アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

おしゃれな和音ってどんな?

2016年05月28日 | ピアノ
先日の「Cメロ譜よめるかな」という記事に書きましたように、
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つまり、「Cメロ譜」が「読める」ということの中身は、単にコードの意味がわかるということではなくて、どう展開したり追加したりして弾くとイイカンジになるか知っていてそれをさっとできるということなんですね。
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ということに気付きまして、それで

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いったい、イイカンジの和音ってどう弾けばいいんだろうということで、まずはお手本を観賞してみることにしました。

折よく、おしゃれなカフェでの練習会がありましたので、そこで一週間突貫工事の


(練習会では録音してないので、これは自宅リハ録音)

を弾いたのですが、これね…

たいへんでした。イージープレイングどころか、もぅもぅもぅ…

この楽譜は、Kinki Kidsの元曲を、加羽沢美濃さんが編曲したものなのですが、原型をとどめないくらいに素敵になっちゃって(^^;; 私はこのピアノバージョンばっかり弾いたところで「明日が練習会!!」ってときにYouTubeで元曲聞いたらけっこうびっくりしました。

この楽譜にはコードが書いてあるんですけど、伴奏のほうもすべての音がちゃんと楽譜に書き起こされていて、要するに、Cメロ譜のほうが読みやすい人と、コード読めない人の両方対応バージョン。

今更ですが
「おしゃれな和音」
って弾くのが基本的に大変なんですね。

たとえば、「D」ってあったら「レファ#ラ」で、そのまま押さえたら「こじんまり」していますが、
これが加羽沢編曲の中では基本的に「レラファ#」(10度の幅をとってる)ってなるわけです。

決して、ベトソナにあるように、「1オクターブ押さえてその間にある音をあと3個押さえる」(今練習しているテレーゼはそんな感じ)みたいなぐちゃっと詰まった和音にならず、スカスカ。さらに、10度で止まらずその先まで付け足されたり。

そう、まずはこの、フツーの地味なコード? でも「スカスカ」に弾くってのがおしゃれの基本らしいですが、

もうひとつは、おしゃれな仕掛けをすでにされたコードが書いてある、というのもあります。
Bm7
みたいに、「7」が書いてあるのは頻繁に出てきますが、
GM7 G#m7(-5)
のように、大文字のMもよく出てきます。ここの、G#m7(-5)というのはここに書くとうまく書けないんだけど、「-5」は「m7」の上にのっけて書かれています。意味を想像するに、「ソ#シ#レ#ファ#」の「レ#」を抜くってことかな。

よく見ると、「-5」はあちこちに書かれています。五度の音はおしゃれの敵!! なんでしょうか(笑)
#ベトソナはおしゃれからは程遠い。

あと、
GM7 onA
とかあるのは、「ソシレファ#」の下のほうに「ラ」を足すってことらしいのですが、いちばん下にラなんか足したら別の和音でしょうよ~なんか謎。

というわけで、ひねりが効きすぎててここまで来るとお手本には使いづらい(上級編)ということがわかりました。楽譜読んで弾いてもコード見て弾いても(できないけど)どっちもたいへんです。

タワシさん曰く、Cメロ譜のほうがさっと見で弾けるみたいですけど、それはだいぶ自動化されたモジュールが頭の中に(手にも?)組み込まれているのでしょうね。

まぁでも新鮮でした。ポピュラー曲もときどき弾きたい。そのうち慣れたら譜読み速くなるかな??


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コメント (4)
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