昨日は、久しぶりの良い天気だった。
いつもの場所で、約束の時間に友達の車を待つ。
ところが、なかなか来ない。
時間を間違えたかな、と携帯のメールを確認したが間違いない。
と、電話が、「ゴメン、寝坊して今起きた。直ぐに支度して出るから」 と。
あらあら…。でも、時間に余裕を持って待ち合わせていたので、道路が混まない限りは大丈夫。
「お化粧も出来なかった。日に焼ける」 と友達が言いながら、甲府に向けて出発。
道路は、空いていた。順調に到着し、駐車場も余裕だった。
でも、東京の行列は凄かった。野球場を一周していた。歩けど歩けど最後尾が見えて来ない。
平らな道だからいいけど、J2の何処に行った時だったかしら、山(?)を超えぬかるみを (小雨が降ったりやんだり) 飛び越えてグルグルとハイキングに来たみたいに最後尾に向かった事があったけ。
甲府は見ずらい競技場なので、前の方が空いている。でも、中頃に二人分を見つけ、荷物を置いて食べ物屋さんに向かう。
幾つもの屋台が並んでいるが、人々の幾つもの長い行列がグルグルと出来ていて、何処に並んだらいいか分からない。やっと見つけた最後尾の人に、「ここは、どの行列?」 並んでいる人も、「多分、トマト焼きそば」 とか 「多分、鳥もつ煮」 とか…。
それで、お好み焼きの行列をたどって並ぶ。
チームカラー (微妙に色が違うが) が同じ青と赤なので、東京サポだらけと勝手に錯覚してしまう。
次の次が私達の番、と言う時に、屋台の脇の小道からひょっこりと、ジョナサン!!
「あ、ジョナサン!!」 と言うとニッコリ。友達が、「TVよりも良い男ね」 と言った。
後に並んでいた男性が 「いつも見てます」 とジョナサンに言う。
振り返ったら、甲府のサポーター。
「あら、こっちでも見れるんですか?」
「はい、面白いですね」
「一緒に、“東京魂ー” ってやりますか?」
「いや、それはまずいでしょ」 と一緒に笑う。
木陰で、食べながらおしゃべりしていたら、あんなに歩く場所も無いくらいに混んでいた広場も人がまばらになって来たので中に入った。
中に入り席に着くと、何となく違和感にムズムズする。
甲府側のゴール裏が、青赤に染まっているのだ。振っている大旗が同じ青赤。何か、間違えて座ってしまったような変な感じだ。
甲府の選手達が青赤で、ウチは白…。
一つ前に座っていた小学低学年くらいの兄弟が、とにかく元気だった。
弟の方は、小さいので座席の上に立ち、二人とも声を限りに怒鳴るように歌っていた。モチロン、ユルネバもそれなりに英語風に。
サマーライオンは、それこそ楽しそうに身体を揺らして歌っていた。
その、彼らが、後半にルーカスが交代する時に、「東は?」 とお父さんに聞いていた。こんな小さな子にも、東のプレーが納得出来なかったと見える。お父さんは何と答えたのだろう、聞こえなかった。
徳くんの、あの度肝を抜くようなシュートが決まった時の彼らの喜びようは、椅子から転げ落ちそうな程だった。
徳くんのシュートは外れる事も多いけど、決まる時には、ズドン!!と迫力がある。
まして、目の前でネットが揺れるのは気持ちいい。
しかし、前半は全然ダメだったな。小平の練習は最高にいいと、ある人が言っていたので非常に期待していた。
後半、平山が入って来てから、東京の動きが活性化した。
平山は後半からしか使ってもらえないが、彼が入ると周りの動きも良くなるように思う。シンプルにゴールへ向かう。
相手も、平山が入って来ると、イヤなのか、彼が気になるのか、彼に気持ちが引きずられるのか、スペースが空いて来る。
友達と、カズマと平山のツートップが見たいねと。そしたら、カズマももっと前を向いて楽にプレーが出来るだろうし、ゴールも生まれると思うよと。今のカズマは可哀想、と友達がいう。
後半の後半、あれだけ攻めていて、シュートを打っていて、ことごとくバーやポスト、GK、相手選手に阻止された。運が無いというのか、これが今の東京の実力というのか、相手との闘志の違いなのか。
まア、負けないで良かった。
帰りは、道の駅 (とは書いてなかったが、そんな感じ) に寄った。行きに寄りたかったが、友達が寝坊したので…。
やっぱり、野菜は売り切れてなかった。でも、みかんや漬け物や、その他こまごまと買った。車で行くと、この寄り道が楽しい。
帰りの車の中は、今日の試合の話しや、来期の監督の話しや、選手達の事や、サッカーの話題は尽きない。
私が、「素人の私が言うのも何だけど」 と話しだしたら、「あなたは素人じゃないよ」 と言われて、「えっ」 と思った。
そう言えば、どれだけの数のサッカーの試合をスタジアムで見ただろう。
1999年に東京のファンになり、ホーム&アウェイ、ナビスコ、天皇杯…。
トルシエジャパンの頃は、友達と必死にチケットを取りスタジアムに応援に行った。
アテネオリンピック代表には、ナオ、徳くん、モ二、今ちゃんと東京選手がいたので、スタジアムに応援に行った。国立での最終戦の3試合は本当に感動的だった。この世代は、ソウルでの親善試合にも応援に行ったけ。
そして、北京オリンピック代表も梶山がいたので、これもスタジアムに応援に行った。
東京にのめり込むようになってからは、日本代表の試合には行かなくなったが。
特に、去年のスタジアム観戦は、最高に多い観戦数だった。
元旦の天皇杯決勝に始まり、ゼロックススーパーカップ、ACLのホーム&アウェイの7試合、Jリーグのホーム&アウェイ、ナビスコカップのホーム&アウェイ、天皇杯。
TVでも、サッカーの録画放送をみたり、アーセナルの試合を見たり。
Jリーグのアウェイは行かない試合もあったが、振り返ってみれば、恐ろしい。
確かに、友達の言う通り、これだけの試合をスタジアムで見ていれば、素人から一歩は前に出ているのかも知れない。
サッカー観戦が、完全に私の生活の一部になってしまっている。
娘の夫の松本の実家の祖母は、老人ホームにいるけど、松本山賀の試合の日には、タクシーで応援に行くそうだ。
まるで、未来の私みたいだ。娘にもそう言われた。
帰りの高速道路は渋滞していて、行きの2倍の時間がかかった。疲れた。前の日に、遠足に行く子供みたいに眠れなかったので。
いつもの場所で、約束の時間に友達の車を待つ。
ところが、なかなか来ない。
時間を間違えたかな、と携帯のメールを確認したが間違いない。
と、電話が、「ゴメン、寝坊して今起きた。直ぐに支度して出るから」 と。
あらあら…。でも、時間に余裕を持って待ち合わせていたので、道路が混まない限りは大丈夫。
「お化粧も出来なかった。日に焼ける」 と友達が言いながら、甲府に向けて出発。
道路は、空いていた。順調に到着し、駐車場も余裕だった。
でも、東京の行列は凄かった。野球場を一周していた。歩けど歩けど最後尾が見えて来ない。
平らな道だからいいけど、J2の何処に行った時だったかしら、山(?)を超えぬかるみを (小雨が降ったりやんだり) 飛び越えてグルグルとハイキングに来たみたいに最後尾に向かった事があったけ。
甲府は見ずらい競技場なので、前の方が空いている。でも、中頃に二人分を見つけ、荷物を置いて食べ物屋さんに向かう。
幾つもの屋台が並んでいるが、人々の幾つもの長い行列がグルグルと出来ていて、何処に並んだらいいか分からない。やっと見つけた最後尾の人に、「ここは、どの行列?」 並んでいる人も、「多分、トマト焼きそば」 とか 「多分、鳥もつ煮」 とか…。
それで、お好み焼きの行列をたどって並ぶ。
チームカラー (微妙に色が違うが) が同じ青と赤なので、東京サポだらけと勝手に錯覚してしまう。
次の次が私達の番、と言う時に、屋台の脇の小道からひょっこりと、ジョナサン!!
「あ、ジョナサン!!」 と言うとニッコリ。友達が、「TVよりも良い男ね」 と言った。
後に並んでいた男性が 「いつも見てます」 とジョナサンに言う。
振り返ったら、甲府のサポーター。
「あら、こっちでも見れるんですか?」
「はい、面白いですね」
「一緒に、“東京魂ー” ってやりますか?」
「いや、それはまずいでしょ」 と一緒に笑う。
木陰で、食べながらおしゃべりしていたら、あんなに歩く場所も無いくらいに混んでいた広場も人がまばらになって来たので中に入った。
中に入り席に着くと、何となく違和感にムズムズする。
甲府側のゴール裏が、青赤に染まっているのだ。振っている大旗が同じ青赤。何か、間違えて座ってしまったような変な感じだ。
甲府の選手達が青赤で、ウチは白…。
一つ前に座っていた小学低学年くらいの兄弟が、とにかく元気だった。
弟の方は、小さいので座席の上に立ち、二人とも声を限りに怒鳴るように歌っていた。モチロン、ユルネバもそれなりに英語風に。
サマーライオンは、それこそ楽しそうに身体を揺らして歌っていた。
その、彼らが、後半にルーカスが交代する時に、「東は?」 とお父さんに聞いていた。こんな小さな子にも、東のプレーが納得出来なかったと見える。お父さんは何と答えたのだろう、聞こえなかった。
徳くんの、あの度肝を抜くようなシュートが決まった時の彼らの喜びようは、椅子から転げ落ちそうな程だった。
徳くんのシュートは外れる事も多いけど、決まる時には、ズドン!!と迫力がある。
まして、目の前でネットが揺れるのは気持ちいい。
しかし、前半は全然ダメだったな。小平の練習は最高にいいと、ある人が言っていたので非常に期待していた。
後半、平山が入って来てから、東京の動きが活性化した。
平山は後半からしか使ってもらえないが、彼が入ると周りの動きも良くなるように思う。シンプルにゴールへ向かう。
相手も、平山が入って来ると、イヤなのか、彼が気になるのか、彼に気持ちが引きずられるのか、スペースが空いて来る。
友達と、カズマと平山のツートップが見たいねと。そしたら、カズマももっと前を向いて楽にプレーが出来るだろうし、ゴールも生まれると思うよと。今のカズマは可哀想、と友達がいう。
後半の後半、あれだけ攻めていて、シュートを打っていて、ことごとくバーやポスト、GK、相手選手に阻止された。運が無いというのか、これが今の東京の実力というのか、相手との闘志の違いなのか。
まア、負けないで良かった。
帰りは、道の駅 (とは書いてなかったが、そんな感じ) に寄った。行きに寄りたかったが、友達が寝坊したので…。
やっぱり、野菜は売り切れてなかった。でも、みかんや漬け物や、その他こまごまと買った。車で行くと、この寄り道が楽しい。
帰りの車の中は、今日の試合の話しや、来期の監督の話しや、選手達の事や、サッカーの話題は尽きない。
私が、「素人の私が言うのも何だけど」 と話しだしたら、「あなたは素人じゃないよ」 と言われて、「えっ」 と思った。
そう言えば、どれだけの数のサッカーの試合をスタジアムで見ただろう。
1999年に東京のファンになり、ホーム&アウェイ、ナビスコ、天皇杯…。
トルシエジャパンの頃は、友達と必死にチケットを取りスタジアムに応援に行った。
アテネオリンピック代表には、ナオ、徳くん、モ二、今ちゃんと東京選手がいたので、スタジアムに応援に行った。国立での最終戦の3試合は本当に感動的だった。この世代は、ソウルでの親善試合にも応援に行ったけ。
そして、北京オリンピック代表も梶山がいたので、これもスタジアムに応援に行った。
東京にのめり込むようになってからは、日本代表の試合には行かなくなったが。
特に、去年のスタジアム観戦は、最高に多い観戦数だった。
元旦の天皇杯決勝に始まり、ゼロックススーパーカップ、ACLのホーム&アウェイの7試合、Jリーグのホーム&アウェイ、ナビスコカップのホーム&アウェイ、天皇杯。
TVでも、サッカーの録画放送をみたり、アーセナルの試合を見たり。
Jリーグのアウェイは行かない試合もあったが、振り返ってみれば、恐ろしい。
確かに、友達の言う通り、これだけの試合をスタジアムで見ていれば、素人から一歩は前に出ているのかも知れない。
サッカー観戦が、完全に私の生活の一部になってしまっている。
娘の夫の松本の実家の祖母は、老人ホームにいるけど、松本山賀の試合の日には、タクシーで応援に行くそうだ。
まるで、未来の私みたいだ。娘にもそう言われた。
帰りの高速道路は渋滞していて、行きの2倍の時間がかかった。疲れた。前の日に、遠足に行く子供みたいに眠れなかったので。