アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

鍵盤の上から録画してみた

2021年05月11日 | ピアノ
Youtubeとかで見かける、鍵盤を上から撮影した動画…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←百均でもいろんなスマホホルダーあったよ

あれを撮ってみたくて、行ってきましたダイソーへ。

どういうわけかたまたま、めるちゃんの上には洗濯物干しバーがあるのでその棒にクリップで止める形になります。

…なんかごちゃごちゃした写真ですけど…

このスマホホルダーは、百均といっても200円のやつです。店では中が見られなかったので、使えるのかどうかさっぱりわからなかったけど、エイヤと買ってみました。

スマホを取り付けるクリップ部分はわりとしっかり止まっていて、案外よかったです。
バーにホルダーを取り付けるほうのクリップ部分も、ちょうどいい感じです。

でも、びよーんと伸びた棒の部分と、その棒とスマホクリップの接続部分はどうにもきゃしゃで、大して安定しません。

思った角度で止まってくれるかどうかは、運次第かも(^^;;

とりあえず撮影してみた
当ブログ初!! 上からの演奏動画

上から撮影する実験(スカルラッティ/ソナタK.449)

…あれ。
これ、ふつうは上下逆じゃないの??

と思ったのですが、動画を上下逆にする方法がわからずそのままになってます。

次回からは上下を正しく(つまり、弾く人の側から見た視点で)スマホをクリップにセットすればいいだけのことなのですが
今回、自分がどうセットしたらこう撮れたのかがわかってない(見なかった)のでどうなるでしょうかね(間抜け)

撮影してみて思ったのですが、
これ、妙な緊張します(笑)

鍵盤上を無駄に動いたり…たとえば、こっちかと思っていやこっちだったみたいにさまよったら丸わかりだし、
「あー、おゆき先生がこれ『準備早めに』っていったやつじゃん」

そう、「しゅっ!」って早めに準備できてないのとかも丸わかりですね。どきどき

アラがよく見えて、練習用にはいいかもしれませんよ。

門外不出にすればいいことだからね。

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西洋音楽史(4) 中世における多声音楽の芽生えと展開

2021年05月10日 | ピアノ
「ゲルマン民族の一部族であるフランク族によって建てられたフランク王国は、8世紀になるとピピン3世 (小ピピン、714-768) やカール大帝 (742-814) の下で版図を広げた。彼らは、後の西ヨーロッパの基礎となる広大な領域を強固に支配するため、ローマ教皇との結びつきを強めていったが、その過程でキリスト教の典礼を統一することで精神的な面からも統治を確実にすることを目論んだ」

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←第四回くらいからようやく「音楽」っぽくなってきますね

…これ、ほぼ世界史の教科書っぽい雰囲気だけど「西洋音楽史」テキストの引用です。政治と宗教は繋がってるし宗教と音楽も繋がっています。典礼を統一ってことは聖歌もあちこちへ広めなきゃいけないけど、大勢が「正しい」聖歌をたくさん覚えて各地に伝えるってのも、記憶頼りでは難しい話なんで、「メモ」が必要になりますね、そりゃ…

ということで「楽譜」の登場ですよ。

といっても、初期のはほんとに「メモ」な感じで、歌詞に、上がるか下がるかが付記してあるような…



これって、上がるといってもどれだけ上がるのか、下がるといってもどれだけ下がるのかわからないんで、どうするんだろうという感じですが、元々歌えるようになってる人の心覚えのためのものだからこんなのでもいいらしい。

和太鼓を習ってたとき、「譜面」ってものがないから、「ドドンカドン」みたいな自分用の心覚えを走り書きしてたこともあったけど(^^;; まぁそんな感じ。

でも、これじゃ不便だというんで、どれだけ上がるかを読み取れるように横線引いたりして



なんとなーく、今の楽譜に似てきましたね。

上二つのは、いずれも「ネウマ譜」と呼ばれていますが、線が引いてあるのもないのも、今の楽譜と比べると情報がえらい少なくて頼りないかもしれないけれど、

まったく「ない」

のと比べてごらん? そりゃ「ない」のは何にもわからないってことで、「ある」ってのはすごいことよ。

実際、この「ネウマ譜」以前にも音楽というものがあったはずだけど、ほとんど何にもわかってない、というか第三回に出てきたボエーティウスという人が、「三つの音楽」っていってたとかそういう話は出てきても、具体的にどんな音楽だったかはわからない。文字はあっても楽譜がないから。

それが、「ネウマ譜」が登場して書き残されるようになったからこそ、現代の私たちが、「グレゴリオ聖歌」の演奏を聞けちゃったりするわけで。もっとも、当時の演奏とはなにがしか違うところがあるかもしれないけど(誰にもわからない)

グレゴリオ聖歌は基本的に単旋律なんだけど、そこに完全4度か完全5度下の旋律を付け加えるような方法で多声化されることはかなり早い段階から行われていたのだとか。その「下ハモ」は楽譜に書かずに即興的に行われていたそうだけど、じゃあなぜそれが現在わかっているかといえば、楽譜はなくとも「音楽提要」などの理論書に記されているから。

書いとくって、だいじですね。

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ショパン舟歌の譜めくり問題

2021年05月09日 | ピアノ
全体をグダグダに弾いてる間は、譜めくりで多少もたついても「誤差」なのであんまり気になりませんが…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←譜めくりペダルを入手するという案もあるか…

幸い(?)だんだん気になるようになってきました(^^;;

私が使っている楽譜はパデレフスキー版で、ショパン舟歌は10ページあります。
GVIDOだと全部めくらないといけないので、ファーストシーズンのときのコピー譜をそのまま使っています。
最初の3ページと、最後の3ページは、そのまま見られるようにつないであるので、めくらないといけないのは3回。

1回目

これは次のページすぐに長々片手部分が来るので余裕でめくれる

2回目

頑張ればめくれる。左手の休符でさくっと。しかしタイミング微妙なので失敗するかも

3回目

時間の余裕もなければ心の余裕もない。難しい

2回目もちょっと不安だし、3回目は目途立ってない。どうするかなぁ~

案その1
3回目、次ページの2段くらい覚えると、フェルマータでめくれる。

案その2
GVIDOを使う。紙楽譜に比べると短い動作で確実にめくれる。3ページまとめて表示できないところは問題だけど、そこもめくることにして練習する。

案その3
GVIDOを使う。紙楽譜に比べると短い動作で確実にめくれる。3ページまとめて表示できないところは問題だけど、最初のページと最後のページのコピー譜をGVIDOに貼ってびろーんってする(笑)

案その3が一番やりやすい気はするんだけど、

欠点: カッコワルイ

…まぁねぇ。

もちろん、全体が暗譜できるんなら話は早いのだが、今のところまったく全然覚えられる気はしない。何が違うかよくわかんないけど「喜びの島」と根本的に覚えやすさが違うような…

------今日の録音
ショパン/舟歌(練習記録その3)

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アルカン舟歌セカンド・シーズンのレッスン

2021年05月08日 | ピアノ
今年は、ショパン舟歌のセカンド・シーズンですが、アルカン舟歌もセカンド・シーズンです。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←シーズンを重ねて深めていく

前に(私にしては)だいぶ長期間アルカン舟歌を弾いていました。そのとき…もう六年前…も、おゆき先生に見てもらっていたのですが、
今日、改めてレッスンしてもらったところ

めっちゃ話が細かくなってました(^^;;

「予想して聞いてるから、何がやりたいかはわかるんだけど…もっと誰にでも伝わるようにして」
とかいうのもあった(o_o)


「もっと立体的に弾いてほしい」「全体をもっと小さく」
…その両立はとっても難しいような…



音価に沿った音の大きさで、音色も変えて。
あるべきバランスで、そして全体はもっと小さく。

アルカンさんもものすごく考えて細かく指定しているので、やっぱりそのとおり弾かないと。

(たまたま)ちゃんと弾けた瞬間には、ボートを漕ぐオールの動きから、静かな暗い水面から、なんだか「絵」が見えてくるような感じがします。

ちゃんと思ったとおり狙ったとおりで個々の音をコントロールできるようにするにはどうしたらいいのでしょう。

ということで、今日のレッスンのテーマはほとんど「下から上に弾く」ってことでした。なんのこっちゃい、ピアノって上から下に弾くもんでしょうが、って思われるでしょうが…



たとえば、ここの右手、「レーソ」と弾くときに、まずレを打鍵したあと、つい、手が浮いてしまうと次の「ソ」は上から下に弾くことになってしまいますけど、

それだとガッツと弾いてしまいやすいわけです。
そうではなくて、

手の甲の動きとしては水平かむしろ下らへんからアプローチする感じで、指がソのところにスタンバイしたあと指で(細かい動きで)打鍵する。

左手も、16分音符で「シbソ」っていくときの「ソ」がどしんと尻餅つきやすいんですけど、「下から弾く」ができればすんなりいきます。

とにかく、この曲は特に、手の(甲の)上下運動がバタバタしたとたんに、水面をスーッとすべるボートの図が壊れる感じで(^^;;
水平移動だいじです。

スッと速やかに直上スタンバイして指で(最小限の動きで)打鍵する。

これが確実になるとかなりのことが解決します。

あと、ペダル…

ペダルについては、「このへんで離さないと濁る、踏むなら極薄で」「ペダル踏み替えのタイミングは合ってるけど踏み替えの音がうるさい」とかいろいろいろいろありました。細かすぎて楽譜に書ききれないので…復習します…

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西洋音楽史(3) 聞こえない「音楽」

2021年05月07日 | ピアノ
正直いって、放送大学の「西洋音楽史」、この回は飛ばそうかなと思ったくらいなんです。だってつまらないよね、基本的に「こじつけ」の話だし。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ただそこにあるものの中から調和を読み取る力。音楽も天文学もそこから始まった

ピタゴラスの、整数比の音が調和するという発見、これはもう素晴らしいことは間違いありません。音階の元となり、こんにち私たちが楽しんでいる音楽は(ほぼ)すべてそのお世話になってるんですから。

ただね…

その調子で、なんでもかんでも「調和」を求めて、天体の動きとかに「音楽」を見出そうとするの、それはやりすぎというか意味がないと思っちゃうんですけど。

たとえば
「10は完全数であり、数の本性をすべて包含しているように思われるので、宇宙を周行している天体の数も10であると彼らは主張するのであるが、目に見える天体は9つしかないので、そのために、10番目の天体として対地星(アンティクトーン)なるものを考え出したのである」(アリストテレス「形而上学」)

ここでいう「彼ら」はピタゴラス派の人たちね。

目に見える天体というのは、つまり望遠鏡を使わないで見える太陽系の星、太陽、月、地球のほかは水、金、火、木、土のことです。天、海は望遠鏡がないと発見できないので勘定に入ってません。9つだと「半端(?)」なので架空の天体を付け加えて「完全」にしたのですね。

「完全数」というとふつうは「自分自身を除く正の約数の和に等しくなる自然数」のことで、 6 (= 1 + 2 + 3)とか28 (= 1 + 2 + 4 + 7 + 14)のことを言います。この命名もピタゴラスさんらしいですけど10はなんだろう…でもまぁいいカンジの数(1 + 2 + 3 + 4)ではあります。ともかく、いいカンジの数の天体が、完璧に調和のとれた動きをしているという雰囲気が、音楽そのものに感じられたのですね。

だから何、って思ってしまうかもしれませんが、天体の動きにしても音にしても、そこから「数」というものを媒介に秩序を見出していこうとする姿勢は、必ずしもただのファンタジー、こじつけ、出鱈目につながるわけではなくて、その後の科学に繋がっていくものでもあるのです。「天文学」と「音楽」は深く関わりのあるものとしてとらえられ、共に発展していったわけですよね…

実際、ピタゴラス学派の人たちはかなりいい線まで来てました。紀元前三世紀のアリスタルコスは、地球が自転しながら太陽の周りを公転しているという正しいモデルを打ち立てて、距離の比の概算まで試みていますし、エラトステネスは影の観察からかなり正しく地球の大きさを算出していました。

ただ、そのあとにプトレマイオス(後2世紀)根本的に間違ったモデルの採用に至ってしまったんですが…

彼はたぶん、天才的につじつま合わせ力というかこじつけ能力に優れた人だったんでしょうね。天動説もそのようなものですし、音楽についても精力的に精緻な体系を作り上げています。詳細は読む気がしないのでパスですが「ドーリオス、フリュギオスなど旋法が都合7つあり、黄道上の12の宮が都合7つの緯度を取ることに加え…音響、人間霊魂、天体運航のいずれにおいても、ゲノス、人柄…」(テキストより) なんや知らん

まぁさらに詳しい説明を聞いても現代の私たちには納得ポイントが見当たらないので「ふわっ」と聞き流しておけばいいと思うんですが。概略はこのページ
ピタゴラスやプラトン、ケプラーからたどる「音楽がもたらす宇宙の調和」
がよくまとまってました。放送大学の第三回を聞くよりこのページをナナメ読みしたほうがいいかも。

このあと結局、天動説が崩れて地動説に戻るわけですけど、近代の地動説を確立したケプラーさんが、地動説バージョン天体の音楽というか、天体の動きについては基本的に現代と同じ認識に立ちつつ、そこに音楽を見出しているのです。地球の公転角速度を秀表すと、最も速いときと遅いときの比が16:15で(細かくいうとちょっと違うけど)それは半音にあたるとか(地球はミ~ファ~ミ~と奏で続けている)

実際、そういう考え方から着想を得て作曲した人がいる(ヒンデミットとか)

ま、そんな話でした。はい。


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