今日は、、Jリーグの最終戦の日。
引退するナオと、長崎に行くトクちゃんの最後の試合。
いつもよりはちょっと早く出た。待機列は、いつもよりも本当に沢山の人で長かった。
いつもは、待機列にシートを敷き、娘の家に行くか、調布でウロウロするか、夜の試合なら家まで帰ったり。
でも、今日はそんな時間もない。
スタジアムの秋を写真に収めたり、青赤横丁へ行ったりしているうちに開門の時間になった。
いつも私達が席を取る所は、早く行かなくても十分に大丈夫なメインに近い63のあたり。
私達の仲間の一人の旦那さんが、久しぶりに来た。彼は、東京のソシオだが、もともとはフリューゲルスのサポーターだったので、メインは横浜FCのサポーター。そして、鹿児島出身なので、J3の鹿児島のサポーターでもある。本当に忙しい人なのだ。
彼は、今年、何回来たかしら。
今日は、ナオとトクちゃんの為にもぜひ勝って欲しいと思っていた。
それぞれ、可愛いお子さんを引き連れての入場。トクちゃんの下の女の子、大きくなっているのでビックリ。
そして、始まった試合。
ずっと勝てていない東京と、同じように勝てていないガンバとの試合は、予想していたような内容だった。
やっぱり勝てなかった。そして、負けなかった・・・。
でも、本当に久しぶりのナオは、もっと見ていたかったナオだった。そして、トクちゃんは、いつもそこにいるのが当たり前のトクちゃんだった。
そして、終了後のセレモニー。
社長の挨拶には、大ブーイング。でも、それでも、堂々ときちんと挨拶をしたのは、さすが。
そして、我らのキャプテンの森重の挨拶。
去年の挨拶もあり、今年も何を話すのだろう。
社長の言葉と違い、森重の言葉は、私の心にスッと入って来る。やっぱり、彼の不在は大きかったと思う。
去年は、プロフェッショナルというフレーズを使った。来年は、東京の為に戦う選手が集って欲しいと力説した。
それは、本当に今年ずっと、そう思っていた私達の気持ちだ。そういう選手だけが残り、そういう選手だけが東京に来て欲しいと。誰とは言わないが、プレーを見ている私達が、そう感じられない選手は残って欲しくない。
そして、トクちゃんの挨拶。用意して来た紙を読み上げるトクちゃんに、思わず涙が込み上げた。ずっといるのが当たり前だった人がいなくなるのは、とっても寂しい。東京で選手を引退して、そのまま東京のスタッフに入ると思っていた。生まれ故郷に帰るという事は、もう、戻っては来ないのだろうか。
ナオも挨拶したが、まだ、明日のJ3があるという心の余裕が私にはある。
あ~あ、やっと今年のつまらなかったリーグ戦が終わった。
J2に落ちた、あのシーズンよりも私には、ずっとつまらないシーズンだった。まだ、あの時の方が必死になって応援していた。今年よりもずっとアウェイに泊りがけで応援に行った。今年は、一度もホテルを予約しなかった。その気が起きなかったのだ。
来年は、また、森重が中心になって、強い気持ちのチームを作って欲しい。「この2年間が無駄ではなかったのだと思えるように」と言っていたのだから。
本当にマッシモさんがいなくなって、こんなに東京が低迷するとは、フロントも私達も思いもしなかった。
ソシオの自動契約を止めるという人たちがいるが、私には東京しか応援するチームがない。東京しか、愛せるチームがない。
来年は、新しい監督が来て、選手も代わるだろうが、私自身、森重が言うように強い気持ちで応援して行こう。