私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ホシムクドリが増加中とか。ネタ切れでヒバリ。

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2016年06月20日 | このブログについて
はじめに 1997.5.5
宮城県では以前より野鳥に関わる各種団体が活発に調査・保護・啓発活動を展開しており,そこには多くの調査・観察データが蓄積されています。ここに掲載した鳥類観察記録は,私家版−個人のデータであり,鳥種やフィールドに関しての解説もまた個人的なものです。

はじめに2 東日本大震災  2015.1.1
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震による環境の激変は、それまでの比較的安定した生態系に大きな影響を及ぼしました。「私家版宮城の野鳥」は以前から人と環境、鳥と環境が大きなテーマになっています。3.11前後の各フィールドノートを比較すれば、その環境の変化は歴然としており、震災以前、沿岸部はいかに豊かな自然があったか一目瞭然です。3.11以後は人々の復興と鳥を中心とした生息環境の変化を描いているつもりです。3.11以前にも地震による栗駒山麓の崩壊により、人も鳥も愛してやまなかった湯の倉温泉一帯が崩落しましたが、このこともあまりに悲しいことです。人々の一日も早い復興を願ってやみません。

はじめに3 「私家版 宮城の野鳥」の歴史 2016.6.20
私が生まれたふるさとには,それは美しい自然がありました。美しい渓流には様々な種類の生物が棲息しており,ごく小さな滝がいくつもあり,滝壺にはこれもたくさんの生物がいました。鳥ではアカショウビン,アオシギ,マヒワ,ウソ,イカル,イスカ,キクイタダキ,ミソサザイ,サンコウチョウなどは毎年普通にいました。ヤマセミは見ませんでした。
しかし,まだ小学生に上がる前だったか,今で言うゲリラ豪雨で急斜面の杉山が崩れ,その大量の土砂が遊水池に流れ込み,三つの堤が崩壊して,渓流を破壊するとともに,土石流が田や畑を押し流しました。それ以来,砂防ダムが渓流のあちこちに造られ,沢は死にました。かなり上流で砂防ダムがないところでは,サワガニも復活していますが,以前のような景観はもうありません。それとともに鳥も多くは姿を消しました。
ふるさとの身近な自然の消失は,今も在りし日の思い出とともに心に刻み込まれています。
さて,幼い頃からこうした自然に接してきたおかげで,大学では野鳥の会に入り,自然保護運動も多少はして,カウントもかなりやりました。フィールドは青葉山植物園,広瀬川,蒲生,伊豆沼,鳥の海,加護坊山,蕪栗沼,金華山,網地島,花山などです。社会人になってもやはりずっと鳥と宮城の自然を見続け,初任地の白石では,白石川と川原子ダム,不忘山,仙台に戻って,大学時代のフィールドに戻り,仙南の岩沼周辺の田圃や南三陸コースが加わり,県民の森,加瀨沼もちょっとは行っています。加美町に赴任して,田谷地沼や宮崎・小野田の山紫水明の里の美しい自然に触れることができました。
なお,現在はブログをデータベース代わりにして使っていますが,ブログがない時代はHPで,その前というか,この「私家版宮城の野鳥」という正式に名前を使ったのは,仙台市科学館に2年ほど展示させていただいた,VBで作成した教材ソフトウェアでした。
ということで,VBソフトウェア→HP(マイクロソフトフロントページ)→ココログ→gooブログと変遷しています。gooブログアドバンスは画像が1テラなので,余裕です。一部,Yahoo!シジオシティにもサイトがあります。動画はyoutubeができてから,容量を気にすることがなくアップできるようになって,ブログに貼り付けられるようになりました。
「私家版宮城の野鳥」のフィールドワークのスタイルは,私がリスペクトしている故五十嵐氏のサイトを参考にしており,彼のHPは,記録として今も非常に貴重なものだと思っています。
今回,ブログシステムの改良が行われ,2日ほどかけて私のサイトも再構築せざるを得ませんでしたが,できる範囲で,以前のコンテンツを再現しました。
最近,仕事が多すぎてブログの更新もままならぬ状態で,4,5月の飛島にもいけずじまいでした。7月になれば少しは更新ができるようになると思います。北海道にもひさびさに行ってみたいですね。

2016年6月18日(土)大沼

2016年06月18日 | 大沼・赤沼
■2016/6/18(土)8:53-9:31【天気】晴れ
【場所】大沼
【種名】マガモ♂♀,カルガモ,ハシビロガモ♂,オナガガモ♂,カイツブリ,カンムリカイツブリ♂♀ヒナ4,キジバト,カワウ,ヨシゴイ,アオサギ,ダイサギ,バン,オオバン,ウミネコ,ミサゴ,トビ,チョウゲンボウ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ(17科25種)
【メモ】カンムリカイツブリの繁殖を見に来た。ヒナはだいぶ大きくなっていて,1羽だけ親の背中に乗っているものを除いて3羽だが,そのうちの1羽は他のものよりかなり大きい。もう一方の親が何度も餌の小魚を捕まえては給餌していたが,4羽にまんべんなく餌を渡していた。大沼はそれほど大きくはない沼だが,環境がよいせいか,以前から周辺も含めていろんな鳥が来て楽しめるフィールドだ。津波で破壊された環境もとなりの赤沼と比べればほとんど回復していると言っていいだろう。猛禽類も多いし,仙台の身近な自然だ。
【写真】
  
■カルガモ親子/カンムリカイツブリとオナガガモ/巣材を取ってるオオバン
  
■カンムリカイツブリの親子の前を悠然と通過するカルガモ親子/カンムリカイツブリ成鳥夏羽/背中に乗っているヒナに小魚を給餌
  
■親子6羽のいこいもつかの間,また餌を捕りに行く忙しさ/マガモペア
  
■短時間で3羽に餌をやっていた。
  
■飛んできたヨシゴイ。向きを変えて奥の方に移動しようとしているのだが。
  
■羽ばたいて短く飛ぶ
  
■しかし,足でヨシをつかまないと大変。/ハシビロガモ
 
■ハシビロガモとバン
  
■カンムリカイツブリの親子。
  
■今日も朝から大忙しである。


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ハヤブサ4兄弟

2016年06月13日 | 観察図鑑
■2016/6/12(日)14:14-16:24【天気】曇り時々晴れ
【場所】広瀬川
【種名】ハヤブサ成鳥♂♀,巣立ち前幼鳥4(1科1種)
【メモ】5月の連休以来の観察。観察時間内に巣立ちはなかった。
【動画】

■巣立ち前ハヤブサ4兄弟の活発な行動


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