■2022年3月12日(土)24日(木)27日(日)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】釣師浜漁港
【種名】ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、コスズガモ♂1(1科4種)
【メモ】今シーズンは17回、磯浜漁港~釣師浜~釣師浜漁港~原釜・尾浜~松川浦漁港(外港・内港)~松川浦のコースを回った。目的はカモメ類の観察がメインだ。磯浜は宮城県だが、他のフィールドは新地町、相馬市なので福島県になる。震災前は釣師浜にあった海辺のレストラン「ラハイナ」には家内と何回も行って、自分は到着早々に、河口に大型カモメの大群を見に行っていた。何回も行っているので、お店のご主人や奥様と親しくなり、釣師浜で撮影したシロカモメの写真や、三脚とスコープを差し上げて、来たお客さんもカモメを見られるようにした。いつだったか、こんな海に近いところに建っていて、津波が来たら、あの山に逃げるしかないね、などと言っていたが本当にそうなってしまった。現在の河口の位置は震災前とは違って、南の方になり、大型カモメ類もほとんど大群が見られなくなってしまった。かわりに原釜・尾浜でカモメたちが水浴びをしている姿が見られる。
さて、カモの話だが、今シーズンはオオホシハジロ狙いで、磯浜漁港からの漁港巡りをしていたが、まさか、コスズガモがいるとは知らないで、とりあえず、昨年から釣師浜に例年いつもいるホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモを撮影していたら、偶然にも昨年の12月25日にコスズガモが写っていた(記録参照)。それから、ずっといたわけで、途中の観察記録の写真にも写っていた。この日もそういうことはいっさい関係なく、前にコスズが釣師浜漁港にいるって、とか言う話を鳥友から聞いていたが、「ふーん」とか言っていただけだったが、この日行ってみたら、「何見てるの?」と聞いたらコスズとか言うので、驚いた。宮城県内のフィールドでよくお会いする方も一緒で、この方に教えてもらったらしい。感謝感激だった。コスズと言えば、鳴瀬川河口や震災前の塩田跡で見たことがあるが、かなり遠かった。ここは、いつも来ているところで、オオホシハジロ探しに目がくらんで見逃していたわけだ。
このコスズは、スズガモ、キンクロ、ホシハジロの群れでは、けっこう単独行動が多く、いつも岸壁近くで餌を獲っていた。4月初旬までいたようで、ちなみに3月30日は午前中いたが、午後になったらいなかった。来シーズンも来るかもしれない。
【写真】
キンクロとコスズ/巻貝らしきものをくわえているが、
ウミネコに追いかけられ落としてしまった/キンクロとコスズ/スズガモとコスズ
コスズガモの羽ばたき。パターンがよくわかる。
スズガモとキンクロハジロ♀/スズガモの羽ばたき
ミミカイツブリ夏羽移行個体(3/27磯浜漁港)
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