アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

PTAって何なんだろう

2016年05月24日 | 生活
お子さんをお持ちの方はたいてい、学年最初の保護者会でのあのイヤ~な沈黙の時間についていろいろと思うところがおありかと思うんですが…

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←私立ならこの問題が存在しないというわけではない。ということに気付かされた

私もあります(-_-;;

保育園生活は13年間、小学校生活は13年間、そして(公立)中学校生活は3年間(またろう分のみ)、
この間はいつも「いつ委員をやっておくか?」というのはけっこう重要なポイントでした。
誰かが受験の年は避けたい、とか
団地の役員とかぶる年はマズい、とか
育休とるならその年に合わせ技で!!(←赤ん坊おるけどな)、とか
まぁそういうことを考え合わせるわけです。

保育園ならば働く人前提なので土曜日などでコトがほぼ済みますが
小学校は平日の10:00~14:00とか、幼稚園の送迎前提に組まれていることが多くて大ゴトです。

とりあえず、ある子どもが入学して卒業するまでやらずに逃げ続けたことはないです。それは、最後に逃げ損ねて都合の悪い年に押し付けられるよりは先手を取って「比較的」自分の都合のいいときに済ませたいとか、あといちおうは足を引っ張らない程度にはお役に立ちたいとかいう理由から。崇高なボランティア精神というほどのものは持ち合わせていないんだけど、まぁ子どものいる学校(保育園)のことだし…

そしていざ委員になってみると、保護者の話し合いの中で「引き受け手がないからやめたい」「やり方を合理化したい」「これってやる必要あるの?」とかいう話になってもとにかく学校側が強制してくるとか、事務能力もコミュ力もないおじさんが会長にまつりあげられててその話が長くで邪魔(笑)とか、いろいろと納得のいかないことがあるのですが改善(*)することも結局できなくて次の年の人に押し付けて引き継いで、はぁ~済んだからまぁいいや、みたいな。

大変でも役に立ってるって実感があればがんばれる人は多いと思うんだけど、大変なのは実動じゃなくてしがらみだったりするとマジやる気なくすので、「また今年もやりましょう」なんて気にはなかなかならなくて、ノルマ(児童ひとり一回)こなしたらおしまい。すると、絶対引き受けたくない人は最後くじ引きで押し付けられ、そのあげく一度も学校来なかったなんて人までいる始末。「平等」なんて実現不可能なんですよね。何が「平等」なのかもよくわかんないけど(いろんな事情の人がいるだろうし)。

そんなこんなで、これだけ長いキャリアを積みつつもどうも消化不良のまま、こういったごたごたとはお別れして今じゃ平和に暮らしているのだが、けど先日ちょっとびっくりなニュース(**)があって、それきっかけでいろいろ調べていたらば、そもそもPTAというのは任意加入であり、そして一部の人しか加入していなくてもその学校の子ども全員に対して活動(配布なども含め)を行うことなどがきちんと決められていることを知りました。

たとえばこことかわかりやすい→「どこからがアウト? 法律からみたPTA――憲法学者・木村草太さんに聞く

ということはですよ、子どもが入学しただけで意思確認もなくハイ会費といって徴収されていた(その徴収作業のための名簿は当然のように学校から委員(保護者)に横流しされていた)とか、活動内容や方法も学校が押し付けてくるとかもう、いろいろとアウトでしたよね。

そもそも、表面化していた問題は委員・役員を誰がやるかだけの話で、
「退会する」というウルトラC技を思いついた人は一人もいなかったし、よって、非会員の子どもがいるのに全員に配布するのかなんて問題も発生しなかった。けどそれは、任意加入であることをみんな知らなかっただけのことで…

筋としては、任意加入であることとか、加入しなくても不利益はないこととかを周知するってことだろうけどそれでは今までのような学校からの業務押し付け(市のえらいさんにお茶出しさせるとか)って成り立たないと思うし、活動のあり方もこれまでの延長ではどうにも実行不可能だろうね。

前に「劇的ビフォーアフター」みてたら保育園の園庭に遊具いっぱい作るのがあって、お父さんたちがその工事に何人もボランティアで協力してたの。それは一部の人しか参加しないことなので当然ながらやりたい人だけがそれぞれの特技を生かしてやれることをやっていて、もちろん自分の子どもがそれで遊ぶことを想像して頑張るんだけど、でも手伝いに来なかった人の子どもも使うんじゃ損だみたいな発想はハナっからなくて。保護者パワーがほんとにプラスに働くのってこういうときなんだよなぁって思いました。

一度まっさらに戻して、やりたい人がいたら、それによって成立する分のプロジェクトだけやるとかどうなんだろう。「○年△組の保護者懇親会やりたいです!!」「じゃ私も、手伝います!」とかさ。ベルマークなんて毎年集めなくったって死にゃしないんだし。と思ったらそういう壮大な実験してる人がいた→「PTAがなくなったら、学校は本当に困るのか?」おもしろい~


(*) 小さいことならいくつか改善できたことはあった。(1) なんかの講演会のサクラを廃止…指定された頭数出して座ってて拍手するやつは次の年からなしにした (2) 不審者情報連絡網のメール送信…電話連絡網で流すことになってたけどそうすると平日昼間なんかほとんどつかまらないので、会社の会議室に隠れて延々と「男は砂場にいた女児二名におし○こをかけたあと逃走、30代くらい、黒いパーカーにグレーのスエットズボン…」なんて内容を留守電に向かって何度も吹き込み続けなくてはいけない。メールで送信させてくれといったら学校側はメールない人もいるからダメと最初は言ってたがそれならもう私は流しません!! とゴネたら、メールNGの人の列をひとつにまとめて、そこ以外は一斉送信でいいことになった。

(**) 私学中高一貫校の保護者会で、運営方針に疑問を抱き退会した人がいて、退会者の子どもに保護者会からの配布物が配られなくて精神的苦痛を云々で保護者会と学校(の事務長)を提訴したというニュース。


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コメント (6)
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