ツアーバスは市街地に入り
コインブラで最も賑やかな場所のひとつである
「5月8日広場」の脇を進む。
左手前に市役所
その奥サンタ・クルス修道院があった。
コインブラは 現在人口約10万人
丘の上の大学を中心に広がる学都で文化の街で
リスボン・ポルトに次ぐ重要都市とされている。
コインブラの歴史は
1143年のポルトガル建国時に
この土地に首都が置かれ
1255年までブルゴーニュ王朝の
中心地として栄えた。
リスボンへの遷都後は
1290年に創設され ヨーロッパ最古の歴史を持つ
コインブラ大学を中心に学生の
街として知られ発展している。
そして 大学の歴史を刻んできた様々な建物は
ポルトガル海上帝国時代に植民地の大学群に
与えた影響の大きさなども評価されて
2013年「コインブラ大学-アルタと
ソフィア」として世界遺産に登録された。
「サンタ・クルス修道院」は
1131年にアフォンソ・エンリケスによって
コインブラの城壁外に建てられ
ポルトガル王国初期における重要な修道院であった。
16世紀、マヌエル1世によって改築され
現在の姿になった。
18世紀のアズレージョに覆われた内部の
壁面やマヌエル様式の傑作と言われる
「静寂の回廊」がある。
また 法衣などを展示したミニ博物館や
地下墳墓なども見学できるそうだ。