会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

手術を終えて

2012-04-01 22:25:37 | 健康
2012年4月1日(日)くもり・小雪 
3月6日 手術を受ける。病室から内視鏡室へ移動した。9時には手術室へ入る予定だったのだが、私の前に手術があって待たされた。部屋の前の長いすに腰をおろして待つ時間はすごーく長く感じられた。

 40分後ようやく手術の準備ができたということで麻酔室へ。全身麻酔だと呼吸困難になる恐れがあるので部分的な麻酔をした。半袖姿の執刀医がそれではこれからはじめますと言った。よろしくお願いします。・・・・・・・・。
 
目覚めたのは病室。酸素マスクをしていた。約3時間の手術であった。ベットの周りには、妻と息子、娘がいた。すぐまた眠りに入った。  午後5時ころ目覚める。第一声が「退屈だ!」と言ったと妻から教えられた。  リストバンドをつけた右腕の静脈に点滴の針がささっていた。  

手術は成功したようだ。家族は切り取った癌を見せてもらったようだ。 35mm×25mmの大きさ。切りとりは癌の周りを含めて行われたので55mm×35mmくらい。執刀医は月2回新潟大学医学部から来院する竹内 学医師だった。  2,000例くらい執刀しているベテラン。本当に上手に切り取ってくれた。  採取した癌はホルマリン漬けにして病理検査にまわされた。本物をみることはできなかったが、検査結果の説明の時、写真をみせてもらった。

 ほとんど分化した癌(良性)であるが、5%くらい未分化の癌(悪性)がある。  後日CT検査をすることになった。  手術した日と翌日は絶食・絶水。点滴で栄養と水分補給。  3日目に糊みたいなおもゆと柔らかく煮たものや細かくしたおかずがでた。  その後は3分かゆ、5分かゆ、7分かゆ、全かゆとなりおかずも普通のものとなった。この時はうれしかった。退屈なので息子にノートパソコンを持ってきてもらいGIMPの自主学習をした。  主治医は毎日病室へ来て治療方針を説明をし、患者の質問にもよく答えてくれた。 医師と患者の「インフォーム・コンセント(信頼関係)」ができた。素直に主治医と話し合って経過をみていくことにした。

 大学2年生の時虫垂炎で東北大学病院へ入院し手術して以来の約2週間の入院生活。
癌の発見が早かったこと、主治医の決断でベテランの執刀医の手術だったことなど運がよかった。本当に順調に快復している。4月10日のCT検査、その後の診断16日までは
アルコールは口に入れず、硬いもの、刺激のあるものはなるべく食べないようにしている。脚力が落ちてしまったので少しずつ歩くようにしている。

 退院の日の病室から眺めた磐梯山は白銀を被りきらきらと輝きとっても美しく見えた。退院おめでとうと言ってくれているような気持ちになった。

  今や癌 早期発見 怖くない