都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

高山邸

2022-02-06 | 千代田区 
高山邸/2軒続きの銅板張り看板建築
所在地:千代田区 神田須田町2-13
構造・階数:木・3/2
建設年:1923(大正12)/戦前?
解体年:2014(平成26).5/2014〜15.3
Photo 2005.3.27

 左端は看板建築として有名な海老原商店。その右隣、写真中央が高山邸。写真右手も2軒続きの銅板張り看板建築。

 高山邸は『日本近代建築総覧』では「高山巌宅」として掲載されている銅板張りの3階建て看板建築。2階と3階では戸袋の模様が異なるなど、小規模ながら手が込んだデザインになっている。その右側の銅板張り看板建築の方は、1970年代以降いくつかの店が入れ替わりながら店舗として入っていたようだ。

 海老原商店は現存しているが、高山邸とその右の看板建築は共に2014年後半〜2015年前半までに解体され、現在はコインパーキングになっている。看板建築が並ぶ街並み、とりわけ戦前期の銅板張り看板建築が並ぶ場所は年々少なくなっている。解体後、跡地は中高層マンションかコインパーキングになることが多い。写真に撮っておきたいとはあまり思えない街並み風景が次第に増えているのはやはり残念だ。

黒田栄次郎商店、海老原商店/神田須田町2丁目 - ぼくの近代建築コレクション
【×】高松松蔵宅 - ずぼら堂懐古録

Tokyo Lost Architecture  
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コメント
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