「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

東京都のシルバー.パスと近距離タクシー

2016-09-03 05:39:10 | 2012・1・1
残暑が続く中、昨日東京都の”シルバー.パス”の更新をしてきた。東京都では一部の高額所得者を除く65歳以上の老人に対して、千円払えば、都内の路線バス、都営地下鉄、都電など”無料”で乗れるサービスがある、僕ら年金生活者にとっては大助かりだ。とくに僕が今住んでいる町は、年寄り泣かせという悪評の渋谷駅に通じる東横線の沿線にあるだけに、もっぱら僕は今都心部に出かける際は”シルバー.パス”を使って目黒駅に出ている。

3年前に左膝の人工関節置換手術をしたおかげで、今は痛みもなく杖があれば自由に歩行できるが、やはり長い距離を歩いたり、階段を上り降りするのは疲れる。そこで、最近は身障者手帳のお世話になり、目的地の近くまで”シルバー.パス”で行き、初乗り一区間だけ、タクシーのお世話になることが多くなってきた。昨日も目黒と五反田駅との中間にあるインドネシア大使館まで用があって出かけたが、駅からタクシーを利用してしまった。

老人には同病の主が多いと見えて、東京のタクシー業界では、近距離専門のタクシーを国交省に申請、実験的に大きな駅や盛り場ですでに走らせているらしい。東京では今、初乗り運賃は2キロまで730円だが、これを1キロ400円で乗れるタクシーを導入しようというのだ。確かに今、僕が通院している国立病院までは、1時間に3本しかなく雨の日には困ることもある。が、新制度のタクシーがあれば大助かりである。しかし、これは東京という大都会に住んでいるからこその贅沢な話かもしれない。

都民の視点に立って小池さん頑張ってください。