アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バイオリン購入Story完結編

2010年06月21日 | バイオリン
なんかずいぶん長くなっちゃいましたけど…ようやく今日は最後まで書ける(はず)。

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ここまで、ご覧になってない方は:
ついに試弾してしまう、するとやはり…
シナリオどおりにやられました。そこへよしぞうが…
セカンドオピニオンを求め、そして決断
からお読みください。

私がバイオリン購入を決断したことを言うと、よしぞうが「わかった。じゃ、ライフプランを出して」。つまり、今の自分の「つもり」について明確化して、一筆書いておくということですね。また数年してふらふら別のバイオリン買いたくなったりとか(^^;; そういうことが絶対なくなるというわけじゃないにしても、そんときに「私はこう思っていたのだなぁ」ということがわかるわけです。

それで、私が書いたのはこんなの:
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今後の楽器予算
2010年 本体・弓・ケース計100万 ←いまここ
2012年? 弓検討 予算40万
* 弓は使えるものが二本ほしいという意味 (定年まではピアノ・バイオリン本体など楽器購入なし 想定外の破損事故などを除く)

2026年 定年
* この時点での
・経済状況
・音楽への熱意
・楽器の状態
・その他の予算
などを総合的に勘案して仕切りなおして話し合い。

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今より上達したときに、弓の好みが変わることを想定して、弓購入の余地は残しておきました。

お店には、今日購入しにいくこと、バイオリンは迷わないが弓はもう一度比較検討してみたいことを伝えました。

私がお店に着くと、ちょうど前回と同じ技術者の方が弓をずらりと並べて、試し弾きをしているところでした。見ると、同じクラスの別の弓が並んでいるというよりは、「ずずっと上方に」並んでいるようです(笑)

「バイオリンは、長く使えるものをという観点で選んでいただいたと思うので、弓もそういう方向で候補を選んでみました。ひとつ『反則』のも混ぜておきますね」…『反則』ってのは、50万円台の「オールド」の弓だ(^^;; ひー。

まず、技術者さんがひととおり音階+αをさらりと弾いてくれました。いずれもすばらしい弓なんで、音色といってもどれも遜色なく、微妙なニュアンスの違い…かと思いましたが、「オールド」の弓は別格で、こりゃすごいわ(o_o)

私と技術者さん、しばし無言で目を見合わせて、それから「私なりにコメントはあるんですが、申し上げる前にまず弾いてみてくださいね」と言われました。

それで私も弾いてみました。まず、取り置きしておいた21万の弓から始めて、そこをリファレンスに弾いていきます。弾きやすさという点ではこの21万の弓はほんとにしっくりきます。音色という意味では、30万円台の弓に素敵なのがありました。気になるので曲を変えて弾いてみたりしました…そして『反則』の弓へ。。

おぉ!! これはもう~いやすばらしいね。しっとりとなめらかに、うまく当たったときの音色はとろけるようです。私が弾くんでもやっぱり、違いというのはあるようです。おもしろい。

…おもしろいけど。冷静に考えると、弾きやすさ的にしっくりくる21万の弓が今はいいだろうな。この腕のうちにこの『反則』弓なんか使ったらバチが当たりそうだよ。

それで、「決めました。今は弾きやすさ重視でこの21万の弓にします。今後もう少しうまくなったときに弓はまた考えるかもしれませんが」といってライフプランの話をすると、ここまで常に冷静だった技術者さん、ちょっとウケてます。

それで、ケース選び。私はとにかく軽さ重視ということで、四角ではなく三角の、そこに並んでる中ではいちばん安いのをチョイス。それでもいまどきのケースですから、とりあえず歩いたり電車に乗ったりしてるくらいなら、だいじなだいじなマイバイオリンを入れても問題はないようです。ほかに、「お奨め」されたケースがあって、置いて開いたときの安定感、しょったときの安定感は抜群でしたが、やはり軽いほうを選びました。

全部決まって、技術者さんは「計算書を作ってきます」と立っていきました。そういえば、値引き交渉とかなんもしてないけど、言う余地があったのかな~とぼんやり考えていると、できあがった計算書を見ると10万ちょっと引いてありました。「長年調律でお世話になってますので」とおっしゃってましたが、いやこっちがお世話になってるんだけどね。というか、どの店もまず高めの値段が書いてあってたとえ一見さんでも引いてくれるもんなのかも。

それからお手入れの方法を教えてもらって(推奨のクロスをおまけにつけてもらいました)、工房でメインに担当している職人さんに紹介してもらって(日本語のうまいフランス人のお兄さん)、「半年に一度くらい、毛替えと調整にいらしてくださいね」。そうだそうだ、このあとメンテナンスでずっとお付き合いしていくのよね。この腕がどうなのかで満足度も変わるわけだ。

そして、バイオリンケースをしょって帰宅。両肩で背負えるようになったのと、軽量ケースなので嘘のように軽々。ここに、私が惚れこんだバイオリンが収まっているんだと思うと不思議な気持ち。

←選んでいるときに記録のため撮影したもの。

S.Chobanov 2010 Kazanlak, Bulgaria
8th Prize of 6th Mittenwald Competition
(つけてある弦はエヴァ・ピラッツィ)

SA1007 アルシェ

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