アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

また会う日まで(歌のチカラ)

2016年05月23日 | ピアノ
あまた開催されるコンサートの、実際どれに足を運ぶかというのは、ほんとに「縁」だと思うわけです。

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今日は午後半休とってアマチュア合唱団のコンサートを聞きに行きました。なぜそのコンサートに行ったかというと、その合唱団の指導や指揮をされている、そして独唱曲を歌う方というのが、私が学生時代に家庭教師をしていたときの生徒のお母様、なのです。

つまり、私が二十歳かそこら、それで高校受験指導をしていたわけで、そのお母様ですからそれなりの年齢なのですが、独唱でも堂々として味のある演奏を披露されてました。

というか、合唱団の方々も、そして聞きに来られている方々も、そこいらへんが中心年齢なようですが(私はめっさ若いほうの人!!)会場じゅうがイキイキした華やかな雰囲気に包まれています。特に合唱団の方々のやわらかくも凛としたオーラがすばらしい。

日本の歌や、フニクリ・フニクラ、ウィーンわが夢のまちなどの古くから馴染みの曲だけでなく、
ジブリやディズニーなどの新しい曲も取り交ぜて、
おおむね四部構成で歌われました。

ずっと歌ってるとたぶん疲れるので、間に独唱やピアノ連弾が挟まっています。

いろんな歌を聞きながら思ったのですが、
歌というものは…とりわけ、大勢で歌っている歌が、
丁寧に練習を積み重ねられ、
心をこめて歌われているとなると、

その合唱団のテクニックがプロ並みにすばらしいものでなくても、
それはしみじみと聞いているほうの心に届くような気がします。

もちろん、ピアノであっても、技術を越えてハートが伝わってくる演奏というものがないではないのですが、
思いがいくら深くても、ある程度の技術がなければそれが手に、音に伝わらないし、
なにかもうちょっとややこしいものだなと思います。

ともかく、歌の間じゅう、しみじみ楽しく、幸せな気持ちでした。

ところで「おおシャンゼリゼ」という曲、もちろんご存知ですよね。私はこれ子どものころ…子どもといっても中学生とか?? でわりと何度も聞いてたらしいんだけど、そんなことすっかり頭から抜けていました。

でも今日この曲を日本語の歌詞ですけど聞いたときに、突然、
「イリアトゥスクヴヴレ~♪」みたいな響きが頭によみがえり、おぉ!! これはフランス語ではないか~
「Il y a tout ce que vous voulez aux Champs-Elysees(シャンゼリゼには、あなたがほしいものがすべてある)」
…ということだったんですねコレは~

というか、よく一片もわかるところがないのに言葉の響きだけ覚えていたなーというか、覚えていたことに気が付かなかったのに歌を聞くと呼び覚まされちゃうんだというか。

歌っておもしろいですよね。
人間の声だから?
歌詞がついているから?
いきなり奥のほうまで入り込んでくる感じです。理屈抜きで。

そして、アンコールというか締めくくりには、客席がいっしょに歌うのが二曲ありました。

歌詞はプログラムに書いてあるんですが、それと「前奏が一小節あります。あと間奏あります」という説明のみで始まったかと思うと、

「夏がくれば思い出す
はるかな尾瀬 遠い空…」

えっ客席めっちゃうま!! なんなのこの客層(団員のお友だちとそのお友だちとか?)
誰も出トチもなければ声もきれいで音程もあってて
さりげに二部合唱になってました(^^;;
(私も途中から下パート歌いました)

そして最後の最後が「今日の日はさようなら」

「いつまでも絶えることなく友だちでいよう…」
私も、歌があってコンサートがあるからこそ、家庭教師したあとン十年経ってもこうやってお目にかかる機会があるわけだし、歌のチカラってすごい。ということを、会場にいる100名ほどのみなさんも、おそらくはそれぞれ久しぶりのお友だちに会ったりして感じているのでしょう。

「今日の日はさようなら
またあう日まで
またあう日まで」←だいじなことなので二度いいました。

会場じゅうがひとつの歌に包まれていると、じわっときてしまいました。

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コメント (2)
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