アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

さあ右手の話をしましょう-バイオリンレッスン(41)

2010年10月29日 | バイオリン
前回から妙に「話が細かくなってきて」今回はどうなるのだろうかと思いつつ、変ホ長調の練習から。

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三度でじぐざぐ上って下りるところ(50番)、前回の話では(左手の)指を前もって準備する…ということを言われていたので、左手に全神経を集中して弾くと、先生は「左手の指はだいぶよくなりましたから、今度は右手ですね」…あ、そう来ましたか(^^;;

「右手どころじゃない」弾き方をしていた私はだいぶ右手首が硬かったようで、先生がいうには「弓の先のときは手首の返しが自然に使えていてスムーズなんです。元のときにもこう(←実演)できるように、余分な力を抜いて」。そして、弾きなおして50番はマルをもらう。

そして、さらに難関の51番。これは、移弦したあとも小指だの薬指だのを残しておいて再利用というので、ほんとこんがらがってしまうのだが、先生は「右手を見て弾いてみてください」と無茶なことをおっしゃる。左手の指はややこしいとはいっても、視覚を頼りに弾いているというのとは違うのだけど、注意の方向の関係か、右手を見ながら左手のややこしい統制を取るのはほんとやりにくい。

先生がちょいと私の右手の肘あたりに手を添えて、弓が曲がらないよう、手首がやわらかく使えるよう、さりげなくガイドしながらもう一回。おぉっ、右手が改善すると響きがよくなりますね。でも、脳みその普段使わないところを使ってる感触があって、脳みそが筋肉痛になりそう~

51番も、課題残りながらマルをもらい、次はシューベルトの菩提樹へ。これは前回も弾いて、弓の配分について細かく言われたものだが、なんか弓に思いをいたして弾いているうちに、この曲がとても好きになってきたのだ。

つまり、ただ「音程」が並んでいてもつまんないけど、「曲」になってくると(ニュアンスが多少なりともついてくると)楽しい。音の切れ目などもかなり思った感じに近く弾けるようになって、よかったんだけど、弓を返して着地するところが、どかんといってぼよんぼよん(-_-;;

先生も苦笑いしながら、「さっきは力を抜いてといいましたけど、弓を弦の上1ミリでピタッと止めるには力が必要です」…で、弓をくるりっと返してさっと所定の弦の上で寸止めするのを練習。そこを改善して通してみると…おぉ、なかなかいい感じじゃないですか~

「この楽器がよく鳴ってきましたね。特にD線の響きとかいいものを持っていますよね」
楽器ほめられるとなんかうれしいよね(^^) 子どもほめられたみたいな。子どもと違って自分で選んだものだし(爆)

続いてメンデルスゾーンのノクターン「真夏の夜の夢」より。これも、前回弓の配分について指示をもらっていたもので、弾いてみるととりあえず先生の予想よりはよく弾けたらしい。「とてもきれいです!! よく響いています。あと欲をいえばですね…」でたー。

「今、弓の先は上手に使えてるんですけど、元がこのへんでしょう。もっとぐっと、この銀色のが巻いてあるここまで!!使ってみてほしいんです」

始めのうちから、弓を元まで使ってとあんまりいっても、全体が崩れちゃってわけわかんなくなるから、いままであんまり言わないで、「使いやすいところだけ使う」のを黙認していたらしい。でももっと、元まで使ったり…あるいは使わなかったり、うまく分けていくとぐっと色がついてくる

たとえば、最初のテーマはmp…元まで使ってくっきり弾く。最後に、同じテーマがpで出てくるときは、元をあえて使わずに、思い出かなにかのように。先生が実演してくれたけど、そうしたらほんとにきれいなの!!(^-^) 自在に使いこなせたら素敵ですねぇ。

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コメント (2)
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