「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

大関 明暗二題

2019-03-25 12:34:35 | 2012・1・1

大相撲大阪場所(3月)千秋楽一番で大関の栃ノ心が二場所続けて負け越し、大関から転落、一方、関脇貴景勝が10勝目をあげ、内規の3場所計、33勝をクリ場所大関昇進を確実にした。貴景勝の勝った相撲は、同時に受賞した殊勲賞にふさわしい見事なもの。明暗をはっきり分けた。

この熱の入った大一番の1時間ほど前で、大ケガで序二段まで番組を下げている元大関,照の花が序二段優勝決定戦で、日本の高校の後輩で1月場所入門したばかりのモンゴルの後輩,狼雅に立ち上がりから一気に押されて負けた。ケガをしたとはいえ、元大関だ。相撲にケガはつきものと言え無常だ。

大関の座から転落した栃ノ心も数年前、小結まで昇進しながら、左ふと股に大けがして、4場所休場、幕下まで転落した。しかし、ケガに屈せず精進し、幕下,十両4場所続けて優勝して大関にまでなった。協会の規定によれば、関脇に落ちてもその場所、10勝以上すれば大関に復帰できる。過去にも何人か復帰した名大関がいる。