「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       なぜ銀メダルが多い日本選手 アジア大会

2010-11-18 06:38:24 | Weblog
中国の広州で開催中のアジア競技大会の日本選手の活躍は今一つの感じだ。その理由は日本選手は一生懸命やっているのだろうが、その割に金メダルの獲得数が少ないからだ。第6日までの各国別メダル獲得数をみると、中国が金97、銀39、銅36計177でダントツで1位。2位の韓国が金29、銀22、銅31計87、これに対して3位の日本は金17、銀41、銅35計93とトータルのメダル獲得数は韓国より多いのに金では負けている。それなのに日本の銀の獲得数は中国、韓国よりも多い。これは何を意味しているのだろうかー。

僕は4年前のドーハ大会の時にも小ブログ(2006年12月16日)で”日本選手は銀メダルがお好き”を書いたが、どうも日本選手は今一つの所で1位になれない。連舫”仕分け”大臣ではないが”なぜ1位でなければいけませんか”をそのまま地でいっているみたいである。

一昨日の新聞は女子柔道48㌔級で福見友子選手が主審の”ひどい”判定で金を取れなかったことを大きく扱っていた。確かに僕もテレビでこの試合みたが、明らかに友見選手の優勢勝ちである。しかし、中国のような”敵地”では観衆の応援の後押しがあり、一本勝ちしなければならないのだ。

”ガッツ”という言葉が流行した時代がにあった。ボクシングに”ガッツ石松”という選手がいた頃である。今思うと、あの時代の日本選手には”大和魂”があった。アジア大会を見ていると、選手個人の能力は優れているのだが、何がなんでも優勝しようという気迫がないように感じられる。”ガッツ”がないのである。