「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      ずっこけ三閣僚の遅刻と鳩山謝罪内閣

2010-03-04 06:44:52 | Weblog
前代未聞、まことにずっこけた話だ。昨日の参院予算委員会は9時定刻だったのに
閣僚3人が遅刻してきた。NHKは9時から生中継すると予告していたが、開始した
のは15分遅れだ。遅刻したのは、仙石由人国家戦略担当相、原口一博総務相、
前原誠司国土交通相の3閣僚。ところが、なぜかNHKは3閣僚の謝罪の場面を中
継しなかった。

遅刻した3閣僚は事の重大さをあまり感じていないようだ。録画された謝罪場面をみ
ると、テレ笑いをしている。同委員会で北教組問題を追及した、自民党のヤンキー先
生こと義家弘介議員の言葉を借りれば、高校入試に遅刻した生徒は試験場にはいれ
ない。閣僚の委員会出席手当てはいくらかしらないが、遅刻のぺナルティぐらい支払
うべきだ。

規律や規則、ルール違反は民主党の体質なのかもしれない。マニフェスト(政権公約)
違反に始まって、平気でルールを破る。天皇陛下と外国要人との会見についての宮
内庁の内規など、民主党にとってはないのに等しい。小沢一郎幹事長が率先して破り、
逆に開き直るのだから示しがつかない。

それでいて、追及されると"申し訳けない””申し訳ない”の連続である。鳩山総理の謝
罪はもう結構である。国のトップは、あまり頭を下げるべきではない。国家の志気にもか
かわってくる。トヨタの社長が米国へ行き、中国へ行って頭を下げている姿をみると、つく
づくなさけなくなる。国のタガがどこか緩んでいるのだ。