都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

刑部人の風景画

2008-07-27 | Photolog
 絵の知識があまりないので画家の名前も大して知らない。だが刑部人という画家さんの名前は知っていた。なぜなら実家にこの方の絵があったから。


奈良風景(正確なタイトルは不明)、刑部人

 なんでも知り合いの画商から買い上げたんだそうな。両親は絵のコレクターではないので、たまたま御縁があって気に入って、ということなんだろう。小さい頃から居間に一枚の奈良の風景画が飾ってあり、父母からは「おさかべ じん」という画家の絵だと聞いていた。ただ不勉強のため「おさかべ じん」がどのような漢字なのか実はずっと知らずにいた。小坂部なのかと勝手に思っていたぐらい。

 3年ほど前、新宿区内の近代建築をチェックしていた時に、中井にある刑部邸が「おさかべ」邸であることを初めて知り、その刑部邸こそが刑部人という画家の家で、子孫がまだそこに住んでいるということを知った時はびっくりした。刑部邸から1kmほどのところに私はずっと住んでいたのに、それまで全然知らずにいたのだった。
 慌てて訪れてみたところ、二棟の美しい洋館がそこにはあった。林芙美子記念館の東側。実は以前にも見たことがあった建物で、おまけに写真も撮っていた。それなのに最近まで単なる洋館としか思っていなかったのだから、私もかなりいい加減だ。

 その後の刑部邸についてはまたこんど。

コメント
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