私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2024年11月13日(水)南三陸漁港

2024年11月14日 | 南三陸漁港

■2024年11月13日(水)8:13-8:55【天気】晴れ【機材】EOSR5Ⅱ+RF100-500 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】南三陸漁港
【種名】コクガン成鳥103幼鳥30、オナガガモ、オオバン、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、イソヒヨドリ、ハクセキレイ(6科8種)
【メモ】伊豆沼の飛び出しの後、県北道路~三陸道を通って、志津川から漁港巡りをし、いつもと逆コースでコクガンやカモメの観察・撮影をした。志津川ではいつもの防波堤に行ってみたが、各世代オオセグロカモメが少ししかいなかった。近くの漁港でも全然おらず、波伝谷に移動したが、ここは防波堤の大々的な工事が行われており、カモメの姿は全く見当たらず、川に少しいたくらい。ここから追波湾まで、今日は天気が良かったためか、みんな沖に出ている様子で、いつもは1羽くらいはいるワシカモメも、またセグロカモメもいなかった。コクガンは一か所のエリアにいたが、他のポイントでは見かけなかった。比較的近くにいて、遠いところに分散していなかったので数えやすかった。3回数えて、成鳥103・幼鳥30とした。みんな必死にアマモをオオバンと食べていたので、あまり飛ばず、飛んだと思ったのはオナガガモだった。以前は、コクガンと一緒にいるオオバンが、コクガンのアマモを横取りするものとばかりひいき目に見ていたが、後年、逆だったことがわかり、少なからずショックを覚えた。
【動画】
コクガンとオオバンのアマモ採餌
【写真】
  
オオセグロカモメの幼羽・第1回冬羽~成鳥冬羽までいた。この場所は、光線の関係でカモメ類が向いている方向が違うと、あとで写真を見ると、背の色がやたら薄くなったり、濃くなったりするので注意が必要。実際に見ているもので確認するのと、写真でも種類によって顔つきや頭の形などが違うので先入観を持たずに見るのがいい。3枚目の写真には♀型2羽が写っている。
  
ウミネコ/100mmで撮影。コクガンの群れ
  
成鳥だがかわいい感じがした/オオバンと幼鳥。幼鳥がしきりに付け狙っている/こちらは成鳥とオオバン
  
真ん中は幼鳥/アマモを食べる成鳥。咥えたら飲み込む。


Copyright(C)2024 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2024年3月22日(金)南三陸漁港

2024年03月22日 | 南三陸漁港

■2024年3月22日(金)10:16-12:07【天気】晴れ【機材】 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】追波川河口、大室・小室漁港、波伝谷漁港
【種名】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ウミネコ、ワシカモメ、オオセグロカモメ、トビ、チュウヒ♀成鳥1、ノスリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(14科34種)
【メモ】コオリガモを見た後、今シーズン最後の南三陸漁港巡りをした。震災以前は、北上川(追波川)沿いの広大なアシ原に、ノスリやチュウヒがよく飛んでいたが、震災後、ノスリは若干見たことはあったが、チュウヒは全然見ていなかった。今日は、以前もよく見ていた新北上大橋付近でチュウヒの成鳥♀を見た。追波湾は、クロガモ、ハジロ・ミミカイツブリの大群の姿は全く見えず、これは震災前から同じだが、川沿いにオカヨシガモ、ヒドリガモ、スズガモ、カワウはいる。土手には以前、タヒバリがいたが、最近はよく探さないためかもしれないが、あまり見たことはない。大室・小室漁港には、最近どこの漁港にもいるアカエリカイツブリがいた。クロガモも3羽、ワシカモメの夏羽がいた。波伝谷漁港は同じく、ワシカモメ。最近、パッとしないのは相川漁港だ。志津川湾にはコクガンの姿はなかった。
【写真】
  
チュウヒ♀成鳥。以前はアシワラ上を複数羽が飛んでいた。
  
ウミネコ、オオセグロカモメ、ワシカモメ。ワシカモメは完全夏羽
  
ヒドリガモとオカヨシガモ♀/ウミアイサ♂/アカエリカイツブリ冬ー夏移行個体
  
クロガモ♂/イソヒヨドリ♂/ヒドリガモ


Copyright(C)2024 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2024年3月2日(土)南三陸漁港巡り

2024年03月02日 | 南三陸漁港

■2024年3月2日(土)11:23-13:16【天気】晴れ曇り、風雪【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】志津川、波伝谷、相川、大室、追波川河口
【種名】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、スズガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ++、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、ヒメウ、ウミウ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ウミネコ、セグロカモメ2、オオセグロカモメ、トビ、オオタカ、ノスリ、ハシボソガラス、ヒバリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ(11科29種)
【メモ】羅臼ですばらしい光景を見ることができたが、シロカモメには1羽も会えず、またまたカモメ不足症候群になった。そこで、南三陸に行ったが、セグロカモメが2羽だけだった。コクガンは見た限りでは姿は見えなかった。相川漁港は何もいなかった。大室漁港に着いた時、向こうの杉山から、大量のスギ花粉が飛び、急いで車に戻った。ここもウミネコとオオセグロカモメだけだった。追波川河口には、例年のハジロカイツブリとミミカイツブリの混群がいるはずだが、3群ほど大きな群れがいたが、ほとんどハジロカイツブリで、ミミカイツブリは1~2羽というところだった。ワシは来週あたり、風が強ければ、朝から行ってみようかと思っている。
【写真】
  
セグロカモメだ成鳥夏羽移行個体と第4回冬羽/第3回と第4回のオオセグロカモメ
  
第4回がいない/ここで営巣しそうな感じ/もふもふのオオセグロカモメ。嘴にちょっと黒斑があるので第4回かも。
  
ヒドリガモ/クロガモ/昔はこの景色をオオワシが飛んだものだが。
  
ハジロカイツブリとミミカイツブリの混群、と言ってもミミカイツブリは2羽。この群れを見ると春の予感だが、このあと風雪になった。


Copyright(C)2024 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2024年1月14日(日)南三陸漁港

2024年01月14日 | 南三陸漁港

■2024年1月14日(日)9:31-12:24【天気】晴れ【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】大室・小室、波伝谷、旧志津川漁港
【種名】コクガン81+、オオバン、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ(3科8種)
【メモ】カナダカモメ成鳥情報で、直接志津川ICで降りて、漁港を見て回った。結論として、カナダカモメは見つけられなかったが、いても全然おかしくないので、また行って見るつもりだ。カモメの識別のフィールドとして、これまで大室・小室漁港、波伝谷漁港、白浜海岸、蒲生、鳥の海、そして、メインは福島県の釣師浜と松川浦漁港外港がメインだったが、震災後は、カモメのフィールドが大幅に減った。蒲生海岸、白浜海岸、釣師浜、松川浦が以前とは比べ物にならないくらい種類も個体数も減り、カモメの識別にほぼ毎年行っている銚子漁港まで減少傾向で、慢性カモメ不足になっていた。松島、塩釜、七ヶ浜も何回か行ったが、もっといない。昔と同様数はちょっと少ないが、同じパターンで推移しているのは、渡大橋下中洲くらい。以前、ヒューグリンカモメとタイミルセグロカモメ、シロカモメ、ミツユビカモメなど観察できた鳥の海の漁港も、以前と比べればとても少ない。
今回、行って見てびっくりしたのは、セグロカモメが結構いて、いろんなパターンがいたこと。これはとてもうれしくてカモメ不足がちょっと解消された感じだ。そこで、撮影したカモメに画像で直接種類と年数や特徴を描いて、自分の勉強を兼ねてアップしてみた。もちろん、違っているのもあると思うが、今のところ、ここが限界というところで、今後もどんどんカモメを見て、勉強していきたい。次は動画も撮影してみたい。カモメは方向、姿勢、光の当たり具合で、ぜんぜん違う種類に見えてしまう。斜めから見て見たことのない種類に見えて、歩き出すと、なんだとなる。とにかくカモメの識別はシギチの中から、数の少ないシギチを探すくらいおもしろい。

※カナダカモメ幼鳥の確実な記録は、以下のフィールド記事を参照 

2009年12月23日(水)北上川~南三陸

【写真】

まず、銚子漁港で撮影したカナダカモメとセグロカモメの違い。これを基本にしている。ただ双眼鏡で見た時には分からず、教えてもらってはじめてわかった。
  
こちらの漁港はセグロカモメがたくさんいた。
  
カモメは第1回冬羽はけっこういたが、成鳥が1羽しか見つけられなかった
  

  

  

  

  
こちらの旧漁港はオオセグロカモメとワシカモメが多かった。
  

  

  

  

  

  
コクガン。カウントしたところ81羽いた。


Copyright(C)2024 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2023年12月9日(土)十三浜・南三陸漁港

2023年12月09日 | 南三陸漁港

■2023年12月9日(土)7:39-10:40【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】十三浜~戸倉海岸
【種名】キジ、コクガン50+、コハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イカルチドリ1、イソシギ1、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、トビ、オオワシ成1、ノスリ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、カシラダカ++(20科42種)
【メモ】前回2日早くて見られなかったオオワシは、前縁と小雨覆が全部白ではなく、部分的に茶色が混じった個体だった。普通の成鳥もいたということだった。コクガンは前回は湾に散開していたのがほとんどで、いつもの漁港にはいなかったが、今日は、どこに行っても近くで見ることができて、かえってきちんとカウントしないでしまった。3か所で50羽以上はいた。特に相川漁港では、船揚げ場にヒドリガモ(昔はアメヒもいたが)、コクガンの群れ、それにイカルチドリがいて、これは昔ながらの風景だ。ただし、船揚げ場のスロープは、震災後、新しく作り直されたものだが。後で数えると20羽ちょうどで、漁をした小舟が入ってきたので、これは飛ぶぞと身構えていたら、やはり全部飛んで、いい写真が撮れたかと思ったら、ピンが後ろだった。それから、波伝谷に行くと、またたくさんいたが、けっこうウォッチャーがいて、カウントだけして移動した。漁港には、前回いたワシカモメが、ゴジラマイナスワンばりに、咆哮していた。
【写真】
  
朝靄のハクチョウ/家族同士の争いオオハクチョウ。周りのコハクは知らん顔をしていた。/隣のモミの木?のてっぺんに止まっていれば、ツリーの飾りだったが。何しろかなり遠かった。
  
船揚げ場のコクガン家族とイカルチドリ
  
イソシギ冬羽/右端のウミウはぱっと見でチシマウガラス(嘴からヒメウ似ではない)に似ていたが、よく見ると、顔に何かついていたウミウ。
  
オオセグロカモメ♀型第4回冬羽/オオセグロカモメ3W/セグロ1W
  
ワシカモメ4W


Copyright(C)2023 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2023年11月23日(木)南三陸漁港

2023年11月23日 | 南三陸漁港

■2023年11月23日(木)9:32-11:20【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】追波川河口・周辺田圃,大室・小室漁港,波伝谷漁港
【種名】コクガン61+,コハクチョウ,アメリカコハクチョウハイブリッド,オオハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,スズガモ,カンムリカイツブリ,カワウ,コサギ,オオバン,ウミネコ,ワシカモメ4W,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,スズメ,ハクセキレイ,オオジュリン(14科28種)
【メモ】昨シーズンは11月19日にオオワシを見ることができたので,そろそろ来ているかもしれないと思って行ってみたが,地元の方もまだ来ていないという話だった。今日は暖かい日で風もなく,明日から寒くなり,風も吹くので,週末には来るかもしれませんね,などとお話して,漁港に行った。大室はほぼカモメはいない状態で,相川もカモも少なく,コクガンは0。波伝谷に来てやっと,コクガン61+にオオバン30羽+が例によってくっついて回っている。しかし,よく観察していると,オオバンが採ったアオサをコクガンが横取りしている状況も。個体数は,最初に黒いのを大きいのも小さいのも数えて,次にコクガンだけ3回数え,中間を採るようにしている。浜で1羽だけで,アオサを食べているコクガンを間近に見たが,ほとんどは,湾内でマコモを食べていた。漁港に行くと今季初のワシカモメ4Wがいたのでうれしかった。他のものがいないので,ワシカモメがいただけでもよしとしなければならない。
【動画】
コクガンの採餌
ワシカモメ第4回冬羽

【写真】
  
ハイブリッド。よく見るとまわりにかなりの数がいる。/アマモを食べる幼羽/オオバンもアオサらしきものを食べている
  
コクガンよく見る光景/こちらは1羽だけで食事していた。
  
オオセグロカモメAdW/ワシカモメ4W


Copyright(C)2023 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2023年1月30日(月)追波川河口

2023年01月30日 | 南三陸漁港

■2023年1月30日(月)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】追波川河口
【種名】ハジロカイツブリ、ミミカイツブリ(1科1種)
【メモ】今日は、ハジロカイツブリ・ミミカイツブリの大群とクロガモ、ビロードキンクロがいる例年の河口の風景だった。逆光の大群に少し早いが春を感じた。
【動画】
 
追波川河口のハジロ・ミミカイツブリの群れ


Copyright(C)2023 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 

 


2022年11月19日(土)27日(日)南三陸コース

2022年11月28日 | 南三陸漁港

■2022年11月19日(土)27日(日)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EF500Ⅱ
【場所】追波川河口周辺、大室漁港、相川漁港、波伝谷漁港、戸倉海岸
【種名】キジ、コクガン41、コハクチョウ、アメリカコハクチョウハイブリッド、オオハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ♀1、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ、オオセグロカモメ、トビ、オオワシ、ノスリ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ++、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリン(20科47種)
【メモ】今シーズン、最初の南三陸漁港巡り。19日はオオワシの観察を運よく止まっているのを教えていただいて観察できた。まだオオワシ1羽だけだったが、そのうち増えてくるだろう。オオワシを見ると、カモメが見れなくなることが多く、昨年もどちらかにしてきたが、今回はさらに蕪栗沼にヘラサギ3羽の情報をいただいて、伊豆沼からまわることにしたために、オオワシのみの観察となった。27日は満を持して、大室漁港から戸倉海岸まで丁寧に見て行った。ワシカモメのきれいな成鳥冬羽を見ることができたが、他の大型カモメはどうしたのだろうか。波伝谷漁港周辺は復興工事がほぼ終わり、三戸部川の水門はなくなったが、橋付近が大型カモメの水浴び場になっていて、以前のような環境が復活しつつあるので、今後に期待がもてる。反面、まったくカモメが寄り付かなくなったといってよいのが白浜海岸だ。ここは、かつては複数種のカモメたちが水浴びをしたり、休んだりする場所だったが、ここ数年、ここでカモメたちの姿を見たことがない。コクガンは、まだ数は少ないが、そこそこの数はいた。このコースは12月になるともう少し種類も個体数も増えるはずなので期待できると思う。
【写真】
  
キジ♂/オオワシ
  
枯れ木にランディングするがけっこう大変そうだ/ハイブリッド
  
明らかに足が短く細く体が小さいオオセグロカモメ。光線の関係で嘴の黒斑が見えなくなり、成鳥に見えたりする/ピントが合っているのがワシカモメ2W
  
オオセグロカモメ4W/オオセグロカモメ2W/イカルチドリ♀
  
相川:成鳥と幼鳥/戸倉:成鳥8、幼鳥4
  
コクガン/ホオジロガモ♂/ワシカモメ成鳥冬羽
  
オス型だった/ホオジロガモ/ウミウ
  
波伝谷漁港周辺でコクガン27/この日の月


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2022年3月14日(月)南三陸コース

2022年03月14日 | 南三陸漁港

■2022年3月14日(月)11:07-13:20【天気】曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】南三陸コース(石巻市十三浜、大室・小室漁港、相川漁港、波伝谷漁港)
【種名】コクガン、コブハクチョウ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ビロードキンクロ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、ヒメウ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、タイミルセグロカモメ、ミサゴ、トビ、オジロワシ、オオワシ、チュウヒ、ノスリ、カワセミ、コチョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、オオジュリン(21科47種)+カモシカ
【メモ】朝の段階でどこに行くか迷っていたが、雨が降って蒸気が上がっていたので、南三陸にオオワシを見に行くことにした。泉パークから大和ICで降りて、鶴巣の田んぼを右手にガンやハクチョウ、コチョウゲンボウを見ながら走って行くと、田んぼからは水蒸気が上がっていてとても美しく、山も靄がたなびいていた。大郷ICでまた高速に上がり、目的地をめざした。10時に出て、現地に着いたのは、ちょうど11時ちょっと過ぎたころで、ポジションを決め、オオワシ、オジロワシが来るのを待った。
 目の前をカワセミが飛び、さっきまでかなり遠くにいたコブハクチョウが、いつも間にか近くまで来ていた。ジョウビタキが濡れそぼって、近くにやってきたので撮影した。チュウヒが飛び、トビが水面から魚をさらった。これは来るかも!と待ち構えていたら、11:47オオワシが沼の水面近くをやってきた。自分の正面近くまでやってきて旋回し、またこちらに向かってきた。目の前でさらに高度を上げて、後ろの山に止まった。トビが2羽しきりにモビングして、ほどなくオオワシがまた頭上を通過し、岸向かいの山に止まった。そこでまた、トビにモビングされていた。ふと気配を感じて後ろを見ると山の上でオジロワシ2羽がシンクロして飛び、旋回していた。12:07に撮影を終わり、カモメウォッチングをするため大室・小室漁港に向かった。途中河口で、毎回いるカモやカイツブリ類を見ながら走っていった。天気が悪かったせいか、カモメたちが防波堤の上にいてラッキーだった。タイミルセグロカモメも1羽いた。ただし、今季まだ、シロカモメを見ていないのが残念だ。そこから相川漁港に行き、地元の漁師の方としばらく話をしていると、カモシカがいるよと教えられ、撮影した。春先になるとよく出るらしい。発信機らしきものをつけたコクガンが1羽採餌していたが、昨日はかなりの数が採餌していたそうだ。養殖ワカメの芽も食べるということで、それは食害ですね、と言った。
 そこから波伝谷漁港に行ったが、何もいなかった。コクガンをカウントするため写真を撮影し、来た道を引き返した。今日は思わず、オオワシのアップが見られてよかった。明らかにこちらを見ていたのもわかった。学生時代に、冬の道東に行き、初めてオオワシを見たが、これも明らかに上空から自分たちを睥睨していた。
【写真】
  
ジョウビタキ   カンムリカイツブリ
  
オオワシの飛翔。旋回する。
  
またやってきて、頭上を通過。
  
おおきいー! 怖い。レンズ越しでも怖かった。顔が。
眼の上の黄色い部分は皮膚が盛り上がってまるで眉のように見える。
  
飛びにモビングされ、また飛ぶ。 /コブハクチョウ。
  
オジロワシ、少し若い方。2羽でシンクロして飛んでいた。
  
この風景を撮りたかった/ウミアイサ/スズガモの群れ。コスズはいなかった。
  
セグロカモメが数羽いる/オオセグロカモメ第3回、4回冬から夏羽へ移行中
  
オオセグロカモメ第1回、第2回冬から夏羽移行中/タイミルセグロカモメ成鳥冬羽から夏羽/発信機を付けたコクガン
 
コクガンの群れ/カモシカ(相川漁港)


Copyright(C)2022 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2021年12月14日(火)南三陸漁港

2021年12月15日 | 南三陸漁港

コクガン2家族の採餌

今日はオオワシでカメラ設定を間違い、大きく撮れたのに撃沈も、コクガンでちょっと回復し、そこから情報をいただき、伊豆沼に急行し、何とか間に合い飛んでいるところを撮影、そして、最後はハイチュウとなった。


Copyright(C)2021 Shigenobu Aizawa All Rights Reserved.


2021年2月24日(水)南三陸コース

2021年02月24日 | 南三陸漁港

■2021年2月24日(水)11:40-14:07【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+ EF500Ⅱ
【場所】十三浜付近,大室・小室漁港,相川漁港,波伝谷漁港
【種名】コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,クロガモ,ミコアイサ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,ヒメウ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,オオバン,イソシギ,ウミネコ,カモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,オオワシ成鳥1,ノスリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ムクドリ,ツグミ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,タヒバリ,カワラヒワ,カシラダカ,オオジュリン(16科39種)
【メモ】オオワシの撮影とカモメウォッチングに行った。オオワシは首尾よく観察・撮影できたが,カモメは各漁港とも個体数が著しく少なく,普通種のみだった。コクガンがどこにも1羽もいなかった。オオワシが近くで見ることができたのでよかったということ。鳥友に感謝!時間がまだあったので,ここから蕪栗沼に向かった。
【写真】

オオワシ成鳥。かなりの枝かぶりだったが何とかピントがあった。羅臼のようにたくさんいると,飛び立つところも何回もあるが,ここは1羽なのでこれが精一杯。ISO100ではなくてISO400にしておけば,ぶれなかったと思う。R5がまだ使い慣れていない時期だったので残念。今ならきちんと撮影できたと思うが。また来シーズンのお楽しみ。最後の写真で小さく写っているのはカラス。


Copyright(C)2021 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2020年1月7日(火)南三陸コース

2020年07月24日 | 南三陸漁港

■2020年1月7日(火)7:38-10:51【天気】晴れ曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】南三陸コース
【種名】コクガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,カルガモ,オナガガモ,スズガモ,クロガモ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,イカルチドリ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,ハヤブサ♀,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,タヒバリ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(17科38種)
【メモ】今日は,前回きちんと撮影できなかったコクガンと,オオワシを撮影しに行ったが,オオワシはちょっと前に出たけれど,いないねとか行って見ることができなかった。コクガンは大室にはいなかったが,相川では船揚場で採餌している群れに出会えた。ここで採餌していれば,近くで逃げないように撮影するのは簡単なことなので,目の前でじっくり見ることができた。いつものことだが,大体はファミリーで行動しており,餌場を巡っての威嚇が多い。弱い方や,後ろから不意打ちされた方は慌てて逃げていく。船揚場にいる範囲でのファミリーの内訳は親2羽+幼鳥2羽が多く,3羽は若干いたが,4羽以上のものは今回見ることができなかった。カメラの設定がどういうわけか絞りがF10になっていて,いつもはF4で撮影しているので,後で見たらぶれているのが多かった。そこから移動して,大室漁港に行ったが,カモメはおらず,ワシカモメの成鳥オス型がすぐ近くにいたので見たくらいだった。北上川河口や修復された堤防の草地にはいつもの鳥がいた。ハヤブサの成鳥を見たくらいで,オオワシは見ることができなかった。今シーズンはこれで終わりなので,来シーズンはぜひ,目の前で魚をさらっていくのを撮影したいものだ。
【動画】

コクガンの採餌と羽繕い

【写真】

幼鳥2羽の家族  イソヒヨドリ♂ 争うコクガン

コクガン成鳥  水浴びするコクガン 大室漁港のウミネコ

ワシカモメ成鳥冬羽       ハヤブサ成鳥♀

ハジロとミミ  北上川河口のコクガン みんなで何を食べているのか不明


Copyright(C)2020 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2019年12月18日(木)南三陸漁港コース

2020年07月05日 | 南三陸漁港

■2019年12月18日(木)10:53-11:48【天気】曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】北上川河口,小室・大室漁港,相川漁港,波伝谷漁港
【種名】コクガン93,オカヨシガモ,ヒドリガモ,カルガモ,オナガガモ,スズガモ,シノリガモ,ビロードキンクロ,クロガモ,ホオジロガモ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,カワウ,ウミウ,オオバン,イカルチドリ3,イソシギ1,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,イソヒヨドリ,ハクセキレイ(10科25種)
【メモ】今シーズン最初の南三陸漁港めぐり。天気があいにく曇りでどんよりとした天気だった。最初に道路の上から北上川河口付近を見ると,クロガモの大群が追波湾の方から飛んできた。それから河口をずっと見ていくと,ビロードキンクロが6羽いて,♂もいたので,急いで土手下に降りていったが,その時には群れは見えなくなり,♀成鳥が1羽だけ,河の中程にいて,潜水しては貝を飲み込んでいた。とりあえずいたという証拠写真を撮影し,漁港に向かったが,小室・大室漁港にはコクガンもカモメ類の大きな群れもいなかった。ついで相川漁港に行くとコクガンの群れが漁港内に展開していて,最初に24mmで撮影し,動画も撮って,あとでカウントすることにした。波伝谷漁港は特に何もいなかった。ということで,第1日目はカモメ不足で帰ったということ。
【写真】

漁港のコクガンの群れ93羽/貝を食べるビロードキンクロ♀/クロガモ

クロガモの群れ/コクガン成鳥/オオセグロカモメ第4回冬羽 虹彩が暗いタイプ

オオセグロカモメ第4回冬羽/ワシカモメ✕オオセグロカモメ第4回冬羽♀タイプ


Copyright(C)2019 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

 


2019年12月24日(火)南三陸コース

2019年12月24日 | 南三陸漁港

■2019年12月24日(火)7:14-10:23【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】北上川河口,大室・小室漁港,相川漁港
【種名】キジ,コクガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,シロカモメ,カナダカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,オオワシ,ノスリ,カワセミ,ハヤブサ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,タヒバリ,カワラヒワ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(24科57種)
【メモ】久々に夜明け前に家を出て,大型カモメ類とオオワシを見に行った。最初に一番遠い相川漁港に行き,大室・小室漁港に戻りカモメ類を観察し,最後にオオワシを見て帰るコースにした。それで,いつもは波伝谷漁港まで行くのだが,最近は波伝谷漁港のカモメ類がいまいちなので,そこまでは行かず,カモメとオオワシに集中することにした。日が昇る頃の北上川河口はとても美しく,大津波があったことなど忘れてしまいそうだが,逆に忘れないために震災前と同じようにコースを巡っている。
 相川漁港に着くと,コクガンが前回同様の羽数がいたが,前回カウントしているので今回はざっと見て写真を撮り,次回はコクガンを中心に見ることにして,大室・小室漁港に戻ることにした。
 小室漁港には,離れたところに沖防波堤があって,そこにカモメ類が群れているが,時間や天候によって全くいないときがあるので,ほとんど運という感じだ。しかも,この防波堤は遠いので,肉眼での識別はまず無理で,双眼鏡,撮影画像でやっと確認できる程度だ。銚子漁港でも遠いと感じているがまだ,銚子漁港の岸壁のほうが近い。大室漁港の岸壁にも群れていることもあるが,こちらはあまりいないことの方が多い。今回は遠い岸壁に運良くカモメ類が群れていた。ほとんどがウミネコだが,オオセグロカモメやセグロカモメも多い。タイミルセグロカモメはいなかったが,シロカモメの第1回冬羽が1羽,それにカナダカモメの成鳥冬羽が2羽いた。もう1羽くらい怪しいのがいたが,確認できたのは2羽だった。参考に,銚子で撮影したカナダカモメを掲載した。以前波伝谷漁港の水戸部河河口でカナダカモメの幼羽1羽を観察したことがあった。波伝谷漁港や鳥の海に来てくれると近接撮影ができるのだが。
 漁港を後にして,春日神社前の浜でカモ類を見ていると,その中にアメリカヒドリの成鳥♂がいた。あとはオオワシを見ればよいわけだが,これも運良く行った時間に飛んでくれたので見ることができたが,何しろよい写真は撮れなかった。とりあえず1年に1回はどこか県内でオオワシを見るということでやっているので,感謝したい。やはり,早く行って,見るものを見て早く帰ってくるのが一番だ。
【写真】

朝明けの北上川河口 漁港のコクガン

ワシカモメAdWの飛翔。初列風切の先端の灰色が他の部分により少し濃い

何しろ遠いが何とか識別はできる/銚子漁港のカナダカモメとセグロカモメAdW

ヒドリガモ。目の後ろが緑っぽい個体もいる/スズガモ・アメヒ・オカヨシガモ/クロガモ

オオワシ成鳥          モズ♂


Copyright(C)2019 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2018年12月26日(水)南三陸コース

2018年12月26日 | 南三陸漁港

■2018/12/26(水)10:47-11:42【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】大室漁港,相川漁港
【種名】コクガン,オカヨシガモ,ヒドリガモ,クロガモ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,カワウ,ウミウ,イソシギ1,イカルチドリ2,イソヒヨドリ(6科11種)
【メモ】オオワシとコクガンとカモメを探しにいつものコースを走った。オオワシは到着する30分ほど前にいたらしく,大勢の人たちがレンズを向けていたということだった。残念と思いつつも,大室漁港に行くと前回は数羽しかいなかったが,今日はいつものように船揚場で採餌していた。最初にファイミリ-分けして,成鳥と幼鳥の数をカウントした。一番奥から,①成鳥2幼鳥2,②成鳥2幼鳥1,③成鳥2幼鳥4,④成鳥2幼鳥1,⑤成鳥2幼鳥2で,見事に分かれて行動していた。計成鳥10幼鳥10の20羽だった。2番目の群れの親はずっと見張りをしていた(写真)。コクガンの嘴はマガンとは違っていて,いかにもいつも海藻を食べているようにぬめっとした感じで,海のガンにふさわしい。首の白い羽毛の模様も当然だが個体差がある。いつもはファミリー間で親も子どもも一緒になって場所(餌場)争いをしているのだが,今日は見ている限りでは争うことなく採餌していた。餌となる海藻が豊富だったということか。コクガンが来る11月ころから餌場の海藻の様子も最初は藻の色が緑だがだんだん茶色になっていく様子も見られる。相川漁港ではイカルチドリ・イソシギとイソヒヨドリくらいしかいなかった。一応波伝谷まで行ったが,こちらはまったく収穫なしで大型カモメもあまりいなかった。
【写真】
  
  
  
  
■コクガンのファミリー/イカルチドリ
  
■イソヒヨドリ♂



Copyright(C)2018 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.