アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

奇妙な伴奏形を楽しむ(苦しむ)-ショパン前奏曲No.21(録音有)

2010年10月20日 | ピアノ
ショパンの24の前奏曲って、ほんとにひとつひとつがまったく個性的にできていて、それでいて全体として作品をなしているようで不思議。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ようやく10曲目。次の曲は目処立たず

No.21はこの奇妙な伴奏形が特徴。でもそういえばここまでも、ショパンさんは非常に伴奏形に工夫を凝らしていて、ちょっとふつうでは見ないようなものがいくつもありましたね。


↑最初の二音までしかペダル踏めないってこと

この、扇形に開いていくような左手が、「あたしの左手は、そういうふうにはできちゃいねーんだよ(-_-#」という感じ。しかも、一小節分の音を合わせたらめちゃくちゃ不協和音ですから、ペダルをベタ踏みしてごまかすってわけにもいきません。

そういえばNo.2も、「和音じゃない」伴奏で、何を考えてこういう組み合わせの音が出てきたのかさっぱりわかりませんでした。それでいてなんとなく納得させられてしまうところがおもしろいんですけど。

ともかく、この左手を攻略しないことにはこの曲が弾けないわけなんですが、絶対的にテクニックが不足してますから、しばらく格闘したくらいじゃなめらかに弾けるようにはなりませんでした。けどね、あきらめ悪くぐずぐず練習しているうちに、このへんてこりんな曲がなんか好きになっちゃって、やっぱりどうしても弾いておきたくなってしまいました。

考えてみれば、「雨だれ」という、誰でも知ってるし嫌っちゅうほど聞いた曲のあとに、こちらのほうは、まず滅多に独立して弾かれることはない曲ですね。



真ん中の、ばーんと広がるところは、「扇形」から解放されてぐっと弾きやすくなり、気持ちよく鳴らせます。なんか、歓喜の鐘の音みたいです。それが一転してppになると、伴奏の形もごそごそごにょごにょして前に進まない感じ。

そして、最初のテーマが戻ってきたかと思うと、あの変な伴奏形がなんと両手にダブルで出てきて、メロディーも最初の再現ではなくどんどん盛り上がっていって、


↑盛り上がるところなので、停滞せず弾かないとおかしい

ばーんとはじけたあとは、じくざぐと奇妙な形で崩れ落ちてきます。


↑どんがらがっしゃん

そして下りきってしまうとこんどはぐっと暖かい音になって、とてもおだやかな気持ち。そして最後は…典型的なおじぎ和音で、最後だけフツーの顔しやがって!! な感じですよ(^^;;

音を並べるのが難しくって、スムーズに弾けるのを待ってたらいつまでたっても録音できそうになく、ともかく録音機を回しっぱなしにして集中して弾いてみました。すると、何度もやってるうちになんとか曲の全貌はわかるようになったのですが、随所に「水溜り」があって足をとられてます。

なんとかかんとか録音はこちら→ショパン前奏曲No.21

にほんブログ村 ピアノ ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン  ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育

今日の弁当

肉団子、芋コロ、昨日の味噌汁の大根、焼きかぼちゃ、豆腐バーグ、厚焼き玉子、ピーマンとキャベツのじゃこ炒め、にんじんたらこ
* 昨日の生協でもプチトマト欠品。味噌汁の残りまで動員して埋める。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする