ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

TPP交渉参加に思う

2013-03-17 | よもやま話
先日、安倍首相が、TPP交渉参加を正式表明したことで、
農業団体を中心に反対の声が上がっていますが、
日本の主として将来を見据えた安倍首相の判断は当然のことです。

あの日から農業関連銘柄の株価は下落するどころか、
農業関連銘柄が買われているのは何故でしょう。
農業団体幹部が発表している見解とは正反対の反応です。

「TPP交渉参加は、日本農業に対しても消費者にとってもプラスとなる。」
と一般の投資家も考えているということではないでしょうか。

政治家は今回の衆院選で約束した手前と、票欲しさで、
また一番の死活問題となる農業団体が補助金欲しさで騒いでいるだけで、
農業に従事する者として、そんなに心配する事はないと思います。

 

米に関しては、カリフォルニア米が一番の脅威となりますが、
日本の消費量の1割程度しか賄えず、
かといって、いまさらあの中国やタイのお米を食べられますか?
それで日本の農業が壊滅するとは思えません。

 

日本の生産者が今まで築き上げてきた食の安全と安心。
しかも美味しく食べられる国内産の農産物を
少しぐらい高くても日本の消費者は買ってくれるものと信じています。

逆にこれからは、曲がったキュウリ、奇形やキズが入ったじゃがいも、
虫が食ったキャベツも喜んで買ってもらえるものと期待します。

いくら外国の安い農産物が入ってきても買わなければいいのであって、
食に関してはお金を国外に出さないようにしましょう。

私は日本の消費者を信じています。
生産者と消費者に信頼関係があればTPPも怖くありません。

私たち生産者も、国やJAに頼り続けるのではなく、
もっと農業経営者として自立する必要があり、
消費者の期待に応えられるべくなお一層の努力をしていかなければならないのです。




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コメント (2)
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