アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

イメージして弾くってソコ!?

2018年04月18日 | ピアノ
「題名のない音楽会」を録画で見ておりましたところ、クララ・ハスキルコンクールで優勝したという若い男の子(藤田真央)がチャイコンを弾いていて…

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まぁ演奏なかなかよかったんですけど、弾き終わってインタビューのときに自分で!!「名演だったのではないかなと思います」とかいってておもしろいコだなと(^^;;

本番(コンクールとか)に強くなる練習方法として、「緊張で手が冷たーくなっちゃうので」練習の時にもそれをシミュレーション?できるように、手を氷水につけて冷たーくしてからいきなり弾いたりしているそうで(まじか!? それ効くの??)、やっぱ変わったコかな。

演奏について、「イメージを働かせるのが大事」というのはふつうの考え方だと思うんだけど、イメージといったら曲の感じのことかと思いきや、
「高齢になったらどう弾くんだろう」
ってイメージするっていうの。

つまり、彼は今、19歳だけれども、
ベトソナ32番を弾くんだったら、そのときのベートーベンの年齢(51歳)になったらどんな感じだろうと思って弾くわけ。

一部分、
「19歳の自分のままで素直に」弾くのと
「51歳になったところをイメージして」弾くのと
弾き比べしてくれましたが、

前者だと強い音は強い音、若さそのままのパワーで押す感じ、
後者だと強い音はもっと厚みというか重みがあったり、音と音の「間」があったりという感じ。

なんか人生経験の重みというかそういうものをイメージしているらしい。

うーん…

高齢ですか…

51歳いうたらジャスト私のリアル年齢ですわ(汗)

それでいうと私の場合、あらかたの曲は若返ったつもりで弾かないといかんことになりますよね。
ショパンでもモーツァルトでもシューベルトでもシューマンでも。

どの作品も今の私より若いころの作品なんだから。

まぁけど若返ったつもりで弾くかっていうとなんか違うと思う。
それこそせっかく今までの人生経験があるんだからさ。

大人になって(高齢になって!!)ようやく得た何かを曲を弾くときにイメージしてもいいと思う。

ただそれとは別に、作曲家がそのとき何を考えていたのかをイメージするのは意味のあることかもしれないよね。
その作曲家の人生…の、中でその時期に。
モーツァルトの20歳と私の20歳じゃぜんぜん感覚違うだろうし、単に私の20歳ごろをイメージして弾いたら特に意味はなさそうだ。

今まで、曲を弾くときにその作曲家が曲を作ったときの様子をイメージして弾くことはあんまりなかったけど、
それはそもそもほとんど知らないから(知識教養がないから)。

知っていれば、知らないよりいいだろうし、
それを生かして弾けたらもっといい。

ま、なんだってそうだよね(知らないよりは知っていたほうが)。


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