アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

イタリアンなラーメンとベヒシュタインの顛末。

2015年12月13日 | ピアノ
先日、汐留ベヒシュタインサロンのオールスクリャービンを聞きに行ったとき、コンサート前に食べたのは、

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生ハムフロマージュラーメン

だったわけですが、熱でとろとろになりかかったチーズと長ネギのからみがなんともこれ(*^-^*)、それと生ハムの塩味ね。ラーメンもおいしかったんですけど、オマケ(?)でつけてくれた白ワインがまたこれ、とてもおいしくて、いいねいいね、と(きーちゃんさんと私にグラス一杯ずつもらったんですけど、きーちゃんさんがほとんど飲まないんで私が残りすべておいしくいただきました)。

張り紙にあった忘年会コースのメニューを見ると、「8名様から貸切可」とあって…

8名ならすぐ集められんじゃね!? 貸切したい~

となったのでした。

そして、コンサートですが、こんどはそこで、試弾キャンペーンみたいなチラシをもらったわけです。

そしたら、きーちゃんさんがもらったチラシと私がもらったチラシで二枚あるから
「二時間続きでスタジオ取って」
「そのあとはイタリアン貸切の忘年会!!」

という電撃企画案が浮上しました。

しかし、きーちゃんさんと私とスタジオと店の空きをすべて合わせるのが困難を極め、
木曜日ってなんかびみょー

来たくてもこられない人もけっこういた…(あたりまえ)

けど結果的には、前半のスタジオパート4名、後半のイタリアンパート9名という理想的な構成で集まれました。

スタジオにはグランド二台…でもベヒじゃなくてホフマンだった
私が買うのよりはもっちょと高いグランドです。
せっかく二台あるので両方弾きくらべてみましたところ、これが同じシリーズとは思えないくらいけっこう違う。
おもしろいけど、でも「連れて帰りたいような」コじゃなかった。

ま、ともかく、四人で二時間ですから時間も計らずだらだらと交代しながら弾きました。

きーちゃんさん練習中のインベンションは片手ずつ分担で弾いてみたり、
くさぴあさんの鋭いアドバイスが炸裂したり、
ばっかいず世話係さんのラストエンペラーがかっこよかったり、

なんかいろいろ発見のある和みの時間でした。

私は、楽器の声、アルカンのバルカローレ、ショパンマズルカOp. 17, No. 4、フォーレノク4を弾きました。

マズルカはショパコンで聞いてて気に入った曲で、ろくに練習できてませんが、でもきーちゃんさんとばっかいず世話係さんはとてもほめてくれたんです。くさぴあさんはまだ到着してなかったので…まぁくさぴあさんがいたらほめなかっただろうけど…だって、ばっかいず世話係さんがいったように「でもマズルカだと思わなかったわ!!」(笑)

はい、マズルカのノリがわかりません(^^;;

それで、イタリアンのほうはメンバー厳選の9人で、貸切だととてもしゃべりやすくて最高でした。

サービスもとてもよかったしコースもおいしかった。あ、ふつうにイタリアンのコースで、ラーメンじゃありません。それがね、店内張り紙には「イノッテリア」って書いてあって、でもそれでぐぐっても店は出てこないの。Webに載ってる店名は「ドゥエ イタリアン シオサイト」で、でもそれで見るとどうみてもラーメンやです。一階がラーメンやで二階がこっそりイタリアン?? 謎だ
#あっ、店できいてみりゃよかった

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「パリ左岸のピアノ工房」に見るピアノとの出会い

2015年12月10日 | ピアノ
本はよく読むほうだと思うけど、大人になってからは実用書系が多くてあまり「味」のあるような読書は少ない。

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でもこれは愛読書という一冊を挙げるならば自信を持ってこれ:
「パリ左岸のピアノ工房」(T.E.カーハート)

これは、大人再開ピアノの彼がピアノ工房、ピアノ、先生に巡り合って音楽のある生活に没頭していく様子がしみじみ書かれていて、もう本のどこもかしこもピアノ愛の共感に溢れていて幸せな気持ちになる。

けれど、この本を読んでいて唯一、心にひっかかることといえば…そう、
カーハートさんは本の前半部分でまず、グラピを手に入れているのだ!!

あーなんかうらやましー
(心の狭い私)
…そういう妬みがちょっとね(笑)

しかし今や私もグランドピアノ購入を決めた人なので(^^)
(納品は14日の予定です!! もうスグ!!)

そこで、新たな気持ちで読み返しにかかりました。

カーハートさんは、中古ピアノを仕入れては修理・調整して売っているというピアノ工房に出入りするようになるんです。ま、その状態になるまではけっこうたいへんだったのですが(パリのやや閉鎖的な商売風土の中で)。

ピアノ工房に出入りできるようになったら、いろんな個性的なピアノ(ヤマハが席巻している日本とは違うからほんとバラバラ)を試弾できるわけで、これはものすごく素晴らしい環境ですが、カーハートさんの場合、試弾の結果、「私はこれがいい」と選んだということではないんです。

工房オーナー(職人)が、「あんたにぴったりのピアノがちょうど来たところなんだ。ちょっと見てくれ」といってきたピアノが、ほんとに運命のピアノだったと、そういう成り行きでした。

カーハートさんちは、狭いし、駆け出しのライターだったもんでお金も限られているし、本人のイメージは「小型のアップライトピアノで、黒いラッカー塗装に多少の疵はあるものの、アクションは完璧で、奇跡的なくらい安いピアノ」だったんだけれども…

紹介されたピアノは、なんとグランド。ウィーンのシュティングル社製(今は亡き)の「オーストリアのピアノ製造史では非常にいい時代」に作られたものだという。

初めは、グランドを買うつもりはまったくない(買えない)と抵抗していた彼だったが、「かわいらしいサイズ(グランドとして小さいだけで、実際はでかいけど)や美しい細部を見ているうちに、わたしの頭にひとつの言葉が浮かんだ。初めは否定してみたが、それでもしつこく頭から消えなかったのは『けなげ』という言葉だった。」←既にめっちゃやられてる状態

そして弾いてみると、「音が鳴り響いたとたんに、思いがけないことに、背筋がぞくぞくした。鍵盤のタッチはなめらかで、いい感触だったが、キーを動かすのにちょっと力が必要だった。(略)そのくせ、そうやって生み出される音は非常に豊かで、柔らかかった。つまり、不思議な、驚くべきことだったが、逞しさと繊細さがひとつになっていたのである。」←もうカタにはめられてるといってもいい状態

このように、スペースについても、値段についても、当初の予定とは大幅に異なる無理をしながらも購入し、にもかかわらずとてもこの買い物に非常に満足しているという(そしてマイピアノのある音楽ライフの始まり)まぁありがちな話なのだが。

私がシンメルとであったときとの相似形を感じて、思わず笑ってしまう。もっとも、私の場合は自分で弾いて「おぉこれは」と思ったんだけれど、中古ピアノの修理・販売を生業とする人ならば、ある人となんどかしゃべったり、その人が試弾している様子を観察するだけで、ぴったりのピアノが見分けられるものなのだろうか??

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知ることで、自由に弾けるようになる。

2015年12月09日 | ピアノ
「井上直幸ピアノ奏法」というDVDを持っているのですが、日常生活の中で落ち着いてDVDを鑑賞するような時間も滅多にないので(あったらピアノ弾くよね)、何年もしまったままになっていました。

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それを思い出して、ものすごくしばらくぶりに見てみると:

「結局は好きに弾かなければいけないんだけれども。そうでないと何も楽しくないから。
でも、当時の人たちが思っていたこと、楽譜の見方を知らないと好きに弾くといっても真実からかけ離れてしまう。
「様式感」を覚えることで自由になる。」
(元がゆったりしたしゃべり口調なので正確な引用ではありません)

というようなことを言っていて、そのことが、数年前よりずっと素直に腑に落ちたのです。

* * *

大人再開ピアノをヤマハで習っていたとき、その先生は私に、もっと自由にピアノを弾いてもらおうと腐心していました。「どう弾きたいか、まずは好きに弾いてみて? それが音楽としておかしいときはちゃんと言うから」というような。

でも、私のほうはといえば、どう弾きたいかといわれてもさっぱり浮かばず、相変わらず「音並べりゃそれでいいよね」的なつまんない弾き方をしていました。先生の説明によれば、「どう弾きたいか」が生まれる元は、「妄想」(?)「イメージ」であるようだったのですが。

私は「妄想」が下手で(笑)、だもんで「好きに弾く」にも材料がなくて途方に暮れていたわけです。

その先生が日本の音大にいたときに教わっていた先生というのは、かっちりと「どう弾くべきか」を教える(教えすぎる)先生で、それがトラウマになっているので、自分はそういう、弾き方を押し付けるようなレッスンがしたくないのだとも言っていました。つまり、その音大の先生は、「結局は好きに弾かなければいけないんだけれども」の部分がない人だったのかな? 少なくとも、教える場面では。

結局、日本の音大を出たあとにリスト音楽院に留学して、そこではじけて「自由に弾く」ようになったそうなのですが。それでも「水もの(ラヴェルの水の戯れのような)」がトラウマで、今でもその類の曲は弾きたくないんだとか。

確かに、私も一度その日本の音大の先生のコンサートを聞きに行ったのですが、ベヒシュタインのグランドで、たいへん繊細で親密な音空間を作っていて、津田ホールでも広すぎる、もっとこじんまりしたサロンで聞きたいような演奏でした。とりわけ小さく弾くときの美しさ、音色の多彩さには自信を持っている様子。

一方、私が習っていた先生は、「いくら大きな音で弾いてもきたない音にならない自信がある」そうで、ショパンのポロネーズとか、カプースチンとか、派手に「滞空時間長め」の演奏をしていました。

どっちもうまいんだけどねぇ。「こう弾く」という具体的なことに関しては、そりゃ合わないでしょう。

適度に(?)教えるのって難しいのかもしれませんね。

おゆき先生には最初から「妄想が苦手だ」ということをお話ししたところ、「アンダンテさんは妄想しなくていいです」といってもらって(^^;;

守らなければいけない部分とか楽譜の読み方とかを「是非モノ」の部分から要領よく教えてもらっているわけですが、不良生徒なので月イチしかいかなくて亀の歩みだけど、気が付いたらだいぶいろいろなことを「知って」そしてその結果、妄想はしなくても「こう弾きたい」と思うことが増えるようになりました。

でも、あらためて振り返ると、ヤマハの先生も、かなり良い先生だったので、教えてくれていた内容はちゃんとひとつひとつ具体的な、必要なことで、間違っていなかったし、それはおゆき先生から習っていることとかなり共通しているような気もするんですよね…。ただ、性急に「妄想」を迫って私にビビられてた(抵抗されてた)だけで。

教える、教わるということはずいぶん複雑微妙なものだと思います。受け取る側の準備ができていないと、がんばって教えてもちっとも入って行かないし。まったく同じDVDを見ても(生身の人間じゃないんだから、言うことは逐一同じなのに)、数年前と今じゃ受け取り方が違うように。

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ファツィオリの表現力にビビる

2015年12月07日 | ピアノ
今日は午前半休を取って、くさぴあさん主催のファツィオリ体験会(って名前じゃなかったと思うが)へ。

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そういえば私がグラピ買うとかいったら紫游さんが「ファツィオリとか買ってほしいなぁ」などと書いていましたが(^^;;
さすがにファツィオリはそんじょそこらで持ってないよね??
ホールでもほとんど見かけませんが…

私は一度だけ弾いたことがあるんです。もうずいぶん前の話になりますが、ヤマハ教室でピアノを習っていたころ、めずらしく大人だけの発表会が仙川のホールであって、そこのピアノがファツィオリでした。
#このホールは今、なくなっちゃってるらしいですね

ただ、ヤマハでやる発表会って、まったくリハとかなくいきなり人前で本番でしょ。てんぱって一回、曲を弾いただけなので、どんなピアノかあんまりわからなかったです。弾きやすかったような気はするかな。

あぁホールから全員出ていって好きに弾かせてくれよ…

と思ったりしたわけですが(笑)

その、夢の実現

今日は、からっぽのホールにファツィオリが「でん」とあって、どうぞ好きに弾いてって会。


そりゃ万難を排して行くでしょ。

ちゃんと弾けそうな曲がないのが難点ですが、とりあえず「楽器の声」を弾いて、それから絶賛譜読み中のフォーレノク4、そして残り時間でアルカンバルカローレの冒頭だけ弾きました。

実はその、仙川のホールで弾いた曲がフォーレノク4だったんです…

時は流れて、そのノク4に再チャレンジしようってときに、再びファツィオリに触れるってんだから面白いよね。

っていうか、この会までに練習しとこうと思ったんです。でもちょっと間に合わなくて。
まぁ弾いてみたんだけどね。そしたら、
昨日の彩りピアノでは、下手なりにまぁまぁ音が並んだというか、要するにおうちで落ち着いて弾いた状態と変わらないくらいに弾いてたんですが、

ファツィオリで弾いたら、ちょんと弾くだけであまりに朗々と歌われてしまって、ビビッてカミカミになってしまいました。ふつうに弾いただけで深みのあるいい音が美しく響き、弾き方を変えるとまた多彩に響きが変わります。音の表面に、凝ったテクスチャーがあるような、そんな感じで、そのビロードの手触りが、もう夢心地の気持ちよさなんです。あたしってこんなふうにピアノ弾けたっけと思ったらなんか、ちょっと気持ちがふわふわになってしまいます。

響きの中に身をおいているとそれはそれは幸せで、でもうっかりするとそれに聞き入りすぎ、耽溺してしまって、ノリとバランスのよい演奏がしにくくなるような感じもあります(元々ノリ悪いじゃん、というツッコミはおいとくとして)。

自分の持ち時間が終わってから、ホールの広々した空間のど真ん中で、ほかの人の演奏を聞いていると、音の広がりがほんとうに素晴らしく、この空間に満たされた音また音のすべてを独り占めしているという万能感に囚われるのでした。世界征服したような気持ちというか(ま、実際に世界征服したことがないのでわかりませんが)

なんか別格のピアノだなぁと思いました。今日の場合はホールの音響とセットにしての感想ですが。

毎日、ファツィオリで練習している人は(あんまりいないと思いますが)どんなふうになるのでしょうね? そしてほかの有象無象の(^^;; ピアノを弾くとどんな感じがするでしょうか。


え?? あ、別に浮気じゃありませんよ。おうちに連れてくるのは、やっぱりあのシンメルくんがいいと思います。私に合うピアノです。

(今日、せっかく午前半休を取ったので、振り込みをしました!!)

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(今回もイラストはまたろう)
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現場合わせのマ・メール・ロア

2015年12月06日 | ピアノ
「アンダンテさん、何曲目やります?」
「全部!! 行けるとこまでいくよっ♪」

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←気分を変えてアンサンブルはいかが??

今日は、彩りピアノの会でした。なにせ先週、ラフマ二台をやったところで、弾く曲とてないわけなんですが、この窮状を救うべく(?)anさんから有難いご提案が。

「マ・メール・ロアの連弾しましょう」
ちょうど、わりと最近の発表会でやったところだそうで、ラッキーなことにanさんの担当は2nd。

一方私は、二十歳くらいのときに(誰っ!? それが何年前か計算してる人)弾いたことあるんですけど、それが1stだったわけね。そのころといえばフルートがメインで、ピアノなんて弾けもしなかったんだけれどなぜマ・メール・ロアを弾くことになったのかは不明。相方は超~ピアノうまい男子で、演奏そのものは崩壊しないで無難に行った記憶があります。

あんな手が接近して重なり合う曲なのにロマンスは生まれなかった。それはそれとして。

若いころにやったことって、案外どっか(脊髄反射で)覚えてるものです。

近年やった曲なんて、しばらくぶりに弾こうとしたらばキレーイに忘れちゃってて譜読みのし直し、まぁまっさらよりは多少早いかなくらいのことなんですけど、マ・メール・ロアはなんかわりと覚えてるのね。

というわけで、ここ一週間、フォーレのノク4の譜読みしかしてない状況で、しかもanさんとは初合わせで、ぶっつけ連弾の始まりです。

第一曲「眠りの森の美女のパヴァーヌ」はちょっと硬かったけれど無難な感じで合わせられて、これはイケル!!
どうイケルかというと、anさんの2ndは安定していて合わせがヨミやすいのです。

第二曲「おやゆび小僧」は同じくゆっくり系。anさんに「テンポどのくらいでいきますか」と聞かれ、甘く見て「この曲は好きなように設定してもらっていいよ」と大風呂敷を広げたところ、弾き出し案外速くて(笑)いったん止めて、「ゴメン…もちょっと遅く」。ま、そんな感じで出だしちょっともたついたけど…
第一曲よりははるかにややこしい曲ですが、お互い、初合わせとはいえ、曲はよく頭に入ってるので変拍子が来ようが、相手がミスして多少落ちようが、何事もなかったように弾き続けて、おーーわりときれいだった。

そして次…第三曲「女王の陶器人形レドロネット」。「これは速いと弾けません」とあらかじめ宣言してゆっくりめのスタート。でもこの曲の落とし穴は、ちゃかちゃかしたところをいったん過ぎると、2ndが一人になってえんえんとスローなパートが来るんです。そこで調子こかれてスピードアップされると1stが合流で死亡するという段取りになっているのですが、anさんはゆっくりめのスピードを盤石に守り続けて、安定感のある受け渡しをしてくれました。こっちは指が回ってないので危ないところもありましたが…

一人が落ちてももう一人が弾いてれば「ライフ」はつながってる!? みたいな感じで(^^;;

音楽を止めずにゴールイン、なんかかっこよかった!! 「わー、いったいった!!」勝手に盛り上がる二人。

第四曲「美女と野獣の対話」はがぜんノッてきました。ちゃんと息を合わせて「アンサンブル」ができて
「調子上がってきた!!」「今のよかった!!」わーいわーい

…聞いてる人も、もぅ、合ってるとか合ってないとか、正しく弾いたかどうかとかいうことじゃなくて、なんか楽しそうなことしてるなーいーなーみたいな感じで。

第五曲「妖精の園」は最後のグリッサンドの嵐のところが問題。楽譜を見ながら弾くということが不可能なので、電車の中で「回数」だけは数えてきたものの、「アレッ、ここだっけ!?」どうも途中で、オクターブ間違えたりしたみたい。そこまで重なるはずじゃないんだが、というようなアクシデントはあったけど。まぁまぁまぁ…

連弾、たのしーー(^-^)(^-^)

これまで、合わせ練習ができないからということで、こういう練習会で連弾したことなかったけど。こんないい手があったなんて!! 完全に初見で誰かにお願いするんだとさすがに制約ありすぎだけど、あらかじめ曲だけは決めておいて、現場合わせ。この手でいけば、

ピアノも、もっとアンサンブル!!

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