数日前に、「PTAって何なんだろう」という記事を書いたときに、
←せっかくだから楽しく過ごしたい
PTAに悩まされた歴として
保育園生活は13年間、小学校生活は13年間、そして(公立)中学校生活は3年間(またろう分のみ)
と書いたのですが、これはつまり、こじろうの中学生以降、およびはなひめの中学生以降、私の頭の中からその類の悩みが消え去ったから自然とこのように書きたくなったのです。
けれど、考えてみれば、別にこの問題が自動的に消滅するわけではなくて、こじろうの学校にも、はなひめの学校にも、(保護者会とかPTAとか名称はともかく)そのような活動があります。
ただ、委員をやるにせよ、やらないにせよ、不快な思いをしたことがほぼない、ということに尽きます。
…そういうもんだと思ってました…
なので、今回記事を書くきっかけとなったニュースはほんとに衝撃的で、私学の中高一貫校で!? 退会?? 提訴!? とびっくりしました。
私がなぜ、私学なら悩みから解放される、ぱららぁ~♪と勝手に思っていたかというと、
その学校が好きで選んで入るのだし、子どもも楽しんで通って、充実した学校生活を過ごせているので、学校のことで何かできることがあったら協力したい、という素直な気持ちがこちらにあるところがまずスタートから違うんで、比べてもしょうがないくらい違うんですけど(^^;;
・入る入らない、払う払わないといってゴネる人はいない。
・委員決めのときも、スムーズに立候補が出る率が断然高い。
・活動中、学校から納得できない理不尽なことを押しつけられたりしない。
・委員同士、話のノリが合うので、活動しててもランチしても楽しい。
・委員をやっても、負担が少ない。(活動が土曜日でもよい、活動方法を合理化できるなど)
このくらい違う。
けど、考えてみればこれは「必然」ではないわけで、確かに私学ならこうなりやすい(ほかの親も私の気分と同様、ポジティブな人が多いだろうしお金に困ってる人も少ないから)とはいえるけれど、必ずこうなる、とまではいえない。
くだんのお父さんの場合、別にお金の問題ではなくて(PTA会費を踏み倒したいというような)、手間の問題でもなくて(裁判やるよりは委員やるほうが楽でしょう)、何かものすごーーく納得できないことがあったんでしょうね。
そういうこともあるんだ!! ということを考えると、公立と私立で何が違うかといえば、私立ならば嫌ならやめるという選択肢があることくらいでしょうか(さすがにPTA問題でこじれたからといって、学校側からやめていただくという選択肢はないでしょうけど)。
この事例の場合に、お父さん側と保護者会もしくは学校側とどちらにどれくらい問題アリなのかはニュースを見ててもわかりませんけど、親も子も快適で充実した学校生活でないんじゃ、私学に通ってる意味がないよね…
なんか巨大なもったいなさを感じる。この学校に何か気に入っているところがあって、プラマイ考えてもやっぱり通わせるというなら、活動はしないまでも退会はしないでそっとしておくとか、あるいは退会してコサージュ来なくてもそっとしておく(なしで済ますか、別のコサージュつける)とかするほうが絶対得。学校側(保護者会側)だって、退会者の子どもにも同じ扱いしておいて提訴なんかされないほうが絶対得。どこからここまでこじれちゃったんだろうねぇ。。
【追記】ブログへのコメントとして、こんな記述を見つけました。
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当方も長女の入学と同時にPTAへ自動参加となり、他に人がいなかった為かクラス役員を依頼されました。
しかし活動の中でPTAの運営方針に疑問を持ち、学校を通じてPTAの議事録開示を求めたところ拒否され、会計簿すら見せてもらうことは出来ませんでした。
その後話し合いもありましたが 、説明や方針に全く納得できず、やむを得ずPTAの退会と、今後PTA費用により学校行事等で全体配布されるものがあれば実費負担する旨申し出たところ、これも拒否されました(単価計算が出来ないというよく分からない理由でした)。その為、退会の確認と会費の返還を求める訴訟(堺簡裁H26(ハ)632)をやむを得ず起こし、やっと退会の確認を得ることが出来ました。
この訴訟の中で、PTA会長は、個別の実費負担について全保護者に諮るとしながら(その方法は非常に脅迫めいた内容を述べていましたが)、結果1年以上放置され、今年3月に長女が卒業する際、PTAがこれまで行っていなかった、卒業式で使用する胸花と生花の寄付が行われ、当方の子のみ胸花・生花を貰えないという事態に至りました。
改めて学校を通じ、実費負担するので同じものを用意して頂くよう依頼しましたが、案の定拒否されました。
学校という、思想・信条により差別やいじめを行わないことを最も重視する場で、このような事態が起こること自体、「PTAは任意団体であり、参加は自由である以上、全体を見渡した運営が必要」という意識が全く浸透していないことを痛感させられました。
また、親の思想・信条を理由に、子に対しての嫌がらせを行うなどということがまかり通ることに憤りを感じます。
よって、上記卒業式の件に関連し、再度PTAを提訴しました(堺簡裁H28(ハ)310)。
尚、監督官庁である大阪府私学大学課に上記事例(卒業式の件)を問いあわせたところ、最終的には学校・団体が判断することではあるが適切ではないとの見解を頂きました。
2016年04月15日 19:11
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これはまさにこのニュースになったお父さんでしょう。この内容が事実とするとかなりヤバイ学校ですね。
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PTAに悩まされた歴として
保育園生活は13年間、小学校生活は13年間、そして(公立)中学校生活は3年間(またろう分のみ)
と書いたのですが、これはつまり、こじろうの中学生以降、およびはなひめの中学生以降、私の頭の中からその類の悩みが消え去ったから自然とこのように書きたくなったのです。
けれど、考えてみれば、別にこの問題が自動的に消滅するわけではなくて、こじろうの学校にも、はなひめの学校にも、(保護者会とかPTAとか名称はともかく)そのような活動があります。
ただ、委員をやるにせよ、やらないにせよ、不快な思いをしたことがほぼない、ということに尽きます。
…そういうもんだと思ってました…
なので、今回記事を書くきっかけとなったニュースはほんとに衝撃的で、私学の中高一貫校で!? 退会?? 提訴!? とびっくりしました。
私がなぜ、私学なら悩みから解放される、ぱららぁ~♪と勝手に思っていたかというと、
その学校が好きで選んで入るのだし、子どもも楽しんで通って、充実した学校生活を過ごせているので、学校のことで何かできることがあったら協力したい、という素直な気持ちがこちらにあるところがまずスタートから違うんで、比べてもしょうがないくらい違うんですけど(^^;;
・入る入らない、払う払わないといってゴネる人はいない。
・委員決めのときも、スムーズに立候補が出る率が断然高い。
・活動中、学校から納得できない理不尽なことを押しつけられたりしない。
・委員同士、話のノリが合うので、活動しててもランチしても楽しい。
・委員をやっても、負担が少ない。(活動が土曜日でもよい、活動方法を合理化できるなど)
このくらい違う。
けど、考えてみればこれは「必然」ではないわけで、確かに私学ならこうなりやすい(ほかの親も私の気分と同様、ポジティブな人が多いだろうしお金に困ってる人も少ないから)とはいえるけれど、必ずこうなる、とまではいえない。
くだんのお父さんの場合、別にお金の問題ではなくて(PTA会費を踏み倒したいというような)、手間の問題でもなくて(裁判やるよりは委員やるほうが楽でしょう)、何かものすごーーく納得できないことがあったんでしょうね。
そういうこともあるんだ!! ということを考えると、公立と私立で何が違うかといえば、私立ならば嫌ならやめるという選択肢があることくらいでしょうか(さすがにPTA問題でこじれたからといって、学校側からやめていただくという選択肢はないでしょうけど)。
この事例の場合に、お父さん側と保護者会もしくは学校側とどちらにどれくらい問題アリなのかはニュースを見ててもわかりませんけど、親も子も快適で充実した学校生活でないんじゃ、私学に通ってる意味がないよね…
なんか巨大なもったいなさを感じる。この学校に何か気に入っているところがあって、プラマイ考えてもやっぱり通わせるというなら、活動はしないまでも退会はしないでそっとしておくとか、あるいは退会してコサージュ来なくてもそっとしておく(なしで済ますか、別のコサージュつける)とかするほうが絶対得。学校側(保護者会側)だって、退会者の子どもにも同じ扱いしておいて提訴なんかされないほうが絶対得。どこからここまでこじれちゃったんだろうねぇ。。
【追記】ブログへのコメントとして、こんな記述を見つけました。
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当方も長女の入学と同時にPTAへ自動参加となり、他に人がいなかった為かクラス役員を依頼されました。
しかし活動の中でPTAの運営方針に疑問を持ち、学校を通じてPTAの議事録開示を求めたところ拒否され、会計簿すら見せてもらうことは出来ませんでした。
その後話し合いもありましたが 、説明や方針に全く納得できず、やむを得ずPTAの退会と、今後PTA費用により学校行事等で全体配布されるものがあれば実費負担する旨申し出たところ、これも拒否されました(単価計算が出来ないというよく分からない理由でした)。その為、退会の確認と会費の返還を求める訴訟(堺簡裁H26(ハ)632)をやむを得ず起こし、やっと退会の確認を得ることが出来ました。
この訴訟の中で、PTA会長は、個別の実費負担について全保護者に諮るとしながら(その方法は非常に脅迫めいた内容を述べていましたが)、結果1年以上放置され、今年3月に長女が卒業する際、PTAがこれまで行っていなかった、卒業式で使用する胸花と生花の寄付が行われ、当方の子のみ胸花・生花を貰えないという事態に至りました。
改めて学校を通じ、実費負担するので同じものを用意して頂くよう依頼しましたが、案の定拒否されました。
学校という、思想・信条により差別やいじめを行わないことを最も重視する場で、このような事態が起こること自体、「PTAは任意団体であり、参加は自由である以上、全体を見渡した運営が必要」という意識が全く浸透していないことを痛感させられました。
また、親の思想・信条を理由に、子に対しての嫌がらせを行うなどということがまかり通ることに憤りを感じます。
よって、上記卒業式の件に関連し、再度PTAを提訴しました(堺簡裁H28(ハ)310)。
尚、監督官庁である大阪府私学大学課に上記事例(卒業式の件)を問いあわせたところ、最終的には学校・団体が判断することではあるが適切ではないとの見解を頂きました。
2016年04月15日 19:11
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これはまさにこのニュースになったお父さんでしょう。この内容が事実とするとかなりヤバイ学校ですね。
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