私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2014年5月6日(火)荒浜

2014年06月22日 | 鳥の海
■2014/5/6(火)14:09-14:23【天気】曇り時々晴れ
【場所】荒浜
【種名】コチドリ、キガシラセキレイ♂夏羽、ハクセキレイ(2科3種)
【メモ】石巻から帰る途中、情報をいただいて荒浜に直行した。珍しいなので鳥を探すより、人を探せということでおかげさまで1種増えた。とてもきれいな可愛いセキレイだった。葉の裏側や草の根元にいる小さな虫を食べていた。
【写真】
  
■ハクセキレイ/コチドリ/葉っぱの裏についた虫を食べようとするキガシラセキレイ
  
■キガシラセキレイ


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2014年5月6日(火)石巻雲雀野

2014年06月22日 | 石巻雲雀地区
■2014/5/6(火)12:32-12:53【天気】曇り時々小雨
【場所】石巻雲雀野地区
【種名】コチドリ1、キアシシギ5、チュウシャクシギ11(2科3種)
【メモ】江島の帰り道に石巻に寄ってみた。シギチが降りられるところは、本当に小さな面積しかなくなってしまったが、それでもないよりはましだ。秋がちょっとは楽しみである。発電所※ができるまではまだ時間がかかるだろうし、かなり広い用地は水たまりなんかもできているので、何かしら立ち寄ってくれるかもしれない。
※(仮称)石巻雲雀野発電所1号発電設備設置計画 日本製紙株式会社/種類:汽力、出力:14.9万kW、燃料:石炭及び木質バイオマス
【写真】
  
■キアシシギ夏羽/コチドリ夏羽、キアシシギ
  
■キアシシギ/チュウシャクシギ


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2014年5月6日(火)江島航路・江島

2014年06月22日 | 江島・航路
■2014/5/6(火)7:06-11:46【天気】曇り時々小雨
【場所】女川~出島~江島航路、江島
【種名】カルガモ(女川港)、シノリガモ♂1、キジバト、ヒメウ、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ウトウ600+、トビ、ハヤブサ成鳥2若1、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、エゾムシクイ2、ムクドリ、イソヒヨドリ、アオジ(13科18種)
【メモ】前日までの荒天の名残が感じられる清新な海だった。復興が少しずつ進んでいる女川の町を背にして高速艇「しまなぎ」はかなりのスピードで出島に向かった。この船の動きは非常に機敏で、操船もまた素晴らしいのだろう、乗っていていつも感心する船だ。沖防波堤を過ぎるとすぐに500+のウトウの群れが両舷に展開しているのが見えた。こんなに多くのウトウを見たのはこの航路では初めてだ。たいていは出島を過ぎて江島に向かう航路で見られるのだが、今回は沖防波堤から出島・寺間間の海域で多く見られ、むしろ江島まではほとんど出なかった。ミズナギドリ類が皆無だったのには驚いた。出島、寺間の港に寄港するたびに大津波が島々を洗ったのがよくわかる。ほとんど入り組んだ島々の上の方までマツがなぎ倒されたり、枯死したりしていたが、中には残っているマツも多く見られた。江島は小鳥類は渡りが過ぎたのか、あるいは個体数が少なかったのか、今までで一番というか、ほとんど小鳥の姿が見えなかった。ヒヨドリはいたるところにいるが、メジロはかなり少なく、アオジも少ししかいなかった。いつもハヤブサが止まっているマツは枯れてしまっていて、ハヤブサの姿は見えなかったが、島の反対側に行くと、成鳥1羽に若鳥1羽が絡んでいて、もしかしたら昨年の子別れしない子かもしれなかった。もう一羽成鳥がいたが、大きさの比較はできなかった。帰りの船を待っている間防波堤のカモメ類を見ていたが、特に違った種類はなく、テトラポッドの下の海に、ウトウとヒメウの夏羽が浮いていた。帰りの航路も、ミズナギドリ類が全然で、ウトウしかいなかった。シノリガモの♂一羽を見たくらいだったが、ウトウの群れをこれだけ近くで大群をこのフィールドで見たのは初めてだったので、とても満足して帰った。
【写真】
  
■女川港付近の現状。/金華山航路(日・祝)アルティアとベガ(潮プランニング)
  
■女川港沖防波堤付近のウトウの群れ/津波の被害によって多くのマツが枯死したり、岩肌が荒れていた。/出島の防波堤近くのウトウ
  
■江島ウミネコのコロニー/エゾムシクイ/ハヤブサ成鳥2羽と若鳥1羽
  
■ワシカモメ2W/ヒメウ冬羽/出島防波堤付近のウトウの群れ
  
■ウトウ


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2014年3月1日(土)~31日(日)宮崎、小野田

2014年06月19日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2014/3/1(土)~3/31(日)
【場所】宮崎、小野田
【種名】オオヒシクイ、マガン、コハクチョウ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、ユリカモメ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、カケス、オナガ、コクマルガラス5、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、アトリ、カワラヒワ、ベニマシコ、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリン(19科47種)
【メモ】加美町宮崎に勤務して3年目の最後の記録。最初にハクチョウ類とガン類の飛来状況だが、大震災1年後の2012年の冬は、積雪のためかそれほど多くの飛来はなかった。2013年の冬は2月下旬から3月下旬まで、雪が順調に溶けていって、マガン、コハクチョウ、ヒシクイの群れが数千羽単位で宮崎、小野田の田んぼに飛来した。サカツラガンも1羽観察した。2014年の冬は、2月中旬にいったんかなり溶けてマガンは数千羽の大群が賀美石地区に飛来したが、その後の豪雪のため飛来数が極端に少なくなった。コハクチョウの群れは千羽以上はいたが、マガンの方はいつも見られる10羽以下のファミリーを中心に、多くても50羽程度しかいなかった。旭地区の田んぼには3月31日までコハクチョウの群れが観察できた。
宮崎・小野田のマガン、コハクチョウは積雪の影響が飛来数に大きく影響する。2月下旬から田んぼを覆う積雪が高度の高い旭地区に向かって日々溶けていき、そこにマガン、コハクチョウが飛来し、採餌する風景は防雪柵が徐々に取り外されていく風景と相まって、山紫水明の里を象徴しているようだ。職場で朝の打ち合わせをしている時間にいつも窓の外をマガンやハクチョウが田んぼに向かって飛んで行く。ハクガンは目撃情報が2013年に何度かあったが、自分自身は見ないでしまった。震災直後の3月(ここに勤務はしていなかったが)と1年後の春は田んぼの線量も高かったはずなので、特にハクチョウ類が泥の田んぼに嘴を突っ込んで採餌していたのは痛ましいことだった。ただ、水田は水の流れがあることから、線量は他の場所と比べれば早いうちに低くなっていた。
 コクマルガラスは今年初めて5羽確認したが、おそらく例年、ミヤマガラスの大群に混じっていたと思う。ミヤマガラスの大群もまた、田んぼの雪解けとともにやってくる。
 鳴瀬川田川合流点は、今年、河川敷の灌木がすべて撤去されたために、ハクチョウ類、カモ類の個体数は激減してしまった。
【写真】
  
■コハクチョウの群れ/薬莱山をバックに飛ぶマガンの群れ/小野田中付近の田んぼに群れるコハクチョウ
  
■宮崎中学校前の田んぼのコハクチョウとマガン。背景は薬莱山、船形連峰
  
■宮崎中学校南東付近の田んぼで採餌するコハクチョウとマガン/同じく宮崎中学校西側の石碑付近の木に群れていたアトリ(1羽しか写っていないが)/旭地区の田んぼのコハクチョウとマガン
  
■コクマルガラス5羽 賀美石地区田んぼ
  
■オオタカ成鳥。すぐ近くにいたが気付かず、飛んでから撮影した時には遅かった写真。/夕暮れ/前船形山と船形山
  
■キセキレイ/コハクチョウ


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2011年4月1日~2014年3月31日までの観察記録

2014年06月18日 | 田谷地沼・宮崎地区
■2011年4月1日~2014年3月31日までの観察記録
【場所】加美郡加美町中新田・小野田・宮崎地区
【種名】ヤマドリ、キジ、サカツラガン、オオヒシクイ、ヒシクイ、マガン、(ハクガン成鳥)、コハクチョウ、オオハクチョウ、オシドリ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、アオバト、カワウ、ヨシゴイ、ゴイサギ、ササゴイ、アマサギ、アオサギ、チュウダイサギ・ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、オオバン、ジュウイチ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、ヨタカ、ハリオアマツバメ、アマツバメ、タゲリ、ケリ、イカルチドリ、コチドリ、ヤマシギ、タシギ、クサシギ、タカブシギ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハイタカ、オオタカ、サシバ、ノスリ、フクロウ、アカショウビン、カワセミ、ヤマセミ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、アオゲラ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、チゴハヤブサ、ハヤブサ、サンショウクイ、サンコウチョウ、モズ、カケス、オナガ、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ショウドウツバメ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メボソムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メジロ、オオヨシキリ、コヨシキリ、セッカ、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、ムクドリ、コムクドリ、カワガラス、トラツグミ、クロツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ノビタキ、イソヒヨドリ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、カヤクグリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ハギマシコ、ベニマシコ、オオマシコ、イスカ、ウソ、シメ、イカル、ホオジロ、ホオアカ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、ノジコ、アオジ、クロジ、オオジュリン(41科113種)
【メモ】通常のフィールド観察の他、日常的に巡回する地域や、通勤途中、その他いろいろな場面で確認した種も含んでいる。船形山には結局、3年もいて、色麻のキャンプ場や加美町からの登山道までしか行かなかったので、本来出るべき種、例えば、コマドリやホシガラスなどは入っていない。町内の主なフィールドとしては、中新田薬莱フーズ前草地(ケリの繁殖)、田川・鳴瀬川合流点一帯、宮崎・小野田地区田んぼ、船形山登山道、大滝公園付近、田谷地沼、白沼、長沼、二ツ石ダム周辺、キタイ沼浄水場付近、原地区、田川一帯、宮崎・小野田地区の防風林などである。


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2014年6月15日(日)閖上海岸

2014年06月15日 | 鳥の海
■2014/6/15(日)10:33-11:16【天気】晴れ
【場所】閖上
【種名】クロガモ、コチドリ、シロチドリ、オバシギ夏羽1、コオバシギ夏羽1、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ(4科8種)
【メモ】閖上海岸にコアジサシを見に行った。朝一度見てから鳥の海・牛橋に行き、あまりめぼしい成果も得られなかったので、また閖上に戻った。橋を渡るとサーファーや釣人の車が朝よりも多かった。営巣に影響を与えないよう、まっすぐ浜に出て、そこから砂浜を見た。渚に20羽ほどのコアジサシの群れがいるのはよく見る光景だ。その中にコオバシギとオバシギペア(というのも変だが)がいた。蒲生で観察された個体らしく、夏羽で2種類が近くで見られたのはラッキーだった。コアジサシは成鳥夏羽の他、まだ夏羽になっていない個体も散見した。すでに営巣しているペアも2,3いたようだが、大方はペアづくりの段階のようだった。海から小魚を取ってきて、嘴で受け取ってもらえい求愛成功という場面を何度か見た一方、つれない素振りでいつまでも受け取らないでいるのもけっこう見られた。サーファーや釣人が営巣地の真ん中を歩く場所なので、そう多くは繁殖できないのではないかと思った。
【写真】
  
■求愛成功/コアジサシの飛翔
  
■海で採餌して戻るコアジサシ/求愛するがつれない感じ。手前は営巣中。
  
■コオバシギとオバシギ/黒いのでクロガモ?程度の写真
  
■コアジサシ
  
■コアジサシ/コオバシギとオバシギ。コオバシギは右足の上部に黄色の足輪、左足下部にNoが刻まれた銀色の足輪をしている。山階鳥類研究所の調査地域別のフラッグの組み合わせによれば、その通りならコオバシギはオーストラリア北西部で標識されたものとなる。
 
■コオバシギとオバシギ。オオセグロカモメが魚を食べている。


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2014年6月1日(日)金華山沖

2014年06月01日 | 金華山沖・仙台湾
■2014/6/1(日)6:20-8:30【天気】晴れ
【場所】鮎川港~金華山沖(GPS波浪計付近)
【種名】シロエリオオハム2、コアホウドリ2+、クロアシアホウドリ15+、アホウドリ若鳥1、オオミズナギドリ+、ハイイロミズナギドリ++、ハシボソミズナギドリ+、アカアシミズナギドリ2+、ヒメウ、ウミウ、ウミネコ++、オオセグロカモメ、ウトウ+、トビ(7科14種)
【メモ】今シーズン2回めのアホウドリ調査。鮎川港を出港し、網地島を右舷に見る頃からウトウ、ハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、オオミズナギドリ、シロエリオオハムが出始める。太平洋フェリー航路あたりからクロアシアホウドリとコアホウドリが出始めるのはいつものパターン。GPS波浪計をやや沖に見て北上するといつもポイントになる。ここで停船し、様子を見るとアホウドリ類やミズナギドリ類、カモメ類が集まってくる。今回はアホウドリの若鳥1羽がやってきた。しかし、アホウドリにしては警戒心が強く20分くらい停船して、やっと300mmで大きく撮影できる距離までやってきた。船の後ろは例によってクロアシアホウドリがたくさんいて、その間をハイイロミズナギドリが海面を忙しく駆け回っている。オオミズナギドリが付近を飛び回り、たまにアカアシミズナギドリがやってくる。ハシボソミズナギドリもいるが数はハイイロミズナギドリに比べるとずっと少ない。このへんはウトウなんかは全然いない。最近はよほど天気が良くないと延期するので、今回もほとんど波はなく青空に近い。帰りはクロアシアホウドリがたくさん集まって親族会議でもしているような景色や、きまってオオミズナギドリが集まっている場所を求めてやや南下した。帰りはまた、ハイイロミズナギドリが多く、クロアシアホウドリは太平洋フェリー航路のあたりでまた出現し、アカアシミズナギドリも過去何回かこのへんで単独で飛んでいるのを観察している。帰りは雲雀野に寄ってみたがさすがに何もいなかった。
【写真】
  
■網地島と金華山の間の海域。オオミズナギドリとハシボソかハイイロ/ウトウの若鳥
  
■コアホウドリ/クロアシアホウドリ足輪付き。足輪付きはこの海域では珍しい。
  
■オオミズナギドリとウミネコ/コアホウドリ着水/クロアシアホウドリの飛翔
  
■ハイイロミズナギドリ。嘴はハシボソミズナギドリよりちょっと長めで、段差がない。頭もなだらか。よく潜る。行動は落ち着きがないというか、良く活発に動き回る。
  
■クロアシアホウドリ。これもとてもフレンドリーな鳥。
  
■クロアシアホウドリとコアホウドリ
  
■ハイイロミズナギドリ/ハシボソとは思うが角度が悪いのでどちらとも/クロアシアホウドリ
  
■アホウドリ若鳥。このアホウドリはあまりすぐには寄って来なかった。慎重派というか、以前、怖い目にあったのかもしれない。
  
■アホウドリとウミネコ/クロアシアホウドリの群れ/オオミズナギドリの群れ
  
■アカアシミズナギドリ/ハイイロミズナギドリ


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