「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

要介護1が2に 喜ぶべきか悲しくべきか

2019-03-13 05:10:15 | 2012・1・1

東京(区)介護保険課審査係から新しい介護保険証が送られてきた。添付書類によると、今年の審査結果、要介護1だった僕が2にひきあげられた。正直言って喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか複雑だ。僕からみれば、"ボケ"の度合いが進んでいる(失礼)ように見える老妻は1のまま据え置かれた。

6年前の2013年、僕は左膝の人工関節置換手術と膀胱がん摘出で入院、そのあとの審査の結果、身障者1と介護保険1と認定された。以後毎年、同じ認定を受けていたが、今年初めて介護が2に進んだ。確かに、加齢と共に身体のあちこちにガタが出てきた。散歩の歩数も駅前まで往復2000歩歩くのがやっとである。それも重い荷物がもてない。介護の基準メドとされる、身だしなみも最近おろそかになってきたようだ。

一方、面接審査の際、記憶力テストで、とちった老妻は元気である。月に何回かの老人クラブの催しには顔を出している。それより何より、毎日の料理、掃除は事かかさない。きまった日には、美容院にも出かけている。昨日は、僕にかわって確定申告を全部済ませてくれた。家でゴロゴロしているが亭主が介護2で、記憶力が劣ってきた老妻が1のままの判定は正しい。超高齢化時代である。今の老々介護の生活がいつまで続けられるのだろうか。