昨日は、ホームコンサート常連のゆかりちゃんが出る学生コンサートに行ってきました!!
←ベートーベンいいわ(^-^)~弾けないけど
←サラサーテのカルメン幻想曲も聞けておトクなコンサートでした
ゆかりちゃんの学年(高校二年)から九人、ピアノとバイオリン。これまでホームコンサートに二回来てくれた、まりちゃんも出ましたよ。平日なので迷ってたんだけど、やっぱりゆかりちゃんがロングドレス着てワルトシュタイン弾くとなりゃ行かないとね。
これが学生コンサートだから無料で全部聞けちゃうんだけど、彼らが学生じゃなくなってコンサートを開くころには、それぞれチケットにお値段がついているわけですね。それを、「あ、あの子だ。これは行ってみよう」と思うような名前をいくつか心に留めておくってのはなんだか、ちょびっとパトロン気分ていうの?? いい感じだと思うんですよ。
ゆかりちゃんはもちろん、中学生のときの演奏から何度も聞いてその成長ぶりを目の当たりにしているわけで、聞くたびに、あ~うまくなったなぁとうれしく、ほとんど「親戚のおばさん」状態です。
曲目は、ワルトシュタインの一楽章、好きな曲です(^^) プログラムを見ると、まったく同じ一楽章を別の子も弾きます。こういうのって、例えば私がヤマハの発表会に出るならぜひ避けたいパターンで、曲決めのときに先生経由で探りを入れてもらいますけどね…さすがプロの卵、それぞれの個性で勝負だから気にならないんですかね。
しかし私の後ろに座っていた子たち(明らかに音高生)が、「な~に~これ、おんなじ曲じゃん。さいあくー」と言ってたので(笑)気にする人はやっぱり気にするのかな。
でもね、プログラムには「出演者による曲目解説」というのが載っているんだけど、これが、曲は同じでもおもしろいくらい違うんですよ。たぶん、弾いていて曲の捉え方ってのも、二人はぜんぜん違うんでしょうね。
ゆかりちゃんの解説は「…第一主題は遠くから近づいてくる馬の駆け足の音、第二主題は心が浄化されるようなコラール、展開部に入るとそれはもう美しく昇ってくる朝日のようである。再現部後の長大なフーガは…」という調子で、堂々として構成的。もう一人の子はもっとあっさりと感覚的。
それでゆかりちゃんの演奏ともう一人の子とどっちがうまいのかなんてことは私にはわからないけど(だってどっちもつっかえて止まったりしないんだもんね)、とにかく全然違う演奏でした。
ゆかりちゃんの演奏は、なんというかクリアで高解像度でスパーンとほしいところへほしい音がハマるみたいな、小気味いいつくり。テンポ感もジャスト私の好みで、私のベートーベンの、そしてワルトシュタインのイメージにぴったり。もう一人の子はもっとテンポ速くペダル多めで、細かいところはわーっと重なり、なんというか私が思うよりもっと…ロマン派っぽい?? もう一曲はショパンのエチュードを弾いていて、そちらのほうが合っているような感じがしたけど専門家的にはどんなもんなんだろうか。
そしてまりちゃんの演奏、何年か前に初めて聞いたときは、チェンバロの先生のおうちでやったホームコンサートで、ピアノは背の低いアップライトで、私とかが弾いたときは「音が出にくいわ」なんて思っちゃったんだけど、まりちゃんが弾いたら別の楽器みたいで(鳴る鳴る)、「こんな魅力的な『喜びの島』を弾く中学生がいるんだ」と衝撃を受けました。
その後、うちでやったホームコンサートのときにはモーツァルトのソナタ(テストの課題?)を弾いていたけど、モーツァルトあんまり好きじゃないのかな? という感じで。でも今回はドビュッシー、映像第一集より「水の反映」、第二集より「金色の魚」でした。もろストライクゾーンでは??
まりちゃんの演奏は、昔聞いたときはものすごくしなやかな、猫を思わせる雰囲気だったんです。それが、しなやかさはそのまま、芯が通って(姿勢もよくなった)力強さが増したみたいで、音色の幅もぐっと広くなりました。
ゆかりちゃんもまりちゃんも、私にとっては、「チケット出たら即買い!!」のピアニストですよ。
ほかも、すばらしい演奏ぞろいでしたけどね~パトロン気分出すにはただうまいだけじゃなくてsomethingが必要なのよ。最後の二人は、一人がプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第二番、一人がバルトークのピアノ・ソナタと、超難曲を抜群のテクニックと迫力で弾ききって、そりゃあかっこよかったけどだからどうっていうと、あえてほかのピアニスト・バイオリニストではなくその人を聞きにいく何か、というのは私にとって特に感じられませんでした。
ゆかりちゃんとまりちゃんのほかには、ショーソンの詩曲を弾いたバイオリンの子が、音色とかニュアンスとかすんごい好みで、この子の演奏はまたぜひ聴きたいなぁと思いました。
というわけで。パトロン気分を味わう、学生コンサートいかがですか?? きっと、各音大・音高でいろいろやってると思いますよ。
にほんブログ村 ピアノ ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
【中学受験】 こじろうインデックス
【高校受験】 またろうインデックス
ピアノ・インデックス
今日の弁当
しゅうまい、ブロッコリー、厚焼き玉子、こんにゃくきんぴら、プチトマト、竹の子土佐煮
* 今朝の調理は市販のしゅうまいと、ブロッコリーをいっしょに蒸しただけ。手抜き。
←ベートーベンいいわ(^-^)~弾けないけど
←サラサーテのカルメン幻想曲も聞けておトクなコンサートでした
ゆかりちゃんの学年(高校二年)から九人、ピアノとバイオリン。これまでホームコンサートに二回来てくれた、まりちゃんも出ましたよ。平日なので迷ってたんだけど、やっぱりゆかりちゃんがロングドレス着てワルトシュタイン弾くとなりゃ行かないとね。
これが学生コンサートだから無料で全部聞けちゃうんだけど、彼らが学生じゃなくなってコンサートを開くころには、それぞれチケットにお値段がついているわけですね。それを、「あ、あの子だ。これは行ってみよう」と思うような名前をいくつか心に留めておくってのはなんだか、ちょびっとパトロン気分ていうの?? いい感じだと思うんですよ。
ゆかりちゃんはもちろん、中学生のときの演奏から何度も聞いてその成長ぶりを目の当たりにしているわけで、聞くたびに、あ~うまくなったなぁとうれしく、ほとんど「親戚のおばさん」状態です。
曲目は、ワルトシュタインの一楽章、好きな曲です(^^) プログラムを見ると、まったく同じ一楽章を別の子も弾きます。こういうのって、例えば私がヤマハの発表会に出るならぜひ避けたいパターンで、曲決めのときに先生経由で探りを入れてもらいますけどね…さすがプロの卵、それぞれの個性で勝負だから気にならないんですかね。
しかし私の後ろに座っていた子たち(明らかに音高生)が、「な~に~これ、おんなじ曲じゃん。さいあくー」と言ってたので(笑)気にする人はやっぱり気にするのかな。
でもね、プログラムには「出演者による曲目解説」というのが載っているんだけど、これが、曲は同じでもおもしろいくらい違うんですよ。たぶん、弾いていて曲の捉え方ってのも、二人はぜんぜん違うんでしょうね。
ゆかりちゃんの解説は「…第一主題は遠くから近づいてくる馬の駆け足の音、第二主題は心が浄化されるようなコラール、展開部に入るとそれはもう美しく昇ってくる朝日のようである。再現部後の長大なフーガは…」という調子で、堂々として構成的。もう一人の子はもっとあっさりと感覚的。
それでゆかりちゃんの演奏ともう一人の子とどっちがうまいのかなんてことは私にはわからないけど(だってどっちもつっかえて止まったりしないんだもんね)、とにかく全然違う演奏でした。
ゆかりちゃんの演奏は、なんというかクリアで高解像度でスパーンとほしいところへほしい音がハマるみたいな、小気味いいつくり。テンポ感もジャスト私の好みで、私のベートーベンの、そしてワルトシュタインのイメージにぴったり。もう一人の子はもっとテンポ速くペダル多めで、細かいところはわーっと重なり、なんというか私が思うよりもっと…ロマン派っぽい?? もう一曲はショパンのエチュードを弾いていて、そちらのほうが合っているような感じがしたけど専門家的にはどんなもんなんだろうか。
そしてまりちゃんの演奏、何年か前に初めて聞いたときは、チェンバロの先生のおうちでやったホームコンサートで、ピアノは背の低いアップライトで、私とかが弾いたときは「音が出にくいわ」なんて思っちゃったんだけど、まりちゃんが弾いたら別の楽器みたいで(鳴る鳴る)、「こんな魅力的な『喜びの島』を弾く中学生がいるんだ」と衝撃を受けました。
その後、うちでやったホームコンサートのときにはモーツァルトのソナタ(テストの課題?)を弾いていたけど、モーツァルトあんまり好きじゃないのかな? という感じで。でも今回はドビュッシー、映像第一集より「水の反映」、第二集より「金色の魚」でした。もろストライクゾーンでは??
まりちゃんの演奏は、昔聞いたときはものすごくしなやかな、猫を思わせる雰囲気だったんです。それが、しなやかさはそのまま、芯が通って(姿勢もよくなった)力強さが増したみたいで、音色の幅もぐっと広くなりました。
ゆかりちゃんもまりちゃんも、私にとっては、「チケット出たら即買い!!」のピアニストですよ。
ほかも、すばらしい演奏ぞろいでしたけどね~パトロン気分出すにはただうまいだけじゃなくてsomethingが必要なのよ。最後の二人は、一人がプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第二番、一人がバルトークのピアノ・ソナタと、超難曲を抜群のテクニックと迫力で弾ききって、そりゃあかっこよかったけどだからどうっていうと、あえてほかのピアニスト・バイオリニストではなくその人を聞きにいく何か、というのは私にとって特に感じられませんでした。
ゆかりちゃんとまりちゃんのほかには、ショーソンの詩曲を弾いたバイオリンの子が、音色とかニュアンスとかすんごい好みで、この子の演奏はまたぜひ聴きたいなぁと思いました。
というわけで。パトロン気分を味わう、学生コンサートいかがですか?? きっと、各音大・音高でいろいろやってると思いますよ。
にほんブログ村 ピアノ ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
【中学受験】 こじろうインデックス
【高校受験】 またろうインデックス
ピアノ・インデックス
今日の弁当
しゅうまい、ブロッコリー、厚焼き玉子、こんにゃくきんぴら、プチトマト、竹の子土佐煮
* 今朝の調理は市販のしゅうまいと、ブロッコリーをいっしょに蒸しただけ。手抜き。