あかない日記

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ポルトガル紀行92 コインブラ22 コニンブリガ焼

2019-06-29 | ポルトガル紀行

 

 

 

      


 

 

ポサーダの一角で 
この街で作られている「コニンブリガ焼」

陶器の絵付けとその作品が並べていた。

 

主に美術館等で所蔵されている
15世紀〜18世紀の絵皿や
水差しを復刻したもので

ルーツはローマ時代のモザイク画で
草花や鳥 鹿 ウサギ 魚などが
一つ一つ手書きで絵付けされ、

一つとして同じものは無いという。

 

絵のタッチや色調は モデルとなる焼き物が
作られた時代によって異なる。

15世紀のものはイスラム教徒支配下の
スペインの影響を受けており
オレンジや緑色 美しい細やかな
点描を用いたアラブ風。

17世紀になると東洋趣味が加わり
青一色のものが多くなる。

18世紀にはフランスの影響を
受けた可憐なロココ調が登場する。

 

コニンブラ陶器は 全て熟練の職人の手書きで
一つ一つ絵付けされているハンドメイド。


作品の裏には 
絵付け職人のサインが入っている。