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山崎邸倉庫
所在地:千代田区 西神田2-1
構造・階数:木?煉瓦?・2
建設年:1916(大正5)
解体年:2010〜12(平成22〜24)
Photo 2008.9.9
『日本近代建築総覧』に「山崎邸倉庫」として掲載されているものらしい。そして右側の家が山崎邸。
下記、「ぼくの近代建築コレクション」では「この蔵が『総覧』の「倉庫」なのか? と疑問ではあるが可能性はある。」と記されている。
たしかにこの何の変哲もないモルタル塗りの倉庫が近代建築総覧に載っているのはちょっと不思議だ。いわゆる土蔵は都内にもまだそこそこあって、同書が発行された頃ならもっとたくさんあったはずで、煉瓦造の蔵やRC造の蔵でも載っていないものは結構ある。独特の洋風意匠などがあればそれが掲載の根拠にもなるが、この倉庫にはそれらしいものもない。
同書にはこの倉庫の構造は記載されていないが、外見からすると木造か煉瓦造の倉庫だったようだ。あるいはこの倉庫の他に洋風の倉庫がかつてはあったのだろうかと思い、1970年代の住宅地図を見たが、他には該当しそうな建物が見当たらなかった。結局、これだったのかなぁと考えているうちにこの建物も解体されていったのでした。
中教出版、白山通り裏の蔵/西神田2丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
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