アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

アンサンブルしやすい楽器

2019年08月14日 | ピアノ
先日、ラプソディー・イン・ブルーを現場合わせアンサンブルして思ったこと…

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鍵盤ハーモニカ最高!! 遊べる!!

ピアノって、アンサンブルしにくい要因がいくつかあって、
まず、楽器がでかい!!
大勢で集まってアンサンブルをするのはそもそも物理的に無理。

ピアノ5台でアンサンブルするグループ(ファイブ・ブラウンズ)とかあるけどこりゃ例外的。
ピアノ1台で四人とかいうのはたまにやるけどぎゅうぎゅうになる(^^;;
ピアノ2台はまぁまぁよくやるけど、それでも距離があるから合わせるのはけっこう難しい。

持ち運びができないから場所の制約が大きい。ウクレレの人たちは二次会会場でも(貸し切りなら)さっと遊べていいよね。

それだけではなくて…

ピアノって、音数が多いでしょ。ふつうの演奏スタイルを考えれば。
それだと、耳コピとか初見とかできないわけですよ。私の場合。

あらかじめ楽譜があって、がっつり練習しておけるのでなくては弾けないわけです。
その場で思いついて、というのは…

もちろん、単旋律でよきゃピアノでも弾けるといえないことはないですがね。それは音的に寂しい。

単旋律の演奏だったら断然、鍵盤ハーモニカとかバイオリンのほうが楽しいですね。ニュアンス付け放題。
いったん始まった音を膨らませることもできるし、
ビブラートもかけられるし。

鍵盤ハーモニカもバイオリンもリコーダーも、
そんなこんなで「アンサンブルしやすい楽器」ではあるんだけど、
その中であえていえば、
鍵盤ハーモニカってかなりの優れもの。

バイオリンより持ち運びしやすい。気軽(バイオリンは壊れやすいから気を遣う)。
音程を自力で作らなくてよい(^^;;
演奏に関してはピアノと親和性が高いから練習があんまりいらない。

難をいえば、音域が狭くて、音色がいまいちなのね。
(私の持ってるのは、子どもが小学校で買わされたやつだから)

大人用の鍵盤ハーモニカを買えば、この欠点はかなり解消される(←突然の誘惑)。

今、鍵盤ハーモニカ用の楽譜は「ラプソディー・イン・ブルー」しか持ってないけど、
何かおもしろそうな楽譜を仕入れておくか…

そう思って、ポチりました。
マサさんの これぞ! 鍵盤ハーモニカ 発表会で楽しむソロ&アンサンブル曲集【模範演奏&ピアノ伴奏CD付】

何曲か試してみて、気に入ればほんとに大人用の鍵盤ハーモニカ買う、のもある、かも。

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自由なバッハ

2019年08月13日 | ピアノ
先日書いた記事「バッハ弾くとき、どんなこと考えてる?」に対してけっこういろんなコメントをいただいて(Mixi含む)…

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・抽象的な何かが上がったり下がったり(ディズニーのファンタジア的に)
・フーガのテーマは、ファンファーレ、牧歌、いろいろな舞曲、コラール、その他さまざまなキャラクターがあって、呼応し合うので、ドラマや物語、情景など自然に思いうかびます。
・漠然と色とか光とか
・喜怒哀楽、痛み、光、影、闇、静、昂、広がり、安らぎ
・宗教的シーンからドラマのシーンまで

具体的なドラマや物語を思い浮かべている人もいて、ほんと人それぞれだなと。

いろんなものを乗っけてなんとかなっちゃうのがバッハですね。すごいな。

私は当初の予定どおり「上がったり下がったり」イメージで弾いたんですけど、
それこそディズニーのファンタジアばりに万華鏡が動く映像が舞台に流れていたので、
シンクロしたりしなかったりが、気にしないようにしても気になっちゃって、
自分を保つのに必死というか、

それでも大きく止まっちゃったバーバーと違ってバッハのほうはなんとかまともに弾いたつもりだったんですけど、
なんか録音聞き直してみたら気に入らなかった。

プレリュードからフーガに入るときに、うっかり予定よりかなり遅いテンポで弾き始めてしまってどうしようと思ったのですが、
テンポ自体はそれが特に問題というふうでもなく、
そのテンポでもあぁこういう曲よねと思えてしまうというか、
弾いてるときは楽しかったです。
でも録音聞くとなんか(思ってたのと)違う…

正解のテンポというのが一意に定まるわけじゃないにしても、あまり予定と違うのもちぐはぐしてしまうのかもしれません。

そんなこんなで、本番録音をアップするのは断念して、
今回は録音練習@めるちゃんを貼っておきます。

バーバー/ノクターン op.33
バッハ/平均律クラヴィーア曲集第1巻第10番 BWV855

そういえば、バッハっていったらいわゆる「クラシック曲」のいちばん古いところらへんで、
一方、バーバーといったら、いちばん新しいところらへんなんだけど、
なんとなくしっくりくるでしょ? この組み合わせ…

バッハの平均律って、いろんな弾き方を許容しているような(ずいぶん違う弾き方をされても「これもありかな?」と思えてしまう)ところがとてもおもしろいと思います。あれこれ理屈を言う人は多くて、私の場合、そのほとんどを知らないで弾いてるからほかの人がどう思っているかわからないんだけれど、まぁわからないからって

「バッハ人前で弾くの怖い」

とビクビクして一生を終わるのもつまんないかなと、
今回、平均律デビュー(笑)してついでに人前で弾いてしまったのもこれはこれでよいかと思っています。

とにかく間違いなくいえることは、聞くだけより弾いてみたほうが断然楽しい。ってこと。
平均律のコレを選んだのは、オラフソンのCD聞いて気に入ったからだけど、弾くとなるとまぁ諸々違い過ぎるので「オラフソンの弾き方」を真似するということはできず、できる範囲であれこれやってるうちに流れ流れて(笑)ぜんぜん似つかないものになったんだけど、それでもこれはこれで楽しかった(^^;;

弾きようによっては、そして聞きようによっては、あれ? こんな魅力あったっけ…ってのがバッハの懐の深さだよね。まさにカレイドスコープ。妙に新しい響きに聞こえることもあって、そんなところもバーバーとセットでしっくり(個人の意見です)。

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《星座スピンオフ》真夏の午後に降る星は…

2019年08月12日 | ピアノ
今日のコンサートのテーマは《Art&Music》ってことで…

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入り口もおしゃれ


んで、それぞれの演奏中、その曲の世界に呼応するような映像が流されているんです。

っていっても、曲の中に見出す世界は人それぞれなので、弾く人が絵や動画を指定するのが一番いいんですが…
そういうセンスや材料がない人は、スタッフにお任せということもできます(^^;;

ということで、私は丸投げしてしまったのですが、
【ひとこと】 見方を変えるとそのときどきでいろいろにきれい。カレイドスコープのイメージで選曲しました。
と書いたのでたぶんそこから取って、万華鏡のような動画がくるくるチラチラカラフルに流れていました。

このことあるを予想して(笑)
あえて色のあるドレスは避けて、
黒のワンピース、スカート部分はキラキラ

…ばっちりです。

選曲もばっちりです。
バーバー/ノクターン op.33
バッハ/平均律クラヴィーア曲集第1巻第10番 BWV855

ただ、楽譜を見ているとどうしても視界にきれいなカレイドスコープ映像が入ってしまって、
それがまた音楽の動きにぴったり(のような気がしてしまう)だもんで、
どぉーしても集中できないというか、

「いまどこ?」
になって大きく弾き直したところがありました。

バッハに入ってからは、なるべく見ないように心を入れ替えて弾きました…

というわけで、動画が自分から見えるような見えないような感じなのはとても難しい、と私は思ったのですが、
客席で聞いている分にはこれはとても楽しいです。

特に、とりっきーちゃん(鳥目さん+きーちゃんさん)によるフランクのバイオリンソナタ第四楽章の演奏のときに流れていた動画が、
なんかシンプルな線で描かれたやや抽象的な人物のダンスだったんですが、
雰囲気だけでなく音の動きと踊りの動きが、
作ったようにシンクロして(見て弾いてるわけじゃないんで偶然)
ものすごくおもしろかったんです。

演奏も好演がいろいろありましたが
それをまたちょっといつもと違う視点で楽しむことができて
とてもいいコンサートだったと思います。

去年までの「音楽の星座」と違って、コンパクトに終わって体力と時間を残したまま二次会になだれ込むことができますし(^^;;
ただし人数も少ないので会場とピアノがたいしたとこじゃないのですが、

今年はそのピアノがわりと機嫌よくて、
弾きやすかったしいい音で鳴っていました。


このパンフを印刷していたら深夜インク切れ(青)になってパニクったらしい。当たり前だ。


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これ間違えると先に行きにくい肝心な音

2019年08月11日 | ピアノ
ようやくリビングも涼しくなって、バーバーのノクターンを録音練習してみた(本番は明日だがw)

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いちおう今年のテーマどおり、ふだんから「弾き直しせず先に行く」をなんとなくは心がけているにしても、
録音すると(誰も聞いてないんだが)そのプレッシャーがだいぶ違う。

一曲丸ごと、最後まで、なるべく弾き直ししないでたどり着く

単に録音機まわしてるだけでこの重圧(?)が心理的にかかってくるのがおもしろい。

それで、試行錯誤しながら思ったんだけど、
バーバーのノクターンって、わけわからん臨時記号ごっちゃりついてて、
せいぜいがドミソドファラシレソでIやIVやVってくらいのことしか知らない私としては、
分析をする気もまったくない(できない)のだが、

それでも形の上では
左手の分散和音+右手のメロディ
と、確かにフィールドのノクターンのオマージュであるというわかりやすい曲であるし、

調性もちゃんとある曲。

むしろ、ごちゃらごちゃらと臨時記号がついていく中で、
調性感を見失わないようにするために(なのかな?)
ベース音というか、左手の5の指で弾いてる音(最低音)はかなり安定している進行なんです。

なんども同じ音が続いたり…
なだらかに下りていったり…

そんなことが多い。

わけわからん感じの中で迷子にならないための骨格が、このベース音なのね。

で、これを死守しているぶんには、それよりうえの「ごちゃらごちゃらしたところ」ちょっと外すくらいのことはしてもそのまま弾き直さずに先に行けるんだけど、逆にいうとこれを間違えた日にゃー、弾き直ししないと混乱しちゃって先にいけないんです。

なんか、進行の「意味」が変わっちゃうっていうかね。

同じ音だけど、オクターブ下に行くとかいう動きのところもあって、それをたとえば
オクターブ下に行くのを忘れた(←わりとよくある)
という場合、気にせず先にいっても和音的には変じゃないんだけど、
これがどうもね。

低いところへジャンプするというのも、音の名前的に同じであっても進行上けっこう重要だったりするので、
これもやっぱり間違えると先に進みづらいです。

というわけで、ベース音の動きに関しては慎重に整理しましたんで、
明日は混乱せずにすっきり決めたいですね~


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クラシックCDでベスト100を選ぶなら

2019年08月10日 | ピアノ
こないだ、吉松のCDを買ったときに「クラシックベスト100」ってなってたからちょっと驚いたんだけど…

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吉松がクラシックなのか?
クラシックのベスト100といったら吉松のプレイアデスが入るのか!?

これが入ってたのはデンオン・クラシックベスト100というのなんだけど、リストを見ると、吉松隆のほかに黛敏郎と武満徹が入ってる…100選の中に…ってのは「日本人作曲家いれとけ」みたいな忖度があるんですかねぇ。(「日本のうたベスト」もあるし)

ラインナップ全体を見ると、スメタナ「我が祖国」やテレマン「12の幻想曲」がダブルで(違う演奏者で)入ってるとかなんか不思議な感じというか

全体でバランスを取ろうとか、クラシック入門として漏れのないようにまとめようとか、そういうわけじゃないのかな?

単に、そのレーベルで持ってるCDの中である程度売れて元が取れた(安く出し直してもいい)的な大人の事情だったり??

そんなことを考えていたとき、マイミクさんが貼ってくれてた動画
クラシック・マッシュアップ – ラン・ラン/土屋太鳳/粗品

この三人の組み合わせ何??

土屋太鳳さんと粗品さんはピアノの弾き方(タッチ)からすると特にうまいっぽい感じではないけどリズム感がとてもよくて、
とにかく三人でばっちり楽しいアンサンブルになってる。すごい。

ってか楽しそうに弾いてる。とってもいい感じ。

最初、誰がこんな(お金のかかる)動画を製作したのかわけがわからなかったけど、
これは「クラシックの100枚」というシリーズを売り出そうというキャンペーンのための動画だったんですね。

あらためてクラシックCDの100枚シリーズを売り出してこの動画制作のモトを取るくらいはイケるとふんでいるわけで、
いや~クラシックって儲かりますかね、どうですかね、ちょっと心もとないけど。

売れるようだったら…特に、若い人に売れるようだったら(この人選からすると若い人にも話題にしてほしいという願いがあるようなので)、
いちクラシックファンとしてもまぁ嬉しいというか。

それで、あらためてこちらの100枚ラインナップを見てみると、さっきのとだいぶ違いますね。

そりゃ100枚っていうチョイスになんの必然性もないんでばらけるだろうけども。こちらは吉松とかコレルリなしで、いわゆるクラシックの旬(?)つまりバッハ以降プロコフィエフくらいまでに限っているように見える。

いずれにせよ、こうやってつらつらと別系統の100枚セットを見ていると思うんだけど、

自分が「クラシック」ファンであるかのように思っているけど実は無茶苦茶「ピアノ」に偏っている…そりゃ、演奏するほうはなんでもかんでもできないけど、聞くほうくらいなんでも聞けるはずなのに、室内楽曲はまぁそこそこ聞くにしてもオケ曲はほとんどふだん聞いてない。特に交響曲。

あと、歌曲も手薄…

ここに載ってるのくらい聞いておくか??

けど、いちレコード会社の都合で決めたラインナップじゃなくて「これくらい聞いとけ100選」「音楽史がわかる100選」とかあったらそのほうがいいんだけどな(笑)

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