*「人種」といっても、○○人ということじゃなくて、日本人の中で、タイプが違うという意味です。
←図書館に通うくらいのゆとりある生活、いいよね
うちから歩いていける図書館は、立派できれいで蔵書もたくさん、たいへんけっこうなのですが、歩いて15分…じゃちょっと着かないかな、くらいかかるし、通勤経路と逆側なのでなかなか「ついで」もなく、行かないまま一年くらい経っちゃった。
でも、せっかくGWですからね。ちょいと「足をのばして」(←おおげさ)行ってきましたよ、図書館。
久しぶりなせいもあるけど、新鮮でした!! なにしろ、今まで足を止めたこともなかった、「世界史」とか「フランス語」とかの棚をじっくり見たので。おぉ、読んでみたい本いっぱいあるね。
フランス語の棚からは、「山本容子のシュールなフランス語」というのを借りてきました。山本容子さんというのは名前は記憶にありました。絵本みたいな音楽の本みたいな「あのひとが来て」という素敵な本がうちにあります。
で、山本さんはフランス料理を習ったのをきっかけにフランス語も習い始めてフランスにも行ってみたりあれこれ。この本は、別に「フランス語入門」というほどまじめにフランス語を勉強する本ではなくて、
「le chien」(犬)「le chat」(猫)
というように、単語を二つ紹介してはなんかそこから連想するシーンや言葉の紹介がだらだらっと。そして右ページは山本容子さんの絵。
確かにちょっとシュールな、まぁ絵本ですね。
日本語では、仲が悪いことを「犬猿」とたとえますが、フランス語では「犬と猫のように」なんですって。そこまで仲が悪いかなぁ…
「歯に衣着せぬ物言い」というのを「appeler un chat un chat」というそうで、要するに猫猫(笑)
どういうイメージなんだ、猫って。
という具合に、どこからぱらぱらめくってもちょっと楽しくて、絵がまたきれい。
そういう「絵本」が前半で、後半は「上達の極意」として山本容子さんがフランス語を学んでいったいきさつが書いてあります。まさに「いきさつ」。成行きで流れていく感じで全然「極意」なんてもんではなく(と、私には見える)、いや、エッセイとしてはまぁおもしろいんだけどね。
あんまり理屈で考える人じゃないらしくて…そりゃそうだ、芸術家だもの。私もほら、ご存知のとおりあまり理屈っぽいほうじゃないんですが(よしぞうに比べると)、こと外国語学習に関していうと、山本容子派とは対極にあるようです。
極意の14「理屈はあとからついてくる」では、「よく使うフレーズは文法を考えず、まず聞いて覚えてしまいます。」「(文法は)どうせいつかは知ることになるので、習いたてはとりあえず頭では何も考えないように、とナターシャ(仏会話の先生)からも釘を刺されます。先に理屈がくると、それだけでいやになってしまいますから。」
うむ。こういう人もいるんですね。
私は逆に…今、ラジオとテレビの講座をとりあえず両方聞いていて、ラジオは最初からわりときっちり説明してくれるんでいいんですが、テレビはなんか、買い物に使えるフレーズとかそういう感じで、謎が多いままやってかなきゃいけなくて、むずむずするの。
私が嫌いなのって、たとえば、「Je m'appelle ~.」ってのが「私の名前は~です。」っていう意味で、これは入門書の最初のほうに出てきたりするんだけど(例:「フランス語初歩の初歩」)、この「m'」って何よって説明がソコにはなくて、むずむずもやもやしちゃうんです。なんで教えてくれないのー
「Je suis ~.」のような自己紹介なら、「I am ~.」と置き換えられるんだろうなと思えるからすっきりするんだけれども。「Je m'appelle ~.」に「私の名前は~です。」という「訳」をつけられてもぜんぜんおさまりどころ(頭の中の)がないでしょ。
「フランス語のしくみ」の「てにをはのしくみ」の項を読んだときにこの謎が解けて(笑)ようやくすっきりしました。そう、私がほしいのはこっちよ!! さっさと言いなさいよ!! みたいな。
(m'は「me(私を)」で、appelleのところは「~と呼ぶ」にあたるような動詞です。英語と語順が違うところがまた)
山本容子さんは、マンツーマンのフランス語レッスン、それも最初から英語も日本語も使わないでフランス語のみという習い方を選び、それがもう楽しくて楽しくて、ということなので、これはもう人種が違うとしか。
外国語の学び方で、山本さん派と、私派のどっちが多いのかわからないんですが(年齢にもよると思うし)、ともかくこれは良い悪いではなくてね。自分に合わないほうで勉強しても、身に着かないというただそれだけのこと。
テレビの講座も、せっかく「Qu'est-ce que vous proposez comme vin blanc pour accompagner les desserts?」(デザートといっょに飲むための白ワインでは、何がおすすめですか?」なんて私の好きそうな話題を取り上げてくれてるのに、なんかこちらにはいまいち心ひかれず、「ラジオの『まいにちフランス語』だけにしようかな~」なんて思っている私。
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←またろうがイラストを描いた本(^^)
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(今回もイラストはまたろう)
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うちから歩いていける図書館は、立派できれいで蔵書もたくさん、たいへんけっこうなのですが、歩いて15分…じゃちょっと着かないかな、くらいかかるし、通勤経路と逆側なのでなかなか「ついで」もなく、行かないまま一年くらい経っちゃった。
でも、せっかくGWですからね。ちょいと「足をのばして」(←おおげさ)行ってきましたよ、図書館。
久しぶりなせいもあるけど、新鮮でした!! なにしろ、今まで足を止めたこともなかった、「世界史」とか「フランス語」とかの棚をじっくり見たので。おぉ、読んでみたい本いっぱいあるね。
フランス語の棚からは、「山本容子のシュールなフランス語」というのを借りてきました。山本容子さんというのは名前は記憶にありました。絵本みたいな音楽の本みたいな「あのひとが来て」という素敵な本がうちにあります。
で、山本さんはフランス料理を習ったのをきっかけにフランス語も習い始めてフランスにも行ってみたりあれこれ。この本は、別に「フランス語入門」というほどまじめにフランス語を勉強する本ではなくて、
「le chien」(犬)「le chat」(猫)
というように、単語を二つ紹介してはなんかそこから連想するシーンや言葉の紹介がだらだらっと。そして右ページは山本容子さんの絵。
確かにちょっとシュールな、まぁ絵本ですね。
日本語では、仲が悪いことを「犬猿」とたとえますが、フランス語では「犬と猫のように」なんですって。そこまで仲が悪いかなぁ…
「歯に衣着せぬ物言い」というのを「appeler un chat un chat」というそうで、要するに猫猫(笑)
どういうイメージなんだ、猫って。
という具合に、どこからぱらぱらめくってもちょっと楽しくて、絵がまたきれい。
そういう「絵本」が前半で、後半は「上達の極意」として山本容子さんがフランス語を学んでいったいきさつが書いてあります。まさに「いきさつ」。成行きで流れていく感じで全然「極意」なんてもんではなく(と、私には見える)、いや、エッセイとしてはまぁおもしろいんだけどね。
あんまり理屈で考える人じゃないらしくて…そりゃそうだ、芸術家だもの。私もほら、ご存知のとおりあまり理屈っぽいほうじゃないんですが(よしぞうに比べると)、こと外国語学習に関していうと、山本容子派とは対極にあるようです。
極意の14「理屈はあとからついてくる」では、「よく使うフレーズは文法を考えず、まず聞いて覚えてしまいます。」「(文法は)どうせいつかは知ることになるので、習いたてはとりあえず頭では何も考えないように、とナターシャ(仏会話の先生)からも釘を刺されます。先に理屈がくると、それだけでいやになってしまいますから。」
うむ。こういう人もいるんですね。
私は逆に…今、ラジオとテレビの講座をとりあえず両方聞いていて、ラジオは最初からわりときっちり説明してくれるんでいいんですが、テレビはなんか、買い物に使えるフレーズとかそういう感じで、謎が多いままやってかなきゃいけなくて、むずむずするの。
私が嫌いなのって、たとえば、「Je m'appelle ~.」ってのが「私の名前は~です。」っていう意味で、これは入門書の最初のほうに出てきたりするんだけど(例:「フランス語初歩の初歩」)、この「m'」って何よって説明がソコにはなくて、むずむずもやもやしちゃうんです。なんで教えてくれないのー
「Je suis ~.」のような自己紹介なら、「I am ~.」と置き換えられるんだろうなと思えるからすっきりするんだけれども。「Je m'appelle ~.」に「私の名前は~です。」という「訳」をつけられてもぜんぜんおさまりどころ(頭の中の)がないでしょ。
「フランス語のしくみ」の「てにをはのしくみ」の項を読んだときにこの謎が解けて(笑)ようやくすっきりしました。そう、私がほしいのはこっちよ!! さっさと言いなさいよ!! みたいな。
(m'は「me(私を)」で、appelleのところは「~と呼ぶ」にあたるような動詞です。英語と語順が違うところがまた)
山本容子さんは、マンツーマンのフランス語レッスン、それも最初から英語も日本語も使わないでフランス語のみという習い方を選び、それがもう楽しくて楽しくて、ということなので、これはもう人種が違うとしか。
外国語の学び方で、山本さん派と、私派のどっちが多いのかわからないんですが(年齢にもよると思うし)、ともかくこれは良い悪いではなくてね。自分に合わないほうで勉強しても、身に着かないというただそれだけのこと。
テレビの講座も、せっかく「Qu'est-ce que vous proposez comme vin blanc pour accompagner les desserts?」(デザートといっょに飲むための白ワインでは、何がおすすめですか?」なんて私の好きそうな話題を取り上げてくれてるのに、なんかこちらにはいまいち心ひかれず、「ラジオの『まいにちフランス語』だけにしようかな~」なんて思っている私。
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