アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

習うピアノ習わないピアノ

2010年10月22日 | ピアノ
ピアノを習うのをやめて半年以上が経ちました。

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習っていたときは、ほら、レッスンが迫ってくると焦って弾く、とかあるじゃないですか(^^;; だから、習わなくなると、やっぱり弾かなくなっちゃうかな?? という心配はありました。でもね、バイオリンもあるし、まぁそういう年があってもいいかなと思ってたんです。

そしたら、毎日ではないにしても、ピアノを一週間ずっと弾かないということはないし、ピアノを弾く時間は、波はあるもののそんなに減少傾向というふうにはなりませんでした。むしろ今とっても、もっとピアノが弾きたい!! という気分です。

やめてまずひとつ良かったことは、時間のゆとりが少々できたことです。まぁ自分でやっててナンですけど、平日夜のうち二日をレッスンでつぶすってちょっと正気の沙汰ではありません(笑) 時間がないとピアノも弾けなくなって本末転倒ですからね。

そして、大きな違いのひとつは、選曲です。もともと、習っていたときでも私は自分で選んだ曲を持っていっていたのではありますが(そして先生はその選曲に文句をつけることは滅多になかったのですが)、なんとなく細かい曲(?)をいちいち持っていかないみたいな暗黙の了解があって。小曲や、簡単な曲ではなくて、もっとてこずる曲。まぁ、そういう流れを作ったのは私自身ではあるんですけどね…なんか途中から縛られてしまった感じもします。

あと先生としては、音符だけはさっと並んでしまうような簡単な曲では、レッスンのやりようが難しいというのがあったと思います。音のつながりとかフレージングとか、細かいことを言い出せば、それはきりなく言うことがあるでしょうけど、私が細かいことをしつこく言われるのを嫌がりそうだってことはわかってたと思うし(^^;; どこまでどうつっこんでいいかわからん、というような。

習うのをやめたあとは、ぐっとコンパクトな(演奏時間にしても、曲の難易度にしても)曲を選ぶようになって、それはもちろん大きなのに取り組んでも迷子になるからという単なる自衛策ではあったのですけど、むしろ意外なほどいろんな発見がありました。

そういう意味で、ピアノWeb発表会で、ラベルの「ハイドンの名によるメヌエット」を弾いたのは大きな転換点になりました。テーマ「小品」というのがちょうどぴったりで、見開き二ページにじっくり取り組むことができて、他に頼るものもないので今までになくじっくり楽譜と向き合いました。そしたらいろいろな発見があっておもしろくて、「私にも、どう弾きたいかが、ちゃんとある!!」と思えたんです。

他の方の演奏を聞いたり、それにコメントをつけたり(ふつうの発表会ではなかなかないことですね)したことも刺激になってよかったと思います。そして弾みがついてショパンの前奏曲へ…

この曲集のすばらしさは私などがあらためて言わなくても多くの人が語りつくしているとは思うのですが、これだけのバラエティーがこれだけコンパクトに詰まっていることにほんとうに驚きます。バラエティーというのは、曲のパターン、響き、雰囲気などでもありますし、調性はもちろんですが、あと難易度においてもです。

今の私の先生は、この曲集と、それからブログを読んでくださる(あまつさえ、拙い演奏を聞いてくださる)読者ですね(^^)

自分で楽譜を見たり、弾いて聴いていろいろ試したり、ずいぶんあれこれ考えています。というか、習ってたころはどんだけ先生頼みだったんだよ!! という感じです。もちろん、今あれこれ考えられるようになったのは、八年間習ったからこそ蓄えられていたものなのですが。

…でね、せっかく自主的に楽譜をじっくりみて、いろいろ考えて弾くようになったからこそ、また習えたらいいなぁとも思うわけです。そしたらまた別の側面から見られるなぁって。でも、現状の生活時間に週一レッスンを組み込むのはすでに無理だし、理想をいえば、月イチとか、不定期とか。うーん。

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コメント (6)
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