アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

二分間のドラマ ブルクミュラーのバラード

2015年11月22日 | ピアノ
バラードといったらショパンですか?? いやいや、あれはもちろん名曲ですがブラームスの四曲セットもたいへんすばらしいんですよ。あと、大事なものをお忘れではないですか…

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ブルクミュラーのバラードです!!

今日のイベント「バラード礼賛」で私はトップバッターとしてブルクミュラーのバラードを弾いたのですが、これがアナタ、そこにいる人(客席にいる人も含めて)のすべてが弾いたことあるだろう曲を舞台上で弾くってのは、ある意味恐ろしいものがあります。

ブルクミュラーのバラード?? んなら弾けるっしょ、と気軽に引き受けたものの、後ろに続く皆様の超難曲のバラードその他をずらり控えたとっぱなに、オープニングを決めるという大役であることを思うとこれはやばい!! エライことを引き受けてしまった。

「アンダンテさん譜めくりは?」
「んな、めくるとこありませんよ」
「じゃ、めくらないのに譜めくりと称してここにデンと座ってるのどう??(笑)」

なんだか、リハのときにはそうやって間近にshigさんがプレッシャーをかけていて、ひゃーーっと舞い上がった私は、はずすわ飛ぶわ(暗譜で弾けそうな曲なのに、楽譜見てても突然次の音がワカラナイ)、おい大丈夫かいという感じで弾いた。

でも鳥目さんは「このバラードをちゃんとした演奏で聴くと新鮮だ」とかなんか、表現は忘れたけど子どもの弾くバラードとは違うという趣旨のことを言ってくれたのでやや気持ちを立て直し。

んで、昼ごはん食べたりバカ話したりして、本番の時間がどんどん近づいてきて、楽屋の人が一瞬はけて人数が少なくなったところでartomr師匠に弱音を吐く。「なんか、最初の和音がまともに鳴らせる気がしないんですけどっっ」

そしたらartomr氏がちょっと呆れたように「あんまり考えないで弾けば??」

そうだよね、ふだんもっともっともっと弾けない曲を、平気で人前で弾いてるじゃないの。でもね、落ち着いて弾いてもどうせ弾けない曲を開き直って弾くのと、ちゃんと弾けば弾けるはずの曲を弾くのとぜんぜん気分が違うのさ。

1ベルがなり2ベルが。「アンダンテさん、出て」。うひゃーどうしよう…

滑り出しは…大過なく出たと思うのだけれど、なんか頭真っ白でよくわかんない。途中、そんなところでつっかえたことないよみたいな間違えをしてうろたえて回復まで数秒かかったのは覚えてるんだけど、ようやく正気に返ったら曲が終わるところだった。短っ!!

バラードって、J-pop的感覚でいうと、ゆったりしっとりした曲みたいだけど、ピアノ曲的にいうと、殺人とか運命とか、なんかのっぴきならないストーリーを語った詩があってそれからインスピレーション受けて作ったというような。暗かったり重かったり。

ブルクのバラードも、あっちゅう間だけどけっこう変化があって、緊張感のある滑り出しから、途中優美で優雅な感じもあって、またそこから急展開して最後はジャーン(抗えない運命!!)

緊張感って、曲がそうなんだけどそういうんじゃない緊張感でがちがちでしたわ。

で、これが本番録音。これが家を出る直前に取った練習録音

比べて聞くと、もちろん、練習録音のほうが、傷も少なくてノリも「予定どおり」弾いてるんだけど、なんかね。本番録音のほうが微妙におもしろい部分もあるような気がして。妙な緊張感が「味」といえなくもないというか。曲もドラマだし、弾いてる側の主観的にも密度濃いドラマがあるところが(!?)

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オールスクリャービンはマニアックなコンサートなのか!?

2015年11月20日 | ピアノ
今朝、「今日はオールスクリャービンに行くから」とよしぞうに言ったら、
「こないだはオールアルカンで今日はオールスクリャービン? オールなんとか好きだね」といわれた。

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「いやいや、別にオールなんとかが好きなんじゃなくて、好きなピアニストがたまたまオールなんとかやるだけだから」
「つまりオールなんとかやるようなピアニストか好きなんじゃないの」
「…」

こういう場合、こじろうがよく使う言葉でいうと「ぐーそれ(ぐうの音もでないほどそれって言えてる、というような意味)」。

くさぴあさんも誘ったんだけど「阪田さんのピアノは聞きたいけどオールスクリャービンはちょっと」と言われ、
結局、きーちゃんさんと二人でゆく。

私はといえば、スクリャービンは好きかと言われれば好きというわけではなく、嫌いかといわれればそんなことはないけれど、ありていにいって知らないというところだ。今日の曲目もまったく聞いたことのないものが並んでいるけれど(その点、オールアルカンのときと同じだ)、バタバタしているうちにまったく予習しないで当日を迎えてしまった。

すごい早めに現地について、まずは整理券をもらう。この番号順に会場に入って席を取る(自由席)。すごい早いと思っていたのは自分だけで、熱心な人は受付開始時刻に並んでいるものらしく、半分くらいに位置する番号だった。(我々のすぐ前にいたのが内藤先生)


コンサートの前に生ハムフロマージュらーめん。美味。

コンサートの中身は、前半が初期作品、後半が中後期の作品となっていた。

前半、幻想曲、マズルカ、詩曲、ピアノソナタ4と来る中で、おぉと思ったのは、スクリャービンってもっと難解でとっつきにくいイメージだったけど、聞きようによってはイージーリスニング系にも、あるいはジャズ風に聞こえるところもあったり、気軽に聞いていても十分楽しいということだ。

ちょっと意外できれいな響きが広がって次々と形を変え、リズムのおもしろさと相まって、飽きない。

ことに、音の小さなところから大きなところまで、響きの美しさと多彩さがすばらしい(これは、スクリャービンがなのか、阪田+ベヒがなのかよくわからん)。

きーちゃんさんが特に気に入ったのは幻想曲op28で、私が特に気に入ったのはマズルカop25。
幻想曲はラフマニノフ風の壮大な曲で、マズルカはおしゃれな感じ。

いろんな雰囲気の曲がある。

後半、ピアノソナタ8、詩曲、3つの練習曲、儚さ、アルバムの綴り、ピアノソナタ5

「いろんな雰囲気」がさらに発散して「変」なところまで踏み込んだ感じもする。

なんかあっという間だった。というかほんとに一気に聞かされてしまって、途中は挨拶や解説なども一切なくプログラムの最後まで行き、それからちょっとしゃべってアンコールだった。阪田くんもっとMCもうまくなったらサイコーやね。まぁけど、考えてみたらまたろうと同い年なんで(o_o)ピアノあんなに弾けてMCも滑らかでこなれてたら化け物かも。

というわけで、スクリャービンいいわぁ~と説得されて帰ってきた。
そういえばオールアルカンのときもアルカンいいわぁ~と説得されて帰ってきた。

結構説得されやすい素直な性格である(ツッコミ不許可)

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ピアノで弾くバッハ、バイオリンで弾くバッハ

2015年11月18日 | ピアノ
いやー、無伴奏オフの録音を聞いてて、つくづく、我ながら残念なバッハだな、と思ったんだけど(-_-;;

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バイオリンが下手なのは事実だけれども、バッハの前に弾いた「鳥の歌」のほうがまだしも下手が下手に弾いててありのまま歌っているというか、少なくとも「変」な感じはしない。

ピアノでバッハを弾くときの難しさの大きな一つとして、曲の縦(同時になる音)がその都度ちゃんと鳴ってればいいってもんじゃなくて、2本なり(インベンションなら)3本なり(シンフォニアなら)の横線がちゃんと通っていなくちゃいけないということがありますね。脳みそは1つしかないのに(^^;;

この複数の線がごちゃまぜになって曖昧模糊としていると残念なバッハということになるわけですが…

バイオリンなら、重音を除けば基本、1本ですからその点に関しては問題なさそうにも思います。

ところがどっこい、そうは問屋がおろさなくて、一音一音をそのまま並べるとやっぱり残念なバッハの出来上がりになります。

123456789…

どう残念かというと、なんか意味がわかりにくいんです。
実はもっと「1本」といっても立体的なもので、たとえば、音の高さからいって

 2   6   
1 3 5 7 9…
   4   8

のようになっていたとしたら、曲としては「123456789…」という時系列にそのまま沿った流れがあると同時に「26」「1357」「48」のような、時間的には飛び飛びであっても意味を持ってつながっているべき流れがあるというような。

そうすると、やっぱり「縦横」考えて演奏されないと聞いてるほうは迷子になるので、ピアノでいう「何本かがごっちゃ」の演奏と変わらなくなるのですね。

そういうことの重要さが浮き彫りになったのは、あらためてバッハを無伴奏で弾いて、聞いてみたからでした。

今回の主催者、ともやんさんは、「無伴奏」にこだわって企画され、シンフォニアの3人弾きは「無伴奏っぽくない」ということでダメ出しだったのですが、確かに、こだわっただけのことはあったかなと思いました。

ともやんさん(チェロ)の無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュードも、da-imaさん(ウクレレ)のシャコンヌも、そうやって縦横しっかり立体的に弾かれていたからこそ、心に届く演奏になったわけですね。

いいなぁ。そういうバッハ弾きたい。

もっとも、私のバイオリンの場合、思った音程で、思ったタイミングで、思った大きさで音を出すというプリミティブなところに問題(大問題)があるので、理解したらよくなるってもんでもないんだけどね。やれやれ。

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部屋の響きもエイジングで?

2015年11月16日 | バイオリン
昨日の「無伴奏オフ」は、きーちゃんさんが来られないということで孤立無援、一人で弾くことになってしまったのですが、

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結果からいえば、きーちゃんさんは前の用事か早く終わって、私の演奏のときには間に合っていたのでした。

それで、「よく鳴っていたよね。とてもよかった」と言ってくれたのですが、これはまぁちょっと不思議な話で、なにしろきーちゃんさんは直近のレッスンのときも(というかいつも)私の弾くのを聞いていますし、別にそのつい先日のことから上達したりはしないんです。

レッスンのときと何が違うかというと
・楽器
・部屋
です。

楽器は、レッスンのときは会社帰りなんでマイバイオリンではなく、教室で借りたバイオリンだということです。
部屋は、いつもの音楽教室と、昨日のスタジオの違いですかね。

昨日のスタジオ「空音舎」は、防音工事などをする設計事務所のショールーム的な意味合いを持って作られたそうで、お客さんはドアを閉めて音がどのくらい聞こえるとかを体感することができます。アマチュアチェリストのオーナーさんが、弦の残響時間などを考えて作られただけではなく(そこまでやるのは趣味か仕事か!?)細かくいろんな工夫をしている模様です。

昨日の話でおもしろかったのは、部屋も楽器もエイジングするという話で、このスタジオも出来立てのときよりずいぶん鳴りがよくなったとか。特に、オーナーさんの知り合いが来る関係で、チェロとかの低音の響きはたいへんいい感じ…バイオリンの高音はいまいち、とか(^^;;

実際どうなのかわかりません。バイオリンも、それからウクレレとかも、とてもきれいに鳴っていたと思います。
スタジオにはグランドピアノもありますが、昨日は(無伴奏の会なので)しまわれていて、どう響くのかはわかりませんでした。ちょっと残念(^^;;

エイジングというのは、例えばスピーカーなんかだと、製造直後より、音楽をいろいろ鳴らして慣らしてやるといい音がしてくる、ということで実際起こることのようですが、

昨日はそのほかにも、チェロをグランドピアノの下に置きっぱなしにしておくと(そしてそのピアノを弾いていると)よく鳴るようになるとか(o_o)、
チェロのレッスンのときに「音が詰まってるね」といわれ、先生がその楽器を手にとり、ハーモニクスでいろいろと鳴らしてみてから返してくれたら実際弾きやすくなったとか、
いろんな話が出てました。

私も、洋銀製のフルートはあまり癖がつかないけれど、総銀製のフルートはその人の鳴らし癖がつくという話を提供させていただきました。前にこのブログに書いたと思うけど。

出た話は玉石混交(ひどいやつはここには書かないけどね)、事実から気のせいからオカルトからいろいろあったみたいだけど、でもやっぱりなんらかの「振動」を与えることで鳴り方が変わるというのは実際にあることのようです。そしたらスタジオだって、いい音楽をいっぱい聞かせてやれば成長するのかもしれない(!?)

私のバイオリンもね。レッスンにはずっと持って行ってないけれど、たまには持って行って先生に弾いてもらうといいことあるかもしれないよ。音の癖がつくまではいかなくても、あぁこういう音が出るんだっていうイメージを持って弾けば何か変わりそうだものね。あ、すでにエイジングの話ではない(笑)

ところでスタジオの響きについてのエイジングというのの実態は何なのかと考えてみると、まぁ強いていえば木の部分とかに振動による変化が起こるのかもしれないけれどもよくわからない。ただ、昨日の話を聞いていると、オーナーさんが細かく部屋の中に手を入れているようなので(置くものが増えたり、変に鳴る金属の振動を抑えるため砂を入れたり)、エイジングというより人為的な調整が一部関わっているのだろう。それと、ここでこんな音楽やあんな音楽が奏でられた…という実績、歴史といってもいいけれど、そういったことでも容易に気分は変わってくるかもね。

何がいいたいかというと、一部は物理的に説明がつき、一部はつかないのだろうけれども、エイジングの効果を信じているほうが、よい音楽(環境)を実際に育てるのではないかということである。愛なんだな。

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ウクレレからコントラバスまで無伴奏の会

2015年11月15日 | バイオリン
ピアノの場合、一人で演奏するのはわりと当たり前のことですが、バイオリンのほうは、「数を頼みに」演奏するのがもう当たり前みたいなもんで、人前で一人で弾くなんてのは今日が初めてです。

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それは、弾くのを避けてたからっていうよりは、純粋に弾ける曲がないからってのも大きいんだけれどね…

今日のはなにしろ「無伴奏オフ」ということでばっちり指定されてますので。なんでそんなハメになってしまったかというと、最初は、今度の「ばんたの」でやるバッハシンフォニア(三人がかり)でやろうとしてエントリーしたんだけれども、「無伴奏の趣旨からいって三人はNG」とのことでアウト(o_o)。それに加えてきーちゃんさんも都合が悪くなって…

詰んだorz

それで無理やり曲をひねり出して一人で弾いてきましたよ。
鳥の歌
バッハ無伴奏バイオリンのためのパルティータ第三番よりブーレジーグ

一人で弾いてると、自分の弾き方がよろけるとそのまま曲進行がよろけるので、
それがあんまりだとほんと聞いてる側にはわけわかんなくなっちゃうんですよね。
音程が狂ったり
リズムが狂ったりしてると
音楽全体が謎すぎる(^^;;

いわゆるバイオリンの「ソロ」と呼んでるものですらピアノ伴奏にがっちり支えられているんで…

ピアノでいうと「ミスタッチ」に当たる弾き間違えもてんこ盛りで、それをいちいち弾き直ししているところがウザイ演奏ですが、これ、弾き直ししないとほんと謎に満ちた進行になって曲として聞くことが余計つらいので、このような仕様でいってみました。もちろんいつもはアンサンブルなんでサクサク進行でいってるんですけどね。

というわけで、自分の演奏については、やっぱり初心者が無伴奏やるもんじゃないなという感想ですが、今日の会はほんとおもしろかったんです。すべてのエントリーが弦のひとり無伴奏で、小さい方はウクレレから大きいほうはコントラバスまで。

コントラバスで弾かれたのは、バイオリン教則本にも載ってて私も前ずいぶん熱心に練習したバッハのブーレです。もちろん元々はバイオリン曲ではなく無伴奏チェロですね。今日はチェロの演奏も聞けてコントラバスの演奏も聞けるというお得な会でした。

コントラバスでこの曲を弾くと、もう体力勝負的に弦の上を大移動です。
お腹の底から湧き上がる低音の響きを堪能しました。

そしてウクレレ。

ちっこい!! かわいい!! コンバスから比べるとおもちゃみたいな小ささですが、これが空音舎の天井高い空間に響くととてもきれいで、癒し系の響きになります。

それで、演奏されたのがバッハのシャコンヌ(o_o)

とても丁寧な演奏で、フレーズ感や和声感覚もすばらしく、みんな引き込まれて聞いていました。
弦をはじく楽器ですから、基本的にそんなに「音を伸ばす」ことに対応できないように思いますが、
はじき方や響かせ方でずいぶん多彩な表現ができるものらしいです(ビブラートもかかります)。

和音をいっぺんに鳴らすことはむしろバイオリンよりお手の物で、
音階的なところは難しそうでしたが、
多声的なところの音色の使い分けがとても巧みで、聞かせる演奏でした。

そして聞いてるのは全員が元々弦好きの人たちですから、
演奏が終わった瞬間、聞いてた人のほとんどの頭の中に
「ウクレレ買っちゃおうかしらん…」
ってのがよぎってました(断言)

そして、無伴奏いうとバッハくらいしか思いつかないんでみんなバッハ弾くことになる会かと思いましたがそんなことはなく、テレマンとかレーガーとかマーク・サマーとか…マーク・サマーさんというのはどなたか存じませんが、ご本人演奏がYouTubeで聞けるくらいの新しい方だそうです。空音舎のオーナーさんが弾いてた無伴奏チェロ曲でしたがそのかっこいいこと(Julie-O マーク・サマー本人演奏)。

あと、無伴奏チェロで弾く日本民謡というのがしみじみよかったのですが、これはなんとともやんさんの編曲で、楽譜も無料で公開されているとのこと。チェロ弾ける方いかがですか?? ピチカートで演奏される部分がお琴演奏みたいでこれまたいいんです。

というわけで、誰にも頼れない無伴奏ばっかりの会、でもみんなそうなんで(お互いさまともいう)温かく和やかな雰囲気で、上述の私の演奏でもたいへん広い心で拍手をいただきました。なんか癖になりそう。

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