私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2020年11月23日(日)大沼・赤沼

2020年11月23日 | 大沼・赤沼

■2020年11月23日(月)10:25-11:48【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】大沼、赤沼、周辺田んぼ
【種名】キジ、マガン、コハクチョウ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、トビ、ノスリ、カワセミ、ハヤブサ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ(14科25種)
【メモ】アメリカコガモの情報をいただいて、赤沼に行ってみた。いる場所を教えてもらい双眼鏡で見ると、確かに2羽いた。一方はエクリプスから生殖羽への移行個体、もう1羽は幼羽から第1回生殖羽の移行個体だった。オスがいるのだからメスがいてもおかしくはないと、『日本のカモ識別図鑑』にあるコガモとアメリカコガモの違いである三列風切の黒条の違いを頼りに、アメリカコガモの♂、コガモの♂、コガモの♀の違いが判る写真を撮影した。ところが、アメリカコガモの♂近くにいたメスの黒条だが、写真の白線が入れられていない個体は、そもそも黒条らしきものがない。コガモの幼羽だと思うが、こういう個体もきっと探せばきっといるに違いない。結局、これがアメリカコガモの♀という個体は探せなかった。二つの沼と周辺田んぼには、秋らしく、様々な鳥種がいたが、トモエガモはここ数年群れが見られるようになった。また以前からいたことはいたが、それは積雪が多くて餌が取れないせいだったと思うが、現在はそれには関係なくマガンやオオヒシクイが見られるようになった。
【写真】




 

アメリカコガモとコガモの三列風切最下段の違い
だが・・・、♀1羽のこれは何?黒条が途中で止まっていればいいが、黒条そのものが見えない。薄墨という感じ。

 

コガモとハシビロガモ

ヒドリガモとオオバン/コハクチョウとマガン/ハヤブサ成鳥♀


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2020年10月30日(金)・31日(土)蕪栗沼・白鳥地区・周辺田んぼ

2020年11月08日 | 蕪栗沼・白鳥地区

■2020年10月30日(金)・31日(土)14:00-17:30【天気】晴れ曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EF100-400Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】蕪栗沼周辺田んぼ,白鳥地区
【種名】キジ,オオヒシクイ,マガン,カリガネ,シジュウカラガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,トビ,ノスリ,チュウヒ,コチョウゲンボウ,ハヤブサ,モズ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,オオセッカ,ムクドリ,ジョウビタキ,スズメ,ハクセキレイ,アトリ,カワラヒワ,ベニマシコ,ホオジロ,カシラダカ,(18科37種)
【メモ】2日続けて通い,蕪栗沼白鳥地区と,周辺田んぼ,そして,塒入りを観察した。塒入りと言うよりは,前日,赤い月を自宅で見たので,蕪栗沼で見ればなおいいと,塒入り+月の出を見ようと思ったわけだ。金曜日は大学講義のビデオ撮りで登米高等尋常小学校で約2時間かけてビデオを6テイク目に終わり,清川のやたら高いうな重を食べて,カリガネを見に行き,最後に蕪栗沼に行ったが,もう疲れ果てて,塒入りまでいる体力がなかったので,翌日,また行ったわけだ。2日目は1日目きちんと見ることができなかったシジュウカラガンを観察し,日の入りと月の出を待った。
 さて,まずカリガネだが,毎年同じ田んぼにいるので,見つけるのはとても簡単になっている。1羽見つけて周りを見ればファミリーでいる。今回は,30羽+いた。少しずつ増えてきているのではないだろうか。白鳥地区南東側には,シジュウカラガンがいた。まだ,1000羽を超す大群になっていないが,これも見つけるのは楽になった。大学時代(昭和50年代前半)は,シジュウカラガン1羽,ヒメシジュウカラガン1羽,カリガネ1羽,ハクガン1羽とかというふうにしか見つけられなかったので,非常に大変だったが,ヒメシジュウカラガンを除いては見つけるのは簡単になった。その代わり,ガンのカウントは諦めた(笑い)。オオセッカだが,毎年,白鳥地区と蕪栗沼の境界の白鳥地区側で姿や地鳴きを聞いている。すばしっこいので(すぐ逃げるので)写真はまだ撮影していないが,2月ころまで見られるそうだ。一度仏沼まで見に行ったら飽きるくらいいたので,鳴き声や形,飛び方などは目に焼き付いている。
 いよいよ,夕方になってきて,ガンの塒入りが始まった。船形山の西の方に日が沈み,かえりみすれば,東から赤い大きな月が上ってきていた。今日は,これが見たかったのだ。東側にいたガンの大群が上る赤い月を背景に飛んでくる姿は,とても幻想的だった。ISO100でしか撮影しないのでガンはブレブレだったが。早く注文したR5と100-500が来ればいいが,今シーズンには間に合いそうにない。アホウドリに間に合えばOKという感じ。ハイチュウはまた現在の機器で撮影するしかない。ソニーを買いたい衝動をぐっと抑え,キャノンを待っていたら,やっぱりいいのが出たので待ち遠しい。これで,7Dのミラーレス版が出たら最高なのだが。ということで,2日行って成果があった感じだった。

【写真】

田園風景    白鳥地区の土手,南側,北側。

カリガネの親子

カリガネの親子

いろんな構成のカリガネ。子どもがいないグループも。

とてもかわいい。この顔を見るとマガンは・・・。カリガネのランディング

マガン      カリガネの集団,ここだけで20羽+

カリガネの飛翔  白化マガン  白鳥地区の夕暮れ

船形山に沈む夕日 ガンの塒入り 翌日,シジュウカラガンがいる

マガンのランディング チュウヒ  シジュウカラガン

シジュウカラガン ハヤブサ若鳥 赤い月とガンの群れ

黄色い月と雁の群れ 薄い月   白い月になってしまった。土星,木星を貼り付け。見かけ上の大きさが分かる写真


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よく見るとカリガネの群れ

2020年11月08日 | 観察図鑑

よく見るとカリガネの群れ


蕪栗沼白鳥地区ガンの塒入り

2020年11月07日 | 蕪栗沼・白鳥地区

蕪栗沼白鳥地区ガンの塒入り


2020年9月日20(日)石巻雲雀野埋立地

2020年11月07日 | 石巻雲雀地区

■2020/9/20(日)10:43-12:23【天気】曇り時々晴れ 撮影機材 EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】石巻雲雀地区
【種名】ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,スズガモ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,コチドリ3,メダイチドリ8,トウネン幼羽12,ヨーロッパトウネン成鳥1,アメリカウズラシギ幼羽1,コモンシギ幼羽1,エリマキシギ幼羽2,ウミネコ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,ハシボソガラス,ヒバリ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ(14科28種)
【メモ】2009年9月9日に観察以来,2回目のコモンシギ幼羽をじっくり観察できた。この時期石巻は珍鳥が出るので毎年楽しみにしていたが,コモンシギがいるという情報をいただき,やってきた。鳥を探すより人を探せということで,知り合いの方が見ていてたので,ラッキーだった。9月9日初認とおうことで,何と偶然の一致のようです。まあ,もっと前にいたかもしれないが。9月9日から1カ月以上10月に入ってからも観察されていたようだ。2009年の時ももっといたかもしれない。コモンシギでかすんでいるが,ヨロネン,アメリカウズラシギと近くで見ることができた。セイタカシギやコアオアシシギ,コオバシギは外してしまったが,これだけ見られれば満足だった。雲雀野埋め立て地は,完全に埋め立てが終わらないうちはまだまだ,シギチが来るだろうが,蒲生や鳥の海よりシギチがいるというのは何とも言えないことだが,大津波で全てが変わってしまったと言うことだろう。

【写真】

ヨロネン成夏羽後期/エリマキシギ幼羽

アメリカウズラシギ幼羽/ヨロネン成夏羽後期

ヨロネン成夏羽後期 トウネン幼羽 アメリカウズラシギ幼羽

アメリカウズラシギ幼羽とトウネン幼羽。アメリカウズラシギの幼羽をこんなに近くで見たのは初めて。

メダイチドリ幼羽 油爆波エリマキシギ幼 コモンシギ幼羽

花や葉に付いた虫のようなものをそのまま食べていたが,その写真は残念ながらピンぼけ。 

小さい虫のようなものを啄んで食べていた。

コモンシギ幼羽,全般にファンタジーっぽく撮影できた。ただし,鳥はみんなそうだが,瞳まで写るとかなり不気味である。クロアシアホウドリなんかも近めには,全体黒く,馬の目という感じだが,さらに近づくとすごいことになる。


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