私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2010年6月12日(土)鳥の海・牛橋

2010年06月20日 | 鳥の海
■2010/6/12(土)13:39-14:47【天気】晴れ
【場所】鳥の海・牛橋
【種名】カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,オオバン,コチドリ,シロチドリ,キョウジョシギ2,イソシギ2,オオセグロカモメ,ウミネコ,コアジサシ++,キジバト,ホトトギス,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ウグイス,コヨシキリ,オオヨシキリ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(21科33種)
【メモ】蔵王から鳥の海に行った。前回行った時にコアジサシがかなりの数が営巣していたので,期待していたのだが,何と,シロチドリが数番いただけで,全然いない。かろうじて斜面のあたりに3番くらい営巣している雰囲気だった。上空を警戒して飛んでいるコアジサシの数も10羽ちょっとくらいだった。何が原因かわからないが,非常に残念なことだった。渚を歩いていると,向こうから2羽のシギが駆け足で採餌しながらやって来るのが見えた。どういうわけかキョウジョシギの♂2羽だったので,例によって砂浜に座り込んでじっとして待つことにした。打ち上げられた海草を盛んにひっくり返してハマトビムシ(ヨコエビの仲間,浜でやたら跳ねている)を食べているのだった。しかしハマトビムシもさるもの。食べられまいと,変則的にあっちこっち飛び跳ねる。それに対応してキョウジョシギもフットワークを使って追いかける。ハマトビムシが止まったところで,鋭く嘴を突きだし,獲物を捕らえるのであった。白く透明なぷりぷりした感じで,小さいがおいしいのかもしれない。かなり低い位置から見ていたので,突進するキョウジョシギの姿は,まるで肉食恐竜のようだった。どんどん近づいてきて,はたとこちらに気づいて2,3秒こちらを見つめているが,またフットワークを始める。通り過ぎたと思ったらまた戻ってきて,自分の近くでしきりに採餌していた。最後は大きい波が来て慌てて北へ飛んでいったが,楽しいひとときを過ごした。この後牛橋に行ったが,こちらにはコアジサシの大群がいて。営巣本格化にはまだという様子だった。
【写真】
  
■渚に打ち上げられた海草の舌にいるハマトビムシを探すキョウジョシギ成鳥♂2羽/突進/ハマトビムシが見える
  
■逆方向に飛ばれて姿勢を入れ直す/追いかける/探す!
  
■目の前にいるハマトビムシ/ついにゲット。
  
■ひっくり返して,じっと見る。そしてゲット。
  
■追っているハマトビムシのジャンプにしっかり目で追従している。そしてゲット。
  
■渚を走るキョウジョシギを流し撮りしてみた。/あれ,人がいるという感じだった。
  
■仲間はみんな北へ渡っているっているだろうに,この♂2羽はこれからどうするのか?
  
■鳥の海の堤防付近の灌木で囀っていたコヨシキリ/牛橋のコアジサシの群れ


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2010年6月12日(土)蔵王お釜周辺

2010年06月20日 | 宮城蔵王
■2010/6/12(土)10:42-11:42【天気】晴れ
【場所】蔵王お釜周辺
【種名】トビ1,アマツバメ3,ビンズイ2,モズ1,ウグイス+,ホシガラス1(6科6種)
【メモ】今シーズン最初の蔵王だったが,花が遅れている感じだった。登山道やリフト沿いにセイヨウタンポポが咲いているが,まだまだ綿毛を飛ばすには時間がかかりそうだった。ムラサキヤシオがあちこちに咲いていた。鳥の方は風が強く,時間が遅かったせいか,さっぱりで,上述した鳥のみという状況だった。6月下旬の蔵王に期待して下山し,鳥の海に向かった。
【写真】
  
■ビンズイ/ムラサキヤシオ


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2010年6月9日南吉成

2010年06月09日 | 庭に来る鳥
2010年6月9日(水)6:10~6:11・11日(金)6:30~6:31【天気】晴れ
【場所】南吉成中学校西側林
【種名】ヒヨドリ,ガビチョウ(2科2種)
【メモ】蔵王登山下見に向けたジョギング中に,南吉成中西側の東北自動車道と接する林で,ヒヨドリと囀り合戦をしていたガビチョウを発見。ヒヨドリの鳴き声の真似+変化のある美しい囀りに明らかにヒヨドリの負けだった。こんなところにもガビチョウが・・・・。
木曜日はさえずりは聞こえなかったが,11日金曜日は9日(水)と同じ場所でヒヨドリと鳴いていた。


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2010年6月6日(日)蕪栗沼周辺田んぼ

2010年06月08日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2010/6/6(日)12:18-13:38【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼周辺田んぼ
【種名】ケリ(1科1種)
【メモ】地震の爪痕が残る花山に2年ぶりに行った帰り,蕪栗沼周辺田んぼでケリの繁殖を観察した。時期的にはもうヒナか幼鳥になっている時期で,探すのは難しいと思われたが,まず成鳥を見つけることから始めた。一週間ほど前ちょっとの時間で下見に来ていたので,大体の見当はついていたが,最初の場所で簡単に幼鳥になりかけの個体2羽を見つけることができた。遠くから見ると一見ムクドリのように見えるが,足がやはり長く,腹部と背のコントラストが遠くからでもよくわかる。その2羽の幼鳥のうち,畦道に近い方にいた幼鳥のすぐ近くで,シマヘビが狙っていた。これはまずいと思って車から降りると,遠くから見ていたケリ2羽が(わざと離れたところにいるわけだ),警戒にやってきた。こういう場合,シギチでもよくあることだが,人に対して警戒するあまり,ハヤブサやヘビなど本来の天敵に注意が向かず,すぐ脇から襲われることも多い。そこでまずヘビを排除することにした。近くに竹の切れ端が良くあったので,それでヘビをぐるぐる巻いて,かなり遠くへ持って行ってブーンと放り投げた。それから,50m以上離れて観察していたら,幼鳥2羽は元気に畦や田んぼを歩いて採餌していた。もう1カ所は前回もそうだったが,ヒナがもう生まれて,移動したり隠れたり採餌できるようになっているためか,親鳥2羽は,近寄っても特に警戒もすることがなかった。これから成長して,秋になると田んぼの畦にオオジシギとケリの若鳥が一緒に立っている光景なども見られるようになる。抱卵期は,警戒すると近隣のケリたちも応援に来るが,ある程度大きくなると幼鳥自身隠れるのがうまくなるためか,警戒しているのは親だけという場合が多いようだ。
【写真】
  
■幼鳥から100m以上離れたところにいたペア。そこからしばらく見ていると,営巣した場所へ移動。
  
■警戒してやってくるケリ成鳥
  
■花山で野草の写真を撮ったままISO100にしていたので,ほとんど止まった写真がなかった。ケリの攻撃はワンパターンだが,たまに正面からやってくることもある。
  
■ケリの幼鳥と親鳥2羽
  
■幼鳥が2羽いる/畦におりて威嚇するケリ/シマヘビ
  
■ケリの幼鳥。とてもよく隠れている。よほど注意しないとわからない。/2番目のケリ成鳥
  
■田んぼの花がまたきれいな季節/ホオアカ♂


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