私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2024年10月13日(日)羅臼・尾岱沼・野付半島

2024年10月28日 | 北海道

■2024年10月13日(日)5:23-18:05【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500
【場所】羅臼・尾岱沼・野付半島
【種名】オオヒシクイ、ヒシクイ、コクガン、オオハクチョウ、ヒドリガモ、オナガガモ、コガモ、シノリガモ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、ウミウ、アオサギ、タンチョウ、オオバン、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、オジロワシ、ハシブトガラス、ヒバリ、スズメ、カワラヒワ(12科22種)
【メモ】今回の北海道探鳥の一番の目的にしていた羅臼クルーズは、前日連絡があって、船が出ないということだった。9時出航予定だったので、知床半島沖は風が強く波が高いということらしい。荒れた時に行くととんでもないことになるというのは、金華山沖の海鳥調査で5月と9月の二度経験しているので、出港が難しいということであれば、それは本当に難しいわけだ。ということで、羅臼の宿では、朝食前に、冬季はオオワシ、オジロワシでいっぱいのサシルイ川まで行き、オジロワシ3羽の写真を撮影し、海はシノリガモの群れを見て、ゴジラ岩を見学して、宿に戻って朝食。すぐ出発して、尾岱沼に向かう。飛雁川の橋でオジロワシ成鳥が飛んできて、木に止まったので撮影した。さらに進んで春別川の橋の上からタンチョウのペアを見て、引き返し、途中、野付半島の方を見ると、オオハクチョウの群れが遠くに見えた。野付半島には、渡りの後半とは言え、多くの鳥がいた。ネイチャーガイドの方に聞くと、シギチも1000羽以上いるということで、そこに行ってみたが、あいにく干潮で、シギチは別の場所にいるようだった。コクガンもナラワラ付近にいるということだったが、シギチを見に行った時に沖の方を見ると、コクガンの大群が半島の先端の方に飛んで行くのが見えたが、ピントは合わなかった。けっこう暖かく、逆光で、しかも大気がもあもあ状態だった。ネイチャーセンターの観察リストを見ると、朝から晩までいれば、かなりの種類のシギチや他の鳥が見ることができたようだ。今回は、初めて、10月中旬に北海道に行ったが、これで船が出れば最高の季節のようだ。飛行機で行って、1泊目は羅臼でシマフクロウの親子とクルーズ、2泊目は尾岱沼に宿泊すれば、野付半島や周辺でかなりの鳥が見れそうだ。最後は、飛行機で新千歳に移動し、苫小牧西港で、紫金山・アトラス彗星がフェリーの上に見えるのを撮影して終了した。
【写真】
  
鷲の宿のカワガラス/オジロワシとサシルイ川
  
シノリガモ/ウミウ・オオセグロカモメと国後島
  
冬に乗ってまたこれに乗るはずだったが/羅臼川上空のオジロワシ。近かった。車から降りて撮影。しばらく旋回してくれた。
  
飛雁川のオジロワシ/春別川全景、奥の白いのがタンチョウ
  
春別川の探鳥/野付湾のオオハクチョウ/ナラワラのタンチョウ
  
エゾシカ/ヒシクイがほとんどでオオヒシクイも混じっていた/ハジロカイツブリとミミカイツブリ

紫金山・アトラス彗星


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2024年10月12日(土)・13日(日)羅臼

2024年10月26日 | 北海道

■10月12日(土)・13日(日)19:40-21:54/3:46-4:33【天気】晴れ【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500 R5+16STM
【場所】鷲の宿
【種名】シマフクロウ♂♀(1科1種)エゾシカ、キタキツネ
【メモ】根室中標津空港から鷲の宿に到着したのは、19:30頃で、空港から羅臼まで、初めて夜道を走ったが、何回も通っている道なので特に問題はなかったが、あとで聞くと目的としていた幼鳥と親3羽は17:30に生け簀にやってきたという。結局、今回は♂♀は見たが、幼鳥は見ることができなかったので、また来年行かなければならなくなった。
さて、到着してすぐに観察舎の指定席に座り、軽量三脚にカメラレンズをセットして、シマフクロウが来るのを待った。と思ったら、10分くらい過ぎてからふと見たら生け簀に♂がいる。この♂は、ライトから少し離れた上流の木に止まったあと、渓流の岩の上に降りて、そこからドボンと生け簀でない川の流れに入り、かなり、動き回って魚を捕まえようともがいていたが、結局、捕まえることができず、また、岩に上がり、そこから、枝に移動していた。動画で録ればよかったが、渓流に入って魚を獲ろうとしているのは、初めて見たので、つい、撮るよりは見てしまった。それから、何度か生け簀に行って魚を捕まえては食べていたが、もう何回も見たシーンだったので、下流に飛んでからは、いったん寝ることにした。何しろ、フェリーは朝が早いし、鷲の宿は夜がメインで寝不足になる。日付が変わって、3時過ぎに起きて観察舎に入ると、♂♀がいた。♀は近くの川岸にいて、大きく見える。♂は生け簀だが、一緒にいないで、対岸にいるのは初めて見た。ここに幼鳥がいればよかったが、結局見ることはできなかった。♂がそのうち上流の枝に止まったので、そう言えば彗星を撮影した時のように撮ればいいのかと思い立ち、ISO3200、F7.1、1”6の蔵王彗星撮影と同じ設定で、途中からは、セルフタイマー2秒でたくさん撮影し、「動かないでよ!」とか言って撮りまくったが、何枚かは、シマフクロウが動かず、細い羽毛がきっちり写っているのがあった。彗星より偉い。動かないのだから。これがEF500ⅡF4レンズだったら、もっときれいに撮れたろうなと思うが、前回、せっかく2本レンズを持って、何とか飛行機に手荷物で乗れたのに、アダプターを忘れて、EF500Ⅱは単なるお荷物になったトラウマがあるので、今回はR5Ⅱだしということで、持ってこなかった。来年、もう一度チャレンジだ。
【動画】シマフクロウ♂ ※ハイフレームレートの動画をたくさん撮影したが、ファイルサイズが1Gとか大きくて、今のところ掲載不可。
【写真】
  
星景色と照明灯/生け簀の♂
  
飛ぶところ/真っ暗な木に止まったので、最大ISO51200にしたら、姿が浮かんできた/少し見える木
  
渓流の石の上に降りて川に飛び込み、10秒くらいじゃばじゃばやっていたが、捕れず、石に上がってまた木上に。
  
ふと気づくと目の前に♀。♂と違ってかわいい/後ろにエゾシカ/やや明るいので彗星撮影設定で撮影
  
シマフクロウは動きはするが、止まるとちょっとは動かない。♂だがちょうど足環が枝に隠れて見えない/これは足環がないので♀


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2024年10月12日(土)北大苫小牧研究林

2024年10月25日 | 北海道

■2024年10月12日(土)11:34-12:44【天気】晴れ【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500 EOSR5+RF16STM
【場所】北大苫小牧研究林
【種名】ヒヨドリ、キバシリ1、ヤマガラ1(3科3種) エゾリス1
【メモ】フェリーで行くと海路海鳥が観察できていいが、苫小牧到着が11時なので、12時の新千歳から根室中標津空港行きには間に合わない。それで、次の便になるが、それで行くと羅臼は19時過ぎ到着となって、シマフクロウ撮影には、ちょっと遅すぎる。そこで、お気に入りの北大研究林ということになるが、何しろ、苫小牧西港から苫小牧駅までタクシー、荷物を駅のコインロッカーに預けて、またタクシー。研究林を見終わってまたタクシーで駅に行き、そこから、新千歳まで特急と南千歳から快速でいくことになる。ここが、今回の問題点。道東に行くなら、仙台空港から行った方が面倒でない。まあ、仕方がないので、研究林をじっくり歩いたが、地元の方も、今日は鳥がいない、早朝、クマゲラが鳴いて飛んで行ったが、鳴き声だけ、と言っていた。そのとおり、小鳥がいない。どうしたことか。ハシブトガラがだいたいいないではないか。シマエナガ、ミヤマカケスも。久々にエゾリスを見ただけで、エゾシカも見なかった。展示室は土曜日で開館、例のカナダ森林オオカミはいたけれども。紅葉は一週間早く来たので、去年ほどではなかったが、本当に空気がきれいで、落ち着ける風景だ。これくらいで、早々にタクシーを呼んで移動した。
【写真】
  
キバシリだが、妙に白っぽい/ヤマガラもこの1羽/エゾリス
  
研究林の風景


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2024年10月12日(土)~14日(月)秋の苫小牧航路・道東探鳥行ダイジェスト写真

2024年10月14日 | 北海道

■2024年10月12日(土)~14日(月)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500
【場所】苫小牧航路、羅臼、尾岱沼
【メモ】シマフクロウ撮影データ:500mm、F7.1、1”6、ISO3200。2秒セルフタイマーで撮影。
【写真】
  
ハジロミズナギドリ/シマフクロウ/カワガラス
 
オジロワシ成鳥/苫小牧港、太平洋フェリー「きそ」デッキより紫金山・アトラス彗星


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2024年5月19日(日)苫小牧北大研究林

2024年05月19日 | 北海道

■2024年5月19日(日)11:24-14:49【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】苫小牧北大研究林
【種名】マガモ、ツツドリ、(クマゲラ)、エゾコゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、シマエナガ、センダイムシクイ、アカハラ、キビタキ(8科12種)
【メモ】タクシーで苫小牧港から研究林にやってきた。帰りの迎えもお願いし、歩き始めて最初に出会った鳥は、巣材を咥えたハシブトガラス。水飲み場の方に行くとアオゲラが幹から降りて地上採餌していた。撮影していた方に聞くとクマゲラも来ていたけれど、奥の方に行ったみたいということで、とても残念だった。美しい初夏の研究林を歩き、ベンチに腰掛けてしばし、おにぎりを食べながら、やって来る小鳥やマガモなど見ていた。いつ来ても、四季折々の風景があり、よいところだ。「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション苫小牧研究林」が正式名称のようで、以前は北大苫小牧演習林と言っていたような。これまで何回も訪れていながら、森林資料館に入ったことがなかったが、開いていたので入館してみた。驚いたのが、タヌキを送ったら、お礼に送られてきたという”カナダ森林オオカミ”の白とこげ茶のはく製2体。その子牛ほどある大きさと恐ろしさには圧倒された。足も長い。白い方は、もののけ姫に出てくる白い山犬そっくり。これには、絶対かなわんという迫力だった。ぜひ一度、見て見ることをお勧めします。
【写真】
  
神酒から降りて、地上採餌していたアオゲラ♂
  
キビタキ♂/センダイムシクイ/アカハラ
  
林内の風景/フデリンドウ/クリンソウ
  
マガモ/幌内川
  
夏はもふもふでないシマエナガ。尾がだいぶ擦り切れている。
  
水浴びするキビタキ♂/施設内の風景/落陽

カナダ森林オオカミ。この迫力。※写真撮影・掲載は、学芸員の方の許可を得ています。


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2024年2月24日(土)羅臼沖流氷クルーズ飛翔編

2024年02月24日 | 北海道

■2024年2月24日(土)5:30-10:30【天気】晴れ【機材】 EOSR5+RF100-500mm
【場所】①羅臼漁港~知床半島沖流氷帯 ②羅臼漁港~国後島方面流氷帯
【種名】オオワシ、オジロワシ、オオセグロカモメ(2科3種)
【メモ】知床ネイチャークルーズ「早朝便」と「8時30分頃便」のエバーグリーン38に乗船して撮影。
このクルーズの最大の魅力は、オオワシとオジロワシが間近で見られることだが、それに加えて知床半島の山々や流氷原、それに国後島から昇る朝日の逆光に浮かび上がる美しいワシたちのシルエットだ。このへんはいくら頑張っても宮城県では見ることができないので、ここに来る。飛翔パターンも翼の上面、いわゆる背打ちも簡単に見られるところがいい。まして、近づいてくる時の大迫力の顔と、獲物を掴む足がすごい。今回の写真はオジロワシがオオワシより少し多いが、カメラの腕のせいか、次のランディング編では、近づいてくるオジロワシの顔にピントが合わないのが多いのと、オオワシは色がカラフル(嘴、蝋膜、瞬膜、眼瞼が黄色でコーディネイトされている)で、顔の迫力と言えば、オジロワシの方がいいと思ったからだ。飛翔・ランディング・餌を喰う・休む、飛び出す、この5つの動作にはそれぞれの魅力がある。
【写真】
  
塒入り前に飛ぶオオワシとオジロワシ/塒近くを飛ぶオオワシ。夕方16時30分近くだったが、ISO400、F7.1、1/800ほどの流し撮りで何とか撮影できた。
  
オジロワシ/オジロワシ若鳥/オジロワシ成鳥
  
オジロワシ若鳥/瞬膜まで黄色っぽいオオワシ/同じ個体。背景の違いで写真が締まる
  
雲海を飛んでいる感じのオオワシ成鳥/オジロワシ4Wか5W
  
オオワシ幼鳥/オジロワシ成鳥


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2024年2月24日(土)羅臼沖流氷クルーズRF16mmF2.8STM編

2024年02月24日 | 北海道

■2024年2月24日(土)5:30-10:30【天気】晴れ【機材】 EOSR5+RF16mmF2.8STM
【場所】①羅臼漁港~知床半島沖流氷帯 ②羅臼漁港~国後島方面流氷帯
【種名】オオワシ、オジロワシ、オオセグロカモメ(2科3種)
【メモ】知床ネイチャークルーズ「早朝便」と「8時30分頃便」のエバーグリーン38に乗船して撮影。動画を先にアップしたので、今回からシリーズで静止画を掲載する。最初は偏光フィルターを装着したRF16mmF2.8STMとR5の組み合わせで撮影した写真。県外遠征の時は、RF100-500mmとRF16mmにそれぞれR5をつけたセットを持参している。とてもコンパクトなので、ザックの中に着替えと一緒に入れて、手荷物で飛行機に乗れるのがいい。万が一メインの100-500mmの方のR5が不調の時(今までないが)、もう一つのR5に付け替えられる。16mm装着のR5はリザーブの役割もある。ちなみに、R5+RF16mmも、うまく撮影すれば、現場の環境写真として、いい写真が撮れると思う。
今回、オオワシやオジロワシがかなり近いところにいて、被写体も大きく、およそ、16mmとは思えない感じで撮影できた。冬のクルーズは、今回が3度目の正直で、前回、前々回はいまいちだったので、本当にすばらしい一日となった。
前日の金曜日に中標津空港から羅臼に向かう途中で、クルーズ事務所から連絡があり、流氷が行ってしまって到達できない時は、岸壁で、と連絡があった。また、岸壁!また、流氷遠い!と前々回、前回を思い出したが、そこは自然のなせる業と諦め、北風が吹いて、氷たちが戻って来るの待つ他はない。ちなみに2週間ほど前から羅臼の天気予報と、クルーズのブログを見ていたが、日程が近づくにつれ、コンディションが良好になって行くのがわかり、明日に期待と心を躍らせて羅臼に向かった。道路に雪は全くなく、乾いている。こんな中標津空港から羅臼までの道路は、初めてだった。
羅臼に到着し、宿のまるみを通り過ぎ、事務所に行って、ワシたちの塒を聞く。というのも途中、全然ワシたちの姿がなかったので、もしかしたら、サシルイ川やもっと奥の方まで行けば見られるかもしれないと思い、聞いてみると、どうやら、船から見るとそちらの方にワシが止まっているのを見たことがあると言う。ワシたちに塒がないはずはないし、寝る前に塒あたりを飛ぶはずだと思って行ってみると、飛んでいるではないか。20羽くらいぐるぐる山の際を周っていた。けっこう近くを飛んでくるオオワシもいたので撮影し、明日はだめでも、撮るものは撮ったという感じだった。さらに奥へと道路を走ると、遠くに流氷らしいものが見え、その上にオオワシが止まり、背景は、夕日に染まる国後島だった。シノリガモが目の前の開氷面に集まっていたが、それ以外の海鳥の姿はなかった。ちょっとだけ気をよくして、宿のまるみに帰った。(次の100mm編に続く)
【写真】
  
羅臼漁港とエバーグリーン/国後から上る朝日と流氷原
  
沖で明かりがついている漁船はスケトウダラ漁をしている/流氷原
  
羅臼、知床半島側の風景。オオワシが集まって来る。


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2024年2月24日(土)知床半島流氷クルーズ 動画編

2024年02月24日 | 北海道

■2024年2月24日(土)5:30-10:30【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR5+RF16mmSTM
【場所】①羅臼漁港~知床半島沖流氷帯 ②羅臼漁港~国後島方面流氷帯
【種名】オオワシ、オジロワシ、オオセグロカモメ(2科3種)
【メモ】知床ネイチャークルーズ「早朝便」と「8時30分頃便」のエバーグリーン38に乗船して撮影。
【動画】
① 流氷とオオワシEOSR5+RF16mmf2.8SSTM
② 流氷上のオオワシの採餌と鳴き声
③ 流氷とオオワシ
④ 流氷の上で餌を食べるオオワシ
⑤ 流氷上のオオワシ
⑥ 餌を飲み込むオオワシ


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2024年2月24日(土)羅臼沖流氷クルーズまとめ

2024年02月24日 | 北海道

■2024年2月24日(土)5:30-10:30【天気】晴れ【機材】 EOSR5+RF100-500mm
【場所】①羅臼漁港~知床半島沖流氷帯 ②羅臼漁港~国後島方面流氷帯
【種名】シノリガモ、オオワシ、オジロワシ、オオセグロカモメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス(4科6種)
【メモ】知床ネイチャークルーズ「早朝便」と「8時30分頃便」のエバーグリーン38に乗船して撮影。
早朝便の美しい流氷原から帰港して、いったん下船し、駐車場のレンタカーをさらにすぐに出られる場所に移動し、やや温かいペットボトルのお茶を飲んで、チョコレートとパンを食べ、再度、8:15発の第2便に乗船した。トイレは普通にあるし、客席もけっこうな数があるので、2シートにゆったり座って、出港を待った。ワシ船は、全部で何隻あるのかわからないが、中クラスの船からちょっと小さめの船までけっこうな数がある。有名なところは、今乗船しているエバーグリーン2隻、ゴジラ岩観光のカムイワッカ、まるみのアスランとかだが、見ていると他にもけっこうあるようだ。
さて、乗船後、間もなく出港し、救命胴衣も1回目よりは簡単に装着できた。船べりに出ると、今度は、早朝便とは違うポイントに向かっていた。しばらく走って到着したところは、羅臼漁港や羅臼の町並みが遠く正面に見え、国後島も1回目よりは少し大きく見える海域だった。流氷がとても美しく、流氷の陰影がエメラルドグリーンの色になっているところが、ところどころにあった。1回目よりも、2回目はワシたちの動きをよく観察することができた。ワシたちの餌は、直接見たわけではないが、スケトウダラ漁の網からおこぼれと、観光船から投下される冷凍の魚ということになるが、期間中、流氷がなければ、漁港の防波堤の上に餌がまかれ、流氷があれば、その上、ということになるので、300羽近いというワシが、一冬過ごすのに、安定した餌があるということなのだろう。かなり前からだが、鳥インフルのために、阿寒のタンチョウの方は、魚をまかなくなり、タンチョウ以外のオジロワシやオオワシ同士の空中戦は見られなくなった。センターの職員の方にいつだったか話を聞くと、羅臼や風連湖では、魚まいているんですけどね、と残念がっていた。だったら、出水のツルはどうなるんだ?ということになるが、あちらの方は、けっこうツルが鳥インフルで死んでいたようだった。まあ、地域によって状況が違いのだろう。
さて、要するに餌の話をしたかったのだが、ここのワシたちは確かに餌をめぐって争いはするが、空中戦をするわけでもなく、自分より強そうなのがくると、あっさり戦うことなく譲ってしまうようだ。それで、バトルの写真はほぼない。やはりフィールドの面積が広いのと、餌にありつく確率がまあまあ高いので、あえて争うということは避けている感じがした。宮城県内のオオワシやオジロワシは、自力で魚をすくって掴んでいるが、そういう形とはかなり違う。また、ペアと思われるオオワシやオジロワシも、よくよく見ると少なからず見受けられた。
ともあれ、大学時代から、何度も羅臼に行き、67歳で、ついに羅臼で最上のクルーズを体験することができたのは、何よりだった。知床ネイチャークルーズに感謝!これにユキホオジロのおまけまでついたので、言うことなしの1泊2日だった。自分にとって、北海道の鳥旅は、大学時代の記憶を辿る旅でもあり、やはり青春時代はよかったなあと、老人になって
【写真】
  
国後島の夜明け。トリッキーなオジロワシの飛翔/この光景が素晴らしかった。カラスは確かに2種類いた。かぽっと鳴くカラスはいなかったと思う。/オオワシ1羽強いのがいる感じ
  
オオワシ成鳥/この2羽の行動を見ているとペアのようだった/こういう流氷の先端によく止まっている
  
ワシ星人風/飛び立つオオワシ/こちらのオジロワシもペアかと思われた
  
この2羽は餌を取りに行くのも、一緒に羽ばたきもシンクロナイズしていた/魚を食べるオジロワシ成鳥
  
オジロワシの若と成鳥/オジロとオオワシの若
  
魚を落としたオオワシを、何やってんのというように見ていたオジロワシ/餌を食べる目が真剣/オオワシ同士が餌をめぐってちょっと争っていたが、すぐに右側の個体が譲った。
  
魚が海中に沈むこともあるようで、すぐにすくって食べていた。
  
場所をちょっと移動するときには、歩くかちょっと羽ばたいて移動する/オオワシペアのシンクロナイズ羽ばたき。飛び立ち、翼の上げ下げ、ランディング、ずっと一緒にやっていた。
  
オオワシって嘴大きい!/いい風景がたくさんあった
  
バトルだがすぐやめる/別の場所に移る時の連続写真3枚
  
着地の場所を見定めて、さっと飛ぶ/オオワシペアのいい風景/納沙布岬で大学時代に見た流氷原の風景が何としても見たかったわけ
  
オオワシとオジロワシ成鳥の顔。宮城県ではちょっとここまでは無理。
 
オジロワシ成鳥/流氷とワシは本当にいい


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2024年2月24日(土)羅臼沖流氷クルーズRF100-500mmの100-200mm撮影編

2024年02月24日 | 北海道

■2024年2月24日(土)5:30-10:30【天気】晴れ【機材】 EOSR5+RF16mmF2.8STM
【場所】①羅臼漁港~知床半島沖流氷帯 ②羅臼漁港~国後島方面流氷帯
【種名】オオワシ、オジロワシ、オオセグロカモメ(2科3種)
【メモ】知床ネイチャークルーズ「早朝便」と「8時30分頃便」のエバーグリーン38に乗船して撮影。eosR5+RF100-500の100mmから200mmで撮影した写真を掲載。
早朝5時15分集合で漁港船着き場に向かう。駐車場はすでにかなり埋まっていて、誘導係の指示に従って駐車する。いくら続けて乗ると言っても、車が出られなくなるようでは困るので、すぐに出られるところに駐車した。流氷クルーズには、多くの羅臼の観光船が他の漁港からも出ている。ネイチャークルーズのような厚い氷をかき分けられる船から、これは、ちょっとと言いたくなる船まで様々だ。いずれも、船同士で連絡を取り合いながら、流氷に到達でき、たくさんのワシを見せられるように、日々がんばっているようだ。さて、EG38の方に乗船するよう言われ、荷物と言ってもカメラレンズ2セットだけなので、救命胴衣を着けて早速、船べりに出てみた。ユニクロで極暖上下を購入したのを初めて着用し、他は2週間前に苫小牧航路用に購入した防寒具を着用し、それで十分だった。零下10度以下のはずだが、風が吹かず、奇跡的に凪なので、体感温度は寒いかな、でもあまり気にならないというくらいだった。まもなく出港し、知床半島の先端を目指して船は進む。朝日が昇る国後島側と、知床半島側では全く風景が違う。かたや東雲を曙の光が染める美しい風景。一方は、まだ夜という感じくらいの青暗さ。オオセグロカモメの群れが何度も飛んでいく。スケトウダラ漁の灯りが見える漁船が、それほど数は多くないが、遠くに停泊している。時間が過ぎ、あっと驚く風景がそこにはあった。夜明けの美しさに気を取られ、まだかなり遠いが、先ほどよりは近くに見えるスケトウダラ漁の漁船にピントを合わせると、何とその周囲のかなり広い範囲の流氷上に、数えたら35+のワシの黒い影が点々と見えた。これはすごいと感動。確かに網からもれるスケトウダラを狙って集まるということだが、簡単には見ることができない雄大な光景だ。
7時近くなって、だいぶ明るくなり、500mmのF7.1ISO400の設定でも、飛翔するオジロワシやオオワシをぶれずに撮影できるようになってきた。8時近くに漁港に戻り、早朝便は8時15分の出港になった。早朝便は、夜明けの風景や朝日を浴びるワシたちの美しい姿を撮影できる機会が多くあったが、オオワシやオジロワシのアップや餌を間近に食べる様子や雄大な飛翔などは、もっと明るくなる早朝便の方がよいようだった。天気が良ければ、ぜひ、2便続けて乗ることをお勧めしたい。(早朝便に続く)
【写真】

  
前日は17時近くから撮影。夕陽に映えるの国後島を背景に流氷ではない氷の上にオオワシが1羽とまっていた/塒近くでぐるぐる回りながら飛ぶオオワシ/塒のオジロワシ
  
少しずつ氷の上にワシの姿を見るようになってきた/最初のポイントへ向かう/スケトウダラ漁の漁船と35+のワシ
  
今日もよい日でありますようにとでも祈っているかのようなオジロワシ/ワシたちの近くに近づいてきた。
  
ここから、8時15分出港便の画像。きれいな流氷の陰ここにとまったのを撮りたいと思っていたら、飛んできてとまってくれた/向こうの形のいい流氷に止まってほしいと思っていたら(1羽すでにとまっているが)
  
最終的に2羽止まってくれた。背景は羅臼でたぶん一番高い建物で宿泊したまるみ/羅臼を背景に飛ぶオオワシ/この流氷も美しい
  
後半は明るくなってきてISO100に/この写真が撮りたかった1枚。国後まで続く流氷原とオオワシ。


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2024年2月24日(土)羅臼沖流氷クルーズランディング編

2024年02月24日 | 北海道

■2024年2月24日(土)5:30-10:30【天気】晴れ【機材】 EOSR5+RF100-500mm
【場所】①羅臼漁港~知床半島沖流氷帯 ②羅臼漁港~国後島方面流氷帯
【種名】オオワシ、オジロワシ、オオセグロカモメ(2科3種)
【メモ】知床ネイチャークルーズ「早朝便」と「8時30分頃便」のエバーグリーン38に乗船して撮影。
見事なランディングを間近に見られる鳥と言えば、宮城県ではガン類だが、ここ羅臼の流氷原では、オオワシとオジロワシが船から氷の上に投げられた冷凍の魚を食べに、見事なランディングを見せる。写真にあるように1回だけオオワシがランディングする場所を間違えたか、それとも、降り方を失敗したのかわからないが、降りた瞬間に氷しぶきが上がり、そのオオワシは尻もちをつくが、すぐに何でもなかったかのように、体勢を持ち直したのは王者のプライドか。いずれにせよ、ランディングをあちこちで撮影できたのはよかった。
掲載した写真は、すべて一連のランディング体勢から着氷までの連続写真の中の1枚を選択したもの。やっかいなのは、似た写真で、別の餌を求めて、別の場所に小走りに飛んで着地する場合も多いが、それはランディングとは言えないので含めてはいない。
【写真】
  

  

  

  

  

  
2枚目氷しぶきをあげる
  


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2024年2月24日(土)野付半島

2024年02月24日 | 北海道

■2024年2月24日(土)12:10-14:32【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】野付半島
【種名】ハギマシコ32+、ユキホオジロ20+(2科2種)
【メモ】8:15発のクルーズが、10:30頃に終わり、あとは中標津空港に16:00頃まで戻ればいいだけになった。途中、若干のオオワシやオジロワシが道沿いの高木に止まっているのを見ながら、いろいろコースを考えた。春国岱まで行くには、ちょっと時間がかかり、まして花咲漁港は、無理な感じがしたので、何もいないとは思うが、野付半島と尾岱沼を見て終わりにしようと思っていたところに、ユキホオジロの情報を教えていただき、ちょうど、野付半島の入口に入ったところだったので、行ってみることにした。ベニヒワ情報もいただいたが、この時はどこにいるかわからなかった。
ユキホオジロは、道東の冬には何回かこれまで行っていたが、見ることができず、1977年2月、大学野鳥の会で道東に行った時、尾岱沼白鳥台で見たのが初めてで最後。宮城県内では蒲生で冬に枯れたハマニンニクに止まっていた♀1を見て、リバーサルで写真も撮影。最近も、時々県内では観察されているようだが、見ていない。ということで、結論として見たいのは、ユキホオジロ♂のかなり夏羽に近い個体だった。
ネイチャーセンターに着く前に、またまた情報をいただき、10分ほど待って許可証をもらい、行けるところまで車で行き、最後は歩いた。許可証が出るまで、ネイチャーセンターの案内パネルを見ていたら、歩くと片道2時間!とあるではないか。往復4時間、見るのに1時間、疲れて休憩30分とすると6時間近くなる。やはり車が正解だと思ったのが甘かった。歩き始めると、足元が砂地と石ころで悪く、渚に行っても砂が硬くない。植物や海藻の枯れた上をできるだけ歩くが、スピードが出ない。もう、疲れた、やめようかと思ったら、陽炎の向こうから人影が近づいてくる。やっと近くなって、まだいますか?と問うと、朝からいて見てるけれど、飛んだり降りたり分散したりしている。さっきは、どこかに行ってしまったので、諦めて戻るところ、と言う。ところで、あとどれくらいですか?と聞くと、1/3くらいかな、この辺りは。ますます、行く気が失せてきたが、ここまで来て戻るも地獄行くも地獄。また、とぼとぼ歩いて行くと、またしても、向こうから戻って来る方が。話を聞くと、まだ30羽くらいいるから早く行った方がいいと言われ、ちょっと元気になってまた歩き出す。またまた、人に会い、あとどれくらいですか?と聞くと、ほらあそこに人影見えるでしょう、と言われ、見ると確かに陽炎の向こうに小さな複数の人影が。あそこまで行かなければならないのと思い、グーグルマップで位置を確かめると、意外と近い。俄然元気になって、春国岱の浜辺の方にでも飛んで行かれる前に、何とか見たいと急ぐ。そして、ついに3人ほど見ているところに到着。おーいるいるという感じ。ハマニンニクの実を食べているではないか。ただし、ちょこまか枯草の間を餌を食べながら移動しているので、なかなかきちんと見ることはできない。そこで、いつもシギチでやっている方法。これが、あたり、じっと待っているとやってきた。完全夏羽はいなかったが、これがユキホオジロというものだったかと改めて近くで見て感心した。写真の感じと動画の感じでは全然違うが、行動はせわしなく、しかし、写真で見ると一生懸命、種子を探しているのがわかるのだった。ちなみに、コウボウムギの種と枯れ茎に止まるのが好きなようだ。
詳しい情報を教えていただいたK氏に感謝です。
【動画】
① ユキホオジロ♀1Wの間接頭掻き(羽根の下から掻く)
② ユキホオジロ♂1W夏羽移行個体
【写真】 ※1Wと成鳥の識別は、確定ではありません。
  
ネイチャーセンターを過ぎて灯台近くで見たエゾシカ/近くにいたユキホオジロ
  
♂1W、♀1W、♂1W。
  
♂成鳥W→S/種子を食べる♂1W/♂1W
  
♀1W/春国岱側を見る/♀1W
  
♀成鳥羽繕い、正面顔、横
  
種子を食べる♀1W/種子を探す♀1w/♂成鳥W→S
  
一見どこにいるかわからない♀/♂1W
  
ハギマシコの群れ。残念ながらベニヒワは見ず。


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2024年2月10日(土)苫小牧北大研究林

2024年02月10日 | 北海道

■2024年2月10日(土)11:32-13:47【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】苫小牧北大研究林
【種名】ヒドリガモ、マガモ、エゾコゲラ、エゾアカゲラ、ミヤマカケス、ハシブトガラス、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、シロハラゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ(7科12種)
【メモ】例年、フェリーで行った日は、鵡川でカモメを見て、研究林に行き、暗くなるギリギリセーフでターミナルに戻るのだが、鵡川にあまりカモメもワシが見えなくなってから、研究林だけにしている。鵡川河口で昨年大型カモメの群れを見たのは、3月に行った時で、2月は漁港も隣の浜もカモもカモメもワシも見えなくなっている。行った時の状態によるのだろうが、以前より少ないのは確かだ。さて、研究林だが、今回、地元の方々が口々に鳥がいないと言っていた。灌木園が全くだめというのは、ここ数年では珍しく、中に誰も入っていないのが象徴的。いたのは、今までにないくらい多いシロハラゴジュウカラ。こんなにいたっけと思うくらいいた。餌をあげないで、となっているが、昨年もそうだったが、ちゃっかり餌をやってる人もいた。池のベンチの周りには、餌の実が散乱していて、近くの樹にプラスチックのほうきが掛けられていたのは興ざめだった。しかし、そのおかげで、ゴジュウカラとコガラ、ヤマガラに囲まれておにぎりを食べる羽目になる。スマホで十分の距離だ。頭に乗ったり、ベンチやザックに乗ったり、ベンチの角に足をかけてこっちを見ていたりして楽しかった。ミヤマカケスは2羽しか見なかった。昨年いたハイチュウは当然見えず、池で2羽のヒドリガモのペアが水草を潜って採っていた。水浴び場には次から次へ小鳥が来て、水浴びをしていた。そして、伊豆沼に引っ越してしまったのか、シマエナガをこの場所で初めて見ない日となってしまった。ちんばみにエゾシカは、途中の高校や施設の雪が融けたのり面にたくさんいた。
【写真】
  
研究林/エゾシカ/ハシブトガラ
  
シロハラゴジュウカラ/ヒドリガモ/ハシブトガラ
  
シロハラゴジュウカラ/シジュウカラ/顔が見えなかったキバシリ
  
ミソサザイ/エゾアカゲラ/ヤマガラ
  
水浴び/エゾコゲラ/マガモ


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2023年10月21日(土)仙台苫小牧航路

2023年11月04日 | 北海道

■2023年10月21日(土)5:43-9:10【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】八戸沖~苫小牧西港
【種名】マガン121、オシドリ1、マガモ♂エクリプス1、オナガガモ8、フルマカモメ2、ハジロミズナギドリ+++、オオミズナギドリ+++、ミツユビカモメ成鳥冬羽8、ウミネコ2、ホオジロ科SP3(4科10種)
【メモ】天気はよく、風もフェリー航路にしては弱めで、波も高くはなかった。八戸沖を通るころからデッキで観察を始めた。すぐに、ハジロミズナギドリが比較的近くを続けて2羽飛ぶが、何しろ暗いので、写真は無理。5時51分頃、朝日が昇り始め、美しい光景となった。オナガガモの群れが飛び、次に特徴から、どう見てもオシドリとマガモがペアでフェリーを追い越していった。下北半島を横に見て、ハジロミズナギドリが次々に飛ぶが、オオミズナギドリのように群れでは飛ばず、1羽1羽と次々に出る。これは函館沖くらいまでずっと続いた。昨年茨城沖で見たハジロミズナギドリをきちんと見たいとは思っていたが、それしかしか出ないとなると、さすがに飽きる。すると、本州に向かうマガン121羽の群れが渡っていった。とても感動的な光景だった。しかし、全体を通すと、フルマカモメとミツユビカモメが途中出たくらいで、もう少し出てもいいかなと思った。函館沖を過ぎるともう海鳥は出なくなるので、朝食をレストランで食べ、着岸までぐっすり眠った。
【写真】
  
夜明け/オシドリとマガモ
  
ハジロミズナギドリ/フルマカモメ/ハジロミズナギドリ
  
ミツユビカモメ成鳥冬羽/海を渡るマガンの群れ
  
マガンの群れ/ハジロミズナギドリ。フェリーからだと実際にはこういう感じにしか見えない。/ホオジロ科の小鳥3羽が本州を目指して飛んで行った。
  
フルマカモメ/ハジロミズナギドリ


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2023年10月21日(土)北大苫小牧研究林

2023年10月21日 | 北海道

■2023年10月21日(土)11:44-12:51【天気】 曇り晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】北大苫小牧研究林
【種名】マガモ、エゾコゲラ、ハヤブサ若鳥、ミヤマカケス、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、シロハラゴジュウカラ、(マミチャジナイ)、キセキレイ(7科9種)エゾシカ
【メモ】数日前のNHKの番組で、鵡川漁港のコンブ加工をやっていたが、鵡川漁港や海岸の様子が放送されていて、それを見たら、いつもおなじみの場所だが、カモ1羽、カモメ1羽映っていなかったので、研究林だけ、タクシーで行くことにした。片道2250円だったような。ということで、午後からは曇って気温が下がるという予報だったので、少しでも日が差す時間帯にと、林の中をてくてく歩いて、紅葉の景色や野鳥を撮影して回った。今回は灌木園にマミチャジナイがメギの赤い実に来ていると聞いたので、行ってみると、20人以上いて、やめて別なところに行った。一番上の池のベンチに座って、昼食を食べていたら、コガラとヤマガラが餌を欲しがって、ベンチの上や膝の上、頭の上、肩に3羽くらい止まる。確か、研究林内では数年前から餌付け禁止にしたはずだが、きっとやっている人がいるのだろう。でなければ、こんなに来るわけはない。そう言えば、メギの実か別の赤い実を持って、あげている人がいた。研究林でも餌付けを前からやめているので、以前は普通に見られたミヤマカケスをしばらく見ていなかったが、今日は久しぶりに観察できた。とにかく、紅葉がとてもきれいで来てよかった。
【写真】
  
シロハラゴジュウカラ/キセキレイ
  
ヤマガラ
  
ミヤマカケス/ハシブトガラ
  
ハシブトガラ/ヤマガラ
  
エゾシカの親子
  
紅葉と清流
  
紅葉と清流
  
紅葉と清流


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