アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

男と女の間には(出産予定日の話)

2015年11月14日 | 生活
…深くて暗い川がある。

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というわけで、「冥王星を殺したのは私です」(マイク・ブラウン)の中におもしろい話があったのでご紹介。

これ、もちろん天体発見ドラマの本なので、本筋には関係ない枝葉としてですが、著者の子どもが生まれるときの話が出てきます。

妊娠がわかると出産予定日を計算しますね。これ、まぁ推定というか概算ですし、赤ちゃんが準備でき次第なんかよさげなタイミングで出てくる(陣痛の始まり)ってことなんで多少の前後はあります。予定は未定にして決定にあらずってとこですね。

一週間早いとか、逆に一週間遅いとか、どっちもよくあることで、どちらも別に問題ないんですが(あんまり早すぎるのは困る。早産は肺が未熟だったりして高リスク)、待つ側としては、「それでいったいいつなのよ」ってのは気になります。

特に、初めての出産ならなおさら、先が見えないのでわくわくドキドキいらいら、あぁこの重いうっとおしいお腹から早く解放されたい。もちろん、二回目以降の出産の場合は、出てきてからのほうがずっと大変なことはわかってるんですけど(^^;;

さて、この著者の場合、新天体発見の公表などの日程とからみ、いつ生まれるのかは通常よりもっと気になっちゃう状況でした。

でもお医者さんは、いつ生まれるかについてはっきりしたことを言ってくれないでしょ…(当たり前)

ぴったり予定日に生まれる赤ん坊はどれだけいるのかと聞くと5%だと。
「じゃあ残りの半分が予定日前で、半分が予定日後?」
「あら、いつ生まれるかなんてわかりませんよ」
「そりゃそうでしょうが、統計を知りたかったもので」
「準備ができたら出てきますよ」

大勢の人の実際の記録から、統計を取ればすぐに分布がわかるのに、先生はそういうデータを教えてくれない(持っていないのか教える気がないのか)。

ところがこの著者は、統計的にとか数字でとか、そうやって世の中を見ることに慣れ切っているので、そういう状態にはまったく我慢がならなかった。

夫婦でディナーパーティーとかに出ると、彼が、医者や出産準備教室の先生について、科学的考察が足りない、なぜ数学を毛嫌いする? と批判し、度数分布は太っているか痩せているか、そのカーブは病院が違うと差があるのか、など熱弁をふるいはじめるので、妻はそれを嫌がり、かすかに怒りを湛えた目をして「お願いだから」とささやくのだった。

ちなみに、ディナーパーティーに来ているのはだいたいが科学者夫婦で、そしてほとんどの場合、夫が科学者で、妻はそうではない。

そうするとどうなるかというと、彼の度数分布語りが熱を帯びてくるとき、男性陣はこぞってその話に乗ってきて盛り上がり、自分なりに考えた統計などを披露しあう。一方、女性陣は揃ってあきれ顔になり「かわいそう。気持ちわかるわ」、妻のほうによってきて、「気分はどう」とか「よく眠れている?」とか聞いてくれるのだった。

ことほど左様に、男と女の間には、深くて暗い川があるのだけれど、これはそもそも「男女差」なのだろうか??

私たち夫婦も、よしぞうは理屈っぽく、私は感覚派だ。ところで私がこの件についてどう感じるかというと、
それは度数分布がどうなってるのかは知りたいけど(好奇心から)別に知らなくてもどうというほどのことではない。
なぜなら、カーブがどうなってるか知ったところで、結局自分の子がいつ生まれてくるかは確率的にしかわからないので、実用上の役には立たないから(決め打ちで休暇を取るとか)。
役に立つということでいえば、予定日から何日以降になったら分娩誘発するほうが安全であるというデータがあればまぁ役に立つけど(出産日の度数分布だけあってもわからない)。

…といったところだ。これは、別によしぞうの思うところと大きな違いはないので、この件について我々夫婦の間には深い川はない。

マイク・ブラウンさんも書いていたのだけれど、上記のような男女差というのは、この当時(マイクさんの第一子が生まれるころ)そうだったということなのだ。

「おもしろいことにここ数年は指導する大学院生の大半が女性だ。時代は否応なく変わっていく」「女子大学院生たちはやはり私の疑問の答えを知りたがっていて、一緒に熱弁を振るってくれそうな勢いだ。時代は否応なく変わっていく」

私とよしぞうの場合も、統計データの読み方とか利用方法について、大雑把にいって同じような教育や経験を経てきたから自然にこうなったということだろう。

男女差に見えたものも、教育や置かれる環境や世間の期待や…まぁいってみれば伝統? によって規定された部分があると、その伝統が崩れたときに胡散霧消していく。要するに生まれつきでなく社会的な性差ということだけれど、それなら社会的な性差を取り払えば(そんなことにもし成功すれば)性差はなくなるのかというとたぶんそんなことはないだろう。ただ今当たり前と見えている形とはかなり違う、あるいは小さなものになるかもしれない。

エンヤコラと船を漕ぐ…のも少し楽になったりしたらおもしろいよね。

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コンクールに向かう理由

2015年11月12日 | ピアノ
小林愛実さんのショパンコンクールを追った「情熱大陸」を見た。小林愛実さんがショパンコンクールに参戦すると聞いて最初に思ったのは、えー今更コンクールなの?? ということだったが…

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そもそも、プロの演奏家としてやっていけるということがどういうことかというと、
演奏会を開けば、チケットを買ってきてくれるお客さんがいる。継続的に。

ということに尽きるだろう。

そのためには、一度来てくれたお客さんが、
「よかったー。また来よう」
って思ってくれることが大事で、それには

演奏が素敵なこと(←もちろん)
人となりにも魅力があること
プログラムや会場の雰囲気など総合して、快適空間であること

とかが必要だ。

でも、それだけじゃない。

初めてその人のコンサートに足を運ぶお客さんは、何を目当てに来るのか…

要するに、演奏家としてのデビューはどうするのか?? ということ。

私のブログで、長期に渡り一番人気の記事は「対照的なバイオリニスト-諏訪内晶子と五嶋みどり」なんだけど、この二人はデビューのきっかけも対照的だ。

諏訪内晶子はコンクール路線、
五嶋みどりは神童路線?

五嶋みどりはコンクールなしにデビューして、演奏そのものでキャリアを築いてきた。

なんとか音大卒とか、なんとかコンクール入賞とか、別にそういう資格職じゃないからね。プロの演奏家。

その人の演奏を聞きたいって人がたくさんになったら、もうコンクールなんていらないよね?

そう考えると、小林愛実さんはもう神童路線で…いや、コンクール実績も売るほどあるけど、とにかくもう大舞台での演奏をして多くの人に聞いてもらえるポジションを掴んでいたんだから、あとはその演奏の魅力だけでやっていけるわけだ。

もちろん自動的に演奏家としての人生が開けているわけではなくて、研鑽を積んで大人としての演奏を磨いていかなくてはいけないだろうけど、別に今更「箔」とかが必要なわけじゃないよね。

というのが疑問だったのだけれど。

ショパンコンクールは前々からの目標かなんかでストレートにそこに向かってきたのかと思ったら、三年前だかにコンクールで三位になるという「初めての挫折(!)」のあと、立ち直ろうとする流れでショパコンだったのですね。びっくり。

もうピアノをやめるかも、くらいに本人的には悩んでいて、でもショパンがあったから続けて来れた、というような、前進する支え。
結果としては思うように行かなかったのだろうけど、悩みは少しは晴れたのかしら。

ピアノ演奏なんて絶対的な一本の物差しというものはないのだから、
そして物差しなんか関係ないほど世界の中でただ一人、小林愛実がぶっちぎりのレベルにあるということはいくらなんでもないのだから、
コンクールで一位を取りつづけないと挫折なんだったらそりゃ、
挫折することは必然だ。

「絶対落ちないような演奏をしないといけないの。絶対落とせないような演奏をすれば落とせないでしょ?」
と愛実さんはいっていたけれど。

そんなものはないし、いらないよね??
ファンがいればいいのであって、全世界に賛成してもらう必要はないもの。それがプロの演奏家だと、思うんだけどねぇ。

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弾きたい曲がいくらでもあるのは幸せなこと。

2015年11月10日 | ピアノ
オールアルカンのコンサートのとき、楽譜真っ黒系の超絶技巧演奏「交響曲」で盛り上がって終わり、さてお客さんたちも満足そうな、というのももちろんだけど、「アンコール何弾いてくれるかな~」的拍手の中…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←いい曲ありすぎて困っちゃうよ。

なんとなく、「ここは定番の展開でアンコール曲は緩と急の小品二曲、さっと会場明るくして切り上げてサイン会だな」という気がしたところ、

ほんとにそうだった(^^;;

それでね。「緩」のほう、アンコール一曲目が、歌曲集の「楽器の声」だったんですよ。これはうれしかった~

「今年の一曲」はアルカンのバルカローレだけど、この曲も私が持ってる楽譜「アルカン・ピアノ曲集1」に載ってて、これはよさげな曲だなと思ってポストイットでぴらぴらしておいたものなので…

おー実際に聞いてみるといいねいいねコレ、来年早速やろうかね。

一生のうちに弾いてみたい曲というならこれはもう、100歳まで健康でも弾ききれないほどあるのは明白で、
多すぎて困っちゃう、
いやこれはうれしい悲鳴ですよね。

弾きたい曲が具体的に思い浮かぶというのは、決して当たり前のことではなくて、これまでピアノ曲に触れてきた時間が支えてくれている、いわば財産であることは先日「弦の中で感じるアウェイ感」で書いたとおりです。

ということで幸いなことに、この「財産」はありすぎて我が家の棚をめっちゃ占拠しておりますが、その中で特に「これ」という曲。つまり近々ほんとに弾こうとしている曲というのはある程度限られます。

条件は
・好きの中でも特に好きであること
・今の技量で弾いてもそれなりに楽しめること
の二つです。

特に二つ目の条件は重要、かつ微妙です。

私の場合、「エリーゼで中断組」の常として「お指がてきぱき動かない」という制限があるため、技量からいって適切な、背伸びしない曲、人前で堂々と弾けるくらい仕上がる曲というととても狭い範囲になります。

けれども実力オーバーの曲でも、一生のうちどうしてもいつかやりたい曲であれば、
「これからの人生今が一番若いんだから」
今挑戦すべきだというのが私のポリシーです。

跳ね返されたらまた機会を見てチャレンジすればよく、だいたい、一度目よりは二度目、二度目よりは三度目、回を重ねたほうが深いところまで分け入って行けるものです。

だから、「好き」度合いがとてもとても高い場合は、難度が高すぎでも、いつやるの、今でしょう、と思っています。

もっとも、いくらでも難しくていいというわけではなくて、現実問題、あまりに遠すぎてチャレンジ期間が楽しめないようじゃ意味がないので、いくら好きでも限界はあります。

あと、自分としては音を並べる(並べたといえない程度で、頭の中で音をつなげてでも)だけでもウットリの、大好きな曲であっても、あまり「弾けてない」と、発表会でなく練習会にかけるのすらはばかられるということになるでしょう。そうするとちょっとそれはそれでつまらない…

ということは、いくら欲張っても、ショパンの舟歌とか、ペトリューシカとか、メフィスト・ワルツとかはリストに載って来ないということになります。

そんなこんなでこの条件はとても厳しくて複雑なものなのですが、それをくぐり抜けて選に残る曲だけでもたくさんあるというのがほんとうにありがたいことです。

今は、以下のような曲がリストの上のほうに載っています。来年、手をつけることができるでしょうか?
・アルカン 楽器の声
・モーツァルト ピアノソナタK282
・チャイコフスキー 四季より六月
・ショパン ノクターン18番
・グラナドス スペイン舞曲集よりサルダーナ
・フォーレ ノクターン1番
・ブラームス 三つの間奏曲

(このリストは、結構競争が激しいので、入れ替わりが頻繁です)

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2015年、この一曲といえば

2015年11月09日 | ピアノ
このブログをご覧になっている方ならご想像つくと思いますが、

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はっきりいって、今あまりの時間貧乏で首が回らない状態ですorz

ピアノはわりと弾いていますが、弾いているのがほぼラフマ二台のみで、これが終わるのは11月末。そして、おゆき先生のおうちでやる発表会が12/13となるとこれは新しい曲をやるというわけにいきません。

こういうときにはリサイクル曲。なんとなくですが一年の締めくくりとして、今年の「この一曲」というのは何かと考えてみますと、私としては断然、アルカンのバルカローレです。三月のイロモノ(ぱちもん)オフで弾いた曲ですね。

弾いた曲はすべて好きな曲ですから、どれもそれなりに印象深くはあるのですが、「(聞くのが)好きなわりに(弾くのは)うまくいかなかった曲」とか「難しすぎるので弾けないところ残りの曲」とかいろいろあるわけで、今年私はこの曲を弾きましたといえる曲は何かといえばやはり。

ということで、昨日のレッスンにはこれを持っていきました。幸い、おゆき先生はリサイクル曲ウェルカムで…というか本音のところ、私があまりにもとっかえひっかえいろんな曲に手をつけていく現状はよくないと考えていて、一曲を長く弾いていることができないならせめて日をおいてまた触れてみるのがよいと思っているようです。

アルカンのバルカローレであっても、最近練習していないのはブラームスその他と同じですが、私がこの曲と相性いいなと思うのは、日をおいたときの劣化が(比較的)少ないことです。ほかの曲は、しばーらく弾いてなかったら、あれこれハラホロヒレハレになっちゃって、いきなり弾こうとしたら、まともに音が並びません。たとえば一週間に必死で練習したら、あらかた思い出すでしょうし、もちろん初めての曲とは全然違いますけど。

この曲だと、事前準備なくレッスンに行って、やばい弾く暇なかったと内心焦りながら、おゆき先生の前でちょっと変な緊張をしながら弾いても、だいたい音が並びました。ほかの曲ではありえないことです。よほど好きというか合うんですね、この曲が。

それで、かなり丁寧にみてもらうことができました。主に、前に「音の方向性(太田胃散の場合)」という記事で書いた、上拍・下拍のところ(結局のところ、曲が変わっても問題点は変わりません-笑)。手をどう使って弾くか、弾きにくいところは何が問題で、どうすれば解決するのか。

突き詰めていえば、肝心なところでドスンといっちゃってすべてを残念にしないためにはどうしたらいいかってことですけど、

これがいつでも難しいんです。ちゃかちゃかがちゃがちゃした曲ならガツンといってもわりと目立たないことがあるかもしれませんが、バルカローレ系の曲は「どしん」といけばすぐ、「あちゃー」ってなります(^^;;

けど、「ちゃかちゃかがちゃがちゃした曲」だとそれはそれで弾けない(指が動かない)のだから、素敵な曲を素敵に弾く目があるとすればやっぱりこっち。いつでも丁寧に弾けるようにしていく道しかないですね。

おゆき先生のレッスンを受けるといつも思うのですが、楽譜に書いてあるとおりのこと、やるべきことをやるというだけでも気を付けることは山ほどあって、まぁ山ほどありすぎてとても全部はできないんだけれども(テクニックも練習時間も根性もないから)、優先順位つけて大事なところからなんとかしていくだけでもずいぶんいい感じの演奏になるし、その中に「その人なりの表現」というのも必然的に入ってくるということ。

「何を想像して弾くか」という、妄想(?)をまず求められて窮していたころの自分にメッセージを届けられるとしたら、「その路線じゃなくてもやれることあるから」といってあげたいです。

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二台ピアノの一台分を人前で弾く

2015年11月08日 | ピアノ
昨日は練習会がありましたが、なにしろここんとこ、ご存知のとおりラフマ二台しか練習してませんし

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というわけで素直に(?)ラフマ二台の一台分を弾いてきました。

「意味わかんないと思うけど想像して聞いてね(←え)」

乱暴な話ですが、比較的この二台ピアノは、1stだけでも音が多くて、わりと曲の進行がわかりますので、独立した曲として聞いてもまぁなんとなく大雑把にそんな感じと聞ける、といってくれた人もいました。

それと、なにぶん(^^;; マニアな人たちですので、ラフマ二台を弾いたことがある、もしくは聴きこんだことがあるかでほんとうに二台分を想像しながら聞いてくださった人もいたようです。

二台ピアノを一台分だけ弾いてみて思ったのですが、

先生と合わせているときは、先生の音が分厚く響きを支えているので
・めちゃゆっくり弾いても間抜けに聞こえない
・片手落ちて片手しか弾いてないのが続いても目立たない(笑)
・めりはりついてない演奏をしても、先生の音でめりはりがつく(^^;;
・自分の音があまり聞こえない
という状況です。

一人で弾くとなると断然違いますね。

二台を前提にして練習していたのがいかにいい加減だったか気づきました。

たとえばペダルとか放置してたんですよね。でも一人で弾くなら、さすがに考えて踏まないとダサい響きがもろわかりです。

弾けないところは音を減らしてたのですが、一人で弾くとなるとマヌケです。

もちろん、ふだんの練習は一人ですが、
人前に出るときは二台
という前提で弾いていたからいろいろとテキトーだったという自分の発想に気づきました。

先生と合わせたときのテンポはほんとうーにゆっくりなのですが
そのテンポだとさすがに聞くほうがつらいと思うので、

昨日はちょっと速めに弾きました。それと、片手だけになってずっと進行させるわけにもいかないので、いちおう音を出してから先へ進むということを考えると、つっかえる、弾き直すということナシに弾くことができません。私の場合。

でもそうやって、ちょっと緊張して、ちょっと速めに、全部の音を出す前提で弾いてみて、今まだ怪しいところというのがはっきりしたので、まだもう少し時間がありますから重点的に練習してみようと思います。

おもしろい体験でした。

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