私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2018年6月26日(火)・7月2日(月)蒲生干潟

2018年06月26日 | 蒲生海岸
■2018/6/26(火)11:28-11:52・7/2(月)17:49【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】蒲生干潟
【種名】ソリハシセイタカシギ第1回冬羽から夏羽移行中2(1科1種)オオヨシキリ,コヨシキリ,カワウ,コチドリなど
【メモ】6月25日(月)退庁後に情報をいただき,そのまま蒲生にと行きたいところだったか,スマホしか持っていなかった。翌日,大学の講義が終わってから急いで蒲生に行くと,見ていた人たちがいて安心した。ソリハシセイタカシギは,1974年に蒲生に来たようだが,まだ高校生だったので見るべくもなく,その後,2004年に石巻雲雀野埋め立て地に来たのを勤務が終わってから夕方見に行き,やたら太っているなとけっこう近くまで寄ったが,何しろ持っていたのがキャノンのコンデジだったので写真にはならなかった。同じく2007年6月の石巻は見に行けなかったが,写真を見ると初列風切7枚が茶褐色なので,1Wのようだ。そして,2017年4月やっと伊豆沼の蓮田でまっとうな観察ができたが,これも1Wで,今回では3回目ということになる。飛んでいるところをぜひ撮りたかったが,仕事で戻らなければならず,30分しかいなかったのは残念だったが,おかげさまで2回も見ることができて,感謝だ!
 さて,前述したとおりだが,2羽のうち,短く飛んだ個体の写真を見ると,初列風切のP10,9,8,7が茶色で,P6,5は黒,残りは白となっている。擦れて茶色になっているわけではないようなので1Wとした。
【写真】
  
  
  
  
■ここまで6月26日(火)の写真
  
■ここまで7月2日(月)の写真。もう1羽は見当たらなかった。
  
  
■6月26日の2羽のうちの1羽の追加画像。こちらが♀か。嘴の曲がり具合と長さ。ただ,何羽も見ているわけではないので分からず。


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2018年6月24日(日)金華山沖

2018年06月24日 | 金華山沖・仙台湾
■2018/6/24(日)6:37-8:38【天気】晴れ 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】鮎川港~GPS波浪計付近金華山沖
【種名】オオハム夏羽1,コアホウドリ1(足輪なし),クロアシアホウドリ2(足輪なし),フルマカモメ暗色型1,オオミズナギドリ50以下,ハイイロミズナギドリ20以下,ハシボソミズナギドリ0,アカアシミズナギドリ0,ヒメウ,ウミウ,ウミネコ+,オオセグロカモメ3(5科10種)
【メモ】前回も海鳥なし状態だったが,今回も前回よりはちょっといいが,カモメ類も,ミズナギドリ類も,アホウドリ類も個体数がかなり少なかった。前回とは違って,一応,出港してからの海鳥の海域毎の出現パターンは同じだが,とにかく個体数が極端に少ない。ウミスズメ,ウトウが0というのも初めてだった。替わりにフルマカモメが1羽浮いていて,写真を撮るまもなく通り過ぎ,面倒なので停船もしてもらわなかったので,ちゃんとした写真は撮れなかったが,紛れもなくフルマカモメの暗色型だった。嘴の形と模様が独特なので,見間違えようがない。白色型なら停船してもらっていた。さてGPS波浪計付近に行ったが,まったくだめで,クロアシアホウドリが2羽出たが,アカアシミズナギドリもいない。しばらく待っていると,急に目の前にコアホウドリがいつの間にか浮かんでいて,どこから来たの?という感じだった。しばらく停船していたが,他には出そうになかったので,時間になり,帰ることにした。秋に1回船を出してもらって,コシジロアジサシを見たが,うねりがかなりだったので,今シーズンはこれで終わり,来年はぜひ,海鳥の餌になるたくさんの魚を期待したい。
【写真】
  
■フルマカモメ暗色型/さんふらわあ/ハイイロミズナギドリ
  
■オオミズナギドリ/ウミネコ/クロアシアホウドリ
  
■船にやって来たコアホウドリ。少しずつ近づいてくる。
  
■どんどん近づいてくるので,ほとんどピントが合わない。遠くから見るとコアホウドリはアイシャドウをしているように見えるが,近くで見ると,黒っぽい羽毛が絶妙な感じで生えているのがわかる。


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2018年5月20日(日),6月5日(火),6月24日(日)宮戸島

2018年06月24日 | 奥松島・野蒜
■2018/5/20(日),6/5(火),6/24(日)【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】宮戸島
【種名】カルガモ,スズガモ,オオハム,ヒメウ,ウミウ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒヨドリ,ウグイス,イソヒヨドリ,キビタキ,オオルリ,ホオジロ(13科22種)
【メモ】ハヤブサの営巣は,長年観察をしているが,身近な猛禽のミサゴについてはこれまで遠くからしか見たことがなかったので,今年度は手始めに,①巣にどのようにランディングするのか,②巣からどのように飛び出すのか=巣立ちの様子,③繁殖の確認(営巣数と幼鳥の観察)の3つを目的に3回ほど行った。魚を運んできて食べさせる様子は次年度として,特に②に様子は見たかった。
巣は意外にもかなり近くに計4カ所あった。ちなみにハヤブサも一つがい繁殖し,こちらの方は,5月中旬には巣立ったということだった。オオセグロカモメも繁殖しており,ウミウやウミネコの繁殖は当然のことだが行われている。金華山沖だと船がかなり上下するので500mmは停船し,アホウドリ類やミズナギドリが船の近くに浮かんでいる時は使えるが,船が走っているときは100-400を使っている。しかし,ここでは船がほとんど上下左右に揺れないので,500mmの手持ちで十分だ。
今年度は3回とも晴天で,ミサゴがすぐ近くで飛んだり,ランディングしたり,幼鳥が見れたりで,とても満足だった。3回目の帰りにオオハムの一年目の個体が海の上に浮かんでいた。スナメリなんかも出るそうだが,3回とも見なかった。
【写真】
  
■セッコク(石斛)
  
■ミサゴ♀成鳥が巣から飛び出すところ
  
■ミサゴ♂成鳥/左が♂右が♀のペア。大きさや胸の斑が違う。そう言えばハヤブサ夫婦も同じような感じだった。
  
■ホバリングするミサゴ♂/ミサゴ♂
  
■ミサゴ♀/オオセグロカモメの抱卵。この巣はヒナが孵ったが,ハヤブサか,カラスかに捕食されたということだった。
  
■巣の成鳥と幼鳥/巣にランディングするミサゴ♀
  
■ランディングする♀と巣で待つ幼鳥/鳴き交わすオオセグロカモメのペア
  
■オオハムの第1回夏羽と思われる。


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2018年6月3日(日)県民の森

2018年06月03日 | 県民の森
■2018/6/3(日)7:59-8:47【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】16-35Ⅲ,500Ⅱ(手持ちISO100,f4,1/25-1/30)
【場所】県民の森
【種名】カルガモ3,キジバト1,カワウ1,サンコウチョウ♂1♀1,ヤマガラ1,ヒヨドリ1,ウグイス1,ヤブサメ1,キビタキ2,オオルリ1(8科10種)
【メモ】今シーズン1回目の県民の森。目当てはサンコウチョウの観察だが,珍鳥情報もあった。サンコウチョウが見られなければ,森の風景を写真にしたいと思っていたので,広角ズームも持参した。森の入口からはオオルリやキビタキの声が聞こえ,少し中に入るとウグイスとヤブサメが鳴いていた。ここで珍鳥情報を聞き,一応ほとんど期待しないで歩いて行ったが,目撃場所に行く前に,今日はサンコウチョウと思い返し,戻って,昨年撮影した場所に戻ることにした。すると,その場所でサンコウチョウを観察している方々がいらっしゃったので,一緒に見させていただいたが,すぐに見えないところ飛んで行き,そのあとさらに道を挟んで反対側に飛んで行ってしまった。結局,その後自分を入れて4人でいろいろ鳥談義をしてサンコウチョウが現れるのを待っていると,あまり時間をおかないで,サンコウチョウのオスとメスを見つけていただき,自分も一緒に撮影をした。メスの方はまたそのうちということで,1羽のオスを撮影し,それで満足して御礼を言い,大沼に向かった。
【写真】
  
■森の入口から森に入る。田谷地沼に通うこと7年,富谷西成田,県民の森に通うこと5年,出会ったクマは子ぐま1頭。出会えるときは出会えるのだろうが。あまり出会いたくはないが,写真も撮りたい。
  
■ヒヨドリさえも神秘的/ヤマガラもこの森ではひと味違う印象/サンコウチョウも
  
  
■同じ枝に止まっている同じ個体でもポーズで形が変わるところがサンコウチョウのおもしろいところ
  
■森の植物と風景


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2018年6月2日(土)蒲生ビール工場

2018年06月02日 | 蒲生海岸
■2018/6/2(土)9:53-10:05【天気】晴れ【レンズ】500Ⅱ
【場所】ビール工場
【種名】ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ(1科4種)
【メモ】今年も蒲生ビール工場脇の林にサギがコロニーを作っていた。そのすぐそばでは,道路を拡張するのか,緑地を作るのかは分からないが,工事が入っていた。このコロニーはもともと七北田川沿いのセメント?工場裏の杉林にコロニーがあったものが,近くのビール工場交差点沿いの林に営巣場所を移したもので,一時は両方で営巣していた。以前は営巣数もかなり多く,コサギやアマサギも多く見られたが,現在は,ゴイサギ,チュウサギ,ダイサギがほとんどを占めている。
【写真】
  
■チュウサギの親子/ゴイサギの親子/ゴイサギ成鳥
  
■目先がピンクになっているアマサギ成鳥/チュウサギ成鳥/抱卵するダイサギ成鳥


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