジサシ
  
マミジロアジサシ/海面でトビウオを捕ろうとしたが失敗
  
マミジロアジサシの群れ/マミジロアジサシ/マミジロアジサシ

餌になるトビウオ。とても小さかった。小笠原のカツオドリが食べるトビウオの超ミニ版。


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2023年8月25日(木)・26日(金)宮古島探鳥記(3)

2023年09月07日 | 県外・国外・その他

■2023年8月25日(木)・26日(金)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR5+RF16mm
【場所】宮古島
【種名】リュウキュウキジバト++、カラスバト5+(S)、キンバト6+(大野山林)、ダイサギ1(島尻マングローブ 林)、ズグロミゾゴイ成鳥1(大野山林外周路)、セイタカシギ成鳥♂1(博愛漁港)、イソシギ2(島尻マングローブ林)、コアジサシ2+(池間大橋)、ベニアジサシ++(池間大橋下)、エリグロアジサシ++(池間大橋下)、マミジロアジサシ+(パナリ干瀬)、クロアジサシ++(パナリ干瀬)、オサハシブトガラス+、リュウキュウツバメ+++、リュウキュウヒヨドリ+++、リュウキュウメジロ1(島尻マングローブ林付近)、イソヒヨドリ++、スズメ+++(11科18種)ヤエヤマオオコウモリ6(大野山林4、マックスバリュー宮古島南店街路樹2)
【メモ】今回の目的の一つであるキンバトを間近で見るため、大野山林に行った。8時に博愛漁港からチャーター船が出港なので、7時30分には、出発しなければならない。ところが、仙台と違って日の出が遅い。6時に着いたが、まだ薄暗い。熱帯植物園と自然の家の中間にある小さい駐車場に車を停め、入口を探すが見つからない。まず、展望台に登って、全体を見渡し、朝日を撮る予定。しかし、その展望台の入口が見つからない。自然の家まで行って、ここじゃないよね、とか思ってちょっと駐車場を通り過ぎたところに登りの階段があり、ここかなと登って行ったら、展望塔があった。その時は6時25分くらいで、あちこちからカラスバトのウーウーという声が聞こえてくる。すぐ近くの樹の上でも鳴いていたが、探しても見つからないので、スマホで鳴き声を録ったくらいで諦め、一番上まで登り、朝日を撮影する。それから急いで降りて、さらにちょっと熱帯植物園の方に歩くと、大野山林の入口があった。池が3か所あるというので、全部まわったが、すべて渇水状態、橋の下に水路があったが、澱んでいる。これでは水浴びに来る鳥がいるはずがないと、全部諦め、というか何も鳥がいる気配がないので、アジサシだ、とかぶつぶつ言って、出口に向かって歩いていったら、熱帯植物園と自然の家を結ぶ先ほど歩いてきた舗装道路の周辺に、ハトが6羽いて採餌しているのが見えた。キジバトかな(実際いるので)と思って20mくらいまで来たら、あれ、緑色!と思っているうちに♀らしき4羽が飛んでしまい、♂2羽が採餌している。さらに近づくと1羽が行ってしまい、残り♂1羽となってしまった。これはまずい、まだ全然ちゃんと見ていないし、撮影も大きく撮っていないとなった。しかも、暗いのにシャッタースピードが1/2500とかになっている。よく見たら、ISO2000でなくて2万。慌てて、通常の400に戻す。するとシャッタースピードは1/40。もう、これは、たくさん撮影するしかないと思い、するする近寄ると、全然気にしないで採餌している。そのうち舗装道路を駐車場の方から、別の♂が目の高さで、こちらへ一直線に飛んできて、何回か行ったり来たりした。かなり近くを何回も飛ぶので、肉眼でも見える。おー、すばらしい!と感動。暗いので撮影は無理。それで、また、下で採餌している1羽を見ると、2mくらいの距離というか足元を青葉山公園の周回路のキジバト風に歩いては餌を探していた。しかし、少しでも日が当たるところには全然出てくれなかった。ちょうど7時になったので、撮影をやめ、すぐ近くの車に戻った。まあ、見ることができたのでよかったというわけ。できれば♀も撮影したかった。もう少し、早く気が付いていれば。
【写真】
  
前日撮影した熱帯植物園前/6時27分でこの状態なので暗い
  
左の方で採餌していた4羽に飛ばれてしまい、♂2羽、さらに1羽となる。
  
キジバトのように首を前後に小刻みに振らないので撮影できた。とてもきれいなハトだ。ハシベニマミジロアオバトだった。


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