アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

曲集の真ん中にトロイメライ

2018年04月16日 | ピアノ
「子供の情景」の練習をぼちぼち進めていますが、はっきりいってかなり難航してます(^^;;

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昨日はトロイメライと格闘していましたが、素敵に弾けないとかそんなレベルじゃなくて音を並べるところがすでに難しく(汗)

まぁ、「子供の情景」イベントで私の担当は第五曲なんで、トロイメライはほっといて第五曲だけとりあえず練習してもいいんだけど。

第五曲もけっこう難物です。忙しい曲なのでせっせと音を並べてみて、でもハッと気づくと「p」とか書いてあるんだわそういえば。私が弾くのこれかなりうるさくて、とてもじゃないけどp(ピアノ)には聞こえないわね。でもなんかにぎやかで元気な曲調なので、そういえばこれまで聞いた演奏もあんまりpっぽくは聞こえなかったような気が。

ともかく、第五曲「満ち足りた幸せ」はとても好きな曲です。後半のへんてこりんな転調もイイ感じです。


ニ長調(ファとドがシャープ)だったところに突然シのフラットが(ヘ長調)。

このことについて、artomr氏が書いてくれた解説の中に言及がありました。

Robert Schumann : Träumerei - Kinderszenen op.15-7
(artomr氏演奏のトロイメライ。解説つき)
「第5曲のみでは、そのヘ長調領域は謎めいているが、《子供の情景》の第1部を閉じる第6曲目のイ長調のマーチの喧騒が収まり、穏やかに第7曲のヘ長調主和音が鳴り響くことで、第5曲のヘ長調領域が「トロイメライの予告」であったことが理解される。」

「子供の情景」って13曲から成っているけど、奇数ってことは「真ん中の曲」というのがあるので、トロイメライはそれに当たります。だからってわけじゃないけど、たぶんシューマンさんはトロイメライを最重要曲として作っていて、その前に6曲、そのあとに6曲という構成になっているんですね。

それで、テーマであったり、調であったり、いろんな仕掛けによって、響きあって全体が立体的な構成になるように工夫をこらして作ってあって、そこまで楽しむとすればまさに大人のための子供の曲。

全体をとおして弾いて「いい感じ」に聞かせようとすれば、この解説にもあるように曲と曲の間にも注意を払って弾いていくと効果的。ということになると、セルフ譜めくりで避けようのない間があるとか、ガサガサいってるというのも興ざめなんだけど、だからといって暗譜とか絶対無理だと思うし、本番は譜めくりを頼むかねぇ。一曲一曲は譜めくりいらないんで自分でもめくれるはずで、なのに譜めくりの人がついてると変な感じがするかもだけど。

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コメント (2)
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