私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2017年1月22日(日)蕪栗沼

2017年01月31日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2017/1/22(日)12:42-15:12【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】蕪栗沼
【種名】ミサゴ,トビ,オジロワシ成鳥,ノスリ,チュウヒ幼鳥1成鳥♀1,ハイイロチュウヒ♀,ハヤブサ若鳥1(3科7種)
【メモ】鳥の海でカモメ類を探していたら,着信。ケアシノスリを見て急いで蕪栗沼へ。飛んだオジロワシはとてもオジロワシらしかった。
【写真】
  
■ノスリ成鳥♀。車の助手席側の窓にレンズをおいて撮影。適当な距離で光線もよかったので,クリアに撮れた。成鳥♀は虹彩が暗褐色で(幼鳥は透明な黄色っぽい色)腹巻きは太く褐色。顔は♂のようにたどんではない。地方によって「まぐそたか」とか不名誉な名前が付けられている。自分が子どもの頃は,ノスリというタカそのものを認識していなかった。
  
■やっと飛んでくれたオジロワシ。ハイチュウの時間になってしまう。
  
  
  
  
■飛んで止まろうとした枝が,オジロワシにはちょっと細すぎた感じだった。/オジロワシ,チュウヒ国内型幼鳥,ノスリ成鳥♀/ハイイロチュウヒ♀
  
■オオハクチョウ/チュウヒ成鳥♀


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2017年1月9日(月),1月15日(日),1月22日(日)鳥の海

2017年01月23日 | 鳥の海
■2017/1/9(月),1/15(日),1/22(日)【天気】曇り,晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】スズガモ,ホオジロガモ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ダイシャクシギ成鳥3,ハマシギ12,ウミネコ,カモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ケアシノスリ,チョウゲンボウ,ヒバリ,ツグミ,カワラヒワ,ホオジロ(13科23種)
【メモ】3日間しつこくムクドリ類を追うが発見できず,ケアシノスリやカモメ類を撮影・観察した。ダイシャクシギが3羽いた。
【写真】
  
■ヒバリ/ダイシャクシギ/カモメ幼羽
  
■セグロカモメ幼羽/カモメ幼羽/カモメ第1回冬羽 同じ種類でも換羽に個体差があることがわかる。この時期,もうすぐ成鳥は夏羽になる時期だが,相変わらず幼羽の個体もいる。
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽/オオセグロカモメ幼羽/セグロカモメ成鳥冬羽
  
■オオセグロカモメの♀型(右・中)オオセグロカモメ♂型/チョウゲンボウ♀/ケアシノスリ幼鳥
  
■ホバーリングするケアシノスリ/ケアシノスリ,トビ,ノスリ。昼のモビングをして解散
  
■ケアシノスリにミヤマガラスがモビング/ノスリがモビング,トビもモビング。ケアシノスリは一目置かれているようだ


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2016年12月17日(土)松川浦,磯浜

2017年01月22日 | 磯浜漁港
■2016/12/17(土)8:30-10:18【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】新松川浦漁港,松川浦漁港,新地漁港,磯浜,中浜
【種名】キジ♂,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ウミアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,アビSP,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,シロチドリ,イソシギ,ハマシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,シロカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,ハヤブサ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ムクドリ,ツグミ,イソヒヨドリ♀,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ(23科49種)
【メモ】カモメを探しに磯浜・松川浦方面に行った。新松川浦漁港は収穫なしで,松川浦漁港に行くとシロカモメ第1回冬羽がいて,しきりに餌場を他の大型カモメから守っていた。シロカモメは釣師浜や新松川浦漁港でのこれまでの観察からすると,けっこう気が強いようだ。七北田川ではカラスに追われていたが。1シーズンぶりのシロカモメで1羽だけだったが,いつものように目の前で見ることができてうれしかった。ここで,少し気をよくして新地や磯浜のクロガモを見に行った。磯浜でいつもいるハヤブサ成鳥が海に狩りに行って戻ってくるのを見た。クロガモは例年より個体数が少ないようだ。近年,磯浜沖にはクロガモより,マガモの群れの方が多い。中浜では復興工事のブルドーザーの近くにノスリがいて,この後で見るホシムクドリと同じように追い出されてくる小動物を待っているようだった。※そういえばカシラダカが少ないというかまだ見ていない。ホオジロは多いが。
【写真】
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽♀型/ワシカモメ第4回冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽♀型
  
■シロカモメ第1回冬羽


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2016年12月29日(木)鳥の海

2017年01月21日 | 鳥の海
■2016/12/29(木)12:50-16:40【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】キジ,コハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,スズガモ,カワアイサ,カンムリカイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,タゲリ13+,シロチドリ1,ハマシギ18+,ユリカモメ,カモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハイイロチュウヒ♂♀,ノスリ,ケアシノスリ,チョウゲンボウ,モズ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ギンムクドリ1,ムクドリ,ホシムクドリ4,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,タヒバリ+,カワラヒワ,シメ,ホオジロ(24科42種)
【メモ】松川浦から戻る途中,震災以前からよく見られる場所でタゲリの群れを見た。荒浜漁港を一回りしカモメ類を探し,鳥の海温泉に入って,午後からの探鳥に備えた。12月4日に偶然ギンムクドリを見て,どうしてももう一度見たいと,記録にないものを合わせるとこの間2回行ったが見られず,絶対いるはずだという確信のもと,2時頃から周辺を探し回った。すると午後3時過ぎ頃からポイントから1kmほど離れた辺りにムクドリの群れが散在していて,小群がポイントの方へ向かって飛んでいくのを見たので,これはきっと集合するに違いないと,行ってみると以前いたような群れになっていた。ホシムクドリも4羽ほどいて,光線が悪かったが,丹念に探していくと,いた!しかし,逆光でしかも暗く望遠レンズを取り出すまもなく飛ばれてしまった。とりあえずいたということで満足し,ホシムクドリなど撮影し,電線に鈴なりになったムクドリの群れを双眼鏡で探したが,頭の白いムクドリはいるが,ライオン丸はいなかった。その後も何回か探したが見つけられていない。しかし,めげずに探すつもりだ。それから,ハイイロチュウヒを見に行ったが,♂♀ともかなりサービスしてくれたにもかかわらず,かなりいい写真が撮れていたにもかかわらず,設定したISOが8000だったもので,帰宅してから落胆したのだった。
【写真】
  
■チョウゲンボウ成鳥♂♀
  
■タゲリの群れが飛び回っていて,近くに一羽来たので撮影した。震災前後で環境が変わったのに同じ場所で見られるのが不思議。
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽とカモメ第1回冬羽
  
■ただムクドリ/ホシムクドリ/飛んでしまったたあと
  
■ハイイロチュウヒ♂♀。ISO8000。1/250でも止まるので,この日ならf4,ISO200か400でよかった。


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2016年12月29日(木)松川浦,磯浜

2017年01月18日 | 磯浜漁港
■2016/12/29(木)10:02-12:39【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】磯浜,水神沼,新地漁港,新松川浦漁港,松川浦漁港
【種名】(コブハクチョウ),ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,カイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,オオハム,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,シロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,ハヤブサ,モズ,ヒバリ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ(20科42種)
【メモ】最初に新地ICで降りて,松川浦から回った。小泉川の橋を渡り,文字島あたりから,松川浦を見るとコブハクチョウの白が点在しているのと,鵜の尾埼灯台のトンネルからはコンクリートの白い護岸防潮堤ができていた。小泉川沿いは工事のため通行できなかったので,もと来た道を戻り,ホテル飛天前を過ぎ,農産物直売所に行ってみた。土ネギを売っていたので大量に買って,家に帰ってからミニ菜園に植えた。最初に新松川浦漁港に行ったが,前回同様,オオセグロカモメとワシカモメくらいで,水揚げの時ではなかったのでさらにカモメ類は少なかった。それから松川浦漁港に行くと,オオハム,アカエリカイツブリがいた。前回同様シロカモメもいた。オオハムを観察してわかった特徴としては,真横から見ると頭は台形に見えるが,後ろから見たり,頭を上げて上空を見ていたりすると,ほとんどアビに見えたりするので注意が必要だ。上背は鱗模様。喉元は陰になると黒っぽく見えるが,順光や羽繕いをして首をひねったりすると黒線は全くないことがわかる。脇の白斑についてはこの個体はかなり広く白い部分が吃水から出ている。1時間ほどいて,新地漁港,磯浜付近のクロガモなど見て鳥の海に向かった。
【写真】
  
■スズガモ/オオハム冬羽
  
■頭から嘴を水中に突っ込んでは顔を上げる行動を繰り返していた。またアビ類おなじみの腹を上にして足をあげて羽繕いする様子も見られた。首が長いのでぐるっとねじって羽繕いするのもおもしろい。/シロカモメ第1回冬羽
  
■ダイサギやチュウサギが数十羽いた。/ハジロカイツブリ冬羽
  
■アカエリカイツブリ成鳥冬羽/カンムリカイツブリ成鳥冬羽
  
■オオハムだが,右と左ではまるで印象が違う。/コブハクチョウ成鳥
 
■クロガモ成鳥♂♀/中浜付近の防潮堤から荒浜,仙台方面。仙台市中心部のビル群や電波塔も見える。


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2016年12月31日(土)鳥の海

2017年01月16日 | 鳥の海
■2016/12/31(土)15:12-16:50【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】キジ♂♀,ハイイロチュウヒ♂♀,ホシムクドリ10,ムクドリ(3科4種)
【メモ】伊豆沼,蕪栗沼の最後は鳥の海に来た。鳥の海温泉に入り,午後3時になるのを待って,ホシムクドリとハイイロチュウヒを見に行った。前回ハイイロチュウヒは,間違ってISO8000で撮影してしまい,ISO400でもいい条件で♂♀がずいぶんサービスをしてくれ,天気もよく,かなりの枚数を撮影したのだが,画像を見てびっくりだった。今回は天気がいまいちだったので,f4ISO800で撮影した。あまり暗くなるとAFが効かなくなるので,その前にやめたが,何しろ♂は登場が♀より遅いので,やっぱりこうなってしまう。しかし,撮影もさることながら,♂♀の行動も非常におもしろいので,暗くなってもしばらく見ていた。
【写真】
  
■ホシムクドリ冬羽
  
■電線に並んだホシムクドリ
  
■ホシムクドリのアップ/ムクドリの群れに混じって採餌するホシムクドリ
  
  
  
■ハイイロチュウヒ♀/♂/キジ♀


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ハクガンの採餌 ※途中,道路を白の軽乗用車通過

2017年01月12日 | 動画観察図鑑
ハクガンの採餌 ※途中,道路を白の軽乗用車通過

2016年12月31日(土)蕪栗沼周辺

2017年01月12日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2016/12/31(土)10:09-10:37【天気】晴れ 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】蕪栗沼周辺田圃
【種名】マガン,ハクガン,シジュウカラガン,コハクチョウ,オオハクチョウ(1科5種)
【メモ】伊豆沼から実家に行って餅などもらい,いつもの金目マガン付きハクガン入りマガングループの採餌を見て,シジュウカラガンを見に移動し,帰宅した。温泉に入りながらハクガンが飛んでいくのを見るのは難しいが,温泉に入りに行ってハクガンを見るのは簡単だ。
【写真】
  
■おなじみのハクガンと金目マガン
  
■マガンとシジュウカラガンの群れが旋回してやってきた/シジュウカラガン


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2016年12月31日(土)伊豆沼・内沼

2017年01月11日 | 伊豆沼・内沼
■2016/12/31(土)7:06-8:20【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】獅子鼻,内沼
【種名】オオヒシクイ,マガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,オナガガモ,カンムリカイツブリ,アオサギ,ダイサギ,トビ,オジロワシ成鳥1・若鳥1,チュウヒ,ノスリ(4科12種)
【メモ】実家に寄る途中,獅子鼻に行った。特に夜明けの飛び出しを撮影するためではなかったので,朝は5時40分頃家を出たところ,パークタウンに向かう長命ヶ丘の4車線道路の走行車線にふいにフクロウが現れたのにはちょっとびっくりで,時間は5:59だった。以前もこのあたりで同じような時期の時間帯に見たことがあった。長者原で朝からカツ丼を食べ,獅子鼻に着いたのは7:00過ぎだった。そこで30分ほど飛び出しを見,とは言っても雲だらけで沼の半分は真っ暗という感じで,半分がやや日が差す感じだった。それから,内沼に行くと朝日がちょうど雲間から内沼全体を照らす感じだった。マガンの群れが飛んでいったが,飛び終わった後に,オジロワシ若鳥,ノスリ,チュウヒが遠くの空でバトルをしている感じだったので撮影した。オジロワシ成鳥は後から飛んでいったので,その中には入らなかったようで,バトルも解散していた。
【写真】
  
■獅子鼻の飛び出し。雲が多すぎた。

■小さくて分かりづらいが左からチュウヒ,ノスリ,オジロワシ若鳥,オジロワシ成鳥


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ホシムクドリの採餌

2017年01月11日 | 動画観察図鑑
ホシムクドリの採餌

2017年1月8日(日)ケアシノスリ幼鳥

2017年01月10日 | 鳥の海

■2017/1/8(日)【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】仙南
【種名】ケアシノスリ幼鳥(1科1種)
【メモ】止まっているのを教えていただき,撮影した。『ワシタカ・ハヤブサ識別図鑑』のP106・107参照。
【写真】
  
  
■ケアシノスリ幼鳥



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2017年1月3日(火)南三陸コース

2017年01月10日 | 南三陸漁港
■2017/1/3(火)11:51-15:11【天気】曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】大川地区,長面浦,小室漁港,大室漁港,相川漁港,小指漁港,大指漁港,長清水漁港,波伝谷漁港往復
【種名】コクガン39(23+4+12),コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ビロードキンクロ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,ウミアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,オオハム4斃死鳥,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,コチョウゲンボウ♂,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ミソサザイ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ(23科55種)
【メモ】カモメを求めて南三陸に行った。まず,北上川の葦原だが,チュウヒの姿が震災以後全く(いるとは思うが)見られなくなった。ノスリさえいない。以前なら,葦原の川岸の灌木によくノスリが何羽も止まっており,チュウヒも最低2,3羽は見られたが,これが全然いない。いないのは餌になる小動物がいないからなのか。津波が北上川の河口を遡り,あの辺りにいたヤチネズミとかもいなくなったとは思うが,その後戻ってきても良さそうなものだが。そう言えば,亘理・山元町でハイチュウ以外のチュウヒは最近見ていない。以前は中浜小近辺で,ハイチュウとチュウヒがよく観察できた。長瀞にもチュウヒがいない。もちろん見る人が見ればいるのだろうが。
さて,大川小前で黙祷し,長面浦に行ってみた。だいぶ耕地が復興しているが,まだまだのようだ。完全復旧した(真すぐつながった)新北上大橋を渡り,北上川河口に行くと,まず対岸の復旧中の富士川堤防下にウミネコやカモメを中心にカモメ類の大群がいた。一応全部見たが,変わったカモメはいなかった。それより,目の前の川面にビロードキンクロの群れがいたが,♂♀でも若い個体のようだった。模様がはっきりせず,何がなにやらよく分からなかったので,帰ってから『日本のカモ識別図鑑』を見ることになったが,一年目冬羽がほとんどだったようだ。
小室,大室漁港でコクガンの群れ23羽をごく近くでしばらく観察した。23羽といっても,いくつかのファミリーで構成されているようで,餌場のうち,堤防に一番近いところがおいしいというかアオサがいっぱいあるらしく,そこを巡ってグループ対抗の争いが起きていた。その間をヒドリガモやほとんどヒドリガモに近いハイブリッドやイソシギ,ハクセキレイがたくましく採餌していた。
相川漁港はほとんどめぼしいものがいなかった。小指漁港では,エイ1匹とまだ姿がはっきりしているオオハムの斃死鳥4羽が打ち上げられており,それをカモメ類が食べていた。おそらく漁網にかかったものと思われた。
波伝谷漁港はワシカモメのきれいな第1回冬羽がいたくらいで,空を見ても飛ぶワシはいなかった。
【写真】
  
■ノスリもチュウヒも姿が見えないが広大な葦原/ハクチョウ類が採餌する風景,これが本来の風景。/長面浦漁港前の被災地,かつては立派な家々が立ち並んでいた。アオサギやイソシギが採餌している。
  
■大室漁港と小室漁港のカモメ/大川地区で見たコチョウゲンボウ♂/新北上大橋から少し下流の水門付近のハジロ・ミミカイツブリの群れ
  
■ハジロカイツブリがやや多かったが,ミミカイツブリもかなりいた/北上川河口のクロガモの群れ/波伝谷漁港のワシカモメ第1回冬羽
  
■ビロードキンクロ♂1年目W?/ビロードキンクロ♀1年目W?/ホオジロガモ♂
  
■コクガンとイソシギ


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2017年1月3日(火)十三浜

2017年01月08日 | 動画観察図鑑
■2017/1/3(火)13:38-13:58【天気】曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】十三浜
【種名】コクガン23(1科1種)
【動画】

■コクガンの採餌


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2017年1月9日(土)赤沼,大沼

2017年01月08日 | 大沼・赤沼
■2017/1/9(土)10:56-12:05【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】赤沼,大沼
【種名】コハクチョウ,オオハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ミコアイサ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,ユリカモメ,トビ,オジロワシ成鳥1,ノスリ,トラフズク3,チョウゲンボウ♀,ハヤブサ♀成鳥,モズ,コクマルガラス12,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ(18科34種)
【メモ】午前中は予定がなかったので近場の大沼に行った。赤沼から大沼をぐるっと回り,いつものオオハシシギを確認した。ハシビロガモの個体数が多かった。農業園芸センターから沼の方を見ていると一斉にカモが飛び立ったので,猛禽の姿を探したが,ハヤブサの成鳥が一直線に飛んでいたので,何だハヤブサかと思っていたら,その先にオジロワシが飛んでいて,しきりに追撃しているのだった。園を出て田圃を探したが,ノスリとチョウゲンボウと,ミヤマガラスの大群しかいなかった。ミヤマガラスの中に今はあまり珍しくもないコクマルガラスが数十羽いて,それでも見飽きたというほどではないので,近くに行ってみると,マガンなみに進行方向の道路の真ん中にいたり,また,車のすぐ脇のブルドーザーの整地しているところで採餌していたりと,ピントがどうみても合わないところにいる。それより,気になったのが,やたら小さいスマートなハシボソガラス風のカラスで,後で図鑑で見たら,ミヤマガラスの幼鳥だった。ミヤマガラスの幼鳥でもここまで小型のものは見たことがなかった。オオセグロカモメでも超小型のものがいるから,そういうものかもしれない。
【写真】
  
■トラフズク
  
■オジロワシ成鳥/オオハシシギ冬羽/ハシビロガモ・マガモ・オナガがガモ,カワウ
  
■コクマルガラスも数が増えて,マガン並みに道路に出ている。フロントガラス越しに撮影。/枝豆から大豆になった豆を見つけて食べているコクマルガラス。/ミヤマガラスの幼鳥(手前)成鳥(奥)。


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