アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

文章のリズム、音楽のリズム

2016年11月15日 | ピアノ
音楽にとって「リズム」が重要なのは当たり前だが、文章にとっても「リズム」は大切だ。しかしこの二つの「リズム」がどの程度似たもので、どの程度違うものであるかは…!?

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「小澤征爾さんと、音楽について話をする」の中で、村上氏は
「音楽を聴くことで文章がよくなり、文章をよくしていくことで、音楽がうまく聴けるようになってくる」と言っています。文章の書き方は誰にも教わらなかったけれど、音楽を聴いて文章の書き方を学んだし、また、文章をさらによくしていくことで、音楽がよくわかるようになる(細かいところを聴き分けられるようになる、自然に耳がよくなってくる)。のだそうで。マジか!?(o_o) じゃー音大でも小説講座とかやりますか(笑)

文章のリズムが悪いと読みにくいことはもちろんだけど、書き手にとっても、「リズムがないと、次の文章は出てきません。すると物語も前に進まない。文章のリズム、物語のリズム。そういうのがあると、自然に次の文章が出てきます」

まぁそれはそうかもしれない。けど、類似点があるとすれば「演奏をすること」「文章を書くこと」のリズム作りとその効用というところじゃないかと。「音楽を聴くこと」と「文章を書くこと」をペアにするとさらに距離が遠い。

…と、私は思うんだけれども、

人によって、村上氏のこの意見に同意できたりできなかったりするだろうし、この場合同意できない人のほうが多いような気もします。ただ、別に村上氏がでたらめなことを言っているというのではなくて、村上氏にとってはそうなんだろうねということで。

私も、あまり同意されないかもしれないけど、
「英文を読むスピードが上がったら、譜読みのスピードが上がった」
というふうに感じています。

ピアノから遠ざかっていた長い長い間、別に音楽から遠ざかっていたわけではないので譜面は見ることがあったけれど、それはフルートの譜面とかなので、ピアノの譜面みたいに「ごっちゃり」出てくるんじゃないんです。バイオリン程度の重音もないわけでこりゃ楽勝ですね。

ところが、巡り巡ってピアノに戻ってきたとき、久しぶりだから読みにくいどころか、なぜだか読むのが速くなってました。

自分で思うに、ピアノの譜面を読むときの感触って、日本語の文章を読むよりは英語の文章を読むのに似てるんです。日本語の文章じゃ、そのまま読めるし意味も明らかで(私にとっては)、でも英語の場合はそこまで回路がつながってないから、記号から言葉として解釈するまで、ちょっと胡乱な回路を辿ります。

そして、それを心の中で日本語に直したものと、英語の音声イメージが重層的に流れていく感じ。この感覚が「譜読み」と似てるので、譜読みが速くなったと思うんですよ!! そして最近は、英語の勉強をするわけじゃないのにピアノはせっせと譜読みしてるから、多少英語を読むのも速くなった気がします。

…一般的に当てはまるとまでは思いませんが(^^;;

まぁそんなふうに、必ずしも他人に同意されるようなつながりでなくても、何かと何かが関連して高め合うことってのはあるものです。

そういうつながりを見出すことが、下手なよりは上手なほうが得だし楽しいし、それに、そういうつながりを日々体感している人なら、決して「学校で習うことなんて将来の生活の役には立たない」なんて言わないと思うんですよね。


まぁ、毎日まいにち文章書いててもピアノのリズム感はなかなか向上した感じはしないんだけどさ…(-_-;;

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