8月末に、原町1丁目(Google Map)を歩いていて遭遇した建物。

某住宅
所在地:新宿区原町1丁目
Photo 2006.8.27
昨日の階段の近くにある、一見普通の戸建て平屋住宅。だがよく見るとその辺の和風家屋とは少々異なる。
切妻屋根の単純な外観なのだが、中央にある塔状のものがやけに目立つ。この玄関脇にある石貼りの塔は恐らく暖炉の煙突だろう。そしてコーナー部分のカーブした壁面と庇。手前側の二ヶ所だけでなく、左奥の角も丸くなっている。
戦後の建物にはあまりこのようなものはない気がするのだが、日本近代建築総覧にこの建物の記載はない。やはり戦後の建物なのか、それとも記載漏れか、和風住宅とみなされたか、近代建築的価値なしと判断されたか・・・。
居住者の方は不在だったようで、建設年代など詳細は不明のまま。
さて、詳細を御存知の方はおられないでしょうか? 気になる〜。

玄関先の様子
それほど凝ったデザインはないのだが、部分的にちょっと洋風だったりする。mのマークは恐らく居住者のイニシャルから採ったもの。
2022.8.14 追記
その後、2010〜12年にこの住宅は解体され、跡地にはマンションが建てられた。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 新宿区 #住宅系 #洋館・洋風住宅
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