■2009/2/15(日)9:00-15:00【天気】晴れ
【場所】田代島(仁斗田~大泊往復),航路(門脇桟橋~大泊~仁斗田往復)
【種名】ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ,カンムリカイツブリ,ウミウ,ヒメウ(冬羽),クロサギ1,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,シノリガモ,ウミアイサ,トビ,ノスリ2(同一個体の可能性),ハヤブサ2,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ヒヨドリ,モズ,ルリビタキ♀,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,アカハラ,シロハラ,ツグミ,ウグイス,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,カシラダカ+,アオジ+,カワラヒワ,ベニマシコ,アカウソ(♂3,♀5)スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科43種)
【メモ】門脇桟橋に着いたときには例によって出航ぎりぎりで,慌てて乗船した。港内にいつもたくさんいるカモ類が少なく,カモメ類も同様だった。航路はほとんど凪状態で,ヒメウとカンムリカイツブリとカモメ類だけで,結局往路復路ともウミスズメ類やアビ類は1羽も出なかったのは,今回が初めてだった(遠くを見ればいたかも知れないが)。
最初に大泊に着岸して素早い操船で,また港を出る。ふと後ろを見ると黒い鳥が飛んでいった。最初は何か分からなかったがクロサギだった。その辺の岩礁にでも止まっていたものらしい。仁斗田と大泊の間にある養殖場に期待したが,何とカモメとウミウ,ヒメウしかいない。それもほとんどまばらで,餌がなければ鳥もいないといういい見本だった。
仁斗田に着いて,早速,凪の間の方へ行ってみた。途中の畑でアオジ,メジロ,それにベニマシコの群れを見たが,その中に第1回の冬羽から夏羽への移行個体(カモメなら第1回冬羽というやつ)個体がいたので写真を撮った。腹部や片羽それに嘴の上の基部が赤い。
さて畑を引き返して,いつものように簡易郵便局の前の浜を見たが,遠くにカンムリカイツブリとミミカイツブリしかいない。ウミアイサやシノリガモさえ近くに見あたらない。ここから神社への階段で昨年はアカウソの群れを見たが今回はいない。さらにマンガアイランドの方へ登っていくと,ノスリが1羽止まっていたが特に気にもせず,どんどん大泊への道を歩いていった。途中,日陰のところに2mほど前方に小さな物体がいた。最近視力が年とともに低下しているが眼鏡をかける習慣がないので,危うく通り過ぎるところだったが,それは,よく見るとかわいいルリビタキの♀だった。昨年は,大泊の無人の人家の庭先で見たが,今回はまず路上だ。小中学校跡では何もおらず(やはり人がいなくなると土が乾いて荒れ果て鳥もいなくなるのだろうか),大泊へとぼとぼ歩いた。途中アオジポイントには例年のようにアオジがたくさんいた。ルリビタキを期待した無人の人家の庭先はさらに乾いていて草も少なくなっていた。
大泊漁港に着いて,防波堤のそばで鳥ごぼうおにぎりを食べていると,イソヒヨドリの♂がやってきた。全然恐れる風でもなく,やってきてしばらく目の前にいたので,人に慣れているのかも知れない。防波堤にはワシカモメやオオセグロカモメがいた。今回は,仁斗田でも大型カモメの大群がいたが,シロカモメや他のカモメはいなかった。そろそろ仁斗田に戻る時間になったので,両側の竹藪の坂道をとぼとぼ歩いて行った。
学校を過ぎて,いつもキジバトとヒヨドリがどういうわけかいっぱいいるカーブにさしかかって,ふと気配がして上の枝を見ると,アカウソの群れがいて,しきりに花芽を食べていた。これはもう全然逃げるそぶりがないので,藪をこいで何とか順光になる場所に行ったが,やはり光線が悪くて,よい写真は撮れなかった。ここで30分以上頭上のアカウソを見ていた。
仁斗田漁港に着いて,防波堤のカモメ類を一通り見て戻ると,上空で「キキキ」という鋭いハヤブサの鳴き声がするので,そちらの方向を見てみると,ノスリにハヤブサ2羽が攻撃を仕掛けているのだった。これはモビングというレベルではなく,攻撃にふさわしい。何しろ急上昇して一気に急降下,ノスリの背中を狙って蹴りをいれようとするのだから,さすがのノスリも余裕がなく,漁港の倉庫裏に撃墜という感じでバランスを崩して落ちた。その後,飛び上がったが,また攻撃され,その後どこに行ったか定かではない。
帰りの航路はもうでないと思ってぐっすり眠って行った。
【写真】
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■ヒメウ冬羽/ベニマシコ♂第1回冬羽から夏羽移行個体
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■ベニマシコ♂第1回冬羽から夏羽。
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■声がしたので上を見上げたら,いた巨大アオジ♂/舗装道路をとぼとぼ歩いていたら危うく通り過ぎそうだったルリビタキの♀/目の前にわざわざやってきたイソヒヨドリ♂と体色に合わせた感じの瞬膜
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■仁斗田漁港でおにぎりを食べていたらイソヒヨドリがやってきた。まさかおこぼれがほしかったわけではあるまいが,おかげで近くで撮影できた。
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■ワシカモメ成鳥冬羽/オオセグロカモメのあくび。これだけ口が大きく開けばたいていのものは飲み込めるのだろう。
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■ジョウビタキ♂/ツグミ/アカウソ♀
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■アカウソ♂
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■ワシカモメ第4回冬羽/オオセグロカモメ第2回冬羽/ハヤブサに追われて逃げるノスリ
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■ノスリを威嚇して急降下するハヤブサ
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【場所】田代島(仁斗田~大泊往復),航路(門脇桟橋~大泊~仁斗田往復)
【種名】ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ,カンムリカイツブリ,ウミウ,ヒメウ(冬羽),クロサギ1,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,シノリガモ,ウミアイサ,トビ,ノスリ2(同一個体の可能性),ハヤブサ2,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ヒヨドリ,モズ,ルリビタキ♀,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,アカハラ,シロハラ,ツグミ,ウグイス,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,カシラダカ+,アオジ+,カワラヒワ,ベニマシコ,アカウソ(♂3,♀5)スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科43種)
【メモ】門脇桟橋に着いたときには例によって出航ぎりぎりで,慌てて乗船した。港内にいつもたくさんいるカモ類が少なく,カモメ類も同様だった。航路はほとんど凪状態で,ヒメウとカンムリカイツブリとカモメ類だけで,結局往路復路ともウミスズメ類やアビ類は1羽も出なかったのは,今回が初めてだった(遠くを見ればいたかも知れないが)。
最初に大泊に着岸して素早い操船で,また港を出る。ふと後ろを見ると黒い鳥が飛んでいった。最初は何か分からなかったがクロサギだった。その辺の岩礁にでも止まっていたものらしい。仁斗田と大泊の間にある養殖場に期待したが,何とカモメとウミウ,ヒメウしかいない。それもほとんどまばらで,餌がなければ鳥もいないといういい見本だった。
仁斗田に着いて,早速,凪の間の方へ行ってみた。途中の畑でアオジ,メジロ,それにベニマシコの群れを見たが,その中に第1回の冬羽から夏羽への移行個体(カモメなら第1回冬羽というやつ)個体がいたので写真を撮った。腹部や片羽それに嘴の上の基部が赤い。
さて畑を引き返して,いつものように簡易郵便局の前の浜を見たが,遠くにカンムリカイツブリとミミカイツブリしかいない。ウミアイサやシノリガモさえ近くに見あたらない。ここから神社への階段で昨年はアカウソの群れを見たが今回はいない。さらにマンガアイランドの方へ登っていくと,ノスリが1羽止まっていたが特に気にもせず,どんどん大泊への道を歩いていった。途中,日陰のところに2mほど前方に小さな物体がいた。最近視力が年とともに低下しているが眼鏡をかける習慣がないので,危うく通り過ぎるところだったが,それは,よく見るとかわいいルリビタキの♀だった。昨年は,大泊の無人の人家の庭先で見たが,今回はまず路上だ。小中学校跡では何もおらず(やはり人がいなくなると土が乾いて荒れ果て鳥もいなくなるのだろうか),大泊へとぼとぼ歩いた。途中アオジポイントには例年のようにアオジがたくさんいた。ルリビタキを期待した無人の人家の庭先はさらに乾いていて草も少なくなっていた。
大泊漁港に着いて,防波堤のそばで鳥ごぼうおにぎりを食べていると,イソヒヨドリの♂がやってきた。全然恐れる風でもなく,やってきてしばらく目の前にいたので,人に慣れているのかも知れない。防波堤にはワシカモメやオオセグロカモメがいた。今回は,仁斗田でも大型カモメの大群がいたが,シロカモメや他のカモメはいなかった。そろそろ仁斗田に戻る時間になったので,両側の竹藪の坂道をとぼとぼ歩いて行った。
学校を過ぎて,いつもキジバトとヒヨドリがどういうわけかいっぱいいるカーブにさしかかって,ふと気配がして上の枝を見ると,アカウソの群れがいて,しきりに花芽を食べていた。これはもう全然逃げるそぶりがないので,藪をこいで何とか順光になる場所に行ったが,やはり光線が悪くて,よい写真は撮れなかった。ここで30分以上頭上のアカウソを見ていた。
仁斗田漁港に着いて,防波堤のカモメ類を一通り見て戻ると,上空で「キキキ」という鋭いハヤブサの鳴き声がするので,そちらの方向を見てみると,ノスリにハヤブサ2羽が攻撃を仕掛けているのだった。これはモビングというレベルではなく,攻撃にふさわしい。何しろ急上昇して一気に急降下,ノスリの背中を狙って蹴りをいれようとするのだから,さすがのノスリも余裕がなく,漁港の倉庫裏に撃墜という感じでバランスを崩して落ちた。その後,飛び上がったが,また攻撃され,その後どこに行ったか定かではない。
帰りの航路はもうでないと思ってぐっすり眠って行った。
【写真】
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■ヒメウ冬羽/ベニマシコ♂第1回冬羽から夏羽移行個体
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■ベニマシコ♂第1回冬羽から夏羽。
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■声がしたので上を見上げたら,いた巨大アオジ♂/舗装道路をとぼとぼ歩いていたら危うく通り過ぎそうだったルリビタキの♀/目の前にわざわざやってきたイソヒヨドリ♂と体色に合わせた感じの瞬膜
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■仁斗田漁港でおにぎりを食べていたらイソヒヨドリがやってきた。まさかおこぼれがほしかったわけではあるまいが,おかげで近くで撮影できた。
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■ワシカモメ成鳥冬羽/オオセグロカモメのあくび。これだけ口が大きく開けばたいていのものは飲み込めるのだろう。
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■ジョウビタキ♂/ツグミ/アカウソ♀
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■アカウソ♂
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■ワシカモメ第4回冬羽/オオセグロカモメ第2回冬羽/ハヤブサに追われて逃げるノスリ
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■ノスリを威嚇して急降下するハヤブサ
Copyright(C)2009 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.