坂の途中 ファドの会場があった。
ポルトガルの国民的音楽「ファド」は
リスボンの下町で生まれ 人生の歓びや悲しみ
哀愁など主に女性の心情を歌い上げる民俗歌謡。
ラテン語のFatum(運命・宿命)を語源としている。
一方 学都コインブラでは男子学生が
愛する女性に捧げるセレナーデとして歌う
"コインブラ・ファド" 。
その歌い手は男性のみで演奏者も含め
ほとんどはコインブラ大学の出身者という。
ここがそのコインブラ・ファドの会場になっている。
なお 舞台 左にあるギターは
“ポルトガルギター“で
通常のギターは全6弦だが
12弦(同一に調律された6組の複弦)を
持つ 複弦楽器になっている。
スチール弦を使用し
丸型のボディとネジ式の糸巻きに特徴がある。
金属弦が奏でる独特なもの悲しい音色から
クラッシクギターと協奏で
ファドの伴奏に用いられる。
歴代の歌手と奏者のポートレートが飾られている。