ドン・ルイス1世橋 上から
レストランが並ぶ「カイス・ダ・リベイラ」を見る
当方は “リベイラ”と聞いて直ぐに思い浮かぶのは
歌謡曲「冬のリベイラ」だが
リベイラ広場は "川の広場" という意味。
カイス・ダ・リベイラの中心「リベイラ広場」
中世にはポルトの商業拠点として栄え
パン、肉、魚を扱う業者がこのエリアに集中していた。
しかし 1491年の大火災で多くの建物が焼失したが
その後再建され バーや店も
伝統的な外観を維持するように建てられた。
ポルトガル3大祭りのひとつで
「サン ジョアン祭」が
この広場中心に毎年6月23日開催される。
サンジョアン祭りは 600年以上の伝統があり
19世紀にポルトガルの重要な祭典として定着した。
起源はカトリックの聖人サンジョアン
(別称:聖ヨハネ)を祝福するとともに
夏至にまつわる異教の儀式を再建するものだったそうだ。
近年では宗教的な意味合いは薄れ
欧州でも最大規模の
ストリートフェスティバルとして知られている。
ポルトの街全体を大きな会場に見立て
音楽・美食・花火などで楽しませてくれる。
また この祭りでは
おもちゃの柔らかいプラスチックのハンマーで
道行く人の頭をたたく
という変わった習慣があるそうだ。
かつて 豊沃と運の象徴であるガーリックの花で
頭を撫でて祝福していたことに由来するという。
広場からドン・ルイス1世橋を見る
広場にサイコロのモニメントがあることから
「サイコロの広場」とも呼ばれている。
広場の一角 建物の壁に
ポルトガルの紋章(中央上)
サン・ジョアン像(下)が飾られていた。