ポサーダの一角で
この街で作られている「コニンブリガ焼」
陶器の絵付けとその作品が並べていた。
主に美術館等で所蔵されている
15世紀〜18世紀の絵皿や
水差しを復刻したもので
ルーツはローマ時代のモザイク画で
草花や鳥 鹿 ウサギ 魚などが
一つ一つ手書きで絵付けされ、
一つとして同じものは無いという。
絵のタッチや色調は モデルとなる焼き物が
作られた時代によって異なる。
15世紀のものはイスラム教徒支配下の
スペインの影響を受けており
オレンジや緑色 美しい細やかな
点描を用いたアラブ風。
17世紀になると東洋趣味が加わり
青一色のものが多くなる。
18世紀にはフランスの影響を
受けた可憐なロココ調が登場する。
コニンブラ陶器は 全て熟練の職人の手書きで
一つ一つ絵付けされているハンドメイド。
作品の裏には
絵付け職人のサインが入っている。